

子供のゲーム時間が気になる方「子供のゲーム時間って平均でどれくらい?子どものゲーム時間は制限すべき?適切な1日の時間が知りたい。他の家庭はどうしてるのか、教えてほしい」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅子供の平均の「ゲーム時間」
✅ゲーム時間が長くなりやすい「原因」
✅適切なゲーム時間の「決め方・管理方法」
✅各家庭のルール・管理方法の「事例紹介」
みなさんは、お子さんに1日ゲームを、どれぐらいさせていますか?
特に時間を決めずに、自由にさせている方も、少なくないのではないでしょうか。
そんな中、お子さんのゲームの時間が多すぎないのか、目が悪くなったり、学業に悪い影響が出るんじゃないか…と心配になる方も、いらっしゃるかと思います。
この記事の執筆者の私は、お子さんの育児相談/支援を、11年以上しています。
支援をする中で、ゲームの依存傾向・不登校・学業不振やで悩まれている方が、多くいらっしゃいました。
その経験を踏まえ、本記事では、ゲームの平均時間はもちろん、
「ゲームが問題になる原因・ルールの決め方/管理方法・事例の紹介」について、まとめてみました。
事例は、私が支援してきたご家庭が、実践されて上手く行った方法になります。
子供の平均の「ゲーム時間」

結論から言うと、半数のお子さんが、「ゲームは1日1時間以下」になります。
図でもう少し詳しく見ていきましょう。
こちらは、「ほけんROOM」が2020年にアンケート調査した、結果になります。

「ゲーム時間のルール」を決めている割合も、見ていきましょう。

『ルールを決めてる』という方は、46%程度になります。
約半数の方が、ゲーム時間にルールを決めていることがわかります。一方で26%程度の方が、ルールを決めずに声掛けだけになります。
ルールを作らなくても、問題がない、もしくは問題と思っていないという方が、一定数いることがわかります。
ゲーム時間が長くなりやすい「原因」

ゲーム時間が長くなりやすい「原因」は、2つあります。
1つずつ一緒に、見ていきましょう。
①:親が勝手に「ルールを決めてる」
②:ゲーム時間の「区切り方がゲームに合ってない」
①:親が勝手に「ルールを決めてる」

ルールを守ることが上手く行かないのは、「親が勝手にルールを決めてるから」が多いです。
人は、自分で選んで決めたほうが、やりきれます。
例えば私たちも、「10時に区役所で手続きして!」と言われるより、
「今日のどこかで、区役所に手続きに行ける?」というように、自分で選べる方が、やる気になりやすいと思います。
お子さんも、全く一緒になります。
②:ゲーム時間の「区切り方がゲームに合ってない」

ゲーム時間の区切り方(終わり方)が、大人の感覚になっている場合になります。
よくあるのは、「12時までに終わらせて」や「あと10分で終わりね」などです。
「え?何が良くないの?」と思われる方もいらっしゃると思いますので、具体例で説明しますね。
例えば、1レース毎のゲームの「マリオカート」は、始まり・終わりが明確です。一方で、1つ1つの区切りが曖昧なマインクラフト。
「1日1時間」のゲームの約束が成立しやすいゲームと、ゲームの性質上、難しいものとがあります。
このように、ゲームのタイプによって、『ゲームの終わらせ方(時間のルール)』が変わっていきます。
大人側からすると、時間が区切りやすく分かりやすいのですが、お子さんからすると、その感覚が違ってきます。
適切なゲーム時間の「決め方・管理の方法」

ここでは、適切なゲーム時間の「決め方・管理の方法」ついて、触れていきます。
1つずつ一緒に見ていきましょう。
①:「子供と一緒に」ルールを決める
②:家で過ごす「予定表を作る」
③:「ポイント制」にする
④:キッチンタイマーで「終わりの予告」
⑤:「ゲーム以外」の楽しみを作る
①:「子供と一緒に」ルールを決める

『子どもと一緒に』ルールを決めてみましょう。
以下、2つのポイントを押さえるのが、大切になります。
・子どもが守れるルールか
・子どもが納得/理解しているか
⚠子供の年齢によって、ルールの決め方が変わる
お子さんの年齢やタイプによっては、親中心に、ある程度決めて、お子さんに選んでもらう方法もありますし、
小学校高学年以上(思春期)の場合は、お子さん中心にルールを決めてもらい、最終確認を親御さんがするのが、良い場合もあります。
②:家で過ごす「予定表を作る」

家での日課を紙に書き出し、リビングなどに貼っておく方法になります。
例えば、「15:00~宿題、15:30~ゲーム、16:30~お風呂」など、時間とやることを書いて、予定表として用意をします。
事前に一緒に決めたルールを、視覚的して、家族皆が見れる所で貼っておくと、ルールを思い出しやすく、お子さんも家族も意識高められます。
予定表は何でも大丈夫です。お子さんとご家族がルールの共通認識がとれれば。
よくあるのは、手書きで時間と日課だけ書いたり、PCで、まとめられる方が多いです。
予定表自体は、そんなに重要ではないので、サクッと書いて実行することを、お勧めします。
③:「ポイント制」にする

