学級・進路

【支援学級の子は高校進学できない?】7つの進路先~進路選びの3つのポイント~

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支援学級の子の進路で悩まれてる方「支援学級の子は高校進学できないの?受験に不利になるって本当?特別支援学級からの進路が知りたい」

このようなお悩みにお応えします。

本記事の内容



支援学級の子の
 「7つの進路」

支援学級から高校進学
 「3つのポイント」

支援学級から高校進学
 「2つの注意点」

支援学級の子が
 「備えたいこと」
~高校進学に向けて~


支援学級の子の高校進学は、どんな進路先があるのか、子どもに合うのか、どんな基準で探せば良いのか、様々な面から悩まれる方が多いと思います。

一方で以前と比べ、支援学級の子の高校進学の選択肢は増えています。選択肢が増えたのは、とても喜ばしいことですが、

そもそもどんな選択肢があって、どんな基準で選べば良いのか、情報収集や判断の仕方は、難しい問題とも言えます。

そこで本記事では、支援学級の子の「高校進学の選択肢・選び方」についてお伝えしたいと思います。

私は、療育/相談支援員を10年以上しており、これまで支援学級に在籍する子の支援に携わってきました。

その支援経験を元に、本記事をまとめています。

支援学級からの高校進学についての、1つの情報として、参考になれば幸いです。

支援学級の子の「7つの進路」~高校進学~

支援学級の子の「進路」

7つお伝えします。



①:普通高校

②:定時制高校

③:通信制高校

④:高等専門学校

⑤:高等専修学校

⑥:フリースクール

⑦:特別支援学校


①:普通高校

全日制の高校になります。朝から夕方まで授業が行われます。

公立は学習指導要領に沿った授業になり、私立は、独自の教育理念・方針に沿って授業が行われます。

農業、工業系の高校は、実習がある場合もあります。

学べる内容・卒業後の選択肢が多い一方で、科目選択の自由度が低い特徴があります。

【合わせて読みたい記事】

【特別支援学級から普通高校に行くには何が必要?】5つのポイント・注意点

②:定時制高校

3つの時間帯(午前・午後・夜間)で通う高校になります。自分の好きな時間帯で通うことができ、年齢制限がない為、学生~働いてる方など、色んな方が通われています。

多くの学校では卒業に必要な単位は、全日制より少なく、卒業まで4年かかる場合が多いです(3年で卒業可能な学校もあります)

③:通信制高校

登校ペース(自宅学習の割合)を自分で選べます。卒業までの期限がない為、自分のペースで進めることができます。

コンディションの波が大きい子、特に「学校行けなかったらどうしよう」「学校行かなきゃ」と、不安が強かったり、頑張りすぎる子には、選択肢の1つになります。

✅サポート高校

通信制高校を卒業する為の学習サポートが目的になります。通信制高校と併用して通う形になります。

通うペースなど、自分で選べる場合が多い為、通信制高校が合う子には、心強いサポートになります。

④:高等専門学校

「工学・技術系」の専門的な内容が中心になります。

卒業までに5年かかりますが、専門的なスキルが身につく為、即戦力として扱われ、就職率が高いです。

興味・関心が内容と一致していて、専門性を深めて仕事にしたい、手に職をつけたいという方には、良いと思います。

ただし、偏差値・倍率は高めとなっています。

⑤:高等専修学校

中学卒業後の選択肢の1つになります。仕事に直結しやすい専門知識・スキルが学べます。

分野は、以下になります。

・工業
・農業
・医療
・衛生
・教育、社会福祉
・商業実務
・服飾、家政
・文化、教養

特徴も様々で、例えば、「不登校のお子さんのみの受け入れ」をしてる学校もあります。

高校卒業資格を取得するには、2つの方法が必要になります。

『技能連携制度』の利用
『大学入学資格付与指定校』を選ぶ

⑥:フリースクール

主に、不登校の子の居場所としての意味合いが強いです。全国に約400ヶ所以上あり、内容、費用などは様々になります。

公的な学校ではない為、出席扱いされるかどうかは、在籍校の校長先生次第になります。

許可が出れば、フリースクールへの登校も出席日数としてカウントされる場合があります。

⑦:特別支援学校

発達障害、知的障害などに対する支援が充実しており、先生は「特別支援学校教諭免許」を持っています。

ほとんどの先生が、障害児教育の専門的な知識・スキルを持ち合わせてる為、その子に合った支援も受けやすいです。

就労を目指した職業教育、職業体験、実習、自立に向けた生活スキルなどが学べます。

支援学級から高校進学「3つのポイント」

支援学級から高校進学にする際の

ポイントは、3つあります。



①:本人の「意思・興味関心」

②:本人に必要な「配慮・環境」の有無

③:進学先の学校に「受け入れ実績」の有無


①:本人の「意思・興味関心」

本人の気持ち・興味関心が向いているかが、大切になります。

本人が興味関心がハッキリあれば、それに関係する進路が良いです(直接的でなくても)。

ハッキリとした好きなモノがなければ、少なくとも本人が嫌がってる進路は、選べないと思います。その場合は、次でお伝えする内容がとても大切になってきます。

②:本人に必要な「配慮・環境」の有無

本人が実際に学校で過ごす際に、

・過ごしにくくないか
・支障が出る困りが生じないか


が大切になります。

そのために、本人に必要な配慮・環境の有無 が重要になってきます。

例えば、大人数が苦手な場合は、少人数制の環境(学校)が良いですし、

コンディションの波が大きい子でしたら、その日は通学するのかオンラインなのか選べるなど、自由度が高い環境(学校)の方が良いです。

繰り返しになりますが、

「本人が困りそうな場面に対して、必要な配慮・環境があるのか。もしくは作れるのか」

が大事な視点になります。

本人の気持ちがあったとしても、本人の辛い経験に繋がる可能性が高い環境なら、進路として慎重に検討せざるを得ません。

③:進学先の学校に「受け入れ実績」の有無

検討されてる進学先に、今まで学校で、本人に近い特性の子の受け入れ実績があるのか、確認をします。

例えば、

・軽度知的の子が通っていたことがあるか
・完全不登校の子を受け入れ実績があるか

などになります。本人の特性・状況に近い子が通えていたら、学校が合ってる可能性が高まります。

支援学級から高校進学「2つの注意点」

支援学級から高校進学する際の「注意点」は、2つあります。



①:「二次障害」のリスク
 (環境が合わない場合)

