

子供の習い事で迷われている方「グレーゾーンの子供に合う習い事って何があるの?どう選べばいい?子供のペースに合わせてくれる習い事、選ぶポイント、注意点が知りたい」
このような疑問・ご要望にお応えします。
☑本記事の内容
✅グレーゾーンの子の習い事「選び方」
✅グレーゾーンの子「おすすめの習い事」
✅グレーゾーンの子の習い事「注意点」
お子さんが3歳以降の年齢になってくると、習い事をされる方もご家庭も多いかと思います。
発達がゆっくりなお子さんの習い事は、「ちゃんと続けられるかな・・周りに迷惑かけないかな・・」など心配が尽きないものですよね・・。
この記事を執筆している私は、療育セラピストを10年以上しており、これまで1,200人以上の発達障害のお子さんと、その親御さんを支援してきました。
私自身の支援経験を元に、本記事では、グレーゾーンのお子さんの「習い事の選び方/注意点」をまとめました。
本記事が、参考になれば幸いです。
習い事の「選び方」

グレーゾーンの子供の習い事の「選び方」は、ポイントが3つあります。
①:好きorやりたいことか
②:成功体験が積めるか
③:体験をする
①:好きorやりたいことか

お子さん自身が『好き/やりたいこと』かどうかが、一番大切になります。
好奇心や興味は、お子さんの原動力になります。
✍チェックポイント
□子供が興味をもってるか
□子供から「楽しそう!やりたい!」の発言があるか
②:成功体験が積めるか

習い事を楽しむためには、「できた!」「楽しい!」「またやりたい!」と思えることが、必要になります。
お子さんが参加して、できそうか(楽しめそうか)、を確認することが、大切です。
よく『失敗から学ぶことも大事』といいますが、失敗することで、拒否感に繋がりやすい子には、逆効果になります。
個人的には、多くのグレーゾーンのお子さんは、周囲の理解が得られなかったり、失敗体験が多く、自己肯定感が下がりやすいです。
そこを踏まえると、『参加したら楽しかった!またやりたい!』を作ってあげることが、必要だと思います。
✍チェックポイント
□子供に合った難易度か
□子供に合わせた柔軟な対応か
※難易度調整・ペースなど
✍「先生の方針」も大切
お子さんが、成功体験を積むためには、習い事の先生のスタンスが、とても大切になります。
先生の下記の関わりが、大切になっていきます。
□子供が困ったら、声を掛けてくれるか
□子供の気持ちに寄り添った声掛けがあるか
□感情的に怒られる/否定されることはないか
□子供に合わせてフォローしてくれるか
習い事の先生が、お子さんに合っているかは、ここのチェック項目で確認できると、目安になると思います。
③:体験をする

これまでの『選ぶポイント』が押さえられたら、あとは実際に体験するのが、良いでしょう。
最終的には、お子さんが体験し、「またやりたい!」と思えるかが、一番重要になります。
体験後にまた来たいか、お子さんに感想を聞いてみましょう。
⚠体験する際の注意点
未就学のお子さんの場合ですが、母子分離があるのかどうか、確認しましょう。
お子さんが楽しめる内容でも、母子分離が上手く行かず、嫌な体験だけして終わることもあります…。
お子さんの場所人/見知りがある時は、『親も同伴でOKなのか』、事前に確認することをお勧めします。
✍習い事は、大きく4タイプ
簡単に習い事の種類について図を載せておきます。
「習い事って、そもそもどんな種類があるの?」という方は、参考程度にご覧ください。

