

育児ノイローゼの夫(妻)で悩まれている方「育児ノイローゼの夫(妻)にできることが知りたい」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅育児ノイローゼの「原因」
✅育児ノイローゼの夫(妻)に
「できること」
✅育児ノイローゼを抱える夫婦に
「大切なこと」
一番頼りにしたい夫(妻)が育児ノイローゼですと、これからの漠然とした不安や、ご自身の負担も大きいですよね。
何より家族にとって、大きな問題だと思います。深刻な状態になってしまう前に、早めに対処していくことが、大切になります。
この記事の執筆者の私は、養育困難な子を預かる児童福祉施設での支援/育児の悩みを抱えている方への相談支援を、11年以上してきました。
その中には、育児ノイローゼの方が、多くいらっしゃいました。
その経験を元に、本記事では、「育児ノイローゼの原因・対処法・夫婦で意識すべきこと」をまとめました。
症状が重くなると、医療機関に繋がる必要がありますが、
その前にまずは、家庭でできることを試して頂けるのが、良いと思います。
参考になれば、幸いです。
育児ノイローゼの「原因」

育児ノイローゼの原因は、4つあります。
1つずつ見ていきましょう。
①:「慢性的」な疲れ
②:「自分の時間」がない
③:自分のストレスを「吐き出せてない」
④:夫婦の子育てに対する「価値観の違い」
①:「慢性的」な疲れ

当たり前ですが、育児は呼吸と同じで、「常に」です。そのためオンオフの境目がなく、慢性的な疲れが溜まりやすくなります。
寝不足、休息不足が当たり前になり、慢性的な状態になります。
自覚されていない方も多いです。
私も自分の育児のとき、妻に言われて初めて、自分のストレスに、気付かされたことがありました。
それぐらい気付きづらい(慢性的)状態になるのです。
②:「自分の時間」がない

こちらも当たり前ですが、育児が始まると、自分の時間は、ほとんどなくなります。
近くに実家があり、協力してもらえる方は、多少の時間は作れるかもしれません。
育児は、生活のペースが「子ども」になるので、起床、食事、トイレ、お風呂、外出先、就寝など、生活リズムが全て、お子さんに合わせる形になります。
お子さんの生活リズムになると、なかなか『自分の時間』を作ることが、難しくなります。
③:自分のストレスを「吐き出せてない」

自分のストレスを吐き出せる人・場所・時間がない状態です。
・妻(夫)が頑張ってるのに、愚痴なんて言えないと思ってる
・そもそも自覚していない
人は話を聞いてもらえたり、共感してもらえることで、心の負担が軽くなります。
育児に限らずですが、とても大切なことになります。
④:夫婦の子育てに対する「価値観の違い」

実際に育児をすることで、お互いの価値観を「初めて知る」という方も、多いかと思います。
価値観の違いは悪いことでありませんが、価値観が全く違っている状態で、実際の生活となると、
・一方が我慢をする
・お互いがどこかで妥協する
ことが必要になります。
この『価値観の違いによる摩擦』が、ストレスの元になります。
✍男性の育児の悩み
2008年のメディケア生命のアンケートによると、以下の結果だったようです。
1位:教育費(37,6%)
2位:褒め方/叱り方(36%)
3位:子どもとのコミュニケーション(20,4%)
男性の育児参加が増えた分、悩まれる方が増えているのが、分かりますね。
育児ノイローゼの夫(妻)に「できること」

育児ノイローゼの夫(妻)に「できること」は、6つあります。
一緒に1つずつ、見ていきましょう。
①:話を聞く
②:「一人になれる時間」を作る
③:「好きなオヤツ」を買ってくる
④:「マッサージ」をする
⑤:子どもに夫(妻)の「頑張り」を伝える
⑥:園/学校の書類に「目を通す」
①:話を聞く

「ただただ話を聞く」です。
「え?これだけ?」と思われるかもしれませんが、意外に難しい方が多いです(私はとても苦手でした…)。
「話を聞く」で大切な点は、3つあります。
・否定しない
・アドバイスしない
・話を遮らない
ここを押さえた上でお話を聞くと、心の負担を軽くすることができます。
②:「一人になれる時間」を作る

育児をすると「一人になる時間」は、貴重ですよね。
このようなお話をすると、たまに「自分だけ息抜きなんて悪い」と罪悪感を感じる方がいます。
ただ親御さんの状態は、お子さんにダイレクトに影響します。親御さんの心身の健康は、お子さんの安心のために、必要になります。
リフレッシュした良い状態なら、巡り巡ってお子さんに返っていきますので、ぜひ機会を作ってみて下さい。
③:「好きなオヤツ」を買ってくる

