

タブレット学習について知りたい方「ADHDの子におすすめなタブレット学習が知りたい。選ぶ基準・注意点も教えてほしい」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅ADHDの子に
「おすすめなタブレット学習」
✅ADHDの子のタブレット学習
「困りやすいポイント・対策」
「子どもが授業の内容が理解できてない…」
「家で何回教えても定着しない..」
ADHDのお子さん・親御さんの学習に関するお悩みは、とても多いです。
私は、療育支援員を10年以上しており、ADHDを含む多くの発達障害のお子さん・親御さんの支援をしてきました。
特別支援教育や合理的配慮は、広がりを見せていますが、まだまだ、ADHDを含めた発達障害の子へのサポート・環境づくりは足りていないのが現状です。
そこで今回は、学習で悩まれてる子の手助けになる「ADHDの子におすすめなタブレット学習」について、解説していきたいと思います。
ADHDといっても、お子さんによって特性は様々になります。その子の特性を考慮した上で、どんな学び方が合うのか、という視点が大切になってきます。
ここでは、各タブレットの特徴・ADHDの特性を考慮した選ぶポイントを紹介します。
私の支援経験と実際に利用されたお子さん・親御さんの共通点/感想から分かったことを、まとめています。
「うちの子には、当てはまるor当てはまらない」という視点で、お読みいただいた上で、
“お子さんが学びやすい方法” を探す材料として、活用いただければ幸いです。
ADHDの子に「おすすめなタブレット学習」

ADHDといっても、お子さんによって様々になります。
ここでは、ADHDの子が学ぶ上で選択肢に入る「おすすめなタブレット学習」を、4つ紹介します。
学校の授業に遅れることが常態化している場合は、すらら をお勧めします。
1つずつ見ていきましょう。
✅すらら
運営会社 | 株式会社 すららネット |
対象年齢 | 小学1年〜高校3年 |
学習できる教科 | 国語・算数・英語・理科・社会 |
料金 | 月額8,228円~ |
専門性(見やすさ・分かりやすさ・使いやすさ) | 🌟🌟🌟🌟🌟(5.0) |
楽しめる要素 | 🌟🌟🌟🌟🌟(5.0) |
無学年式 | 🌟🌟🌟🌟🌟(5.0) |
おすすめな方 | 発達障害の子・丁寧に学習を進めたい |
発達障害の子向けに作られたタブレット教材であり、専門性・興味/関心を引く工夫が共に、高い水準で満たされています。
・学習課題の自動抽出「つまづき診断」
・個々に合わせた難易度の自動調整
・多様な学び方(アニメーション・音声)
・興味を引く工夫(対話型・ゲーム性)
・現役塾講師のサポート
・発達障害/不登校の子へのサポート
(LINE)
教材だけではなく、教材を活用した “成果を出すまでのサポート体制” も充実しています。
発達障害の子の学習は、どこにつまづきがあるのか、専門的な知識・経験がないと、見つけることが難しい場合が多いです。
今の学習の進め方が本人に合っているのか、今後の方向性など迷ったときなど、
すぐに専門家に相談できるのは、親御さんとしても、とても安心です。
詳しく知りたい方は、【すらら】公式サイト をご覧ください。
私が実際に使った上で、詳しく解説してる記事もありますので、合わせてご覧ください。
メリット、デメリット、お子さまに合うor合わないタイプなど、具体的にまとめています。
【合わせて読みたい記事】
【療育支援員が解説】すららは発達障害の子に良い?オススメな子の特徴・理由・注意点
✅チャレンジタッチ
運営会社 | ベネッセコーポレーション |
対象年齢 | 年長〜小学6年生 |
学習できる教科 | 【年長・小1〜2】国語・算数・英語 【小3〜小6】国語・算数・理科・社会・英語 |
料金 | 月額2,980円~ ※入会金0円 ※6ヶ月以上受講:タブレット費用無料 |
専門性(見やすさ・分かりやすさ・使いやすさ) | 🌟🌟🌟🌟(4.0) |
楽しめる要素 | 🌟🌟🌟🌟🌟(5.0) |
無学年式 | 🌟(1.0) |
おすすめな方 | グレーゾーン・授業の予習/復習をしたい |
チャレンジタッチは、小学生のお子さんに最も利用されてるタブレット教材になります。
多くの子に利用されている実績・安心感がありますが、発達障害の子向けに作られているものではありません。
お子さんが「授業の予習・復習でサポート的に使いたい」という子には、選択肢の1つとして良いかと思います。
ちなみに資料請求では、資料と合わせて、“お子さんの学年の体験版(見本)” も届きます。
具体的な教材が手に取れるので、お子さんに合うのか、確認されやすいと思います。
【合わせて読みたい記事】
【療育指導員が解説】チャレンジタッチは発達障害の子に良い?効果が出やすい子の特徴・注意点
✅スマイルゼミ
運営会社 | 株式会社ジャストシステム |
対象年齢 | 年中〜中学3年 |
学習できる教科 | 国語・算数・理科・社会・英語+4科目 |
料金 | 月額2,980円〜 ※入会金0円 ※入会時:タブレット費用10,978円 |
専門性(見やすさ・分かりやすさ・使いやすさ) | 🌟🌟🌟🌟(4.0) |
楽しめる要素 | 🌟🌟(2.0) |
無学年式(2022年4月~) | 🌟🌟🌟🌟🌟(5.0) |
おすすめな方 | グレーゾーン・学習意欲のある子 |
スマイルゼミの特徴は、大きく5つあります。
・”書いて学ぶ” に特化したタブレット学習
・教科書準拠(在籍校に合わせられる)
・保護者が遠隔管理できる「見守り機能」
・豊富なアニメーション教材/映像授業
・課題の自動抽出「つまづき探知」
学習にある程度意欲があり、反復練習ができる子向けになります。
学習の拒否感があったり、ADHDの特性(多動性や不注意性)が顕著にある場合は、向かないことが多いです。
デザイン・機能もシンプルなため、
「楽しむ学習」というよりは「勉強を淡々とする」イメージに近いです。
詳しく知りたい方は、【スマイルゼミ】公式サイト をご覧ください。
また、こちらの記事に、特徴やメリット、デメリットなど要点をまとめています。
【合わせて読みたい記事】
【療育支援員が解説】スマイルゼミは発達障害の子に合う?効果が出る子の特徴・理由・注意点
✅ワンダーボックス
運営会社 | WonderLab |
対象年齢 | 4歳~10歳 |
学習できる教科 | 国語・算数・英語・理科・社会 |
料金 | 月額3,700円 |
専門性(見やすさ・分かりやすさ・使いやすさ) | 🌟🌟(2.0) |
楽しめる要素 | 🌟🌟🌟🌟🌟(5.0) |
無学年式 | 🌟🌟(2.0) |
おすすめな方 | 興味を広げたい・新しい教育で学んでほしい |
ワンダーボックスの特徴は、他社とはガラッと変わります。
・STEAM教育で学ぶ
・思考力/創造力を伸ばす
・基礎科目の学習はない
・通信教育
(アプリ/教材/ワーク)
「学力をつける」というより、思考力・創造力などを養いたい方向けになります。
発達障害の子は、興味・関心が他の子より、ハッキリしていることが多いです。
学力より、 “好きなこと・得意なこと” の分野を見つけて伸ばしてあげたいという方には、向いていると思います。
詳しく知りたい方は、【ワンダーボックス】 公式サイト をご覧ください。
ADHDの子のタブレット学習「困りやすいポイント・対策」

