

ADHDの子供のことで悩まれている方「子供が変わらない・・。もう諦めた方がいいのか、何をすべきなのか分からない。」
こういったお悩みにお答えします。
✓本記事の内容
- ADHDの子供へ関わるときの4つの視点
- ADHDの子供にすべき4つのこと
「何をしても子供が変わらない・・もう諦める方がいいのか・・」
「これから子供に何をしてあげるべきなのか分からない・・」
このようなお子さんの悩みを抱えている方も少なくないと思います。
この記事を執筆している私は、療育セラピストを10年以上しています。
これまで1,000名以上のADHD(注意欠陥多動性)、自閉症スペクトラム(ASD)、学習障害(LD)などの発達障害の子供とその親の支援をしてきました。
その経験をもとに、本記事では、ADHDの子供に向き合う上で大切な4つの視点をまとめています。
ADHD(注意欠陥多動性障害)に関わらず、自閉症スペクトラム(ASD)、学習障害(LD)などの子供にも、困りを抱えている全てのお子さんに共通する内容になります。
本記事が参考になれば幸いです!
ADHDの子供へ関わるときの4つの視点

ADHDの子供に関わる上で大切な視点が4つあります。
- その①:子供は一人一人違う
- その②:年齢相応の基準で比べない
- その③:得意、不得意の差が大きい
- その④:治す<付き合う
当たり前の内容になりますが、いざお子さんと接するとなると、この視点が持てない方が多くいらっしゃいます。
そしてこの視点が持てないことで、お子さんの成長機会を減らしてしまうことも多いです。
それでは、1つずつみていきましょう!
その①:子供は一人一人違う

当たり前すぎますが・・お子さんは一人一人違います。
得意、不得意、学び方、好き、嫌い、育ってきた環境、感覚など、お子様のいる分だけ様々です。
「その1人」という視点が大切になります。
【関連情報】
ADHDの子供の自尊心は大切!【自尊心を高める5つの接し方】
その②:「年齢相応」の基準で比べない

「○才だから○○できなきゃ」
「同じクラスの子は○○できている」
こういった枠組みにお子さんを当てはめるのは避けましょう。
お子さんは、1人1人違うので、年齢などで単純に一緒にすることは、お子さんの良さを潰してしまうことになります。
あくまで過去のお子さんと比べて
「前より○○ができるようになったね!」
「前より○○が早くなったね!」
などの声掛けができると、お子さんの自信に繋がります。
詳細は、こちらをご覧くださいませ。
【関連情報】
ADHDの子供の長所は6つ!【長所の伸ばし方~習い事まで解説します】
その③:「得意、不得意」の差が大きい

発達障害があるなし関わらずですが、どんな人にも得意、不得意なことはあります。
ADHDに関わらずですが、発達障害のお子さんは、この得意・不得意の差が人より大きいです。
そのため、日常生活に支障が出る困りが出ます。
根本的には、子供も大人も、発達障害があるorない人もみんな同じです。
そこを理解することが重要になります。
【関連情報】
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その④:治す<付き合う

発達障害は治すものではなく、付き合っていくものです。
ときどき「うちの子は病気ですか?どれくらいで治りますか?」と質問される方がいます。
障害特性は、生まれ持った気質に近いものです。
これは、活かし方次第でお子さんの良さになります。
私達もそうですが、どうしてもできない苦手なことは、なるべく避けたり、上手くいくよう工夫をしています。
例えば、人見知りの人は、なるべく初めて合う人と会うような場所にはいかない。
朝起きるのが苦手な方は、アラームを複数セットするなどです。
私たち大人は、自分で対処できる範囲が広いですが、お子さんはそこが限られています。
そこの対処とスキルや周囲の人の関わりで、サポートしていくことが最も大切です。
【関連情報】
ADHDの子供に必要な3つの支援【種類/費用など概要を説明します】
ADHDの子供にすべき4つのこと

4つの視点が把握できましたら、次は、実際の行動です。
ADHDのお子さんにすべきことは、4つあります。
- その①:療育
- その②:ペアレントトレーニング
- その③:相談窓口へ連絡
- その④:本/ネットで情報収集
個人的には、困りゴトが、かなり強い場合は、療育や相談窓口に繋がるのは良いと思います(早めに専門家に繋がれるため)。
今はそこまで困ってないけど、子供の発達が気になるという方は、ペアレントトレーニングor情報収集の方が良いでしょう。
もちろん、お子さんやご家庭によりますので、絶対はありません。
何がご自身に合っているのかは、こちらをご覧くださいませ。
それぞれの選択肢のメリット、デメリットなど詳細が確認できます!
【ADHDの子供にすべき4つのこと】
どうすればいい?【ADHDの子供に困ったとき、親がすべき4つのこと】
「諦めるべき?【ADHDの子供への向き合い方】大切な4つの視点」のまとめ

記事のポイントをまとめます。
- 【ADHDの子供への4つの視点】
・子供は一人一人違う
・「年齢相応」の基準で比べない
・「得意、不得意」の差が大きい
・治す<付き合う - 【ADHDの子供にすべき4つのこと】
・療育
・ペアレントトレーニング
・相談窓口へ連絡
・本/ネットで情報収集
以上になります。
本記事が、何かのキッカケになれば嬉しいです!
他の関連情報も載せておきます。
必要な方は、ご活用くださいませ!
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