

不登校の子のテストで悩まれている方「定期テストは受けるべき?受験への影響が心配。不登校の子の高校受験が知りたい」
このような疑問/お悩みに、お答えします。
☑本記事の内容
✅「テスト以前」にすること
✅「テストを受ける」とき
✅「テストが受けられない」とどうなる?
✅不登校の子の「高校受験の対策」
我が子が不登校の場合、必ずと言っていいほど、出てくる悩みが「テスト」です。
学校の定期テストを受けないと内申点は下がり、受験も不利になる。高校受験はどうしよう……と、不安で一杯になると思います。
この記事を執筆している私は、相談支援を11年以上していて、不登校のご家庭の支援もしてきました。
その経験を通して、本記事では「不登校の子のテスト、進学への影響、高校受験の対策」について、まとめてみました。
本記事が、参考になれば幸いです。
「テスト以前」にすること

まず不登校の親御さんが把握するべきことは、不登校の子にとって「テストを受ける」ということは、もの凄く負荷がかかること、ということです。
さらに「点数を取る」も目指すとなると、さらに大変なことです。
それを踏まえ、最初に大切なのは、お子さんの「学習に対する拒否感」を減らしていくことです。
ここがないと、どんなに素晴らしい学習方法があっても、「表面的に取り組む」という形だけになり、結果には繋がりません。
むしろ、お子さんからしたら、「本当はやりたくなかったのに」「無理やり勉強させられている」という不満が募ります。
そして親御さんも「こんなに教えてるのに、どうしてできないの?」と、焦りと苛立ちが募ります。
そして親子の衝突に繋がり、親子関係が悪化し、勉強どころではなくなります…。
そうならないために、お子さん本人が「勉強やってみるよ」など、自分で選んで取り組んでもらうことが、大切になります。
「テストを受ける」とき

「テストが受けられるかも?」という段階になりましたら、
お子さんにテストを受けるか、聞いてみることをお勧めします。
選択肢は、2つになります。
・通常通り、教室で受ける
・保健室で受ける
私が支援してきたお子さんは、どちらかで受けるパターンでした。
保健室登校は、事前に担任に相談すれば、配慮してくれる学校が、多いです。
もちろんこれは、お子さんの意思あってのものですので、お子さんが拒んだら、それを尊重する形になります。
お子さんへの具体的な声の掛け方は、【不登校の子ども】何が正解なの?望ましい声かけ/避けたい声かけを、参考にしてみて下さい。
「テストが受けられない」とどうなる?

「テストが一切受けられなかった」としても、中学校は卒業できますが、進学にどう影響が出るか、心配な所ですよね。
結論からお伝えすると、内申点が影響する私立高校の受験の場合は、影響が出る可能性があります。
理由は、私立の高校は、内申点の評価が入るためです。ただ今は、内申点を考慮しない学校が少しずつ増えているのも事実です。
✍不登校の影響を受けない選択肢
不登校の影響を受けない進路は、3つあります。
・公立の高校受験
・フリースクール
・通信制の高校
これは、お子さんの気持ち次第です。それぞれメリット・デメリットがありますので、それを踏まえた上で、お子さんに選んでもらうのが良いでしょう。
それぞれの選択肢の特徴は、【子どもの不登校が辛い】今より少しだけ。心が軽くなる情報をお届けしますの後半部分を、ご覧ください。
不登校の子の「高校受験の対策」

不登校の子の高校受験の対策は、主に3つあります。
・学習塾
・家庭教師
・オンライン学習
個人的には、家庭教師か、オンライン学習をお勧めします。
理由は、不登校のお子さんは集団の中で入ったり、同学年の子との交流を避ける事が多いためです。仮にできても、ストレスになることもあります。
もしお子さんが発達障害など、学習の困難さがある場合は、一般の学習塾では難しいでしょう。
そういったことも考えると、家庭教師かオンライン学習が選択肢に入ります。
どの選択肢でも、お子さんが「やってもいいかな」「理解できる」が大切になります。
お子さんの安心があり、ペースや学び方に合わせてくれる環境なら、大丈夫です。
もしお子さんが塾や家庭教師など、人と関わることの負担が大きい場合は、こちらがお勧めになります。
人と合わず、自分のペースで、楽しみながら取り組めるものになります。
実際に私が支援してきたお子さんも、こちらを使って学習の土台作りをされる方が多かったです。
「【不登校の中学生】定期テストは受けるべき?高校受験への影響と対策とは」のまとめ

記事のポイントをまとめます。
【テスト以前にすること】
・学習の拒否感を取り除く
【テストを受けるとき】
・保健室登校
【テストが受けられない場合の影響】
・私立の高校受験が不利になる可能性がある
【高校受験の対策】
・オンライン学習
・家庭教室
・学習塾
以上になります。
ここまで色んな情報をお伝えしましたが、一番大切なことは、お子さんの気持ち、学校に相談することです。
お子さんの気持ちを聞く時間をとりつつ、親御さんが感じているご不安を学校に伝えていただき、
色んな選択肢について、相談をされることをお勧めします。
本記事が参考になれば、幸いです。
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