

ADHDの原因、親として、子どもに何をしてあげるべきか知りたい方へ「子供がADHD傾向と診断された、ADHDの原因は遺伝なの?ADHDって病気なの?治るの?親として何をした方がいい?」
こういった疑問にお答えします。
✓本記事の内容
- ADHDの原因
【脳の機能障害】 - ADHDは治らない
【付き合うもの】 - 親がやるべきこと
【子供への理解・親の関わりの工夫】
この記事を執筆している私は、療育指導を約10年しています。
ADHD含め1000人以上の発達障害の子供と、その親を支援してきました。
この支援経験を記事にまとめています。
この記事では、ADHDの子供への親の正しい捉え方、親としてやるべきことを、解説していきます。
ADHDについては、
【療育セラピストが解説】ADHDの子供の3つの特徴と7つの対応法
をご覧ください。
ADHDの原因【脳の機能障害】

結論からいうと、ADHDの原因は、医学的に、はっきりと分かっていません。脳の機能障害とだけ、いわれています。
アメリカの研究では1人の親がADHDだと、子供に遺伝する可能性が50%と言われるものもあります。
ここでは「ADHDの原因は、脳の機能障害といわれている」とだけ、把握しておきましょう。それを踏まえて、ADHDの子供への向き合い方、親としてやるべきことを解説していきます。
ADHDは治らない【特性として付き合っていくもの】

結論からいうと、ADHDは治るものではありません。原因が医学的にわからない以上、治す方法が見つけられないためです。
たまに、年齢が上がるにつれて、ADHDの特性がおちつく子どもがいます。ただ個人差があるので、ここに、過度の期待をすることは控えましょう。大切なことは、ADHD含めた全ての発達障害は、「付き合うもの」と理解することです。
私達自身が、自分の性格を変えられないのと同じで、子供のADHDの特性も、根本的に変わることはありません。(説明の便宜上、ここでは、性格は変えられない、と断言した表現をしています)
この考え方がズレていると、正しい情報を把握できても、効果的に活用することが、むずかしくなります。
親がやるべきこと【子供への理解と親の関わりの工夫】

親として、やるべきことは2つあります。
- 1:子供への理解を深める
- 2:親の関わりを工夫する
1つ1つ見ていきましょう。
1:子供への理解を深める
1-1:ADHDの特徴を知る

- 本を読む
- ネットで独学
- 専門機関に相談
- ペアレントトレーニング
- 検査を受ける
まず、ADHDの特徴を理解しましょう。そして得意な方法で情報を集めましょう。
ADHDの特徴は、
【療育セラピストが解説】ADHDの子供の3つの特徴と7つの対応法
をご覧ください。ここを把握できれば、基本的な知識の全体像は問題ありません。
また検査を受けて、客観的に子供を診てもらうことも可能です。
詳細は、
ADHDの子供の検査とは【種類/受診方法/相談窓口まで徹底解説】
をご覧ください。
2:親の関わりを工夫する
2-1:ADHDの子供への「向き合い方」を知る

具体的な関わりの前に、押さえるべきポイントがあります。まずADHD含めた発達障害の子供に関わる上での「向き合い方」を把握しましょう。
ADHDの子供への向き合い方は
ADHDの子供は友達がいない?【結論:他の子よりできづらい】
をご覧ください。
ここの考え方が理解できると、これから子供のことで悩みが出ても、解決に繋がるヒントを得やすくなります。専門機関に相談するときにも、話がスムーズになり、子供への支援が円滑になります。子供と関わる上での土台になる考え方になります。
2-2:ADHDの子供への「関わり方」を実践する

- 本を読む
- ネットで独学
- 療育
- ペアレントトレーニング
- 専門機関に相談
本で学ばれたい方
【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】
をご覧ください。
私が実際に読んだオススメの本になります。
ネットで学ばれたい方
- 発達マップ(本サイト)
仕事や家事で忙しく、限られた時間の中でも、子供に関わる上で必要な情報だけ把握できるよう、厳選しています。
また具体的な対応方法、困りの解決方法を知りたい方にもオススメです。
目的にあった情報サイトを活用してみましょう。
2-3:担任の先生や家族にも配慮をお願いする

- 先生に子供への配慮をお願いする
- 関わる大人が一貫した関わりをする
担任の先生へのお願いは効果的です。ただ園や・学校・先生が協力的な場合に限ります。私の経験上、配慮してもらいやすい例を、いくつか紹介します。
その①:席の配置
先生の目の前の席にしてもらいます。一番うしろの席や窓際の席は、クラスメイトの動き、声、外の景色、音など、注意を散らす要素が多くあります。
その②:指示の出し方
「簡潔に、ゆっくり、1つずつ」で指示を出す、です。むずかしい場合は、全体指示のあとに、個別での指示でも良いです。
その③:見通しの説明
最初に全体の流れを説明します。可能であれば黒板やWボードに書くなど、視覚的に説明できるのが、効果的です。
子供のADHDは遺伝?関連性は不明【脳の機能障害といわれている】のまとめ

記事のポイントをまとめます。
- ADHDの原因
【脳機能障害 】 - ADHD
【付き合っていくもの>治すもの】 - 親がやるべきこと
【①子供への理解 ②親の関わりを工夫する】 - 親がやるべきこと
【①ADHDを知る ②正しく向き合う ③関わりを工夫する ④周りの大人にも配慮してもらう】
以上になります。
親として、受け入れることがむずかしい事実もあると思います。ただ、子供の成長は待ってくれません。事実に目を向け、正しい知識と行動を繰り返していくことが、大切になります。
もし緊急度が高い場合は、専門機関への相談、療育を受けることをオススメします。相談できる専門機関は、3つあります。
詳細は、
ADHDの子供の検査とは【種類/受診方法/相談窓口まで徹底解説】
の後半のご覧ください。
参考になれば幸いです。
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