

イヤイヤ期の子の食事で悩まれている方「子どもがご飯を食べなくて困ってる。無理させても食べさせるべき?ご飯を食べないイヤイヤ期の子の対処法が知りたい。」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅イヤイヤ期の子が食べない時の
「事前チェック」
✅イヤイヤ期で食べない子どもの
「対処法」
✅ イヤイヤ期で食べない子の
「Q&A」
せっかく一生懸命作ったご飯を、お子さんが食べてくれないと、とても悲しい気持ちになりますよね。
この記事を執筆している私は、発達・相談支援を10年以上していまして、これまで多くの「子どもの食事」について、支援をしてきました。
その支援経験を元に、本記事では「イヤイヤ期の子が食べない時の対処法」について、まとめてみました。
本記事がお役に立てば、幸いです。
イヤイヤ期の子が食べない時の「事前チェック」

具体的なお話の前に、次の2つの項目にお子さんが該当していないか、確認をしてみましょう。
□:ウンチは出ているか
□:食事の1~2H前におやつを食べてないか
もし、ここに1つでも該当する場合は、ご飯を食べない原因に繋がってる可能性が高いです。
まずはご飯が食べられる体調や環境を作ることが、先決になります。
もし、お子さんが便秘の場合は…
・リンゴ
・バナナ
・納豆
・じゃがいも
・さつまいも
など、食べられる物があれば、食事に取り入れてみましょう。
イヤイヤ期で食べない子どもの「対処法」

では、具体的な内容を見ていきましょう。
ご飯を食べないイヤイヤ期の子の「対処法」 は、8つあります。
①:「食事のリズム」を整える
②:大人が「先に食べる」
③:「食べる順番」を変える
④:「関わる大人」を変える
⑤:食事を「切り上げる」
⑥:「今できてること」をほめる
⑦:食事に「好きな要素」を入れる
⑧:絵本で「食育」する
たくさんありますが、一緒に1つずつ見ていきましょう。
①:「食事のリズム」を整える

平日と休日の『食事の時間』を決めておき、リズムを作っていくことが、大切になります。
忙しい日々を送っている親御さんが、少しでも楽に食事作りができるように、
冷凍食品や作り置きなどで時短をし、準備をしておくのも、お勧めになります。
おすすめの食材の定期便を載せておきます。もしご存知ない方は、1つの方法として、ご覧くださいい。
☑らでぃっしゅぼーや
私は活用することで、時短になり、食事に関する負担が、かなり軽くなりました。
②:大人が「先に食べる」

お子さんが食べることを嫌がるときは、促すことを一旦やめて、
大人が先に食べましょう。美味しそうに食べているのを見て、食べたくなる子もいます。
お子さんが、『おいしそう、楽しそう、食べたいな』と思える環境を作ることが、大事になります。
大人がその見本を、実際に食べている姿で見せていきましょう。
③:「食べる順番」を変える

食べる順番を変える方法になります。
できるなら、『お子さんに選んでもらう』方が、効果的です。
・何から食べたい?
・○と○どっちから食べる?
・好きなものから食べていいよ
このようなイメージで声を掛け、お子さんに選んでもらう方法になります。
理由は、大人から「○○食べようね」よりも、自分で選んだほうが、食べるモチベーションになりやすいです。
私たち大人もそうですが、人から言われたことより、自分で決めた方が「やろう」と思えると思います。
これと、全く同じになります。
✍「手掴みで食べられる物」にするのも1つ
スプーンやフォークを練習中の子の場合は、『手掴みで食べられる物』を、最初に食べてもらうのも、1つです。
食べたくない気持ちがある上で、更に練習中のスプーンがあると、食べたくなる気持ちが強まる子もいます。
④:「関わる大人」を変える

他の家族に変わってもらい、人を変える方法もあります。
同じことでも、人が変わることで、お子さんとしては、聞き入れやすくなることもあります。
一回イヤイヤモードになると、なかなか切り替えが難しいのが、イヤイヤ期のお子さんの特徴になりますので…。
⑤:食事を「切り上げる」

どう促しても難しい時は、一度切り上げて、全て片付けてしまいましょう。
事前に、「食べないなら片付けるけど、どうする?」「食べる?食べない?」と聞いて、お子さんの気持ちを確認しましょう。
もし、反応がなかったり、食べると言って食べなかったら、
「食べないから、今日は片付けるね」と声を掛けて、片付けましょう。
感覚過敏などの偏食などでない限り、次の食事では空腹になり、リズムが作られてきます。
⑥:「今できてること」をほめる

