学級・進路 家での関わり方/その他

【事例】就学相談でショックを受けた。就学後どうなった?~5つのパターン~

投稿日:2024年2月2日 更新日:

就学相談でショックを受けてる方「就学相談で、通級or支援学級を勧められてショックを受けてる。勧められた人は、就学相談後どうしてる?他の子が学校でどう過ごしてるか知りたい」

このようなお悩みに、お応えします。

☑本記事の内容



✅就学相談でショックを受けた
 「2つの事例」

✅就学相談後の
 「5つのパターン」~通級・支援学級を勧められた子~

✅発達の凸凹、特性ある子が
 「備えたいこと」


就学相談は、お子さんの小学校生活に不安を抱える方が相談できる貴重な場になります。

一方で、相談された方の中には、精神的にショックを受ける方もいます。

就学相談を受ける方は、どんな共通点があるのでしょうか。そして就学相談後、お子さんの学校生活はどうなっているのでしょうか。

本記事では、「就学相談で共通点がある事例、就学相談後のお子さんの様子」に関する情報をまとめました。

記事の執筆者の私は療育・発達支援を10年以上しており、発達障害やグレーゾーンなど、多くのお子さんの支援にに携わってきました。

その支援の中で、見えてきた点をお伝えします。参考になれば幸いです。

就学相談でショックを受けた「2つの事例」

就学相談でショックを受けた「事例」を2つお伝えします。

一言でいうと「通級or支援学級を勧められた」ケースになります。

「うちの子に障害があるってこと?」
「うちの子は他の子と違うってこと?」

など、お子さんや育児を否定された気持ちになる方がいます。



①:「通級」を勧められた

②:「支援学級」を勧められた


①:「通級」を勧められた

通級を勧められることが多い特徴は、園生活に大きな支障が出てない点になります。

園の先生の理解・協力があったり、周りの子に恵まれていたり、園自体が自由保育で、本人が尊重されてきたなどがあります。

また、医師に相談したり、検査を受けても、診断名がついたり、数値がハッキリ出ることが少ないです。

いわゆる、グレーゾーンや発達がゆっくりと言われる子になります。

ただ、協力がない環境だと、

・授業中の離席
・集団行動から遅れる
・指示を聞けない
・指示を行動に移せない

・複数の指示理解が難しい

など、懸念点がある場合が多いです。個別対応が少ない小学校生活の環境もあり、通級が勧められやすいです。

【合わせて読みたい記事】

【通級は恥ずかしい?】通級のメリット・デメリット・通う基準

②:「支援学級」を勧められた

支援学を勧められることが多い特徴は、園生活に支障が出ている点になります。

具体的な様子としては、

・きりかえが難しい
・自傷、他害、癇癪
・飛び出しなどの逸脱行動
・待つ、着席が難しい
・指示を聞けない
・指示の理解が難しい
・集団に合わせ行動しづらい

などがあります。集団生活に大きな影響が出る行動が出やすい特徴があります。

また、検査結果から、発達の凸凹が大きかったり、診断がつく子がいます。

中には、発達特性よりも、情緒面(不安感の強さ)の困りを抱えて、支援学級になる子もいます。

ただ、発達や知的な遅れがない為、普通学級や通級で過ごし、難しかった場合に、支援学級に転籍する子が多いです。

【合わせて読みたい記事】

【普通学級or支援学級か】内容、選ぶ基準、メリット/デメリット

✅学級選びは最終的には「親の判断」

就学相談では、通級や支援学級を勧められることが珍しいことではありません。

ただ、最終判断は親御さんの判断になります。あくまで1つの情報として、捉え家族内で相談することが良いです。

また、療育に通っている方は、療育先に相談するのも1つです。

療育先では、行動療法や環境調整を強みにしている支援先が多い為、どんな配慮や環境がある学級が良いのか、など、アドバイスは参考になると思います。

就学相談後の「5つのパターン」~通級・支援学級を勧められた子~

就学相談後でよく見られる「5つのパターン」をお伝えします。

就学相談で、通級や支援学級を勧められた子の事例になります。



①:「普通学級」でそのまま過ごす
 (大きな支障は出てない)

②:普通学級⇨「通級or支援学級」
 (困りごとが大きくなった)

③:「通級⇨普通学級」になった
 (困りごとが小さくなった)

④:「通級⇨支援学級」になった
 (困りごとが減らない)

⑤:「通級/支援学級を継続」してる
 (学級が本人に合ってる)


①:「普通学級」でそのまま過ごす(大きな支障は出てない)

普通学級でそのまま過ごし、大きな問題がない状態になります。

もちろん、細かい点でいうと、忘れ物が多い、授業中ぼーっとしてる時がある、友達とのやりとりで、少し行き違いがある、などはあります。

ただ、学校生活に大きな支障はなく、周りの子も、本人のキャラクターとして受け止めたり、面白い子として関わっってくれます。

小学校低学年は、周りの子も気にしなかったり、本人も周りとの違いを感じたり考えることも少ない為、楽しく生活を送ってる子がいます。

:普通学級⇨「通級or支援学級」(困りごとが大きくなった)

就学相談時、園生活でやや心配していたことが、問題として表面化されたケースになります。

具体的には、

・他児とトラブル
・注意されると怒る、癇癪を起こす
・忘れ物が多い
・授業を聞いてない
・集団行動から遅れてる


など、様々になります。

困りの程度が小さいうちは、通級を利用する方がいます。

クラス全体や教室運営に影響が出る場合は、支援学級を学校から勧められることもあります。

結果として、通級や支援学級など、支援に繋がります。

③:「通級⇨普通学級」になった(困りごとが小さくなった)

