

ADHDの子供で悩まれている方「子供の困った行動に悩んでいる。どう接したらいいか、何をしてあげるべきか分からない。」
こういったお悩みにお答えします。
✓本記事の内容
- ADHDの子供にすべき4つのこと
- それぞれのメリット/デメリット
- ADHDの子供にとって大切なこと
「子供が言うことを聞かなくて困ってる・・どうすればいいか分からない」
「親として、これから子供に何をしてあげた方がいいのか知りたい」
今、お子さんの悩みを抱えている方が増えています。
この記事を執筆している私は、療育セラピストを10年以上しています。
これまで1,000名以上の発達障害の子供の支援をしてきました。
本記事では、ADHDの子供にすべき、4つのことに分けてまとめています。それぞれのメリット/デメリットも説明していますので、ご家庭に合った方法を選んで頂けると幸いです。
育児に答えはありません。必要な情報を正しく理解した上で、選択することが大切になります。
ADHD(注意欠陥多動性障害)に関わらず、自閉症スペクトラム(ASD)、学習障害(LD)などの子供にも、そのまま活かせる内容になります。
本記事が参考になれば幸いです!
ADHDの子供にすべき4つのこと

ADHDの子供にすべきことは、4つあります。
- その①:療育
- その②:ペアレントトレーニング
- その③:相談窓口へ連絡
- その④:本/ネットで独学
個人的には、困りゴトが、かなり強い場合は、療育や相談窓口に繋がるのは良いと思います(早めに専門家に繋がれるため)。
今はそこまで困ってないけど、子供の発達が気になるという方は、ペアレントトレーニングor独学の方が良いでしょう。
もちろん、お子さんやご家庭によりますので、絶対はありません。
それでは、1つずつみていきましょう。
その①:療育

療育とは、専門の指導員が子供に直接指導をするものです。
目的によって、個別や集団と形態が異なり、施設に通所するもの~自宅で実施する訪問まであります。
詳細は、こちらをご覧くださいませ。
【療育について】
ADHDの子供の療育とは【種類・費用・通所受給者証のメリット/デメリットを解説】
その②:ペアレントトレーニング

ペアレントトレーニングは、親を対象とした療育です。
子供への接し方などを専門員から講座のような形で受講するものです。
こちらも目的によって、人数、期間、回数など違いがあります。
詳細は、こちらをご覧くださいませ。
【ペアレントトレーニングについて】
【ADHDの子供の親向け】ペアレントトレーニングとは【種類/費用/内容など概要を説明します】
その③:相談窓口へ連絡

子育てに関することを、無料で相談ができる窓口になります。
子育てに関することは、概ね相談できますので、利用される方も非常に多いです。
詳細はこちらをご覧くださいませ。
自閉症スペクトラムと記載ありますが、他の発達障害の子にも共通する内容になりますので、安心してご確認くださいませ。
【相談窓口について】
自閉症スペクトラムの子供の相談先とは【種類/方法/注意点を解説】
その④:本/ネットで独学

学習意欲が高く、時間に余裕がある方は、独学をされます。
私のほうで厳選した5冊を紹介します。もし読まれていない方は、どうぞご覧ください!
【ADHDの本】
【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】
それぞれのメリット/デメリット

それぞれのメリット/デメリットを見ていきましょう。
その①:療育

メリット
- 子供自身のスキルアップができる
- 子供の自己肯定感が上がる
- 習い事の延長線の感覚で通える
デメリット
- 料金が低額~高額なものまで様々
- お住まいにより、遠方まで通わないといけない
- 種類が多く、選びづらい
- 効果が出るのは、個人差が大きい
その②:ペアレントトレーニング

メリット
- 費用の負担が軽め
- 気軽に受けられる
(親だけの単発の受講のため)
デメリット
- 実施場所が少ない
- 場所によって、時間がかかる
(ex.半年以上の期間、10回以上受講) - 基礎的な内容が多い
(勉強熱心な方には物足りない)
その③:相談窓口へ連絡

メリット
- 無料で、電話相談できる
- 子育て全般の幅広い相談内容ができる
デメリット
- かなり混み合っている
(数ヶ月待ちも珍しくない) - 時間がかかる
(予約の期間が1ヶ月以上空く)
その④:本/ネットで独学

メリット
- 気軽にどこでもできる
- 空き時間でできる
- ほとんど料金がかからない
(ネットは無料、本は1冊1,500円弱)
デメリット
- 知識の使い方がむずかしい
- 子に合わせた柔軟な工夫の必要がある
- 実践の仕方を誤ると、効果がでない
(もしくは、悪化する)
ADHDの子供にとって大切なこと

悩んだときは、必ず現状(情報)の整理をしましょう。
「誰が、いつ、どこで、誰に、どのように、何に困っているのか」書き出してみましょう。
療育セラピストや療育指導員も、最初は必ず「現状把握」から始めます。
私達も、道に迷った時は、まず現在位置を確認しますよね。
自分がどこにいるのか分からなければ、これからどこに向かうべきか、何が必要になるのかは、誰にも分かりません。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、これができている方は、ほとんどいません。
「できる気がしない・・」という方、大丈夫です!
自信がない方は、相談窓口で一緒に情報の整理をしてもらいましょう。
こういうときは、遠慮なく他者の力を借りましょう(^^)
どうすればいい?【ADHDの子供に困ったとき、親がすべき4つのこと】のまとめ

記事のポイントをまとめます。
- 【ADHDの子供にすべき4つのこと】
・療育
・ペアレントトレーニング
・相談窓口へ連絡
・本/ネットで独学 - 【メリット】
・子供や親のスキルアップができる
・親の柔軟性/学習意欲が必要
・単発で利用もできる - 【デメリット】
・高額なものもある
・低額だと混み合っている
・目的により、合う所を探す必要がある - 【ADHDの子供にとって大切なこと】
・情報(現状)の整理をする
以上になります。
他の関連情報も載せておきます。
必要な方は、ご活用くださいませ!
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