お子さんが『今できていること』を、ほめましょう。
例えば…
・一口食べられた
・フォークで刺せた
・好きな物を完食した
・フォークで食べれた
などです。
お子さんが食事でほめられることで、食事の時間が楽しい/嬉しい時間になります。
そうすると、自然と食事に向かう時間が増え、食べることも増えてきます。
⑦:食事に「好きな要素」を入れる

食事にお子さんの『好き』を入れる方法になります。
例えば…
・好きなキャラクターのスプーンを使う
・好きなアニメのふりかけ/カレーを使う
このように、お子さんのモチベーションになる要素を入れると、食べるキッカケになることが多いです。
⑧:絵本で「食育」する

食事や食材を扱った絵本の読み聞かせすることも、1つになります。
絵本は、お子さんにとって『興味をもつキッカケ』になりやすいです。
「これ○○の本で出てたね~」など、身近に感じられると、緊張や警戒心が弱まり、食べることの拒否感が弱まってきます。
時間は多少かかりますが、お子さんが楽しみながら、食事に興味を持てる方法になります。
お勧めの絵本を2冊紹介します。
✍やさいのおなか
✍くだものなんだ
イヤイヤ期で食べない子の「Q&A」

ここでは、私が支援する中で良く頂く質問を、Q&A方式でまとめてみました。
4つ見ていきましょう。
Q.子どもの偏食はどうすればいいのでしょうか…

A.偏食で大切なことは、「今食べられる物から広げていく」ことになります。
例えば、唐揚げが大好きな子でしたら…
・唐揚げの食品メーカーを変える
・冷凍食品や手作りなど
唐揚げの中でも、少し変化を作り、食べられる機会を作っていきましょう。
このように、少しずつ変化を入れて、お子さんの食べられる幅を広げていきましょう。
お子さんが偏食で困っている方は、【子供の偏食】単なる好き嫌いじゃない!4つの原因と10の対処法をご覧ください。
Q.無理に食べさすことは良くないのでしょうか…

A.無理に食べさせることは、避けたほうが良いでしょう。
お子さんが『食事そのものが嫌いになる可能性がある』ためです。
お子さんが望めば食べられるようにしたり、身近に感じる機会(見聞きする)を作ることが、大切になります。
例えば…
・親が料理をする姿を見せる
・料理の手伝いをしてもらう
・調理をする前の食材に触れてもらう
なども良い方法になります。
お子さんが嫌がる様子がなければ、機会を作っていきましょう
Q.おやつばかり食べて、ご飯があまり食べずに困ってます...

A.おやつの量・時間を見直す必要があるかもしれません。
おやつの量を適切な量を確認し、必要な調整をしてみましょう。
農林水産省から出されている、適切な量の目安は、下記になります。
・ポテトチップス1/2袋
・ショートケーキ 1/2
・せんべえ3~4枚
・アイスクリーム小1個
詳しく知りたい方は、【農林水産省】おやつの適切な量についてをご覧ください。
Q.野菜を全然食べてくれないときは、どうすればいいでしょうか…

A.2つ目の質問の答えと同じになりますが、「身近に感じれる環境」を作ることが大切になります。
食材や調理を、見聞きすることで、『身近に感じ』『興味をもちやすい』状態になります。
あとは、好きな物を一緒に調理をしたり、形、大きさ、調理方法を工夫して、食べる機会を作るのも、良いと思います。
「【ご飯を食べない!】イヤイヤ期でも食べられる!8つの対処法」について

記事のポイントをまとめます。
✅子供が食べない時の「事前チェック」
・ウンチは出ているか
・食事の1~2H前におやつを食べてないか
✅対処法
・食事のリズムを整える
・大人が先に食べる
・食べる順番を変える
・関わる大人を変える
・食事を切り上げる
・今できてることをほめる
・ 食事に好きな要素を入れる
・絵本で食育する
✅よくあるQ&A
・偏食は食べられる物から増やしていく
・無理には食べさせない
・食材に触れる機会を作る
・家族が食べてる様子を見てもらう
・おやつの時間、適量を守る
・親が食べることを手伝う
以上になります。
本記事が参考になれば、幸いです。
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