

子供の習い事で迷われている方「グレーゾーンの子に合う習い事って何があるの?どう選べばいい?選ぶポイント、注意点が知りたい」
このような疑問・ご要望にお応えします。
☑本記事の内容
✅グレーゾーンの子「おすすめの習い事」
✅グレーゾーンの子の習い事「選び方」
✅グレーゾーンの子の習い事「注意点」
お子さんが3歳以降の年齢になってくると、習い事をされる方もご家庭も多いかと思います。
発達がゆっくりなお子さんの習い事は、「ちゃんと続けられるかな・・周りに迷惑かけないかな…」など心配が尽きないものですよね…。
この記事を執筆している私は、療育支援員を10年以上しており、これまで多くの発達障害・グレーゾーンのお子さん・親御さんの支援をしてきました。
私自身の支援経験を元に、本記事では、グレーゾーンのお子さんの「習い事の選び方/注意点」をまとめました。
本記事が、参考になれば幸いです。
グレーゾーンの子供に「おすすめの習い事」

グレーゾーンの子に「おすすめな習い事」をジャンル別で、まとめました。
①:運動系
・サッカー
・野球
・バスケ
・水泳
②:学習系
・タブレット学習
・学習塾
・家庭教師
③:マイペースにできる系
・プログラミング
・ピアノ
④:知育系
・そろばん
1つずつ、確認していきましょう。
「運動系」の習い事

最初の3つのスクール(サッカー・野球・バスケ)は、同じ運営会社になります。
理念や基本的な特徴は、一緒になります。
✅リベルタサッカースクール
- ほめる指導
- 礼儀・協調性を重視
- 保護者の負担なし
(当番・祝賀会なし)
詳しくは、【リベルタサッカースクール】公式サイト をご覧ください。
【合わせて読みたい記事】
✅ポルテ ベースボールスクール
- 初心者/自信がない子でもOK
- ほめて伸ばす指導
- 保護者の負担なし
(当番/祝賀会なし)
詳しくは、【ポルテ ベースボールスクール】公式サイト をご覧ください。
【合わせて読みたい記事】
✅バスケットボールスクール ハーツ
- 成功体験を大事にする指導
- 自立心/協調性を育てる
- 保護者の負担なし
(当番/祝賀会なし)
詳しくは、 【バスケスクール ハーツ】公式サイト をご覧ください。
【合わせて読みたい記事】
【バスケ ハーツは高い?】月謝・内容・口コミ・他スクールとの違い
✅コナミスポーツクラブ(水泳)
- 階級が細かくあり、成果が見えやすい
- 階級を上げるのが楽しい子向き
- 未就学~小学生まで幅広い子が利用
詳しくは、【コナミスポーツクラブ】 公式サイト をご覧ください。
「学習系」の習い事

✅すらら(タブレット学習)
- 発達障害に特化
- 学習課題の自動抽出
- 分かりやすいアニメーション/音声解説
- 楽しく進められるゲーム要素
詳しくは、【すらら】 公式サイト をご覧ください。
【合わせて読みたい記事】
【療育支援員が解説】すららの発達障害の子の評判は?オススメな子の特徴・理由・注意点
✅LITALICOジュニア(学習塾)
- 療育の最大手
- 学習に拒否感ある子にオススメ
- コミュニケーション/時間管理など、幅広い支援
✅家庭教師ファースト 
- 発達障害専門コースあり
- 相性の良い先生を選べる
- オンラインあり
詳しくは、下記からご覧ください。
「マイペースにできる系」の習い事

✅LITALICOワンダー(プログラミング)
- 母体はLITALICO(療育の最大手)
- 発達障害の子も多数通塾
- LITALICO内で発達相談もできる
詳しくは、【LITALICOワンダー】 公式サイト をご覧ください。
【合わせて読みたい記事】
【療育支援員が解説】リタリコワンダーは発達障害の子に合う?オススメな子の特徴・理由・注意点
✅椿音楽教室(ピアノ)
- 担当制
- 実績ある先生の指導
- 個人に合わせたカリキュラム
- オンラインレッスンあり
詳しくは、【椿音楽教室】 公式サイト をご覧ください。
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「知育系」の習い事

✅オンラインそろばん
- 自分のペースで進められる
- 自宅で受講できる
- 振替自由
詳しくは、【よみかきそろばんくらぶ】 公式サイト をご覧ください。
習い事の「選び方」

グレーゾーンの子供の習い事の「選び方」は、ポイントが3つあります。
①:好きorやりたいことか
②:成功体験が積めるか
③:体験をする
①:好きorやりたいことか

お子さん自身が『好き/やりたいこと』かどうかが、一番大切になります。
好奇心や興味は、お子さんの原動力になります。
✍チェックポイント
□子供が興味をもってるか
□子供から「楽しそう!やりたい!」の発言があるか
②:成功体験が積めるか

