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【ADHDの子供の偏食】4つの原因/10の対処法を解説!

投稿日:2020年4月20日 更新日:

子どもの偏食で困っている方「子どもの好き嫌いが激しい。同じものしか食べなくて困ってる。偏食について、できることを知りたい」

こういったお困りにお答えします!

☑本記事の内容

  • ADHDの子供の偏食とは


  • 偏食の4つの原因


  • 偏食の4つの対処法

「子どもの好き嫌いが激しくて、毎日の食事が大変」

「無理やり食べさせるのも違う気がするし、でも健康も心配だし・・どうすればいいか分からない」

個人差ありますが、お子さんの偏食って、親としては悩ましいですよね・・。

この記事を執筆している私は、療育セラピスト歴10年程でこれまで、1,200名以上の発達障害のお子さんと、その親御さんを支援してきました。


その支援経験を元に、本記事では「偏食の原因/対処法」をまとめました。ADHDに関わらず、偏食があるお子さんに活かせる内容になっています。

本記事ではお役に立てれば幸いです!

ADHDの子供の偏食とは

偏食とは、言葉の通り食べれるものに偏りがあることをいいます。

個人差がありますが、偏食が激しいと、健康に支障が出たり、食べられる物が限定されることで、生活のしにくさに繋がることがあります。

図で見ていきましょう!

好き嫌いの中の1つとして、偏食があります。ADHD含む発達障害のお子さんの偏食とは、お子さんの努力や食事の中だけでの工夫では、改善が難しい状態をいいます。

ではなぜ偏食があるのか、原因をみていきたいと思います。

ADHDの子供の偏食の4つの原因

偏食の原因は、4つあります。

  • 1:食欲の弱さ


  • 2:口腔機能の未熟さ


  • 3:口腔内、周囲の感覚の偏り


  • 4:認知の偏り

聞き慣れない言葉もあると思いますが、具体例を入れていますので、安心して読み進めてください!

1:食欲の弱さ

  • 1回に食べられる食事量が少ない
  • 食事への興味・意欲の弱い
  • 胃腸の力が未熟で空腹になりにくい
  • 消化器官から脳に伝える欲求が弱い

2:口腔機能の未熟さ

  • 固いものを食べたがらない
  • 口に入れたものを出す
  • 丸飲みしている
  • 低年齢でなくても、該当することあろ
  • 運動発達がゆっくりだと、口腔機能が未熟の場合あり
    (小さい動きの方が粗大運動より、発達が求められるため)

3:口腔内、周囲の感覚の偏り

  • 複数の感覚を同時に感じている
  • 見えないため予測がつきにくい
  • 子供にとって不安が強い
  • 1つの感覚でも苦手さがあると、食べられない可能性あり
  • 感覚の偏り:視覚/聴覚/味覚/嗅覚/触覚/固有感覚(歯ごたえ)/温冷覚

✍感じ方の違い

図でみていきましょう。同じ水の量を大きさが違う器に入れてみます。

すると・・・

同じ水の量(刺激)でも、器(子ども)の大きさの違いで、感じ方が変わります。

✍敏感タイプ(小さい器)
  • 感覚を受け入れられる容量が小さい
  • 小さい刺激でも、強く感じる
  • 刺激が多いと、すぐに容量を超える
  • 周りの人が気づかない刺激も拾う
✍鈍感タイプ(大きい器)
  • 感覚を受ける容量が大きい
  • 普通の刺激では、満足しにくい
  • 強めの刺激を好む

1つ1つの感覚についても、簡単に見ていきましょう!

✍味覚
  • 甘み/酸味/苦味など
  • 味を感じる感覚
  • 味を感じ食欲を刺激する
  • 危険なものを食べないようにする
  • 子供は発達上、酸味・苦味が苦手
  • 味は好き嫌いに影響しやすい
✍嗅覚
  • においを感じる感覚
  • 食べる前に分かる感覚
  • 食欲を刺激する匂い
  • 食べられるか判断する(安全か)
  • 食べる前に分かる為食べるハードルが上がりやすい
✍触覚
  • 口/舌/手は感覚情報が多い
  • 特に口周りは得られる感覚が多い
✍固有感覚
  • 体の部位を動かしたときに感じる感覚
  • 歯ごたえ(食感)
  • 口の中に入っている感覚(頬張る)
  • 喉越し(固有感覚+触覚)

4:認知の偏り

  • 見た目が違うと食べたがらない
  • 食材が混ざっていると嫌がる
  • 食べ物のこだわりが強い
  • 興味の幅の狭さ
  • パターン化で得られる安心感
  • 予想できないことへの不安
  • 子供と大人の解釈のズレ

ここでは、食べ物に対するお子さんと大人の解釈のズレを、2つのカレーでみていきましょう。

美味しそうですね笑!

もう1つ・・!

