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【4歳児ってわがまま?】療育指導員も実践してる癇癪の3つの対処法

投稿日:2020年12月21日 更新日:

子供の癇癪で困っている方「癇癪が多くて困ってる。気に入らないとすぐに駄々をこねたり大泣きする。癇癪を減らせる方法があれば知りたい」

こういったお悩みにお答えします!

本記事の内容

  • 4歳児の反抗期の特徴


  • 癇癪の原因


  • 癇癪の対処法


  • 癇癪の対応での注意点


  • 親のイライラ対策

「欲しい物が買ってもらえないと大泣きする」

「納得するまで動かない」

お子さんの癇癪って本当に困りますよね・・。外出先では余計に気を遣って、更に疲れると思います・・。

この記事の執筆者の私は、療育指導を10年以上していて、これまで発達障害のお子さんと親御さんを支援してきました。その支援の中で、癇癪で困っている方が大勢いらっしゃいました。

そこで本記事では、「4歳児の発達/癇癪の原因/対処法/注意点/親のイライラ対策」を解説したいと思います(発達障害ではないお子さんにも活かせる内容になります)

ここでは、癇癪の根本解決(癇癪を減らすorなくす)の方法もお伝えします。

正しい接し方で、継続できれば、癇癪は減っていきます。誰にでもすぐに実践できる内容になっていますので、安心して読み進めてください!

4歳児の反抗期の特徴

4歳児は「自分と他人」の違いが理解できるようになります。反抗の理由は「他者の認識」ができるようになっている点にあります。

2〜3歳の反抗期(イヤイヤ期)は自、分のやりたいことを思うようにできない葛藤です。

4歳児は、自他の区別を理解し始める時期です。また、昨日と今日の違いなど、時制の理解もできるようになります。

「自分の今」が全てだったお子さんの世界に「他人」と「過去・未来」が入ってくるので、お子様にとしては、戸惑いも多いです。ここを前提に、4歳児の反抗期の3つの特徴を見ていきましょう。

  • 1:何でも「イヤ!」と拒否する


  • 2:思い通りにならないと大泣き


  • 3:暴言(暴力)

1つずつ解説していきます!

1:何でも「イヤ!」と拒否する

体の発達が追いつかなくて、やりたいことができない「自分に苛立つ2〜3歳」とは違い、4歳児の「イヤ!」は「相手が自分の意志が通してくれないから反抗する」のです。

「自分は〇〇がしたいのに、ママにダメって言われた」「自分は〇〇はしたくない」などなど・・。親御さんも「こんなにワガママで大丈夫かな・・」と心配にもなりますよね。

ただこれはお子様の成長の過程になります。「自分と他者」を認識し、他者が自分の思うようには動かないことを、学ぶ時期なのです。

【関連記事】

自閉症スペクトラムの子供の症状とは?【4つの特徴と7つの接し方】

2:思い通りにならないと大泣き

お店などで大声で泣いてその場を動かないのは4歳児が多いです。2〜3歳児がお店などで号泣するのは「眠い」「疲れた」「お腹すいた」「〇〇が触りたい」などです。

4歳児は「自分は〇〇を見に行きたいのに行ってくれない!」「この前は買うのを我慢したのに、今日も買ってくれない!」に始まって、次第に泣いている理由が自分でもわからなくなってきます。


2~3歳の頃の生理的欲求/単純な欲求に対して、号泣していた頃に比べて、4歳児は、自分の欲求の実現を相手がしてくれないことに、癇癪を起こします。

自分の欲求を満たすために、他者の存在が必須であることを理解しているけど、他者は自分の思い通りに動かないことは、まだ十分に理解することが難しいのです。

そこに理不尽さを感じ、癇癪を起こすのです。また自分の気持ちを言葉できれいに伝えられるほど、4歳児は成長しきっていません。言葉で伝えられない気持ちを、癇癪で表現しているのです。


3:暴言(暴力)

4歳児の反抗期と言えば、「バカ、ウンチ」など乱暴・下品な言葉を好んで使うことがあります。

特に今は動画なども気軽に見れるので、驚くような言葉を覚えて使っていることも、少なくありません。また特に男の子は、ヒーローものなどの影響で、叩く/蹴るなどの行為が出てくる場合もあります。

癇癪の原因

子どもの癇癪は1つの表現方法になります。言葉で伝えたり、気持ちをコントロールする力が未発達のため、癇癪が増えやすくなります。

癇癪が起こる原因は3つあります。1つずつ原因を見ていきましょう!