お手伝いや勉強など、何か課題が終わったら、それとポイントを交換します。
例えば、ゴミ捨てをしたらゲーム5分、計算ドリル1枚終わったらゲーム10分をゲットできる、イメージです。
私たちも働いた分だけ、お給料がもらえるように、お子さんも自分の頑張りに対して、ゲームの時間を稼ぐような形です。
将来的には、給与などの対価の理解にも繋がるので、一石二鳥になります。
④:キッチンタイマーで「終わりの予告」をする

ゲームの時間を決めても、プレイに夢中になることで、お子さんが時間を忘れてしまうこともあります。
そんな方は、キッチンタイマーを、リマインダーとして使う方法があります。
例えば、17:00にゲームが終わる時間の場合、16:45に1回、16:50に1回、16:55に1回、など、
終了15分前に5分ごとに、アラームをセットするなどです。
アラームの回数や時間の間隔は、自由です。何回でも何分でも、お子さんに合わせる形で大丈夫です。
アラームは何でも良いです。お子さんが一人で使えて、かつ手軽に買えるものなら、問題ありません。
私が使っているキッチンタイマーを参考程度に、載せておきますね。
ボタンがシンプルで、必要最低限の機能だけなので、お子さんも使いやすいです。冷蔵庫にもつけておけるので、失くすこともありません。
☑キッチンタイマー
⑤:「ゲーム以外」の楽しみを作る
『ゲーム以外の楽しみがない』場合は、ゲームの時間管理がどんなに上手にできても、お子さんのストレスになる場合があります。
ゲームは、1つの過ごし方になります。お子さんが他の過ごし方も見つけるよう、色んな体験ができる機会を作ることが大切だと思います。
習い事をしたり、室内でタブレット学習をしたり、違う趣味を見つけるなどです。
本記事の読者のみなさんは、ほとんどのお子さんがゲーム好きだと思います。
もし、ゲームが好き、でも勉強やりたがらないので、心配…という方は、1つの学習方法として、タブレットが学習がお勧めになります。
詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【療育支援員がおすすめ】発達障害の子に良いタブレット学習とは?4つの条件・理由・注意点
発達障害の子向けの記事ですが、学習に取り組みが難しい子にも参考になる内容になります。
ゲームが好きという、お子さんの興味・関心を活かした学習方法になります。
各家庭のルール・管理方法の「事例紹介」

ここでは、私がサポートしてきた方が、実際に家庭で実践されて上手く行った、方法(事例)を、紹介したいと思います。
お子さんに合いそ方法があれば、試して頂ければ幸いです。
✍曜日ごとに時間を決めておく
平日は1時間、休日は2時間と、事前に曜日ごとに時間を決めて、ルール化する方法です。
✍宿題が終わったら、夕食までの時間を⇨ゲーム時間
宿題が終わったら、夕食までの時間を、ゲーム時間にする方法です。
例えば、帰宅が15:30で、18:00~夕食だとすると、宿題が終わるスピードによって、ゲームができる時間が増減します。
自分次第で、ゲーム時間が増減するルールになります。
✍見守り機能(アプリ)を使う
無料アプリを使うことで、ゲームのプレイ時間、時間になったら自動で電源が切れるようにし、管理ができます。
Nintendo みまもり Switchになります。使われている方が、多いです。
✍ペナルティを設ける
ルールが守れなかった場合にペナルティを明確に決めておくことです。
例えば「終わりの時間が過ぎた分、翌日のゲーム時間が減る」などです。
✍ゲームの場所をリビングだけにする
充電器などもリビングに固定し、家族の目の届く環境を作ることです。これだけで、時間管理がしやすくなります。
✍家族の時間はゲーム禁止
家族で買い物に行ったりなどの時間は、ゲーム禁止にし、メリハリをつける方法になります。
✍ゲームに合わせた終わらせ方にする
ゲームのタイプに合わせて、下のように回数や時間で区切る方法になります。
・マリオカート:1日10回
・マインクラフト:1日時間
このように、ゲームのタイプに合わせた、区切り方があります。
「【子供のゲーム時間】平均時間は?1日の適切な時間とルールの決め方」のまとめ

記事のポイントをまとめます。
✅子供の平均の「ゲーム時間」
・半数以上が、1日1時間以下
✅ゲーム時間が長くなりやすい「原因」
・親が勝手にルールを決めてる
・区切り方がゲームに合ってない
✅ゲーム時間の「決め方・管理の方法」
・子供と一緒にルールを決める
・予定表を作る
・ポイント制にする
・キッチンタイマーで「終わりの予告」
・ゲーム以外の楽しみを作る
✅ルール・管理方法の「事例紹介」
・曜日ごとに時間を決めておく
・宿題が終わる時間⇨ゲーム時間の増減
・見守り機能(アプリ)を使う
・ペナルティを設ける
・ゲームの場所をリビングだけにする
・家族の時間はゲーム禁止
・ゲームに合わせた終わらせ方にする
以上になります。
本記事が参考になれば、幸いです。
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