

自閉症スペクトラムの子の親御さん「子供に必要な教育や支援って何があるの?どういう基準で選べばいい?それぞれの選択肢のメリット、デメリットも知りたい」
こういった疑問、お悩みにお答えします。
✓本記事の内容
- 自閉症スペクトラムの子供に必要な4つの教育
- 自閉症スペクトラムの子供の支援を知ろう!リンク集
「うちの子に必要な教育ってなんだろう・・」
「そもそもどんな選択肢があるんだろう・・」
自閉症スペクトラムや発達障害のお子さんの親御さんでしたら、一度は悩まれたことがあるのではないでしょうか?
この記事を執筆している私は、療育セラピストを10年以上しています。
本記事では、自閉症スペクトラムやその他の発達障害のお子さんの教育の選択肢/特徴/メリット・デメリットをまとめています。
1,000名以上の発達障害のお子さんとそのご家族支援してきた経験を元に、実例ベースで紹介していきたいと思います。
参考になれば幸いです!
自閉症スペクトラムの子供に必要な4つの教育

自閉症スペクトラムの子供に必要な教育(選択肢)は4つあります。
- 1:療育
- 2:特別支援教育
- 3:合理的配慮
- 4:手帳
1:療育

療育(治療教育)とは、お子さんのスキルを伸ばし、生活のしやすさを作るためのものです。
お子さんの特性に配慮した指導をすることで、お子さんが今困っている状況を解決(もしくは緩和)するために必要なスキルを身に着けられます。
詳細はこちらをご覧ください!
【徹底解説】療育って何?自閉症スペクトラムの子供が受けられる支援とは
※ADHDと記載ありますが、発達障害/発達の遅れがある子供にも共通した内容になりますので、安心してお読みください。
2:特別支援教育

就学するにあたって、4つの選択肢(学級)があります。
1つずつみていきましょう。
2-1:通常学級(普通学級)
一般的な学級のことです。1クラス40名以下で構成されています。
学校によっては、配慮が必要な子どもには、補助の先生がつく場合があります。
2-2:通級指導教室(通級)
通常学級でメインで、週1~2回程度、通級指導教室に通って、個別で授業を受けることができます(取り出し学習)。
席は通常学級にある状態です。
子供の苦手な科目などに絞って、課題に合った授業を受けることができます。
学校によっては、学校内に設置されている場合(自校通級)と、近隣の学校に設置されている場合(他校通級)があります。
2-3:特別支援学級(支援級)
通常学級の授業についていくことが難しい子供が対象になります。
原則8名以下のクラスで、子供一人一人に合った課題を受けることができます。
※設置している小学校の割合は76.6%、中学校は73.7%になります。
参考:小中学校の支援学級の割合(文部科学省 特別支援教育資料(平成27年度)【第1部 集計編】)
2-4:特別支援学校
知的/視覚/聴覚障害・肢体不自由・病弱のある子供が通う学校です。
通常学級と同様の教科を、子供の特性に合わせた支援で提供されます。
また子どもの自立に向けた授業もあります。
学校数が少ないため、近隣にない場合は遠方への通学になります。
3:合理的配慮

合理的配慮とは、子供の特性に合わせて配慮される個別の調整になります。
たとえば・・
- 個別の学習支援員を配置
- 落ち着かないときは、他の部屋を使用できるようにする
- 板書が苦手な子供に、タブレットの使用許可をだす
- 言葉で要求が難しい子供に、ヘルプカード(言葉の代わりにカード)を使用する
- 聴覚過敏の子どもに対してイヤーマフの使用を認める
などになります!
4:手帳(療育手帳/精神障害者保健福祉手帳)

自閉スペクトラム症の場合、取得できる可能性があるのは、「療育手帳」と「精神障害者保健福祉手帳」です。
申請対象はこちらの通りです。
- 【知的障害がある発達障害】
・療育手帳 - 【知的障害を伴わない発達障害】
・精神障害者保健福祉手帳
ちなみに療育手帳は、地域によって「愛の手帳」「みどりの手帳」と呼ばれ方が変わります。
これらの手帳を取得すると、次のようなサービスを受けることができます。
- 税金の優遇措置
- 公共料金の割引
- 生活保護の障害者加算
- 公共の施設/交通機関などの無料or割引
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自閉症スペクトラムの子供の支援を知ろう!リンク集

自閉症スペクトラムの子供の支援に関するリンクを紹介したいと思います。
必要に応じて、参考にして頂ければ幸いです!
【自閉症スペクトラムの子供の就学】
7歳の自閉症スペクトラムの子供の4つの特徴とは【8つの対処法も解説!】
【自閉症スペクトラムの子供の家庭学習】
自閉症スペクトラムの子供ができる9つの勉強法【家庭でできる!】
【子供の発達/育児相談先について】
自閉症スペクトラムの子供の相談先とは【種類/方法/注意点を解説】
【自閉症スペクトラムの子供の運動】
運動が苦手な自閉症スペクトラムの子供にオススメな運動【12選】
自閉症スペクトラムの子供に必要な教育の情報まとめ【4つの情報で説明します】のまとめ

記事のポイントをまとめます。
- 【自閉症スペクトラムの子供に必要な4つの教育】
・療育
・特別支援
・合理的配慮
・手帳 - 【自閉症スペクトラムの子供の支援を知ろう!リンク集】
・就学
・家庭学習
・相談
・運動方法
以上になります。 必要な選択肢を家族とよく話し合って決めてください!
まだ発達障害のお子さんに関する情報収集されたい方は、本サイト(発達マップ)も活用ください!
発達障害の子供に関する情報を、週に2~3回ほど発信しています。
役に立ちそうな情報がありましたら、参考にどうぞ!
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