こんにちは。発達マップです。
普段の発信では、自分自身のお話することは少ないですが、
ここでは私自身のこと、発信に対する想いをお話したいと思います。
何をしてる人?
私は普段、療育/相談支援員として、発達障害・グレーゾーンと言われるお子さん・親御さんの支援をしています。中には不登校の子もいらっしゃいます。
お子さんは、2才~中学3年生頃が中心になります。その中でも特に、未就園~小学2年生のお子さんが多いです。
支援に携わって10年以上が経ちます。お仕事以外のお話も少しだけ。
私は2児の父で、妻・8才の息子・6才の娘の4人家族です。
長男は4才の時に、言語発達遅滞、発達性協調運動障害の診断を受けており、療育に通ってました。
小さな躓きはあるものの、日々楽しく、毎日を送っています。
どんな支援をしてるの?
現在は、親御さんへの相談支援が中心になります。
個別でお話をお伺いしながら、
・お子さんへの関わり方
・家族間での認識のすり合わせ
・問題行動への具体的な対応方法
・学校への相談方法
・学級/支援先の選び方
など、相談内容に応じて支援をしています。
お子さんへの直接支援に携わっていた頃は、SST/ライフスキルトレーニングを中心にしてました。
・言葉の遅れ
・会話のキャッチボール
・感情コントロール
・集団参加
・学習の苦手意識
・癇癪
・自傷/他害
・その他家庭内の問題
色んな困りを抱えた子と関わる中で、様々な支援をしてきました。
何のために発信するの?
私が活動する目的は1つです。
それは、育児で悩まれてる親御さんが、
「ちょっと気持ちが軽くなった」
「子どもへの理解が深まった」
「子どもと向き合うのが少し楽になった」
「子どもと過ごしやすくなった」
と、少しでも感じていただくことです。
困りを抱える子の育児をする上での、視点・関わり方・事例などの情報に触れてもらうことで、
育児で大変な思いをされてる親御さんが「今よりちょっと前向きになれる」を目指してます。
私は今、療育機関に勤務していますが、組織にいると、伝えたいけど伝えられないことが少なからずあります。
また相談に来ていただかない限り、こちらから支援をすることは出来ません。
ただ実際には、相談できずに困っていたり、早い段階で情報を知るだけで子育ての不安・困りを減らせる場合も少なくありません。
そのため、組織に縛られず、誰でもすぐに情報に触れられるSNS・ブログを中心に、個人で発信するスタイルが、今の私にとって一番良い形になりました。
私の発信に触れることで、少しでもポジティブな気持ちになっていただけたら。と思ってます。
なぜ発信活動をしようと思ったの?
元々私は「困ってる子どもの力になりたい」という、漠然とした想いがありました。そんな想いから、子どもに携わる仕事に就くことを決めてました。(いつ頃から決めていたかは、定かではないのですが…)。
専門学校を卒業後、児童福祉施設で生活指導員になり、施設で生活する子(家庭の複雑な事情で養育が困難。当時は7~8割の子が発達障害)と衣食住を共にしてました。
数年共にした子ども達は、施設を退所します。多くの子は家庭に戻るのですが、正直私は指導員として「心から安心して送り出せる」と思ったことは、1度もありませんでした。
何かしらの懸念があり、これからの生活で、子どもに困りが生じることが、容易に想像できたからです。ただ子どもが施設で過ごせる期間には決まりがある為、そうせざる得ない現状を沢山見てきました。
退所する子を見ていく中で、家庭のあり方を考えさせられました。親御さんの考え方・関わり方が、お子さんに与える影響の強さを目の当たりにしてきました。
そんな経験を通して「発達障害の子が生きやすくなる支援がしたい。家庭の支援がしたい」という思いから、療育に携わる道に進むことを決めました。
療育の現場では、多くのお子さんの支援に携わることができました。発達障害といっても、一人として同じ子はいなく、本当に多くの困りを抱えた子がいることを知りました。
そこで支援をして数年が経つ頃、私の息子が生まれました。そして我が子の育児が、私の今の発信活動の大きなキッカケとなりました。
私の息子は、当時4才のとき、保育園で発達の遅れを指摘され、専門機関への相談を勧められました。そして療育に通うことになりました。
私も仕事柄、息子の発達の遅れには気付いていた為、家での関わりは意識していました(当時は、妻と共通認識を持って意識的に関わっていました)。
ただ息子を育てる中で「親ってこんなに大変なんだ…こんなにイライラするんだ…こんなに傷つくんだ…こんなに理解されないんだ」と厳しい現実を突きつけられました。
それまでの私は、正直「親が関わり方を学んで、子どもに合った接し方ができれば、多くの問題は解決できる」と思い込んでました。
今となっては、とても恥ずかしい考えですが、当時の私は本気でそう信じ、支援をしてました。実際に自分が親になって、発達に心配がある我が子を育てる中で。理屈通りにはいかないこと、
親の感情を抑えるのも難しいこと、周囲の言動で傷つくことが、日常的にあることを知りました。仕事柄、多少の知識がある分、できない自分をその都度痛感し、自己嫌悪に陥る時期もありました。
保育園からも何度も息子の発達について、傷つく言葉を言われてきました。不安や焦りを感じながら、妻と今後の子どもの支援など、何度も話を重ねてきました。
当時の保育園の先生に言われた「○君、今日も○○できなかったですよ。○君だけ皆から遅れてましたよ」と、何度も繰り返し言われたことは、今でも忘れられません。また医師から診断書を受け取った時の、あの言葉にならない気持ちは、今も胸に残ってます。
その当時の辛い思い・孤独感を経験して「親のサポートが圧倒的に足りていない」ことを、身をもって知りました。そんな経験を経て「困りを抱えた子の親御さん」に向けて、個人で情報発信することを決めて、今に至ります。
これからどんな発信をするの?
「困りを抱えた子の育児」に役に立つ発信をしていきたいと思います。
・子どもに向き合う視点
・具体的な関わり方
・親が抱える葛藤
・実際に支援した事例
このような情報発信をしていきます。
また当事者以外の方にも知ってもらうことで、周囲の理解が広がり、
困りを抱えた子や親御さんが少しでも過ごしやすくなる社会に繋がればと思っています。
その為に、一人でも多くの方に届く様、日々発信していきたいと思います。
ここまで読んで下さりありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
[…] います。2才前後~中学3年生のお子さん・親御さんが中心になります。お子さんへの直接指導や親御さんへの相談支援などをしてきました。詳しくは、プロフィール をご覧ください。 […]