

子どもに合うオモチャを探してる方「子どもの言葉が遅くて心配。言葉を増やすのに良いおもちゃを教えてほしい」
このようなお悩みをお持ちの方向けに、
本記事では、“言葉を増やすキッカケ” になりやすいオモチャ”を紹介したいと思います。
☑本記事の内容
✅言葉が遅い子に「オススメなおもちゃ」
✅言葉を増やす為に「一番大切なこと」
✅言葉を増やす「おもちゃの遊び方」
「周りの子は言葉が出ているのに、うちの子はまだ出ない…」
「年齢に比べて言葉が遅い。このまま言葉が遅いと心配…」
お子さんの言葉の成長は、親として心配になりますよね。
この記事の執筆者の私は、発達相談員を10年以上しており、
発達障害・発達がゆっくりなお子さん・親御さんの支援に携わってきました。
その支援経験を元に、本記事をまとめています。
本記事では、おもちゃだけではなく、言葉を増やす上で、”大切なこと・遊び方のコツ” も紹介します。
参考になれば幸いです。
言葉が遅い子に「オススメなおもちゃ」

言葉が遅い子に「オススメなおもちゃ」は、7つあります。
1つずつ、見ていきましょう。
①:アンパンマン 遊んで体幹トレーニング! ポップンボール
- 発声が少ない子にオススメ
(楽しめると、思わず声が出やすい) - 全身運動ができる
(乗る・持つ・転がす・蹴る等) - 要求(発語)できたら⇨乗せてあげる、の促しがオススメ
②:アンパンマン うちのこ天才 トランペット
- 発声が少ない子にオススメ
- ハーモニカより簡単
- 「口角・息を吐く」の意識付けになる
③:ハーモニカダイアトニック10ホールハープ
- 発声が少ない子にオススメ
- 「口角・息を吐く」の意識付けになる
④:デザインつみき
- 色・形が学べる
- ママゴトで言葉の促しできる
⑤:ままごといっぱいセット
- ママゴトで、発語が促しやすい
- 手先が弱い子にオススメ
(マジックテープを剥がす微細運動)
⑥:はじめてずかん これ、な~に?650
- 色んな種類の名詞を覚えたい子向け
(食べ物・乗り物・動物など)
⑦:アンパンマン にほんご えいご 二語文も!あそぼう!しゃべろう! ことばずかんPremium
- 言葉に興味を持ちやすい
- 一人で遊んで覚えることもできる
【合わせて読みたい記事】
【療育支援員が紹介】発語を促すおもちゃ12選!遊び方の4つのコツも解説
言葉を増やす為に「一番大切なこと」

お子さんの言葉を増やす為に、一番大切なことは、「人に伝えたい!という気持ち」です。
「人に伝えたいこと」があって、言葉を発する理由(お子さんのメリット)ができます。
言葉が遅いからといって、言葉を沢山覚えてもらったり、
マネをして繰り返し発信する練習ばかりしても、コミュニケーション力には、十分には繋がりません。
土台に、“伝えたい気持ち” があることが、大切になります。
“伝えたい気持ち” が弱いまま、言葉の練習だけしていくと、お子さんの拒否感に繋がります。
あくまで、言葉はツールです。人に伝える手段になります。
『言葉を使いたい(使う必要がある)状態』 を作っていくのが、先になります。
言葉を増やす「おもちゃの遊び方」

言葉を増やす「おもちゃの遊び方」は、4つになります。
お子さんの様子(発達段階)によって、おもちゃの遊び方は、変わります。
①目が合わない
(人への関心がうすい)
②喃語しか出ない
(ex.あー、うー)
③単語が中心に出る
④2語文が中心に出る
お子さんの様子に近い項目を、ご覧ください。
①:「目が合う⇨本人のメリット」
(目が合わない子)
②:「喃語で要求⇨本人のメリット」
(喃語が中心に出る子)
③:「単語×2回で要求⇨本人のメリット」
(2語文が中心に出る子)
④:「単語×2回で要求⇨本人のメリット」
(3語文が中心に出る子)
※ex.あー、うー等
①:目が合う⇨本人のメリット(目が合わない子)

