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【ゲームばかりの子供】接し方・逆効果な関わり方とは。年齢別で解説します

投稿日:2021年7月1日 更新日:

子どもがゲームばかりで困っている方「子どもがゲームばかり。目が悪くなりそうだし、何より将来が心配。どんな声掛けをすべきか知りたい」

このようなお悩みに、お応えします。

☑本記事の内容



・子供がゲームばかりになる「原因」


ゲームばかりの子供の「接し方」


ゲーム好きの子の育児で「大切なこと」


今はゲーム機器・スマートフォン・動画など、色んな方法で、ゲームを楽しめる世の中になりました。

一方で、「ゲームばかりの子」は、増え続けていて、『ゲーム依存』という言葉も、よく聞くようになりました。

この記事の執筆者の私は、お子さんの育児相談/支援を、11年以上しています。

支援をする中で、ゲームの依存傾向・不登校など、ゲームが1つの理由で、生活リズムが崩れたり、家族関係が悪化してしまう子/ご家族が、いらっしゃいました。

そこで本記事では、「ゲーム好きの子どもへの効果的・逆効果な接し方・親としての心構え」について、まとめてみました。

本記事が参考になれば、幸いです。

子供がゲームばかりになる「原因」

お子さんがゲームばかりになる原因は、「楽しいから」です。当たり前ですよね。

この「楽しい」には、ゲームの製作側が色んな工夫がされています。

・「いつでも」できる
・「どこでも」できる
・「誰とでも」できる
・「常に変化」で飽きにくい


今のゲームは、場所は選ばないし、いつでも始められます。

オンラインでは誰とでも繋がれますし、ダウンロードコンテンツなど、途中でキャラクターやステージなど、新しい要素が加わるようになっています。

ここで大切なのは、ゲームはそもそも、「子供が熱中するように作られている」ので、『熱中して当たり前』ということです。

ここを前提に、「親御さんができること」を、考えていくことが大事になっていきます。

ゲームばかりの子供の「接し方」

ここでは、「ゲームばかりの子供」の接し方について、解説していきます。

お子さんの年齢によって関わり方が変わるので、ここでは…


・小学校低学年
・小学校高学年以降(思春期)

のお子さんに分けて、見ていきましょう。

小学校低学年でも、思春期に近いお子さん(反抗期に入りつつある)は、いらっしゃいます。

お子さんの様子に該当する内容を、ご覧頂ければ幸いです。

小学校低学年以下の子

小学校低学年以下の子は、3つあります。

1つずつ見ていきましょう。

①:ルールを決める

事前にルールを決めておきましょう。

小学校低学年以下のお子さんの場合、「親が主体」になって、決めましょう。

・現実的に子どもが守れるルールか
・子どもが納得/理解しているか


上記の2点を、お子さんと事前に確認した上で、進めていくことが、大切になります。

②:ルールが守れたらほめる

ルールが守れたらほめてあげましょう。

「決めたルールを守るのは、当たり前でしょ」と思われる方も、いらっしゃるかもしれません。

ただここで大事なのは、お子さんがルールを守り続け、楽しくゲーム時間が楽しめる状態になることです。

そのためには、親御さんから「ちゃんと○時までに終わらせられたね!」とほめることで、

「次も時間までに終わらせよう!」と、お子さんのルールを守るモチベーションに繋がります。

③:ゲーム以外の遊びを知る機会を作る

『ゲーム以外の楽しみがない』ことも、ゲーム漬けの原因の1つになります。

理想は、お子さん自身が、テレビ以外の過ごし方を見つけ、過ごせることだと思います。

ただ「どうやって見つけるの?分からないよ…」という方も、いらっしゃると思います。

そこで、すぐにできる方法としては、お子さんがどんなものが好きなのか、「今やっているゲームの内容」をヒントに、探していきましょう。

例えば、下のようなゲームの種類があります。

・ロールプレイ:
その世界観を楽しむ(ex.映画・演劇)

・格闘ゲーム

人に勝つことを楽しむ(ex.人と競うもの)

・コレクター系:
アイテムなどを収集、コレクションを作る(ex.特定のジャンルの物を集める)

・人との繋がり:

人との協力プレイをする(ex.コミュニティ参加)

・音楽/作るゲーム

一人で没頭することが好き(ex.美術・芸術・音楽)