②:得られる「卒業資格」
 (特別支援学校高等部)


①:「二次障害」のリスク(環境が合わない場合)

支援学級の子にとって、環境が変わる時の一番のリスクが「二次障害」になります。

本人のことを理解してくれたり、支えてくれてた人が変わる為、本人の気持ち・過ごしやすさに大きな影響が出ます。

理解が得られず辛い思いをしたり、配慮が得られず失敗体験が多くなったり、お子さんによっては、引きこもり、鬱などの二次障害に繋がります。

学校という環境が合わないことによる『本人の失敗体験の積み重ね』が原因が、ほとんどの場合になります。

②:得られる「卒業資格」(特別支援学校高等部)

得られる卒業資格も、事前の確認が大切になります。

卒業しても、高卒資格がもらえない学校はあります。

例えば、特別支援学校(高等部)は卒業しても、高校卒業資格自体は得られません(特別支援学校高等部の卒業資格は得られる)。

これは高卒資格とは別のものになり、中学までの卒業資格と同じ扱いになります。


卒業資格も確認の上、進学先を選ぶことが大切になります。

支援学級の子が「備えたいこと」~高校進学に向けて~

ここまでは、支援学級の子の進学先の選択肢、選び方についてお伝えしてきました。

冒頭でもお伝えした通り、支援学級からの高校進学の選択肢は増えています。

ただ、望んでもお子さんの学力的に、その選択肢が現実的でない場合もあります。そのため、早めの学習対策が必要になります。

選ぶ選択肢によって、お子さんの学習状況によっては、特別な学習対策が不要な子もいます。

ただ、学力の影響を受ける選択肢の場合(その選択肢を選ぶ可能性がある場合)、そして高校進学の選択肢を減らさない為には、学習対策は重要になります。

支援学級に通う子の中には、特性上学習の方法・ペース・時間に配慮した方が、良い場合が多いです。

お子さんによっては、今在籍してる支援学級の授業が、お子さんの学習機会としては不十分な場合があります(ex.プリントだけ渡す授業)。

特に多いのは、情緒面に課題があるお子さんが、支援学級で過ごしやすさはあるけど、学習面は本人にとって内容が簡単過ぎる、という問題です。

学習面においては、支援学級での勉強だけでは、お子さんにとっては不十分な場合があります。

このような理由から、学習の遅れが一度大きくなると、取り戻すのに時間が必要になります。

同じ学習時間でも、遅れを取り戻す学習と、そうでない学習とでは、お子さんのモチベーションも違ってきます。

そして、モチベーションは学習時間・学習の質に直結します。

学習面に心配事がある場合は、早めの学習対策があると安心です。

✅学習対策は「タブレット学習」

特性ある子にとって、タブレット学習が良い理由は、大きく5つあります。

・本人のペースでできる
(丁寧に学習したい子向け)

・人に指摘されない
(教わるのが苦手な子向け)

・自分に合う課題に取り組める
(回答結果をAIが分析・課題を自動抽出)

・特性に合った学び方
(ex.アニメーション/音声解説)

・ゲーム要素がある学習
(苦手意識がある子向け)

このように、特性ある子が学びやすい要素が、いくつもあります。

・できない
・つまんない
・どこを勉強すればいいか分からない

など、学習を阻害する、ネガティブの要素を最小限にしてくれます。

タブレット学習の、その他のメリット・デメリットなど詳細は、下の記事をご覧ください。

グレーゾーンのお子さんにも、共通する内容になっています。

【療育支援員がおすすめ】発達障害の子に良い タブレット学習

「【支援学級の子は高校進学できない?】7つの進路先~進路選びの3つのポイント~」のまとめ

記事のポイントをまとめます。



✅支援学級の子の
 「7つの進路」

・普通高校
・定時制高校
・通信制高校
・高等専門学校
・高等専修学校
・フリースクール
・特別支援学校

支援学級から高校進学
 「3つのポイント」

・本人の意思・興味関心
・本人に必要な配慮・環境の有無
・進学先の学校に受け入れ実績の有無

✅支援学級から高校進学
 「2つの注意点」

・二次障害のリスク
 (環境が合わない場合)
・得られる卒業資格
 (特別支援学校高等部)

支援学級の子が
 「備えたいこと」
~高校進学に向けて~
・本人に合う学習方法の把握
・学習の成功体験を積む
・タブレット学習


以上になります。

本記事が参考になれば幸いです。


【関連記事】

【支援学級】担任と合わない時はどうする?2つの対策と注意点

-学級・進路

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発達障害/グレーゾーン/場面緘黙/不登校のお子さんとご家族の支援を、日々行っております。◇療育指導員◇相談支援員◇発達支援10年◇ブログ【週2回更新】◇twitter【毎日発信】◇長男が療育通所中◇

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