ADHDの子のタブレット学習「困りやすいポイント・対策」は、5つあります。
ADHDの子が学習する上で、特に支障になりやすい5点・対策(タブレットの特徴)をまとめています。
先ほど紹介した すらら が機能として5つの対策が盛り込まれているため、すららの特徴を通して解説します。
お子さんが該当しそうなところをご覧ください。
①:じっとするのが苦手
(多動性が高い)
②:注意が散りやすい
(転動性が高い)
③:情報量が多いと、
どこを見ていいか分からない
(注意の選択性)
④:集中が続かない
(注意の持続性)
⑤:単調だと飽きやすい
1つずつ、一緒に見ていきましょう。
①:じっとするのが苦手(多動性が高い)

椅子に座る、繰り返し問題を解くのが苦手(動きたくなる)な場合になります。
何か理由をつけて席を離れたり、落ち着かずフラフラしたりと、集中して取り組む時間が限られている子です。
多動性の高い子は、「明確なゴールを事前に伝える」が大事になります。
何をどこまで頑張ればいいのか?が分かっているだけで、最後まで取り組める可能性は上がります。
✍対策
すらら では、単元ごとに “取り組む課題” が明確に提示されます。
画面にやるべき課題しか表示されたいため、どこまで頑張ればいいのかが事前にわかり、見通しが立つため、離席に繋がりづらくなります。
②注意が散りやすい(転動性が高い)