お子さんが好きな要素をヒントに、関連がある場所に行ったり、体験ができると良いと思います。

好きなことが見つかるとは限りませんが、何もない状態より、見つかる可能性は高いので、お勧めになります。

小学校高学年以降の子(思春期)

小学校高学年以上(思春期)の子は、2つあります。

1つずつ見ていきましょう。

①:ルールを子供に決めてもらう

思春期の子は、自分でルールを決めてもらいましょう。

思春期の子は、発達上「自分で考える・選ぶ」の機会を作ることが大切になります。

親が、一方的に決めたルールで進めても、拒否したり、始められても続かなることが、ほとんとになります。

②:子供が決めたルールを確認する

お子さんがルールを決めたら、親御さんが確認しましょう。

・ルールは、現実的な内容か
・本人の生活を踏まえて、懸念がないか


上記の2つを確認しましょう。

もし問題点があれば、「○○が困るから○○の方がいいと思うけど、どう思う?」と、

あくまで、本人に決めてもらうような声掛けをしましょう。

一番良くないのは、「この○○はダメ!○○にしなさい」と否定したり、一方的に提案をしてしまうことです。

⚠思春期の子と関わるとき

思春期のお子さんの場合は、『お子さんの気持ちを聞いて、一緒に決めていく』ことが、大切になります。

思春期のお子さんですと、テレビより、スマートフォン・動画の方が多いと思いますが、

使い方・ルールを、対話を通して決め、お子さんの「納得感」を作ることが、必要になります。

ここがないと、「禁止/管理する親」と「管理をかいくぐろうとする子」の対立構造ができます。

こうなると親子関係も悪化し、ゲームのの話どころでは、なくなってしまいます。

ゲーム好きの子の育児で「大切なこと」

大人は、「役に立つ、立たない」で物事を判断することが、多いです。

ただお子さんにとって、ゲームとは「居場所」、「コミュニケーションツール」になります。

お子さんによっては、人間関係を広げたり、いじめ/孤立のリスクを減らせる場合もあります。

それを踏まえて大切なことは、『親御さんがゲームを知る』ということです。

理想でいうと、「お子さんと一緒にゲーム」をすることです。

もしそれが難しい場合は、ゲーム実況などを見て、どんな特徴のゲームなのか、把握することをお勧めします。

理由は、ゲームを知っていると、お子さんへの理解を深めて、関わることができるためです。

一番効果を発揮するときは、「ゲームの終わり方」を決めるときです。

これは、ゲームが問題になる一番の理由ですよね。

よくある、「ゲームの終わりの時間を守れない子」と「守らせようとする親」の衝突です。

例えば、1回毎に始まり・終わりが明確な「スマッシュブラザーズ」と、1つ1つの区切りが曖昧なマインクラフト。

「1日1時間」のゲームの約束が成立しやすいゲームと、ゲームの性質上、難しいものがあります。

・「1日○分」
・「1日○回」
・「○のステージをクリアしたら」
・「○のアイテムをゲットしたら」


このように、ゲームのタイプによって、子供が気持ちを切り替えやすい『区切り方』が変わっていきます。

親御さんから見ると、時間で区切るのは明確に感じやすいですが、それが、お子さんのしているゲームに合っているかは、別のお話になります。

大まかな特徴を、把握するだけでも、ゲームを終えやすい方法は、ぐっと見つけやすくなります。

「【ゲームばかりの子供】接し方・逆効果な関わり方」のまとめ

記事のポイントをまとめます。



子供がゲームばかりになる原因
・叱ること
・一方的な「時間制限/禁止」
・罰を与える


小学校低学年以下の子の接し方
・親主体でルールを決める
・ルールが守れたらほめる
・ゲーム以外の遊びを知る機会を作る

小学校高学年以上の子の接し方
・子供にルールを決めてもらう
・子供が決めたルールを確認する


ゲームばかりの子の育児で大切なこと
・大人の判断軸で考えない
・ゲームは、居場所やコミュニケーションツール
・ゲームを知る
・ゲームに合わせて区切り方を変える


以上になります。

本記事が参考になれば、幸いです。


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発達障害/グレーゾーン/場面緘黙/不登校のお子さんとご家族の支援を、日々行っております。◇療育指導員◇相談支援員◇発達支援10年◇ブログ【週2回更新】◇twitter【毎日発信】◇長男が療育通所中◇

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