女性の方が喜ばれる方が多いと思いますが、甘いものなど、好きなオヤツを買うことです。
ちょっとしたものでも、嬉しいものです。渡すときに一言、「いつもありがとう」で、気持ちも満たされやすくなります。
④:「マッサージ」をする

平日の寝る前・休日のちょっとした時間に、「3分だけ肩もみ・手もみ」をするなどです。
あと、一人でゆっくり入浴できる時間を作るのも、お勧めになります。
入浴剤を入れて、ゆっくりできると心身ともにリフレッシュできます。
⑤:子どもの前で夫(妻)の「頑張り」を伝える

夫(妻)の前で、お子さんに「パパ(ママ)が一生懸命ご飯を作ってくれたよ!美味しそうだね!」と、声を掛けることです。
家族で労えると、「頑張っててよかった!」と、明るい気持ちになりやすいです。
⑥:園/学校の書類に「目を通す」

子ども関係の書類って、とにかく多いですよね…。
よくあるのが暗黙の了解です。大体どちらか一方がする、ということが多いと思います。
もし夫(妻)が、書類の管理をされているなら、書類に目を通すことをしても良いと思います。
確認のWチェックをするだけでも、夫(妻)の「抱えている負担感」が違ってきます。
育児ノイローゼを抱える夫婦に「大切なこと」

ここまで、育児ノイローゼの夫(妻)への接し方をお伝えしてきました。
これらの方法を実践することで、心の負担を軽くできる可能性は、高まります。
ただ、これをし過ぎると、読者のみなさま自身の負担が大きくなり過ぎるかもしれません。
そこを踏まえて、育児ノイローゼを抱える夫婦にとって、大切なことを2つお伝えしたいと思います。
①:「支える」よりも『支え合う』
②:「相談できる人」を探しておく
①:「支える」よりも『支え合う』

子育てにちゃんと向き合っていたら、それなりに「育児ストレス」を感じるのは、当たり前です。
どちらか一方が支える形では、いずれ無理が生じます。
それよりも、お互いの得意・苦手を理解し、「支え合う」方が、良い意味で、ずっと楽に・楽しく育児ができると思います。
・交互に休む
・苦手なことは相手に任せる
・お互いの趣味の時間を確保する
これらは一例ですが、お互いが支え合う方法を考えることが、大切だと思います。
②:「相談できる人」を探しておく

夫(妻)が育児ノイローゼ気味、妻(夫)も疲労困憊なとき、頼れる人がいることは、心強いです。
お互いの実家、それが遠いときは、保育園の一時預かり、ファミリーサポート、ベビーシッターなどを活用する方法があります。
『頼れる人』を見つけておくことが、いざというときの支えになってくれます。
「【育児ノイローゼの夫(妻)】家庭でできる!4つの原因と対処法」のまとめ

記事のポイントをまとめます。
✅育児ノイローゼの原因
・慢性的な疲れ
・自分の時間がない
・自分のストレスを吐き出せてない
・夫婦の子育てに対する価値観の違い
✅育児ノイローゼの夫(妻)にできること
・話を聞く
・一人になれる時間を作る
・好きなオヤツを買ってくる
・マッサージをする
・子どもの前で夫(妻)の頑張りを伝える
・園/学校の書類に目を通す
・イライラする夫(妻)につられない
✅夫婦に大切なこと
・「支える」よりも『支え合う』
・「相談できる人」を探しておく
以上になります。
本記事が参考になれば、幸いです。
【関連記事】
[…] 【育児ノイローゼの夫(妻)】家庭でできる!4つの原因と対処法とは […]
[…] 【育児ノイローゼの夫(妻)】家庭でできる!4つの原因と対処法 […]
[…] 【育児ノイローゼの夫(妻)】家庭でできる!4つの原因と対処法 […]
[…] 【育児ノイローゼの夫(妻)】家庭でできる!4つの原因と対処法 […]
[…] 【育児ノイローゼの夫(妻)】家庭でできる!4つの原因と対処法 […]
[…] 【育児ノイローゼの夫(妻)】家庭でできる!4つの原因と対処法とは […]
[…] 【育児ノイローゼの夫(妻)】家庭でできる!4つの原因と対処法 […]
[…] 【育児ノイローゼの夫(妻)】家庭でできる!4つの原因と対処法 […]