目が合わない子には、言葉を覚えてもらう前に、目を合わせる練習が必要になります。
理由は、コニュニケーションは、”人と目を合わせてとるもの” だからです。
つまり言葉を覚えても、人に対して使えなければ伝わりません。
その為にまずは、目を見る(アイコンタクト)スキルが必要になります。
目が合いづらい子の特徴で、よくあるのは「人への関心がうすい」ことです。
「他者意識が低い」ともいいますが、まずは「目が合う回数・合ってる時間」を増やしてくことで、
コミュニケーションの入口を作っていきます。
とは言っても、具体的に何をすればいいのか、分からないですよね。
ここからは、具体的な関わり方を、流れで見ていきましょう。
親がお子さんの好きなオモチャを持って、お子さんの目の前にいる場面を作ります。
オモチャを持ってる(親)
↓
オモチャを取ろうと手を伸ばす(子)
↓
オモチャを親の顔に近づけ、子供と目が合う様にする(親)
↓
親の目を見る(子)
↓
すぐオモチャを渡す(親)
※最初は一瞬でも目が合えば、オモチャを渡してOKです。
このように、「親の目を見た=メリットがある(オモチャを受け取れた)」
という機会を作ることが、ポイントになります。
✍”子どもの要求” が出る環境を作る
ここで言う、”子どもの要求” とは、伝えたい気持ちになります。
要求が出やすい環境作りの例で、好きなものを目に見える場所(本人が取れない)に置く
というものがあります。
“要求したくなるもの” とは、下の様なイメージになります。
・食べ物/飲み物
・オモチャ
・スキンシップ/活動
(ex.くすぐり・高い高い・一緒に遊ぶ等)
あくまで例ですので、親御さんが無理のない範囲で対応でき、お子さんの喜ぶものが良いと思います。
②:喃語で要求⇨本人のメリット(喃語が中心に出る子)

喃語が中心に出る子には、とにかく「人に向かって発せたら(喃語)、良いことがあった」
という経験を、重ねてもらうことが大切です。
最初は、どんな音でも、それが偶然出た場合でも、構いません。
人に向かって、発せられたら、すぐに要求に応えてあげましょう。
(応えられる可能な要求に限り)
具体的な関わり方は、先ほどの “目を合わせる” と、同じになります。
①子どもの要求が出やすい環境を作る
②子どもから要求が出る
(出なければ促す)
③要求に応える
(子どものメリット)
✍「喃語⇨単音」の促しに変えてく
お子さんの喃語がたくさん出る場合は、その喃語の中で、明瞭に出る音を見つけてみましょう。
例えば、「おー、ちゃー(お茶)」など、1つずつ音を出して、単語にしていきます。
明瞭な音でなくても大丈夫です。何となく「この音を言ってるのかな?」ぐらいで問題ありません。
③:単語×2回で要求⇨本人のメリット(2語文が中心に出る子)

お子さんから単音が出る様になると、次は単語です。
関わり方は、これまでの「目を合わせる・喃語」と同じになります。
単語での要求が出たら、すぐに応えてあげましょう(応えられるもので大丈夫です)。
⚠単語:最初は名詞から覚える
もし、一から単語を覚える場合は、最初は名詞から覚えるのが良いです。
理由は、最も効果的に多くの言葉を覚えられるからです。
よくあるのが、「ちょうだい」「やって」などです。
これも立派な言葉ですが、色んな場面で使えて便利すぎる為、他の言葉を覚えにくくなる場合があります。
お子さんの要求は、だいたい解消できてしまう為、後から名詞を覚えようとしても、時間がかかります。
お子さんからしたら、「ちょうだい・やって」の言葉で伝わってるのに、
他の言葉を、わざわざ覚える理由がないからです(少なくともモチベーションが高まらない)
このような背景から、最初は「名詞から覚える」が効果的になります。
私の経験上ですと、特に自閉傾向がある子ほど、顕著です。
④:単語×2回で要求⇨本人のメリット(3語文が中心に出る子)

単語での要求が出るようになったら、1つ1つの単語を繋げて、発する様に促しましょう。
例えば、「パン」「ちょうだい」を1つずつ言ってもらいます。
少しずつ、2つの言葉の間隔を短くして、2語文に近づけていきましょう。
大人がお手本を見せて、マネを促すと効果的です。
「言葉が遅い子におすすめ!おもちゃ7選!遊び方の4つのコツ」のまとめ

記事のポイントをまとめます 。
✅言葉が遅い子に「オススメなおもちゃ」
・アンパンマン ポップンボール
・アンパンマン うちのこ天才 トランペット
・ハーモニカダイアトニック10ホールハープ
・デザインつみき
・ままごといっぱいセット
・はじめてずかん これ、な~に?650
・アンパンマン にほんご えいご 二語文も!
✅言葉を増やす為に「一番大切なこと」
・人に伝えたいという気持ち
・言葉が出た後⇨子どものメリット
✅言葉を増やす「おもちゃの遊び方」
・目が合う⇨本人のメリット
(目が合わない子)
・喃語で要求⇨本人のメリット
(喃語が中心に出る子)
・単語×2回で要求⇨本人のメリット
(2語文が中心に出る子)
・単語×2回で要求⇨本人のメリット
(3語文が中心に出る子)
以上になります。
オモチャ選びが難しいという方は、レンタルサービスを活用するのも1つです。
興味のある方は、こちらを参考にご覧下さい。
オモチャ以外でも、お子さんの言葉の成長には、絵本を使う方法もあります。
言葉の成長に繋げる為に、絵本・読み聞かせの方法を知りたい方は、下の記事をご覧ください。
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