

イヤイヤ期の子の育児に悩まれている方「イヤイヤ期の子どもが泣き止まない時に放置はしていい?イヤイヤ期の子の対処法が知りたい」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
・イヤイヤ期の子どもの「対処法」
・イヤイヤ期の子どものNGな「接し方」
・親の「イライラ解消法」
「イヤー!!」「これがいいの!」
成長に必要な時期とはいえ、毎日強烈な自己主張を繰り返されると、親御さんが疲れてしまいますよね。
育児において、このイヤイヤ期は、多くの親御さんにとって、悩ましい時期になると思います。
本記事では、そんな悩みを少しでも解消できる「イヤイヤ期の対処法、NGな接し方、イライラ解消法」まとめています。
この記事の執筆者の私は、育児で悩まれている方への相談支援を、10年以上してきました。
また2児の親でもあるため、支援者/親としての経験を元に、まとめています。
本記事が参考になれば、幸いです。
イヤイヤ期の子どもの「対処法」

イヤイヤ期の子どもの「対処法」は、6つあります。
できそうなイメージの湧くものがあれば、ぜひお試し下さい。
①:できるだけ「尊重」する
②:「気持ちの代弁」をする
③:他のことに「注意をそらす」
④:親が気持ちに「余裕をもつ」
⑤:「主語をママ」にして伝える
⑥:事前に「約束」をする
①:できるだけ「尊重」する

イヤイヤ期の「自分でやりたい」は、お子さんの自己主張の芽生えです。
これを尊重することで、お子さんが「自分で決めて取り組む」に繋がっていきます。
危ないことや周囲の人に明確がかかってしまう場合は、避ける必要がありますが、
それ以外は、『できる範囲でお子さんに自由にさせてあげる』ことが、良いと思います。
上手くいかなくて、大泣きをしたり、怒ったりすることもあると思います。
それも含めて、お子さんにとって大切な「学び」になります。
ただ、親御さんが「余裕がなくて怒っちゃいそう」などの場合は、無理をしなくて大丈夫です。
育児の他にも、家事や仕事など、日頃から大忙しの日常はストレスが溜まります。
チャレンジさせて、結界的に親御さんが怒ってしまうことになると、お子さんも親御さんも辛いですよね。
親御さんが『お子さんを手伝える余裕がある時』で、十分です。
②:「気持ちの代弁」をする

「○○できなくて、悔しかったんだよね」「○○をやってみたかったんだよね。それは悲しいよね」など、
お子さんの気持ちを、親御さんが言葉にして伝えたり、共感をするイメージになります。
私たち大人もそうですが、「自分のことを分かってくれている人」の話は、聞きますよね。
逆に、「自分のことを全然分かってない人」の話は、聞きたくないですよね。
これと同じで「ちゃんと自分の気持ちを分かってくれてる」を、お子さんに実感してもらうことが、大切になります。
③:他のことに「注意をそらす」

『他のことに注意をそらす』ことも、効果的です。
時と場合によっては、「子どもの話をゆっくり聞いてる時間がない!」ということもあると思います。
そんな時に、効果的な方法になります。
例えば、お子さんにとって『もっと魅力的なもの』に、注意をそらすのが良いです。
「アンパンマン始まっちゃうよ!」
「今日の夜ご飯はハンバークだよ!」
「帰りに○○の電車で乗って帰るよ」
これは一例ですが、このようなイメージになります。
もし、家のオモチャや遊びも飽きてしまって、注意をそらせるものがない…という方は、
おもちゃのレンタル【キッズ・ラボラトリー】がお勧めになります。
オモチャのレンタルサービスで、定期的にオモチャが変わるので、
新しいオモチャに触れる機会が増え、お子さんの注意をそらすのに、効果は抜群になります。
④:親が気持ちに「余裕をもつ」

イヤイヤ期が始まったら、大人が『時間に余裕を持って行動する』ことが、大切になります。
時間の余裕は、気持ちの余裕に繋がります。
人は、時間に追われると、イライラするものです。
・明日の準備
・家事などの段取り
・時間に遅れないように
イライラする予測のつくものは、事前に余裕を持って行動できる状態にするのが、一番です。
ただでさえ、イヤイヤ期は突然の癇癪で予定が狂います。
日頃の育児に加えて、家事やお仕事もあると難しいことも多いかもしれませんが、
時間に+30分加えて予定を立てるなどができると、余裕が生まれやすくなります。
親御さんの余裕が生まれると、先ほどの①~③の方法も実践しやすくなります。
このように好循環が生まれると楽になりますので、この循環を作るまで大変かと思いますが…やる価値のあることです。
⑤:「主語をママ」にして伝える

幼児のお子さんは、自分より身近な人が喜ぶ方が、やる気スイッチが入ります。
例えば、朝お子さんを起こす場面でしたら…
①:幼稚園に遅れちゃうから起きて!
②:起きてくれると、○○(お子さん)と朝ごはん食べられるからママ嬉しいな
一般的には、②の声掛けの方がお子さんが頑張ろうと思える声掛けになります。
『ママ(お子さんが親しい人)を主語』にして伝えることで、お子さんは頑張りやすくなります。
⑥:事前に「約束」をする

