家での関わり方/その他

【宿題でいつも癇癪…】発達障害の子がスムーズにできる6つの対処法

投稿日:2022年4月6日 更新日:

発達障害の子の宿題で悩まれてる方「子どもが毎日の宿題で癇癪を起こしちゃう。癇癪を起こさず、宿題がスムーズになる方法が知りたい」

このようなお悩みに、お応えします。

☑本記事の内容



✅発達障害の子の宿題
 「癇癪になる原因」

✅発達障害の子の宿題
 「対処法」

✅発達障害の子の宿題
 「注意点」

✅発達障害の子の
 「学習対策」


※本記事はプロモーションを含みます


発達障害の子・親御さんにとって、宿題は大きな悩みの1つになりやすいですよね。

特に、お子さんが癇癪を起こす場合だと、宿題が進まず、毎日が本当に大変だと思います。

そこで本記事では、「発達障害の子が宿題を今よりスムーズにする方法」をまとめてみました。

この記事を執筆してる私は、お子さんの療育/学習支援を15年以上しています。

その支援経験を元に、3つの原因・実際に上手くいった方法・注意点も含め、お伝えします。

参考になれば幸いです。

発達障害の子の宿題「癇癪になる原因

発達障害の子の宿題「癇癪になる原因は、3つあります。



①:宿題が「分からない」

②:宿題が「やりたくない」

③:「宿題以外にやりたいこと」がある


①:宿題が「分からない」

宿題自体が分からない内容だと、取り組むだけでお子さんはストレスが溜まります。そして癇癪に繋がります。

詳しくは、後述しますが、本人が取り組めるようサポートしたり、先生に相談して、宿題自体を調整する方法があります。

長期的には、お子さん本人が勉強できるようなサポートが必要になります(授業や宿題で困ってしまう場合)。

②:宿題が「やりたくない

取り組んでしまえば、宿題はすぐ終わるのに、なかなか取り組まないお子さんになります。

何かと理由をつけて、宿題を先延ばしにしてしまいます。

宿題を取り組むこと自体に、時間がかかります。

③:「宿題以外にやりたいこと」がある

宿題どうこうよりも、他にやりたいことをある場合になります。

例えば…

・ゲームがしたい
・友達と遊びたい

・ユーチューブが見たい

お子さんの「早くやりたい!」という思いから、取り組むこと自体を嫌がったりや、焦って取り組んでしまい、癇癪になる場合があります。

✅宿題の量/質が「本人に合ってない」場合もある

宿題の量や質(難易度)が、お子さんに合ってない場合があります。

実際に支援する中でも、お子さんのこなせる量を超えた宿題の量だったり、解くことが難しい問題が多いこともあります。

この場合だと、宿題がただの苦痛を伴う作業になってしますので、

担任の先生に宿題の調整がしてもらえないか、相談が必要になります。

正直なところ先生次第ですが、私が支援している方には、相談することで調整してもらえたケースは多くあります。

発達障害の子の宿題「対処法」

発達障害の子の宿題の「対処法」は、6つあります。

原因別に、1つずつお伝えします。



①:先に「分かる宿題」だけやってもらう
(原因:宿題が分からない)

②:「分からない宿題」だけ一緒にやる
(原因:宿題が分からない)

③:いつやるか「自分で決めてもらう」
(原因:宿題やりたくない)

④:「デッドライン(期限)」を具体的に伝える
(原因:宿題やりたくない)

⑤:宿題の後の「楽しみ」を決めておく
(原因:他にやりたいことがある)

⑥:宿題が終わった後に「ほめる」
(原因:全部)


①:先に「分かる宿題」だけやってもらう(原因:宿題が分からない

まず、お子さんが “一人でも分かる宿題” だけやってもらいます。

お子さんが少しでも迷う問題があれば、飛ばしてもらいましょう。

分からない問題を分けてやらないと、親御さんが宿題を見る時間が長くなってしまいます。

宿題は毎日のことで、親御さんの負担が大きいですよね。

親御さんのストレスが減ることで、結果的にお子さんの癇癪を減らすことにも繋がります。

親御さんが一緒に宿題を見るのは、できるだけ最小限にできると良いです。

②:「分からない宿題」だけ一緒にやる(原因:宿題が分からない)

“分かる問題” だけ取り組んでもらったら、残った “分からない問題” だけ、一緒に取り組みます。

「分からない問題」に関しては、ヒントを出したり、選択式で選んでもらうのが良いでしょう。

宿題の問題数が多かったり、取り組む時間が夜遅くになったときは、すぐに教えて答えを書いてもらいましょう。

何でその答えになるのか、説明だけするだけでも十分だと思います。

お互いイライラしたり、時間がかかって、その後の生活支障が出るぐらいなら、その日は難しい問題を終えてしまっても、良いと思います。

③:いつやるか「自分で決めてもらう」(原因:宿題やりたくない

宿題を取り組むタイミングを、お子さん本人に決めてもらいます。

自分で決められると、自分事として、宿題に取り組める可能性が上がります。

これは、私達も同じだと思います。周りに決められたことより、自分で決めたことの方が、「やろう」になりますよね。

もし、お子さんが自分で決められなかったり、非現実的なタイミングを言うことがあれば、選択肢を出してあげましょう。

例えば、こちらのような選択肢があります。

・○時(時間が伝える)
・おやつを食べ終わったら
・夕食後


先延ばしにしやすい子の場合は、時間で具体的に伝えるのがオススメになります。

時間で決めておけると、宿題が終わる時間が遅れて、寝る時間が後ろにズレることを、避けることができます。

④:「デッドライン(期限)」を具体的に伝える(原因:宿題やりたくない)