  • その①:ほしい/やりたい欲求


  • その②:やりたくない/拒絶


  • その③:注目を得たい

その①:ほしい/やりたい欲求

  • 一番多い原因
  • 欲しい物/したいことを得るための要求
  • 周囲の一貫した対応が必要
  • 要求を通すことで、癇癪が悪化しているケースが多い※

※ex.欲しいグミがもらえない→癇癪→グミをあげる

その②:やりたくない/拒絶

  • 苦手/興味ないことを回避する行動
  • 見通しがない為、できないことも多い
  • 無理強いすると一層、癇癪が強くなる

その③:注目を得たい

  • 周囲の人の注意を引くための行動
  • 周囲の人の反応を楽しむ
  • 適切な注目の引き方を知らない
  • 行動後に、周りの人の反応を確認する
    (注目を得られているか)

※ex.親が自分以外と会話中に、大声を出す/物を倒すなど

癇癪の対処法

癇癪などの困った行動には、原因へのアプローチが必要です。まず原因を絞り、対応していきます。

原因にアプローチできれば、癇癪自体が減り、癇癪を起こしたとしても、落ち着きやすくなります。ここでは、原因の絞り方を解説します!

まず行動が起きるときは、3つの要素に分けられます。「お菓子を食べる」という行動で見ていきましょう!

もう1つ例をみていきます。

このように行動とは「きっかけ→行動→結果」の3つの要素で繰り返されます。

具体例で、さらに理解を深めていきましょう。料理を作る母親の例になります。

料理を作った結果、家族が喜べば(母親のメリット)、「また作ろう!」と今度も料理すると思います(行動が増える)。

逆に家族の反応が悪ければ(母親のデメリット)、料理を作ろうとは思わないです(行動が減る)

  • 行動が増える:行動後→行動した人のメリットがある
  • 行動が減る:行動後→メリットがない(デメリットがある)

ここが理解できますと、癇癪の対応がかなり楽になります。

次は原因の種類/絞り方を見ていきます!同じ行動でも、原因によって対処法が分かれます

ここでは「癇癪を起こす」という行動を、原因別で解説していきます。

その①:ほしい/やりたい欲求

  • 癇癪による要求には応えない
  • 適切な要求のみ応える※
  • 要求に応えられない場合は、事前に要求がでない環境を作る
    ※ex.言葉、ジェスチャーなど

適切な要求とは、今の子どもができる表現方法になります。言葉で伝えたり、ジェスチャーなど、子どもの表現力に合わせて変えていきましょう。

癇癪以外で要求すれば、嬉しいことがある(要求が通る!)と理解し、経験を積んでいくことが、大切になります。

✍事前の環境づくりも大切

要求が出る環境を避けるのも1つです。要求に応えられない、大人が一人しかいなくて丁寧に対応できない場合などです。

例えば、お菓子を買って欲しがるお子さんの場合・・

  • 買い物のときに、お菓子コーナーの前は通らない

  • 事前にお菓子が買えないことを伝える

のイメージになります。事前に伝える場合は、お子さんが納得しているか確認しましょう。お子さんが理解/納得できていなければ、不満から癇癪に繋がる可能性が高まります。

その②:やりたくない/拒絶

  • 無理やりさせない
  • 子供が「やりたい」と思う促しをする
  • できたときに褒める

取り組むことがお子さんの喜び(メリット)になる工夫が必要になります。少しでも「やってみよう」と思ってもらうことが大切です。

例えば、着替えをしないお子さんでしたら、親とどっちが早く着替えられるか競争をする、などです。

もし親御さんが手を離せない場合は、ゆっくり30秒数えて、時間内で着替えられるかゲーム性を取り入れるなどです。

これなら親御さんも数を数えるだけなので、何かをしながらでもできます(私は毎朝しています・・!)。

大切なのは、「どうやらせるか」ではなく、「いかに、やりたい!と思ってもらえるか」です。お子さんの好きな要素を入れる工夫をしてみましょう!

その③:注目を得たい

  • 不適切な行動には無反応
    (注目を与えない)
  • 適切に注目が引けたときは応える
    (注目を与える)

癇癪では、誰も反応してくれない(注目得られない)けど、言葉で呼べたら(適切な注目引き)、ちゃんと聞いてくれた(注目得られた)という、経験をしてもらうことが大切です。

このように同じ癇癪でも、原因によって対処法は変わってきます。癇癪(行動)ではなく、原因にアプローチすることが、解決の一番の近道になります。

✍安全確保が最優先

もしお子さんの癇癪が、手を噛む、壁に頭突きなどの怪我の恐れがある場合は、安全確保が最優先です。

お子さんの頭や手にそっと手を添えるなど安全を確保し、落ち着くまで見守りましょう(声は掛けないなど注目を与えない対応は一貫します)。

癇癪の対応での注意点

よくあるNGな対応を3つ解説します。癇癪で悩まれている方ほど、これから説明するNGな対応をされていることが多いです・・!

  • 1:物を与えて解決


  • 2:怒る/無理やりさせる


  • 3:迷う/動揺する

1つずつ解説していきます!

