ADHD

【ADHDの子供】ソーシャルスキルトレーニングとは【内容/費用/場所など概要を説明します】

投稿日:2020年8月24日 更新日:

ソーシャルスキルトレーニングについて知りたい方へ「ADHDや発達障害の子供にソーシャルスキルトレーニングが良いって聞いたけど、どんな内容なの?費用や受けられる場所、どんな子供に必要か知りたい。」

こういった疑問にお答えします。

✓本記事の内容

  • ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは


  • ソーシャルスキルトレーニングの概要
    (内容/費用/場所/対象の子供)


  • ソーシャルスキルトレーニングの関連情報

「ソーシャルスキルトレーニングって具体的にどんな事するの?本当に効果あるの?」

「どんな子供にソーシャルスキルトレーニングって必要なの?目安を知りたい」

そんな疑問を抱えた方のために、本記事では、ソーシャルスキルトレーニングに関する情報をまとめました。

この記事を執筆している私は、療育指導員を10年以上している2児の父親です。

長男は言語発達遅滞/協調性運動障害を診断を受け、支援を受けています。

私自身の療育指導員/療育を受ける父親の経験が、少しでもみなさんの役に立てば幸いです。

ADHDの詳しい説明は、

【療育セラピストが解説】ADHDの子供の3つの特徴と7つの対応法

をご覧ください。

ソーシャルスキルトレーニングとは(SST)

ソーシャルスキルトレーニングとは、コミュニケーション方法を学ぶ訓練です。

よくSSTと言われるものです。

では具体的にどんなスキル(目的)を身につけるために、どんなことをするのでしょうか?

実際に療育の現場で実施されているソーシャルスキルトレーニングを紹介したいと思います。

学べるスキル

細かくいうと、きりがなくなってしまうので・・・ここでは、2才以上の子供が受けられる代表的な内容だけにします。

  • 1:人の表情/身振り/から気持ちを理解する
  • 2:人や場面に合わせて、適切な言動をとる
  • 3:人の話を最後まで聞く
  • 4:相槌や返事/話に合った質問をする
  • 5:説明スキル(5W1H)
  • 6:相手の意見を尊重する/断る
  • 7:相手の気持ちに配慮した伝え方
  • 8:物事をポジティブに捉える(※)
  • 9:アイコンタクトをとる
  • 10:発語の促し
  • 11:物の貸し借り
  • 12:イライラしたときの気持ちの折り合いの付け方
  • 13:ストレス発散の方法
  • 14:自分の気持ちを言葉で伝える
  • 14:ヘルプ要求
    (困ったときに助けを求める)

1つだけ、具体例で説明します。

もしかしたらイメージが湧きづらい方もいらっしゃるかもしれないので・・・

「物事をポジティブに捉える」とは、完璧主義でこだわりが強かったり、

失敗に対して敏感で癇癪になったり、すぐに怒ってしまう子供に必要なスキルです。

例えば、テストで60点をとったときに、

「テストで60点しかとれなかった・・全然ダメじゃん・・」

ではなく、


「60点分の問題は完璧!残りの40点は、もう1回勉強して分かればいっか!」

のように、同じ出来事でも、次の行動に繋がるように、ポジティブに捉えることです。

同じ出来事でしたら、ポジティブに捉えて、次に繋がる行動ができたほうが良いですよね。

ちなみに専門的な言葉でいうと、「リフレーミング」といわれるものです。

興味のある方は、調べてみてください。

ソーシャルスキルトレーニングの概要内容/費用/場所/対象の子供)

ここでは、ソーシャルスキルトレーニングの内容・費用・場所・対象の子供について、1つずつ説明していきます。

内容

内容は子供の特性に合わせるので、多種多様です。

例えば、イライラしたときの気持ちの折り合いの付け方を目的としたソーシャルスキルトレーニングでは、

ゲームを通して、負ける場面をあえて作り、そのときに「次もあるし、まぁいっか!」と発言してもらったりして、気持ちを切り替えて次のゲームに参加する機会を作ります。

事前にルールとして、「負けたときにイライラしたら、まぁいっか!って言ってみよう!」と確認をしておきます。

このように、活動を通して楽しみながら学べるものになります。

ちなみに個別も集団指導(2~10名程度)もあり、子供によって変わっていきます。

離席や癇癪など、集団活用に支障が出る行動がある子は、最初は個別指導が良いでしょう。

費用

区の療育機関か民間なのかで、費用は大きく変わります。

ざっくりの料金はこちらになります。

  • 区の療育:0~3,7万弱
    (世帯収入により変動あり)
  • 民間の塾:1~10万以上
    (訪問支援含め)

詳細は、こちらをご覧ください。

ADHDの子供の療育とは【種類・費用・通所受給者証のメリット/デメリットを解説】

場所

場所は大きく3つになります。

  • 1:区の療育
    (児童発達支援or放課後デイ)


  • 2:教育機関
    (特別支援学校など)


  • 3:民間の塾

関連情報

ADHDの子供に必要な3つの支援【種類/費用など概要を説明します】

自閉症スペクトラムの子供に必要な教育の情報まとめ【4つの情報で説明します!】

2つ目の記事は、自閉症スペクトラムとありますが、他の発達障害/診断名はなくても、近い傾向がある子供にも役に立つ内容になっています。

時間

時間は、1回の指導が1~4時間程度です。

場所や個別or集団によって変わります。

詳細は、こちらをご覧ください。

ADHDの子供の療育とは【種類・費用・通所受給者証のメリット/デメリットを解説】

対象の子供

必要な子供の特徴をまとめました。

目安程度にご覧ください!

  • 1:人が嫌がってるのに気付かない
  • 2:人が嫌がってることを、繰り返す
  • 3:人の話を聞かない
  • 4:人の話を遮る、一方的に話す
  • 5:説明できない、伝わらない
  • 6:人の意見を受け入れない/断れない
  • 7:人を傷つける発言が多い
  • 8:物事を否定的に捉える
  • 9:目が合わない
  • 10:言葉が遅れている
  • 11:物の貸し借りができない
  • 12:イライラすると癇癪/暴言が出る
  • 13:気持ちを言葉で伝えらえない
  • 14:困った時に助けを求められない

1つでも該当して、実際に子供や家族、周囲の人が困っている場合は、ソーシャルスキルトレーニングを検討されても良いでしょう。

ソーシャルスキルトレーニングの関連情報

ここでは、ソーシャルスキルトレーニングに関連する情報を紹介していきます。

ソーシャルスキルトレーニングの情報は、世の中にはまだまだ少なく、具体的な情報が足りていません。

興味のある方は、ご覧くださいませ。


関連情報

ADHDの子供の長所は6つ!【長所の伸ばし方~習い事まで解説します】


ADHDの子供に必要な3つの支援【種類/費用など概要を説明します】


【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】

【ADHDの子供】ソーシャルスキルトレーニングとは【内容/費用/場所など概要を説明します】のまとめ

記事のポイントをまとめます。

  • ソーシャルスキルトレーニングとは(SST)
    【コミュニケーションを学ぶ訓練】



  • ソーシャルスキルトレーニングの概要
    【①内容:子供により多種多様 ②費用:0~10万円以上 ③区の療育、教育機関、民間の塾 ④対象の子供:リスト1箇所以上該当し、生活で困っている場合】

以上になります。

お子さんに合った必要な支援が見つければ幸いです!

-ADHD

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