

ADHD(傾向)の子供の長所の伸ばし方を知りたい方「子供の長所が見つけられない。子供の長所を伸ばしてあげたい。子供の長所を活かせる接し方や習い事も知りたい」
このようなお困り、ご要望にお答えします。
✓本記事の内容
- ADHDの子供の長所
- ADHDの子供の長所の伸ばし方
- ADHDの子供の長所を活かした習い事
「子供の悪いところにばかり目がいってしまう」
「長所を伸ばしてあげたいけど、何をしてあげればいいか分からない」と
子供の長所について悩まれている方もいるのではないでしょうか。
ADHDやそれに近い傾向がある子供ですと、他の子供と比べて、苦手なことが目立ちやすいでます。
そうなると注意や叱責が増え、長所どころではないですよね・・。
この記事の執筆者の私は、療育指導員を10年以上している2児の父親です。
これまで1,000名以上の発達障害の子供とその親の支援をしてきました。
今までの支援経験の中で、
長所の見つけ方、伸ばし方について、相談頂くことが多かったため、
療育の現場で、普段私がお伝えしていることを、本記事でまとめました。
ADHD(傾向)の子供の長所の見つけ方、活かし方/伸ばし方を知りたい方向けの内容になります!
本記事が、参考になれば幸いです。
ADHDの子供の長所

まずADHDの特徴は、3つあります。
「多動性」「衝動性」「不注意性」です。
ここの特徴を知らない方、子供がどのタイプに当てはまるか把握されたい方は、下の記事をご覧ください。
【ADHDの特徴】
【療育セラピストが解説】ADHDの子供の3つの症状と7つの対応法
【ADHDのチェックリスト】
子どものADHDチェックリスト【多動/衝動/不注意の3タイプ別】
ADHDの特徴・子供がどの特徴か、把握できましたら、長所をみていきましょう。
ここでは特徴ごとに、長所を見ていきます。
多動性

- 多弁
→積極的なコミュニケーションがとれる - 常に動いている
→体力がある(エネルギッシュ)
衝動性

- 衝動的に話す/動く
→瞬発力がある、フットワーク軽い - 順序立ててやることが苦手
→自分で考えて動ける
不注意性

- 注意が散りやすい
→切り替えが早い/多くのことに取り組める - 色んなものに注意がいく
→好奇心がつよい
ADHDの子供の長所の伸ばし方

ADHDの子供の長所の伸ばし方については、それぞれの特徴が微妙に重なるところがありますので、1つにまとめて説明していきます。
- その①:色んなことにチャレンジする
- その②:好きなことに没頭する
その①:色んなことにチャレンジする

持ち前の体力、フットワークの軽さを活かして、多くの経験ができる場を作っていきましょう。
ADHDの多動/衝動性の子供は、とにかくエネルギーにあふれています。
普通の子供が疲れてしまうことも、平気でこなしてしまいます(親も体力必要ですが・・)。
つまりそれだけ、
物事に取り組める時間(体力)がある
ということです。
楽しんだり、学んだりする経験をひたする積みましょう!
ちなみに、よく経営者にADHDが多いという話がありますが、これは本当です。
もちろん、その方が優秀ということもあると思いますが、
圧倒的な体力から、普通の人の2~3倍の作業量をこなせしまうことも、理由の1つです。
体力は大きな武器です。車でいうガソリンと同じですから。
その②:好きなことに没頭する

子供が「これだ!」という心から楽しめるものが見つかったら、没頭できる環境を作っていきましょう。
本記事では、入れませんでしたが、ADHDの子供の中には、「好きなものに、尋常じゃない集中力で取り組む」という特徴がある場合があります。
専門的にいうと「過集中」と言われるものです。
深く、長く集中できるこの集中力は、「人の話を聞かない、切り替えが難しい」など、困りに繋がりやすいのですが、活かすことも可能です。
子供の好きなものが見つかったら、飽きるまで楽しんでもらいましょう。
自信をつけられる特技・将来のやりたいことに繋がることも少なくありません。
将来の方向性などが決まっていれば、受けられる支援を選ぶなども、早めに動くことも可能になります。
【関連記事】
ADHDの子供に必要な3つの支援【種類/費用など概要を説明します】
ADHDの子供の長所を活かした習い事

本記事で説明した、特徴や長所を活かして、習い事で子供の長所を伸ばすことも大切です。
子供の長所を伸ばせる習い事を探すには、選び方が大切になります。
子供が「楽しめる・成功体験を積める・学べる」の3つが、習い事において重要です。
子供に合った習い事を探されたい方は、
ADHDの子供に合う習い事とは【選び方~通い方まで徹底解説】※注意欠陥障害も含まれてます
を参考にご覧ください。
参考程度に:ADHDを活かした職業

たまに、相談されることがあるので、興味のある方は、ご覧ください。
数年後には、職業自体の選択肢も変わっていると思いますが、どういう職種が活かせるかという意味では、参考になると思います。
当たり前ですが、本人が好きということが前提の条件になります。
- マスコミ関係者
- カメラマン
- 芸能人
- 技師
共通点は、色んな人/場所に関われ、変化が多い点です。
逆に不向きとされる職業は、
医療関係、運転手、、システムエンジニア、管理職、事務職などになります。
(※あくまで一般論です)
命を扱う・ミスが許されない・変化が少ない職種になります。
子供自身の興味・様子に合わせて参考にしてみましょう!
ADHDの子供の長所は6つ!【長所の伸ばし方~習い事まで解説します】のまとめ

記事のポイントをまとめます。
- ADHDの子供の長所
【①積極的なコミュニケーションがとれる ②体力がある ③フットワークが軽い ④周りに流されない ⑤切り替えが早い ⑥好奇心がつよい】 - ADHDの子供の長所の伸ばし方
【①色んな経験を積む ②好きなことに没頭できる環境を作る】 - ADHDの子供の長所を活かした習い事
【子供が ①楽しめる ②成功体験を積める ③学べる】
以上になります。
本記事がお役に立てれば嬉しいです。
【ADHDの子供の理解を本で深めたい方へ】
【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】
【サッカーに興味があるADHDの子供の親御さんへ】
[…] ADHDの子供の長所は6つ!【長所の伸ばし方~習い事まで解説します】 […]
[…] ADHDの子供の長所は6つ!【長所の伸ばし方~習い事まで解説します】 […]