

発達障害の子が落ち着くグッズを探してる方「自閉症やADHDなど、特性ある子が落ち着けるグッズが知りたい」
発達障害(自閉症/ADHD)のお子さんは、物を通して落ち着きやすいことがあります。
外出先、慣れない場所、待ち時間、家で過ごす時など、
落ち着いて過ごしてほしい!という場面も多いですよね。
この記事の執筆者の私は、療育支援を15年以上しており、
これまで、発達障害のお子さん・親御さんの支援に携わってきました。
その支援経験を元に、本記事をまとめてます。
また「クールダウンする時のポイント、落ち着く時に大切な視点」もお伝えします。
参考になれば、幸いです。
目次
- 1 発達障害の子が落ち着く「おすすめグッズ」
- 1.1 ①:ゴムボール
- 1.2 ②:プッシュポップ1
- 1.3 ③:スクイーズボール
- 1.4 ④:スティッキーボール
- 1.5 ⑤:プッシュポップ2
- 1.6 ⑥:スクイーズ玩具
- 1.7 ⑦:シンプルディンプル
- 1.8 ⑧:ポップチューブ
- 1.9 ⑨:プッシュポップ3
- 1.10 ⑩:卓上スピナー
- 1.11 ⑪:ハンドスピナー
- 1.12 ⑫:バルクポップバブル
- 1.13 ⑬:ネックレス チューイング
- 1.14 ⑭:チューイー・チューブ
- 1.15 ⑮:プッシュポップブレスレット
- 1.16 ⑯:スパイキー感覚指リング
- 1.17 ⑰:フィジェットトレイ
- 1.18 ⑱: プレイタイマー
- 1.19 ⑲:フィンガートイ
- 1.20 ⑳:ポップオンイットバックパック
- 2 発達障害の子がクールダウン「3つのポイント」
- 3 発達の子が落ち着く時に「大切なこと」
- 4 【発達障害 落ち着くグッズ20選】まとめ
発達障害の子が落ち着く「おすすめグッズ」

発達障害(自閉症/ADHD)の子が落ち着く「おすすめグッズ」を、20種類 お伝えします。
①:ゴムボール
- 感覚遊びができる
(視覚/触覚) - シリコン製で丸洗いできる
②:プッシュポップ1
- 感覚(視覚)遊びができる
- 幼児も握りやすいサイズ感
③:スクイーズボール
- 感覚遊びの定番
- 握って、見て、感触を楽しめる
- 自閉の子で好きな子が多い
④:スティッキーボール
- 感覚遊びができる
(視覚/触覚) - 壁に投げ、くっつけて遊べる
- 光るモノが好きな子にもオススメ
⑤:プッシュポップ2
- 感覚を満たしやすい
(押す・ねじる) - 衛生面・耐久性が安心
(シリコン製)
⑥:スクイーズ玩具
- 感覚遊びができる
(視覚・触覚) - 数字/感覚遊びが好きな子向き
⑦:シンプルディンプル
- 感覚遊びができる
(視覚/触覚/聴覚) - 押す感覚/出る音が楽しめる
⑧:ポップチューブ
- 感覚遊びができる
(視覚/聴覚/触覚) - 伸ばす/曲げる/縮める/繋げる
(伸縮時に音が出る)
⑨:プッシュポップ3
- 感覚遊びができる
(視覚/触覚) - 丸みを押して、感覚が満たせる
- 洗える為、衛生面も安心
⑩:卓上スピナー
- 感覚遊びができる
(視覚) - 持ち運びに便利
(ポケットに入るサイズ)
⑪:ハンドスピナー
- 感覚遊びができる
(視覚/触覚) - ストレス発散できる
⑫:バルクポップバブル
- 感覚遊びができる
(視覚) - 回転(視覚刺激)で落ち着きやすい
⑬:ネックレス チューイング
- 噛んで感覚を満たせる
- 服・爪を噛む子におすすめ
- 色により硬さが違う
(子どもの発達に合わせられる)
⑭:チューイー・チューブ
- 噛んで感覚を満たせる
- 噛み癖がある子におすすめ
- 携帯に便利
⑮:プッシュポップブレスレット
- 感覚遊びができる
(触覚/聴覚) - 柔らかい素材で安全
- デザイン性高く、小学生以上にも人気
⑯:スパイキー感覚指リング
- 手先に刺激がほしい子向け
- 落ち着きやすい
⑰:フィジェットトレイ
- 様々な感覚を楽しめる
- デザイン性高く、外でも使いやすい
⑱: プレイタイマー
- 感覚遊び(視覚)ができる
- 自閉傾向の子に人気がある
⑲:フィンガートイ
- 感覚遊びができる
(視覚/触覚) - 手先が不器用な子も使いやすい
⑳:ポップオンイットバックパック
- 感覚が満たせ、実用性もある
- デザイン性高く、幅広い年齢層の子に人気
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発達障害の子がクールダウン「3つのポイント」