「遅くても、○時までに宿題を始めようね」という、期限を伝えます。

お子さんによっては、宿題にかかる時間などを計算した上で、取り組む時間を決めるのが難しい場合もあります。

「どんなに遅くても○時まで」というリミットを伝えることが、大切になります。

⑤:宿題の後の「楽しみ」を決めておく(原因:他にやりたいことがある)

“宿題が終わった後の楽しみ” を事前に伝えておきます。

事前に楽しみが分かっていると、頑張りやすくなる為です。

私たちも先の楽しみの為に、仕事や家事を頑張れることが、あると思います。

お子さんも、全く同じになります。

⑥:宿題が終わった後に「ほめる」(原因:全部)

宿題で頑張れていることを、細かくほめていきます。

例えば…

・5問解けたらほめる
・分かる問題だけ解けたらほめる
・プリント1枚終わったらほめる


など、過程をほめられると、お子さんも頑張りやすいので、オススメになります。

ちなみに、宿題のほめ方ですと、下の例があります。

・花丸、シールをつける
・「○できたね!」と言葉でほめる
・点数をつける
(前回より点数UPだとやる気UP!)

実際に支援する中で、効果的だったほめ方になります。

発達障害の子の宿題「注意点」

発達障害の子の宿題「注意点」を2お伝えします。



①:「細部」にこだわらない

②:「否定・命令語」を使わない


①:「細部」にこだわらない

宿題をするときは、細部にこだわらないようにします。

細部とは、例えば…

・字の書き順
・字のきれいさ
・宿題に取り組む順番

などになります。

宿題で癇癪が出るお子さんの場合、まずは「宿題を終える」のゴールが、大切になります。

宿題を終えるかどうかの段階で、細かい所を求めてしまうと、癇癪に繋がりやすくなり、

宿題そのものが終わらなくなる可能性が高まります。

②:「否定・命令語」を使わない

宿題に限らずですが、「否定・命令語」は使うことは、避けたほうが良いです。

具体的には、下のような声掛けになります。

・○○は違うでしょ
・○○をしなさい
・○○直しなさい


なるべく、肯定的な表現を使うのは良いと思います。

・○○は惜しい!
・○○はどう?
・○○もう1回やってみようか?

このように、同じことを伝えるにしても、肯定的な表現に伝えられると、お子さんも受け入れやすくなります。

発達障害の子の「学習対策」

発達障害の子の宿題の問題は、宿題の提出だけでなく、学習の遅れにも繋がります。

宿題が取り組みづらい、理解が難しい、時間がかかる等は、裏を返すと学習の困りが潜在的にあり、早めの学習対策が必要になる場合が多いです。

学習の遅れは、進学先・将来の選択肢の減少に繋がる為、早い段階で対策がしたい所です。

ここでは、宿題で困ってる親御さん、授業の遅れが心配な親御さんへ、発達障害の子の学習対策をお伝えします。

具体的な対策は、タブレット学習になります。

✅タブレット学習

発達障害の子の学習で困るのは、特性ゆえに、学校の授業や市販教材だけでは、理解するまでに不十分だという点です。

教科書や市販教材は、大多数の子が理解しやすい内容になっている一方、発達障害の子にとっては、理解しきるのが難しい内容になります。

タブレット学習では、発達障害の子向けに学習PGMが設計されていて、教科書や市販教材よりも、特性に配慮がされてます。

例えば、文章題を解く時に、問題文が読みやすいよう、音声機能が活用できたり、着目する文に視覚的に目印がついたり、文章が読みやすい様、区切りの線が引かれたりします。

お子さんが文章を読みやすくなる工夫、どこに着目すればいいのか視覚的に示し、理解できるよう配慮されてます。

お子さんの特性に合わせた学習PGMを解くことで「この問題解けた!」「昨日より点数上がってる!」「この勉強の仕方ならできるかも」という成功体験が積み重なると、

学習の自信に繋がり、苦手意識が減り、自分から学習に取り組めるようになります。

学習時間が増え、結果的に学力に繋がります。また、このサイクルができると、お子さんの自己肯定感が上がり、学習面以外でも良い効果が期待できます。

このように、1つの学習方法としてタブレット学習について、お伝えしました。

具体的なタブレット学習の種類、その他の詳しい情報が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【療育支援員がおすすめ】発達障害の子に良い タブレット学習

特性ある子にとって、1つの学習サポートとして、参考になれば幸いです。

「【宿題でいつも癇癪…】発達障害の子がスムーズにできる6つの対処法」のまとめ

記事のポイントになります。



発達障害の子の宿題
 「癇癪になる原因」

・宿題が分からない
・宿題がやりたくない
・宿題以外にやりたいことがある

発達障害の子の宿題
 「対処法」

・先に分かる宿題だけやってもらう
・分からない宿題だけ一緒にやる
・いつやるか自分で決めてもらう
・期限を具体的に伝える
・宿題の後の楽しみを決めておく
・宿題が終わった後にほめる

発達障害の子の宿題
 「注意点」

・細部にこだわらない
・否定・命令語を使わない

発達障害の子の
 「学習対策」
・特性に配慮された学習法
・学習の成功体験を積む
・タブレット学習


以上になります。

本記事が参考になれば幸いです。

【関連記事】

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