習い事を楽しむためには、「できた!」「楽しい!」「またやりたい!」と思えることが、必要になります。
お子さんが参加して、できそうか(楽しめそうか)、を確認することが、大切です。
よく『失敗から学ぶことも大事』といいますが、失敗することで、拒否感に繋がりやすい子には、逆効果になります。
個人的には、多くのグレーゾーンのお子さんは、周囲の理解が得られなかったり、失敗体験が多く、自己肯定感が下がりやすいです。
そこを踏まえると、『参加したら楽しかった!またやりたい!』を作ってあげることが、必要だと思います。
✍チェックポイント
□子供に合った難易度か
□子供に合わせた柔軟な対応か
※難易度調整・ペースなど
✍「先生の方針」も大切
お子さんが、成功体験を積むためには、習い事の先生のスタンスが、とても大切になります。
先生の下記の関わりが、大切になっていきます。
□子供が困ったら、声を掛けてくれるか
□子供の気持ちに寄り添った声掛けがあるか
□感情的に怒られる/否定されることはないか
□子供に合わせてフォローしてくれるか
習い事の先生が、お子さんに合っているかは、ここのチェック項目で確認できると、目安になると思います。
③:体験をする

これまでの『選ぶポイント』が押さえられたら、あとは実際に体験するのが、良いでしょう。
最終的には、お子さんが体験し、「またやりたい!」と思えるかが、一番重要になります。
体験後にまた来たいか、お子さんに感想を聞いてみましょう。
⚠体験する際の注意点
未就学のお子さんの場合ですが、母子分離があるのかどうか、確認しましょう。
お子さんが楽しめる内容でも、母子分離が上手く行かず、嫌な体験だけして終わることもあります…。
お子さんの場所人/見知りがある時は、『親も同伴でOKなのか』、事前に確認することをお勧めします。
✍習い事は、大きく4タイプ
簡単に習い事の種類について図を載せておきます。
「習い事って、そもそもどんな種類があるの?」という方は、参考程度にご覧ください。

習い事の「注意点」

ここでは、習い事に関する3つの注意点を、説明していきます。
⚠「得意」だけで選ばない
習い事を選ぶときに、『お子さんが得意という理由だけ』で、選ばないようにしましょう。
得意なことでも、お子さんが好き(やりたい)とは限りません。
お子さんの「やりたい!」が、大切になります。
⚠「続ける」を目的にしない
習い事を始めてみて、「やっぱり合わなかった…」ということもあります。
「ここでやめさせたら、やめ癖ついちゃう…」と思われる親御さんが多いのですが、お子さんが嫌々通うのは、避けた方が良いと思います。
そんな状態で通っても、お子さんにとっては、学ぶどころか、やらされているストレスが溜まり…、ネガティブな経験になってしまいます。
「やる気がない→上手くいかない→自信を失う→やる気が更になくなる」というように、負のサイクルになります。
迷ったときは、「習い事の目的を具体的にする」ことが、大切になります。
個人的には、習い事をやめることは、必ずしもネガティブだとは、思いません。
やってみたからこそ、分かったこともあったかと思います。お子さんと話をし、お子さん自身が「○○だから辞める」と、理由と振り返りができていれば、大丈夫です。
お子さんも成長し、興味のあるものが変わっていきます。そこに合わせて、色んな興味を体験できる機会を作ることが、大切なことだと思います。
⚠叱責される経験になっていないか
習い事の教室のスタンスが、「叱って伸ばす!などの体育会系」に近い場合、注意が必要です。
「叱って伸ばすスタンス」自体が悪いわけではありません。負けず嫌いや競争心が強い子には、合っていると思います。
ただ自信がない子が多い、グレーゾーンの子に関しては、逆効果になる可能性が、高いです。
「○○ができてない!」など、否定されれば「やっぱりダメなんだ。もうやりたくない」と、心が折れ、経験する機会そのものが、無くなってしまいます。
習い事をすることで、お子さんが叱責される経験が増えている場合は、習い事の見直しが必要になります。
【合わせて読みたい記事】
【発達障害を理由に習い事を断られたら?】3つの対処法・2つの注意点
「【グレーゾーンの子供に合う習い事はある?】3つのポイント・注意点」のまとめ

記事のポイントをまとめます。
✅グレーゾーンの子供におすすめな習い事
・LITALICOワンダー(プログラミング)
・リベルタ(サッカー)
・ポルテ(野球)
・ハーツ(バスケ)
✅習い事を選ぶポイント
・好きorやりたいことか
・子供の特性と合っているか
・成功体験が積めるか
・個別に配慮してくれるか
・体験をする
✅習い事の注意点
・「得意だから」だけで選ばない
・「続ける」を目的にしない
・叱責される経験になっていないか
以上になります。
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