発達障害の子が、クールダウンする時のポイントは、3つあります。
ここでは、クールダウンが一番必要になる “癇癪” の場面を想定して、説明します。
周囲の話が入らない状態(パニック)になった場合になります。
①:「安全面」を最優先にする
②:「刺激」を与えない
③:「落ち着いた状態」になるまで見守る
安全面を最優先にする

まず最初は、安全な環境を確保します。
・危険な物がないか
・怪我の恐れのある場所でないか
(ex.外・道路に飛び出せる)
・周囲の人の危険もないか
特に多いのは「物を投げる、飛び出し、周りの子に手を出す、自分を傷つける」などです。
自分を傷つけるというのは、例えば、癇癪を起こして、床や壁に頭をぶつける、などになります。
怪我の恐れもありますし、本人のパニックがエスカレートする為、避ける必要があります。
物は片付ける、飛び出しは大人がブロック、周囲の子には離れてもらうで、ある程度の対応ができます。
自分で頭などをぶつけてしまう場合は、大人が近くで見守り、
いつでも手助けができる(怪我をさせない)距離感を保つ必要があります。
私自身も含め、完璧にできる方はいませんが、この意識があるかどうかは、
お子さん・周囲の人の安全を守る意味で、とても大切になってきます。
刺激を与えない

お子さんの安全が確保(危険な状態を避ける)できたら、なるべく刺激を与えない様にします。
ここでいう刺激とは、周りからの “声掛け” になります。
「何が嫌なの?」
「○○しないの!」
「○○はダメ!」
「泣かないの!」
「言葉で言わないと分からないよ」
などの声掛けになります。
勿論、お子さんのタイプによりますので、実際に声掛けした時の反応で、見極める必要があります。
例えば、お子さんが癇癪を起こしている時に「どうしたいの?」と、
大人が声を掛けた直後に、癇癪が酷くなる様子でしたら、それはお子さんにとって “刺激” になっています。
その場合は「声掛けはしない」という判断ができます。
逆にお子さんが返答してくれて、落ち着く様子があれば、声掛けは合っていると思います。
ただ私の経験上は、激しい癇癪の場合は、周囲の声掛けは刺激になり、癇癪を悪化させることが多いです。
こちらを念頭においた上で、お子さんの様子を見ていけると良いと思います。
✅子どもから、大人に近づいてくる(攻撃的になる)場合はどうする?
必要最低限の「安全面の確保、受け答えをする(本人の言葉に対して)」対応を淡々とします。
ただ家の場合ですと、親御さんが耐えづらいこともあると思います。
どうしても難しい場合は「お母さん、ちょっと落ち着きたいから、トイレで10分休んでるね」と声を掛け、
お子さんと物理的に離れるのも1つです(安全面に問題がなければ)
落ち着いた状態になるまで、見守る

お子さんが落ち着くまで(普段の様子に戻るまで)、見守ります。
会話ができる子でしたら、普段の会話ができる状態になるまで、が目安になります。
この状態になるまでは「安全面の確保・刺激を与えない・見守る」を淡々とやります。
育児の中で、これをすることは簡単なことではありませんが、
癇癪は、事後の対応より事前の対応(癇癪のを避ける工夫)があると、お子さん・親御さんの負担が軽くなりますので、重要になります。
お子さんの癇癪が多くて、対応に困ってる方は、【子どもの癇癪】クールダウンの方法 をご覧ください。
癇癪を原因別に分けて、対応方法をまとめてます。
発達の子が落ち着く時に「大切なこと」

発達障害の子が落ち着く時に「大切なこと」は、3つあります。
①:「危険/衛生的な問題」以外は尊重する
②:「感覚を満たす」方法を増やす
③:「軽量・携帯可」を念頭に置く
危険/衛生的な問題以外は尊重する