グレーゾーンの子供に「おすすめの習い事」

ここでは、私が支援してきて、通われた子で評判の良かった習い事を2つ紹介します。
あくまで、先ほどお伝えした条件が合えば、お子さんにオススメとなります。
①:プログラミングスクール
②:リベルタサッカースクール
①:LITALICOワンダー教室
母体の(株)LITALICOが運営するプログラミング教室。
未就園~高校生までのお子さんの発達支援、成人の就労支援をしている会社です。
ここ10年ほどの実績で、療育の業界では、最大手となっています。
また発達/進路の相談なども、系列の『LITALICOジュニア教室/LITALICOライフ』にすることができるため、
☑こんな方におすすめ
・お子さんの自己肯定感を上げたい
・得意を伸ばしてあげたい
・今後の進路/受験/就職なども相談したい
詳しくは、【療育支援員が解説】リタリコワンダーは発達障害の子に合う?オススメできる子の特徴・理由・注意点をご覧ください。
今なら無料体験も、受けられます。
>>LITALICOワンダー 公式サイト
②:リベルタサッカースクール
「リーフラス株式会社」が運営をしていて、子どもの『楽しさ・自信・人間性』を大切にする理念を掲げています。
この理念がグレーゾーンの子に関わる上で、大切なものなります。
発達障害やグレーゾーンのお子さんも通われていて、
技術よりも、礼儀/協調性などを、楽しく学ぶことを大事にしているサッカー教室になります。
☑こんな方におすすめ
・体を動かすことが好き
・礼儀や協調性を学んでほしい
・子供のペースで運動を楽しんでほしい
・他学年との交流を増やしたい
今なら無料体験も、受けられます。
✍ベースボールスクール【ポルテ】
先ほど紹介させて頂いたリベルタサッカースクールと同じ、「リーフラス株式会社」が運営をしています。
理念も同じになります。
『子どもは運動得意じゃないけど、野球に興味があるので、楽しさを経験させてあげたい』方に、お勧めになります。
☑こんな方におすすめ
・野球が初めて
・自信をつけてほしい
・運動の楽しさを知ってほしい
・礼儀や人間性を磨いてほしい
・内気な子にも友達と交流してほしい
上の項目に1つでも当てはまるなら、無料体験をお勧めします。
✍バスケットボールスクール【ハーツ】
先ほど紹介させて頂いたリベルタ・ポルテスクールと同じ、「リーフラス株式会社」が運営をしています。
理念も同じで、内気・自信がない・運動が苦手な子が多く通っていて、
お子さんのペースで経験を積ませることを、大事にしている教室になります。
☑こんな方におすすめ
・バスケが初めて
・運動の楽しさを知ってほしい
・礼儀や集団行動を学んでほしい
・子供の成長に合わせて指導してほしい
・技術よりも子供が楽しめるのを優先したい
上の項目に1つでも当てはまるなら、無料体験をお勧めします。
習い事の「注意点」

ここでは、習い事に関する3つの注意点を、説明していきます。
⚠「得意」だけで選ばない
習い事を選ぶときに、『お子さんが得意という理由だけ』で、選ばないようにしましょう。
得意なことでも、お子さんが好き(やりたい)とは限りません。
お子さんの「やりたい!」が、大切になります。
⚠「続ける」を目的にしない
習い事を始めてみて、「やっぱり合わなかった…」ということもあります。
「ここでやめさせたら、やめ癖ついちゃう…」と思われる親御さんが多いのですが、お子さんが嫌々通うのは、避けた方が良いと思います。
そんな状態で通っても、お子さんにとっては、学ぶどころか、やらされているストレスが溜まり…、ネガティブな経験になってしまいます。
「やる気がない→上手くいかない→自信を失う→やる気が更になくなる」というように、負のサイクルになります。
迷ったときは、「習い事の目的を具体的にする」ことが、大切になります。
個人的には、習い事をやめることは、必ずしもネガティブだとは、思いません。
やってみたからこそ、分かったこともあったかと思います。お子さんと話をし、お子さん自身が「○○だから辞める」と、理由と振り返りができていれば、大丈夫です。
お子さんも成長し、興味のあるものが変わっていきます。そこに合わせて、色んな興味を体験できる機会を作ることが、大切なことだと思います。
⚠叱責される経験になっていないか
習い事の教室のスタンスが、「叱って伸ばす!などの体育会系」に近い場合、注意が必要です。
「叱って伸ばすスタンス」自体が悪いわけではありません。負けず嫌いや競争心が強い子には、合っていると思います。
ただ自信がない子が多い、グレーゾーンの子に関しては、逆効果になる可能性が、高いです。
「○○ができてない!」など、否定されれば「やっぱりダメなんだ。もうやりたくない」と、心が折れ、経験する機会そのものが、無くなってしまいます。
習い事をすることで、お子さんが叱責される経験が増えている場合は、習い事の見直しが必要になります。
【合わせて読みたい記事】
【発達障害を理由に習い事を断られたら?】3つの対処法・2つの注意点
「【グレーゾーンの子供に合う習い事はある?】3つのポイント/注意点」のまとめ

記事のポイントをまとめます。
✅グレーゾーンの子供におすすめな習い事
・LITALICOワンダー(プログラミング)
・リベルタ(サッカー)
・ポルテ(野球)
・ハーツ(バスケ)
✅習い事を選ぶポイント
・好きorやりたいことか
・子供の特性と合っているか
・成功体験が積めるか
・個別に配慮してくれるか
・体験をする
✅習い事の注意点
・「得意だから」だけで選ばない
・「続ける」を目的にしない
・叱責される経験になっていないか
以上になります。
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