注意が散りやすく、違う箇所が気になって問題を解くのに、時間がかかる場合になります。
この特徴がある子に必要なのは、今見るべき情報を分かりやすく表示することです。
✍対策
すらら は、見るべき課題や解説など、色・アニメーション・音声で分かりやすく教えてくれてます。
今どこを見なければいけないのか、視覚的、聴覚的に働きかけてくれます。
③情報量が多いと、どこを見ていいか分からない(選択性)

先ほどの「②注意が散りやすい」に少し似ていますが、意味合いが違うので、対策も変わってきます。
一度に入る情報量が多いと、どこを見ていいのか分からなくなってしまう場合になります。
情報量が多いことで、時間がかかり疲れやすくなります。
この特徴がある子は、情報量を最小限にすることが必要になります。
✍対策
すらら のタブレットの画面上には、課題・結果・解説など、学習する上で必要な情報だけが表示されています。
関係ない箇所に注意が向くことがそもそも起こり得ない為、注意が散りやすい子にも取り組みやすい仕様になってます。
④集中が続かない(持続性)

“1つの学習や作業に集中できる時間” が短い場合になります。
この場合は、課題を短く区切ることが大切になります。休憩を細かく入れるイメージに近いです。
✍対策
単元ごとに取り組む課題の流れが決まっています。「レクチャー⇨練習問題⇨テスト⇨解説」の流れになりますので、1つの課題の終わりが短い時間で終えられます。
私が実際に すらら を使った所感としては、1つの課題が10~20分で終わる子が多い印象がありました(お子さんにもよりますが)。
⑤単調だと飽きやすい

同じパターンが続くと、飽きやすい場合になります。
“反復練習嫌がる特徴” とも言えます。この特徴がある子は、課題に変化をつける必要があります。
✍対策
すらら では、キャラクターが問いかけをしてくれたり、アニメーションで動きがあったり、単調になりづらい工夫が何重にもされています。
キャラクター同士の会話、アニメーションの動き、効果音があったり、常に変化があります。
また課題毎に変わりますので「同じ課題(勉強)」というイメージは付きづらくなっています。
ちなみにキャラクターの声は、声優さんが担当されていますので、引き込まれやく、聞きやすい口調で解説してくれます。
飽きやすい子にも、新鮮味を感じやすい(飽きにくい)工夫が盛りだくさんです。
✍学びやすさに合わせた “タブレット学習の活用法”
ADHDといっても「得意・学びやすさ」は、下の項目のように様々になります。
お子さんがどこに該当されるか、参考程度にご覧ください。
✅目で見て覚えるが得意 ※視覚優位
・図解/イラストを使う
・覚えたこと⇨自分で図を書いて整理
・解き方⇨目の前で実際に見てもらう
✅耳で聞いて覚えるが得意 ※聴覚優位
・音声を活用
・歌/語呂合わせで覚える
・視覚的な情報は最小限にする
(聴覚情報に意識を向けやすくする為)
✅読みが苦手
・音声入力を活用
・タイピングで覚える
・文字の拡大コピー
・文節ごとに斜線を入れる
・”読む行” 以外⇨紙や定規で隠す
✅書きが苦手
・漢字は意味に結びつけ覚える
・板書⇨タブレットで撮影
・タイピングで覚える
・音声入力を活用
✅計算が苦手
・ブロックなど具体物を使って計算
・アプリを活用し計算を楽しむ
・マス目のあるノートを使う
(絵の計算がしやすくなる)
お子さんの “学びやすい特徴が多い” タブレット学習を選びましょう。
✍遡って学習ができる(無学年式)
ADHDの子は、特性上の “学習の拒否感・学びづらさ” から、学習が遅れていることが多いです。
いざ学習をしようとすると、前の単元、場合によっては前の学年に遡って、学習する必要もあります。
そんな時に無学年式(前の学年まで遡って学習できる)が、大切になってきます。
お子さんの学習の遅れの程度によりますが、前の学年の学習が必要な場合は、必須になります。
⚠「視覚過敏の子」に合わない場合がある
光や映像など、視覚からの刺激を強く受けやすい(大きな負荷がかかる)子には、タブレット学習が合わない場合があります。
勉強してる時は大丈夫でも、終わった後に体調に反動が出る場合は、注意が必要になります。
学習時間を調整したり、休憩をこまめに入れるなどで、体調に影響が出ない範囲で取り組める子は心配いりません。
どうしても体調に強く影響が出る場合は、市販教材や家庭教師など、違う学習方法が必要になると思います。
「【2023年】ADHDの子に合うタブレット学習とは?子どものタイプ別に選び方を解説」のまとめ

記事のポイントをまとめます。
以上になります。
お子さんに合った「学び方」が見つかるキッカケになれば、幸いです。
※この記事には一部PRが含まれています。
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