落ち着かない様子は、時として、”問題行動” として見られることがあります。
ここでいう “落ち着かない様子” とは、例えば…
・手(物)をヒラヒラ
・頻繁に動き回る
・頻繁に飛び跳ねる
・特定の物をいじりたがる
などになります。
場面によっては、止めたい行動とも言えます。
ただ、下記の点に該当しない限りは、尊重できた方がお子さんにとって良いです。
・衛生面に問題がある
・自他に怪我の危険性がある
・周囲に著しく迷惑を掛ける
上記のような “緊急度の高い問題” に繋がらない場合は、尊重することで、お子さんのストレスは溜めづらくなります。
例えば、頻繁に飛び跳ねる子がいたとします。
一見、気になる行動にはなりますが、場所によっては、
怪我・衛生面の心配はなく、周囲に大きな迷惑が掛からないこともあります。
発達障害のお子さんは、その発達・特性上、跳ねることで得られる感覚(刺激)を体が欲してる場合があります。
その感覚(刺激)を求めることを「感覚探求」と言います。大人の方ですと、貧乏ゆすりなどがありますね。
お子さんにとっては、足りない感覚を満たす為の自然な行動の為「どんな方法があるのかな?」と周囲の大人が考えることが大切になります。
逆に我慢だけさせ続けると、お子さんのストレスが溜まり、癇癪など、違う問題に繋がる可能性があります。
感覚を満たす方法 を増やす

「感覚を満たす」方法が多ければ多いほど、落ち着ける可能性が高まります。
何より、親御さんも安心ですよね。
なるべく色んなグッズや方法を試して、お子さんが落ち着ける方法を見つけておけると安心です。
療育では、お子さんが何の感覚を求めてるのか?を見つけてから、その感覚を満たせるグッズや方法を考えます。
例えば、床に寝転び、ザラザラした物に触れてることが多い場合は、
ザラザラした質感のグッズを持たせることで、自分でグッズを使いながら、落ち着ける様になることもあります(床に寝転ぶことなく)。
求めてる感覚は、成長と共に変わってきますが(次第に求めなくなる子もいます)、
普段のお子さんの様子を見て「今は何の感覚を満たしてるのかな?」という視点で見てみるのも1つです。
ただ専門的な内容にもなりますので、療育に繋がってる方は、専門の先生に相談できると安心です。
軽量・携帯可 を念頭に置く

発達障害の子が落ち着く為の方法は、
下記の条件を満たすイメージで、探されるのが良いです。
“いつでも” できる
“どこでも” できる
“簡単に” できる
周囲に “影響が少ない”
つまり落ち着く為のグッズは、可能な限り、持ち出せたり、簡単に出し入れできるモノが良いです。
日常生活は流動的です。グッズが使える場面で多いということは、それだけ落ち着ける場面が多いということです。
「ここでは、○○は使えないよ…」となるのは、残念ですよね。
最終的な理想は、グッズがなくてもお子さんが落ち着けることではありますが、そこはお子さんによって変わります。
グッズを使わなくなる子もいれば、長期的に必要になる子もいます。
実際に使いながら、お子さんの様子に合わせて確認していくことが、一番だと思います。
【関連記事】
【発達障害 落ち着くグッズ20選】まとめ

記事のポイントになります。
✅発達障害の子が落ち着く
「おすすめグッズ」
ゴムボール
・プッシュポップ1
・スクイーズボール
・スティッキーボール
・プッシュポップ2
・スクイーズ玩具
・シンプルディンプル
・ポップチューブ
・プッシュポップ3
・卓上スピナー
・ハンドスピナー
・バルクポップバブル
・ネックレス チューイング
・チューイー・チューブ
・プッシュポップブレスレット
・スパイキー感覚指リング
・フィジェットトレイ
・ プレイタイマー
・フィンガートイ
・ポップオンイットバックパック
✅クールダウンする時の
「3つのポイント」
・安全面を最優先にする
・刺激を与えない
・落ち着くまで見守る
✅発達の子が落ち着く時に
「大切なこと」~自閉症/ADHDの特性ある子~
・危険/衛生的な問題以外は尊重する
・感覚を満たす方法を増やす
・軽量・携帯可を念頭に置く
以上になります。
本記事が、参考になれば幸いです。
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