

発達障害の子どもにおすすめな椅子が知りたい方「子どもの集中力を上げる椅子が知りたい。おすすめを教えてほしい」
このようなご要望に、お応えします。
☑本記事の内容
✅おすすめの椅子2選
✅椅子を使うときの注意点
発達障害のお子さんは、「座ろうとしても座ってられない」、「どうしても落ち着かない」といった様子があります。
これはお子さんの努力不足ではなく、使う物などの環境に、工夫が必要になる場合が多いです。
本記事を執筆している私は、療育指導/相談支援を、11年以上していきました。
その経験を元に、発達障害のお子さんに合った椅子を紹介したいと思います。
同じ発達障害でも、お子さんによって特徴は異なります。
「その子に合うか」という視点で、参考にして頂ければ、幸いです。
おすすめの椅子2選

おすすめな椅子は、2つになります。1つずつ見ていきましょう。
①:ピントスクール
✍特徴
座布団+防災頭巾としての機能があります。作業療法士によって発明されたグッズで、座るだけで、座位の確保がとれ、体を揺らせる隙間がなくなります。
座ってみると、背中・腰・お尻・太ももの裏が柔らかいクッションに包まれたような感覚になり、長時間座っていても負担が少ない作りになっています。
背面と座面が分かれているのですが、「セットで使う」方が、座りやすい子が多いです。さきほどの説明の通り、背中・腰・お尻・足を一緒に支えられた方が姿勢が安定し、疲れにくくなるためです。
お子さんにどちらの方が座りやすいか、選んでもらうのが、一番良いと思います。また色が黄緑色なので、長年使っていると、汚れでカバーが黒ずんできます。
洗濯ができるので、定期的に洗えれば、問題ありません。装着はゴムでつけるだけなので、手先が不器用な子でも扱いやすいです。
その②:ピーエーエス
✍特徴
ちょっと“オシャレな座布団”になります。個人的には、「姿勢保持」という点では、ピントスクールの方が安定していますが、
デザインを気にする子には、ピントキッズがおすすめになります。
私が支援している子では、女の子が多いです。色が4色あるので、自分の好きな色を選ぶことができます。
椅子を使うときの注意点

椅子を選ぶときの注意点が、3つあります。
①:「素材」が合っているか
②:子どもが「一人で」扱えるか
③:定期的に「高さの調節」をする
1つずつ見ていきましょう。
①:「素材」が合っているか

発達障害のお子さんは、感覚の偏りがあります。
特に感覚の過敏さがある場合、『椅子の素材選び』が、大切になります。
肌触りなど、お子さんの苦手な素材でないことを、確認していきましょう。
②:子どもが「一人で」扱えるか

学校などの外で使う場合、お子さんが『一人で扱えるか』が、大切になります。
基本的には椅子につけたまま使う物ですが、外れてしまった場合など、一人でつけられると安心です。
手先が不器用なお子さんの場合、家庭で使い方を一緒に練習できると安心です。
家庭で一人で、使えるようになりましたら、学校で使うとスムーズになります。
③:定期的に「高さの調節」をする

主にご家庭でのお話になりますが、サポートツールがあっても、「椅子の高さ」が合っていないと、座りづらくなります。
「当たり前でしょ!」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
私が支援する中で、椅子の高さが合っていないご家庭が意外に多いのです。
お子さんの成長に合わせて、定期的に『椅子の高さ調節』をすることを、お勧めします。
「【集中力は環境作りから!】発達障害の子におすすめな椅子2選」のまとめ

いかがでしたでしょうか。
お子さんの集中力アップのため、親御さんのお悩みの解決のキッカケになれば幸いです。
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