私たち大人は、2つとも、カレーと認識しますが、お子さんは同じようにカレーとは認識しないことがあります。

お茶やヨーグルトなど、全てにいえます。私たちにとって同じヨーグルトでも、お子さんによっては、メーカーが変わると「違う食べ物」になります。

見た目へのこだわりが強いお子さんは、毎日好んで食べているものを認識します。少しでも見た目が違うと「違う食べ物」と認識し、食べづらさに繋がります。

【関連記事】

【療育指導員も実践!】自閉症スペクトラムの子供の癇癪の3つの対処法

ADHDの子供の偏食の4つの対処

具体的な対応方法を、4つの原因別に見ていきましょう!

1:食欲の弱さ

1-1:成長を待つ

発達上、未熟な場合が多いため、食欲そのものを外側から変えることは難しいです。

たくさん、遊び、様々な発達の成長機会を作ることが大切です。無理をして食べさせることは、食事自体が嫌になるため、禁物です。

1-2:親が食べることを手伝う

自分では食べようとしないが、口に入れてあげると食べる場合は、親が食べさすことは良いことです。

まずは食事の楽しさを実感してもらうことが先決です。胃腸の力がつくと、食べることに積極的になることもあります。

2:口腔機能の未熟さ

2-1:固さ・大きさ・形を変える

口腔機能が未熟の場合、お子さんが食べやすい固さ/大きさ/形を工夫することで、フォローできます。少しでもその子にとっての「食べやすさ」を考え、調理することが大切です。

2-2:全身運動をする

口の中の動き(口腔機能)は、運動機能に伴い、発達していきます。口の中の動きの練習方法は、少なくお子さんにとっては楽しみづらいです。

全身運動をすることで、運動機能が伸びてくると、少しずつ口腔機能も成長していきます。

全身運動とは、粗大運動といい、一般的に運動機能の中でも伸ばしやすいです。粗大ができてきたら、細かい動き(微細運動)にステップアップし、成長をサポートすることが大切です。

3:口腔内、周囲の感覚の偏り

3-1:苦手な感覚を知る、避ける

どの感覚が苦手なのか、これまでの食事から把握してましょう。それが分かれば、避けることができます。

苦手な感覚が避けられないと、食事自体が嫌になり、食事をしない、など問題が大きくなります。

3-2:食べられる物の中でバリエーションを増やす

嫌がる物をいかに食べさすか?ではなく、今食べられるものの中で、バリエーションを増やせるか?を考えましょう。

できることを広げていくことが、1回1回の食事の成功体験になり、長期的にお子さんの成長に繋がっていきます。

3-3:チャレンジ・自発的に食べられことを褒める

お子さんがチャレンジできたこと、自発的に食べられたことを褒めましょう。仮に口に入れて出してしまっても「口に入れる」ことはできているので、お子さんにとっては立派なチャレンジです。

「食事を頑張った」ことをたくさん褒めて、次も食事にチャレンジできる気持ちを行動に繋げていきましょう!

4:認知の偏り

4-1:不安を取り除く

理想は同じ環境を作ることです。ただ現実的に難しいこともありますので、可能な範囲で、その子の「できる環境」を作りましょう。

見た目が違っても「同じ食べ物であることを事前に説明する」、「いつも食べているものに近い見た目に調理する」、などの工夫ができます。

4-2:自分で確認する時間を作る

説明をしても、嫌がる子も多いです。そんなときは、お子さん自身に食べ物を確認してもらいましょう。

チャレンジできるとしても、心の準備が必要な子もいます。ぜひ時間を作って一緒に向き合いましょう。

4-3:変化を経験する機会を作る

変化を受け入れられる耐性を作ることです。食事以外の場面で「いつもと違う」ことに触れ、楽しい経験をすることが大切です。

間違っても「慣れることが大事だから、とにかく場数を踏もう!」は避けましょう。お子さんの失敗体験になっては、逆効果になります。変化の付け方は、お子さんにとって様々です。

例えば、買い物するお店/習い事への行き帰りの道/遊ぶ友達/遊ぶオモチャ/日常生活で使う物など、日常生活の1部を変えることなどです。お子さんが楽しめる変化をつけていきましょう。

「【ADHDの子供の偏食】4つの原因/10の対処法を解説!」のまとめ

記事のポイントをまとめます 。

  • 【偏食】
    ・感覚の偏り→食べられるもの少ない


  • 【偏食の原因】
    ・食欲の弱さ
    ・口腔内機能の未熟
    ・感覚の偏り
    ・認知の偏り


  • 【偏食の対処法】
    ・苦手な感覚を知る/避ける
    ・固さ/大きさ/形を工夫する
    ・全身運動をする
    ・子供の不安を取り除く
    ・親が食べることを手伝う
    ・子供自身に確認してもらう
    ・チャレンジできたら褒める
    ・食べられる物の中で種類を増やす
    ・食事以外での変化の成功体験を作る

以上になります。

本記事の工夫が難しいという方で、栄養が心配な方は、サプリで栄養を補助的に摂取する方法もあります。

私が実際に支援をしている子にも、おやつ感覚で食べている子が多くいらっしゃいます。

必要な方は関連記事をご覧ください!

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  1. […] 偏食の詳細は、ADHDの子供の偏食への4つの対応方法をご覧ください。 […]

  2. […] ADHDの子供の偏食とは?【4つの原因と対応方法を解説】 […]

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