学校・学級・進路

【支援級勧められたけど普通級に行った!】学級選びで大切な3つのポイント

投稿日:2021年10月21日 更新日:

子どもの学級について悩まれてる方「先生から支援級を勧められた。支援級に入るか悩んでる。学級選びのポイントが知りたい」

お子さんの学級選びは、とても悩ましいですよね。

先生に支援級を勧められた。でもすぐに決断できるという方は、少ないと思います。

そこで、本記事では、「支援級を勧められた時にしておきたい3つのこと」をまとめてみました。

私は、発達支援の相談/指導員を15年以上しており、これまで学級選びの相談も多く受けてきました。

この支援経験を元に、私が特に大事だと思った3点について、お伝えします。

本記事が、参考になれば幸いです。

支援級を勧められる子の「2つの特徴」

他にも特徴はありますが、支援の場で特に多いと感じる特徴を、2つお伝えします。



①:「授業に支障を出す行動」が出る子

②:授業に「全くついていけてない」子


授業に支障を出す行動が出る子

授業を止めてしまったり、他の子に影響を出してしまう行動をする子です。

具体的な行動は、

・離席する
・他害、暴言
・飛び出し
・他児へのちょっかい
・大声を出す


などになります。授業の進行、クラスの子の学校生活に大きな影響を与える行動になります。

学校としても、最優先で対応したいお子さんの行動になります。

授業に全くついていけてない子

授業には参加していて、授業を妨害することはないので、一見問題なさそうに見えます。

ただ、本人としては、授業の内容理解が難しく、お子さんによっては「ただ座って空間にいるだけ」に近い場合もあります。

お子さんによっては、平気で過ごしていて困ってない場合もあれば、学習や授業が嫌になって、拒否感が出てくる場合もあります。

【関連記事】

【小学校で支援学級を勧められた時】学級選びの3つのポイント

支援級を勧められた時に「しておきたいこと」

支援級を勧められた時に「しておきたいこと」は、3つあります。



①:子どもの「具体的な言動」を聞く

②:普通級と支援級の「情報を集める」

③:普通級と支援級の「見学にいく」


子どもの具体的な言動を聞く

「支援級を勧める理由」を、具体的に聞いてみます。

支援級を勧めるということは、当然理由があります。「何となく授業についていけていない」ではなく、

お子さんの「具体的な言動」を聞き、今の環境だと本当に困ってしまうのか、確認することが、大切になります。

具体的な言動とは、こちらの様なイメージになります。

・全体指示が理解できず授業についてけない
・友達の発言で怒り、授業を止めてしまう
・些細なことで怒り出し、手が出る


基本的には、ほとんどないと思いますが、先生一人の主観による判断は、考えに偏りがある場合もあります。

客観的な情報を把握することが必要になります。

普通級と支援級の情報を集める

「普通級と支援級」の情報を、集めます。

地域や学校によって、だいぶ変わりますので、在籍校の情報集めが大切になります。

把握しておきたい情報は…

・クラス編成
・先生の人員体制
・普通級との交流はあるのか
(支援級の情報)