就学相談から、通級を利用することで、小学校生活をスタート。

ただ、困りごと自体は、大きくなく、学校生活でも通級がなくても問題ないぐらいになっています。

担任から「通級がなくても過ごせそうです」とお話を受けた方もいます。

日常生活で担任から見ても、親御さんから見ても、大丈夫という判断がついたら、年度の変わり目で通級をやめる方がいます。

通級については、学校やお子さんの様子によっては、デメリットがあるので、詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【関連記事】

【10年以上の現場の事例】通級を利用して後悔する3つのパターン・対策・注意点

④:「通級⇨支援学級」になった(困りごとが減らない)

通級を利用して就学したけど、困りごとが減らない状態のケースになります。

通級の支援量では、足りていないという点から、支援学級に転籍します。

学校によっては、普通学級に籍を残したまま、年度末まで支援学級をお試しで利用できた方もいました(年度途中で転籍が難しいため)。

通級よりも支援が手厚い、支援学級にすることで、困りごとを減らしていく方向性で進んだケースになります。

ただ支援学級については、注意点があります。支援学級を検討されたい方はご覧ください。

【関連記事】

【現場でよくある事例】支援学級を選んで後悔する~3つのパターン・対策

⑤:「通級/支援学級を継続」してる(学級が本人に合ってる)

今の通級or支援学級が本人に合っていて、このまま継続するパターンになります。

今の支援量が本人に合っているという点からです。年度ごとに、通級や支援学級の継続を学校と相談が必要になりますので、普段の生活の様子から学校と相談をしていきます。

発達の凸凹、特性ある子が「備えたいこと」

ここでは、発達の凸凹、特性がややある子が「備えたいこと」をお伝えします。

日常生活で大きな支障がなかったり、診断がつかない子の場合、支援が必要かどうかは、多くの親御さんが悩む問題だと思います。

お子さんの特性、過ごす環境によっても、変わるため、一概に「支援が必要」「支援は必要ない」とは言えません。

ただ、個人的には、親御さんの目から見て、少しでも懸念がある場合は、支援は早めにあった方が良いと思います(お子さんが楽しめてるのが前提になります)。

ここでは、学習面の困りが出る子についてお伝えします。理由は、発達の凸凹、グレーゾーンの子は、学習面の困りが、後から出るケースが少なくない為です。

小学校3~4年生頃が特に多く、相談に来られる方が絶えません。

学習面は、離席や他児とのトラブルと違って、緊急性の高い問題に発展しづらいため、

その分見過ごされやすく、お子さんの失敗体験に繋がりやすい注意したい点になります。

失敗体験が続くと、学習が嫌になり、学力どころか、学習をするかどうかの問題に発展します。

私が支援する中では、失敗体験を積んできて、「勉強やりたくない!どうせできない!」となってる子がほとんどです。

学習は遅れが出れば出るほど、取り返すまでに時間と労力が必要になります。

学習の拒否感が出る前に、早い段階で本人に合った学習のフォローをすることが大切になります。

本人に合った学習方法を見つけ、成功体験を積み、「〇〇の問題解けた!自分にもできる!」と思える機会を作ることが必要になります。

未就学の子は、小学校入学前までに「学習(ひらがな・数字・読み・書き)は嫌なものじゃない」「〇〇できた!」と思えてる状態だと安心です。学習をしてほめられる経験があると理想的です。

小1・2は、学習姿勢の定着が最優先ですので、苦手さがあったり、既に苦手意識がある場合は、成功体験が積める学習機会の確保が大切になります。

✅学習対策は「タブレット学習」

発達の凸凹、グレーゾーンのお子さんが楽しく、自信をつけやすい学習方法の1つになります。

・集中力が途切れにくいテンポ
(早すぎず、遅すぎない)

・アニメーション/音声解説

(市販教材が合わない子にも良い)

・AIによる学習課題の自動抽出

(本人の苦手を見つけて、理解までサポート)

・ゲーム性があり、飽きない演出

(机上課題が苦手な子向け)

4つの特徴から、お子さんの「できた!またやりたい!」を作り、学習意欲を高めていきます。

タブレット学習のメリット、デメリットなど、詳細を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

発達障害がテーマになっていますが、”グレーゾーン・発達ゆっくりな子” に、共通する内容になっています。

【療育支援員がおすすめ】発達障害の子に良い タブレット学習

「【行かなきゃ良かった】就学相談で後悔する2つのポイント~大切な5つのコト~」のまとめ

記事のポイントをまとめます 。



就学相談でショックを受けた
 「2つの事例」

・通級を勧められた
・支援学級を勧められた

就学相談後の
 「5つのパターン」
・「普通学級」でそのまま過ごす
 (大きな支障は出てない)

・普通学級⇨「通級or支援学級」
 (困りごとが大きくなった)

・「通級⇨普通学級」になった
 (困りごとが小さくなった)

・「通級⇨支援学級」になった
 (困りごとが減らない)

・「通級/支援学級を継続」してる
 (学級が本人に合ってる)

発達の凸凹/特性ある子が
 「備えたいこと」
・学習の失敗体験の予防
・学習姿勢の定着
・本人に合う学習法の把握
・タブレット学習


以上になります。

本記事が参考になれば幸いです。


【関連記事】

【発達障害だけど普通学級で貫き通します】事例の紹介~学級選びのポイント~

【発達ゆっくりな子のその後は?】療育の現場の事例紹介~今、家族に出来ること~

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