ADHD

子供のADHDは遺伝?関連性は不明【脳の機能障害といわれている】

投稿日:2020年3月9日 更新日:

ADHDの原因、親として、子どもに何をしてあげるべきか知りたい方へ「子供がADHD傾向と診断された、ADHDの原因は遺伝なの?ADHDって病気なの?治るの?親として何をした方がいい?」

こういった疑問にお答えします。

✓本記事の内容

  • ADHDの原因
    【脳の機能障害】

  • ADHDは治らない
    【付き合うもの】

  • 親がやるべきこと
    【子供への理解・親の関わりの工夫】

この記事を執筆している私は、療育指導を約10年しています。

ADHD含め1000人以上の発達障害の子供と、その親を支援してきました。

この支援経験を記事にまとめています。

この記事では、ADHDの子供への親の正しい捉え方、親としてやるべきことを、解説していきます。

ADHDについては、

【療育セラピストが解説】ADHDの子供の3つの特徴と7つの対応法

をご覧ください。

ADHDの原因【脳の機能障害】

結論からいうと、ADHDの原因は、医学的に、はっきりと分かっていません。脳の機能障害とだけ、いわれています。

アメリカの研究では1人の親がADHDだと、子供に遺伝する可能性が50%と言われるものもあります。

ここでは「ADHDの原因は、脳の機能障害といわれている」とだけ、把握しておきましょう。それを踏まえて、ADHDの子供への向き合い方、親としてやるべきことを解説していきます。

ADHDは治らない【特性として付き合っていくもの】

結論からいうと、ADHDは治るものではありません。原因が医学的にわからない以上、治す方法が見つけられないためです。

たまに、年齢が上がるにつれて、ADHDの特性がおちつく子どもがいます。ただ個人差があるので、ここに、過度の期待をすることは控えましょう。大切なことは、ADHD含めた全ての発達障害は、「付き合うもの」と理解することです。

私達自身が、自分の性格を変えられないのと同じで、子供のADHDの特性も、根本的に変わることはありません。(説明の便宜上、ここでは、性格は変えられない、と断言した表現をしています)

この考え方がズレていると、正しい情報を把握できても、効果的に活用することが、むずかしくなります。

親がやるべきこと【子供への理解と親の関わりの工夫】

親として、やるべきことは2つあります。

  • 1:子供への理解を深める
  • 2:親の関わりを工夫する

1つ1つ見ていきましょう。

1:子供への理解を深める

1-1:ADHDの特徴を知る

  • 本を読む
  • ネットで独学
  • 専門機関に相談
  • ペアレントトレーニング
  • 検査を受ける

まず、ADHDの特徴を理解しましょう。そして得意な方法で情報を集めましょう。

ADHDの特徴は、

【療育セラピストが解説】ADHDの子供の3つの特徴と7つの対応法

をご覧ください。ここを把握できれば、基本的な知識の全体像は問題ありません。

また検査を受けて、客観的に子供を診てもらうことも可能です。

詳細は、

ADHDの子供の検査とは【種類/受診方法/相談窓口まで徹底解説】

をご覧ください。

2:親の関わりを工夫する

2-1:ADHDの子供への「向き合い方」を知る

具体的な関わりの前に、押さえるべきポイントがあります。まずADHD含めた発達障害の子供に関わる上での「向き合い方」を把握しましょう。

ADHDの子供への向き合い方は

ADHDの子供は友達がいない?【結論:他の子よりできづらい】

をご覧ください。

ここの考え方が理解できると、これから子供のことで悩みが出ても、解決に繋がるヒントを得やすくなります。専門機関に相談するときにも、話がスムーズになり、子供への支援が円滑になります。子供と関わる上での土台になる考え方になります。

2-2:ADHDの子供への「関わり方」を実践する

  • 本を読む
  • ネットで独学
  • 療育
  • ペアレントトレーニング
  • 専門機関に相談

本で学ばれたい方

【ADHDの子供の親向け】おすすめのADHDの本【厳選5冊】

をご覧ください。

私が実際に読んだオススメの本になります。

ネットで学ばれたい方

仕事や家事で忙しく、限られた時間の中でも、子供に関わる上で必要な情報だけ把握できるよう、厳選しています。

また具体的な対応方法、困りの解決方法を知りたい方にもオススメです。

目的にあった情報サイトを活用してみましょう。

2-3:担任の先生や家族にも配慮をお願いする

  • 先生に子供への配慮をお願いする
  • 関わる大人が一貫した関わりをする

担任の先生へのお願いは効果的です。ただ園や・学校・先生が協力的な場合に限ります。私の経験上、配慮してもらいやすい例を、いくつか紹介します。

その①:席の配置

先生の目の前の席にしてもらいます。一番うしろの席や窓際の席は、クラスメイトの動き、声、外の景色、音など、注意を散らす要素が多くあります。

その②:指示の出し方

「簡潔に、ゆっくり、1つずつ」で指示を出す、です。むずかしい場合は、全体指示のあとに、個別での指示でも良いです。

その③:見通しの説明

最初に全体の流れを説明します。可能であれば黒板やWボードに書くなど、視覚的に説明できるのが、効果的です。

子供のADHDは遺伝?関連性は不明【脳の機能障害といわれている】のまとめ

記事のポイントをまとめます。

  • ADHDの原因
    【脳機能障害 】

  • ADHD
    【付き合っていくもの>治すもの】

  • 親がやるべきこと
    【①子供への理解 ②親の関わりを工夫する】

  • 親がやるべきこと
    【①ADHDを知る ②正しく向き合う ③関わりを工夫する ④周りの大人にも配慮してもらう】

以上になります。

親として、受け入れることがむずかしい事実もあると思います。ただ、子供の成長は待ってくれません。事実に目を向け、正しい知識と行動を繰り返していくことが、大切になります。

もし緊急度が高い場合は、専門機関への相談、療育を受けることをオススメします。相談できる専門機関は、3つあります。

詳細は、

ADHDの子供の検査とは【種類/受診方法/相談窓口まで徹底解説】

の後半のご覧ください。

参考になれば幸いです。

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