イヤイヤ期が始まると、癇癪を起こす場面が、ある程度分かってくると思います。
そこが把握できたら、その場面になる前に、事前にお約束をしましょう。
例えば、買い物で外出する前に「今日は野菜だけを買うよ。お菓子は買えないよ」と伝えます。
お子さんが話を聞いていること、納得していることが確認できたら、お約束はバッチリです。
✍泣くキッカケの原因を避ける方法もある
先ほどの買い物の例でいうと、「事前に約束をしていても、その場になると癇癪を起こす子」もいらっしゃいます。
その場合は、癇癪のキッカケになる場所を避けるのも1つです。
買い物のお菓子コーナーが泣く原因でしたら、お菓子コーナーの前は通らないで買い物をするなどです。
他のご家族の方がいらっしゃる場合は、お留守番したり、車の中で待つ(お出かけの帰りに買い物をする時)なども方法もあります。
事前のお約束が通じない子には、効果的になります。
イヤイヤ期の子どものNGな「接し方」

イヤイヤ期の子どものNGな「接し方」は、3つあります。
できそうなイメージのつくものがあれば、お試し下さい。
①:泣いたら「要求に応える」
②:「泣かないで!」と言う
③:「ずっと泣いてなさい!」と言う
①:泣いたら「要求に応える」

お子さんが泣いたら、要求に応えることは、逆効果になってしまいます。
お子さんからしたら「泣けば、要求が通る」と誤った学習をし、泣くことが増えていきます。
もし今まで、「泣いたら要求に応えてきちゃってたよ…」という方は、
【子どもの癇癪】3つの原因から考える!クールダウンの方法をご覧ください。
そういう方に役立つ対処法を、図でまとめています。
②:「泣かないで!」と言う

「泣かないで!」と言うことで、お子さんは「泣く=悪いこと」と考えるようになります。
そのため、辛いことがあっても、泣くことを我慢したり、誰にも言わず『一人で抱える癖』がつきます。
一人で抱み続けると、早い子では小学校低学年頃から、
『鬱傾向や不登校など、違う問題』に繋がる可能性が高まってきます。
③:「ずっと泣いてなさい!」と言う

『ずっと泣いてなさい!』と言うことで、お子さんは、戻るタイミングを失ってしまいます。
言いたくなるお気持ちは、私も親なので、とてもよく分かります。完全にすることは難しいと思いますが、
できる範囲で距離をとって、親が冷静になる時間をとるのも、1つだと思います。
親の「イライラ解消法」

親御さんの「イライラ解消法」は、3つあります。
できそうなイメージのつくものがあれば、お試し下さい。
①:「成長」に目を向ける
②:人に話をする
③:「自分の時間」を楽しむ
①:「成長」に目を向ける

人は、ネガティブな印象が残りやすく、目にも付きやすいです。
ただ、振り返ってみるとお子さんの「成長した所」を、たくさん発見することができます。
・言葉が増えた
・ジャンプができるようになった
・難しかったパズルができた
・遊べるオモチャが増えた
このように、お子さんの成長に目を向けることで、
「うちの子頑張ってるな。すごいな」と親御さんが実感でき、ストレスを減らすことができます。
家族の中で、お子さんの成長した点を話し合うのも、お勧めになります。
②:人に話をする

日頃の育児の苦労など、人に話せると、気持ちが軽くなります。
私が支援してき方の中で、育児の悩みで精神的に参ってしまう方がいらっしゃいましたが、皆さん共通していたのは、
・一人で抱え込んでいた
・話を聞いてくれる人がいなかった
になります。
そのため、一人で抱え込まず、人に話をすることは、とても大切なことになります。
もし話せる人がいない!という方は、SNS(ツイッター/インスタグラム等)で愚痴や苦労などを発信するのも1つです。
共感してくれる人からの反応があったり、同じ境遇の方と繋がる、ストレスの解消に繋がります。
当サイトの発達マップ(@hattatu map)も、育児で悩まれている方に役に立つ、情報を発信しています。
③:「自分の時間」を楽しむ

人によっては、難しい場合もあると思います。
ただ、親御さんの「自分自身のための時間」を確保することは、とても大切なことです。
真面目な方ほど、自分を疎かにしやすいですが、
「自分の時間」もお子さんのことと同じぐらいの優先順位で、時間を作って良いと思います。
例えば、週末の午前中はパパに預け、ママは外出して…
・友人とご飯
・一人で晩酌
・美容室へ行く
・好きな映画を見る
・カフェでコーヒーを飲む
などです。
あと、自治体が運営しているファミリーサポートもお子さんを預けることができるので、お勧めになりますす。
「【泣き止まない時に放置はNG?】イヤイヤ期の6つの対処法」のまとめ

記事のポイントをまとめます。
✅イヤイヤ期の子どもの対処法
・できる範囲で「尊重」する
・「共感・気持ちの代弁」をする
・他のことに「注意をそらす」
・親が時間・気持ちに「余裕をもつ」
・「主語をママ」にして伝える
・事前に「約束」をする「きりかえ」ができるようになる
✅イヤイヤ期の子どものNGな接し方
・泣いたら「要求に応える」
・「泣かないで!」と言う
・「ずっと泣いてなさい!」と言う
✅親のイライラ解消法
・「成長」に目を向ける
・人に話をする
・「自分の時間」を楽しむ
以上になります。
本記事が参考になれば、幸いです。
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