1:物を与えて解決

「癇癪が起きる→要求に応える」は、必ず避けましょう。癇癪を起こす=物がもらえる、になると癇癪はさらに増えます。物を与えるのは、その場しのぎで、長期的に悪化していきます。

ただ、「要求に応えないと癇癪がもっとひどくなるんじゃ・・」と思われる方もいると思います。確かに要求に応えないと、一時的に癇癪が増える可能性が高いです。

お子さんからしたら「今までOKだったのに、何で今日はダメなんだよ!」と怒るでしょう。

実はここが、踏ん張りどころなのです・・!
お子さんが・・

  • 「癇癪しても何も変わらない」


  • 「○○(言葉で要求など)の方が、良いことある」

と思ってもらえる所までが、お子さんとの根比べです。癇癪の解決には、避けて通れないところになります!

✍困った行動には傾向がある

お子さんの困った行動には、傾向があります。癇癪に対して適切な対応(要求を通さない)をすると、癇癪が一時的に増えます。
図をご覧ください。

要求を通さないと、最初は癇癪が増え始めます。個人差がありますが、一定の期間お子さんが「癇癪を起こしても要求が通らなかった」経験を重ねると、

「癇癪を起こしても何も変わらない」ことを理解(グラフのピーク部分)し、そこから癇癪が減っていきます。つまりピークの上り坂が勝負です!

このピークの前に「癇癪がひどくなったから、まずい!」と物を与えちゃうと、

お子さんとしては「粘れば良いこと(メリット)がある」と誤った学習し、より癇癪が強まり、悪化します。

事前にこの傾向が分かっていれば、「このままでいいのかな?」という不安は少し減りますよね。困った行動には傾向を踏まえて、関わっていきましょう!

2:怒る/無理やりさせる

怒ることは解決にはなりません。お子さんが何をすればいいのか、理解できていないためです。また無理やりさせるのも同じです。

「自分なんてダメだ・・どうせ何やってもうまくいかない」「自分なんて大切にされてない」とネガティブな感情/ストレスが溜まり、良い方向にはいきません。


お子さんによっては、二次障害に繋がることもあるので、注意が必要になります。

【関連記事】

発達障害の子供と二次障害の関係とは【原因/種類/対応法/相談先を説明します】

3:迷う/動揺する

癇癪を起こすことで、親御さんが「いやぁ・・でもねぇ・・」と迷ったり、動揺したら、「きいてくれるかも・・!良いことあるかも・・!」とお子さんの期待が膨らみ、癇癪に繋がる可能性がなります。

「癇癪を起こす=何も変わらない」を知ってもらうために、冷静に接しましょう。

親のイライラ対策

癇癪って親もストレスが溜まりますよね・・。頭で分かっていても「しまった!怒っちゃった!」と後から反省する方も少なくないと思います。

育児で大切なのは、お子さんへの接し方だけではなく、親のストレスを溜めないことです。

親の状態が良くないと、お子さんに必ず影響が出ます。お子さんのためにも、まだされていない方は、ぜひ試してみてください!

  • その①:人に話を聞いてもらう


  • その②:子どもと離れる時間を作る

その①:人に話を聞いてもらう

家族でも友人でも、身近に「話を聞いてくれる人がいる」ことが大切です。解決できなくても、話を聞いてもらえるだけで、気持ちを軽くなることも多いです。

例えば、ツイッターですと、同じ境遇の方を見つけやすいので、同じ境遇の方を知るだけで気持ちが楽になる方には、オススメです。

その②:子どもと離れる時間を作る

子どもと離れる時間を作り、一呼吸おいたり、短い時間でもできる自分の趣味を作るなどです。

例えば、ご家族に預けて30分だけ外出をする、子どもの習い事中に本を読む、保育園の一時預かりを利用する、などがあります。

お子さんに罪悪感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、親が無理をしてイライラした状態で接するより、お子さんにとってもずっと良いと思います。

もし「近くに頼れる人なんていないよ!」という方は、お子さんにTVや動画を見てもらうのも1つです(安全を確保した上で)。

少し離れて、好きな音楽を聴く、コーヒーを一杯飲むなどして、心を落ち着かせるのもいいでしょう。何もやらないより、ずっと良いです・・!

「【4歳児ってわがまま?】療育指導員も実践してる癇癪の3つの対処法」のまとめ

記事のポイントをまとめます。

  • 【4歳児の反抗期の特徴】
    ・何でも「イヤ!」と拒否する
    ・思い通りにならないと大泣き
    ・暴言(暴力)


  • 【癇癪の原因】
    ・目的を通そうとしたい
    ・嫌なことから逃げたい
    ・注目を引きたい


  • 【癇癪の対処法】
    ・適切な表現で要求に応える
    ・できる/興味のあるものを促す
    ・適切に注目が引けたら、応える


  • 【癇癪のNGな対応】
    ・物を与えて解決
    ・怒る/無理やりさせる
    ・迷う/動揺する


  • 【親のイライラ対策】
    ・人に話を聞いてもらう
    ・子どもと離れる時間を作る

以上になります。

本記事がお役に立てれば幸いです!


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発達障害/グレーゾーン/場面緘黙/不登校のお子さんとご家族の支援を、日々行っております。◇療育指導員◇相談支援員◇発達支援10年◇ブログ【週2回更新】◇twitter【毎日発信】◇長男が療育通所中◇

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