になります。

事前に把握しておけると、学級選びの判断材料になります。

普通級と支援級の見学にいく

①・②の情報が集められたら、普通級と支援級の見学をすることを、お勧めします。

理由は、「見学しないと分からないこと」がある為になります。

・先生のスタンス
・クラスの雰囲気
・学習内容
・教室の環境
・休み時間の様子


これらが、お子さんに合っているのか、確認することがポイントになります(お子さんが希望されれば、一緒に見学も良いと思います)。

【関連記事】

【普通学級or支援学級】内容/選ぶ基準/メリット/デメリット

✅「先輩ママ」から情報集めも1つ

『同じ境遇のママ友に話を聞く』も、お勧めになります。

先輩ママからでないと聞けない様なその学校の「リアルな情報」が分かるのが、最大のメリットです。

先輩ママに繋がることは、簡単ではありませんが、できる場合はとても参考になる情報です。

学級選びの「3つのポイント」

学級選びの「ポイント」は、3つあります。



①:子どもに「必要な配慮」が受けられるか

②:子どもが「どういう学級」を望んでるか

③:第3者から「どの学級を」勧められてるか
 ※特に学校


子どもに必要な配慮が受けられるか

学級選びで、大切なことは、”その子に必要な配慮が受けられるか”、になります。

お子さんが、そこの環境(学級)で自分らしく楽しめたり、学べることが大切です。

普通級や支援級など、検討されている学級に、”必要な配慮”が受けられるのか。確認していきましょう。

子どもがどういう学級を望んでるか

お子さん自身が、”どの学級を”望んでいるのか、聞いてみます。

「みんなと同じ教室がいい(普通級)」という子もいれば、

「もっとゆっくり教えてほしい(支援級)」という子もいます。

環境(学級)がお子さんに合っていても、お子さんが望まなければ、環境が活きません。

よくあるのは、お子さんの特性上、支援級が必要だけど、

お子さんが「自分はバカじゃない」とか「恥ずかしいからヤダ」と、拒否をする場合があります。

このような状態ですと、お子さんが学校自体がいやになったり、深く傷ついてしまう可能性があります。

お子さんの納得感・理解を作っていくことが、大切になります。

第3者からどの学級を勧められてるか

第3者(特に学校)から、どの学級を勧められているか、も大切な点です。

特に、『学校側からの提案』は、実際の学校の様子を見て判断しているので、検討する際の大切な情報になります。

また療育に通っている方は、可能なら学校に訪問してもらい、今の環境がお子さんに合っているのか、見てもらうのも1つです。

お子さんの特性については、療育の先生の方が、深く把握されていることも多いですので。

もし、訪問が難しい場合は、療育の先生に、”お子さんに必要な配慮”を聞き、

その配慮が受けやすいのは、どの学級なのか、学校側に確認します。

【関連記事】

【現場でよくある事例】支援級を選んで後悔する3つのパターン/対策

✅中学生は「高校受験」の選択肢に影響がある

お子さんが中学生の場合、支援級在籍ですと、受験できる高校の選択肢に影響がでます。

現在のほとんどの支援級では、内申点が「つかないor低評価(5段階で1など)」になります。

つまり、内申点の影響が高い『公立の高校受験』が、厳しくなります。

そこの、進学への影響も把握した上で、判断されると良いと思います。

詳しい説明は、こちらの記事をご覧ください。

【支援級だと内申点は出ない?】普通級との違い

支援級に通う「3つのメリット」

支援級に通う「メリット」は、3つあります。



①:「本人の特性に合った」指導、環境

②:「居場所(安心・自己肯定感)」になる

③:普通学級の子と「交流」できる


本人の特性に合った指導/環境

当たり前のお話ですが、普通学級よりも “特性に配慮された指導” が受けやすいです。

“特性に配慮された指導” の例としては、

・指示に視覚情報を取り入れる
・少人数で刺激が少ない環境
・個々に合った課題の難易度

など、普通学級では配慮が得にくいサポートが受けやすいです。

居場所(安心・自己肯定感)になる

本人の安心感・自己肯定感を作りやすいです。

合わない環境で過ごすということは、本人からしたら不安ですし、失敗体験を重ねることで自己肯定感が下がるリスクがあります。

逆に本人が過ごしやすい環境(支援学級)ですと、安心し、成功体験を積める為、自己肯定感を高めることにも繋がります。

普通学級の子と交流できる

学校によっては、普通学級の子と交流できる(交流級)機会があります。

例えば、給食や体育の時間は、一緒に授業を受けるなどです。

お子さんによって、交流級で受ける授業が変わる場合もあります。

支援級に通う「5つのデメリット」

支援級に通う「デメリット」は、5つあります。

厳密にいうと、本人や学校、学級の状況次第で、デメリットになり得る可能性があるものになります。

お子さん本人、学校、地域によって、変わりますので、参考程度にご覧ください。

学級を選ぶ段階で、下のデメリット(可能性)を認識しておくことが大切になります。



①:本人が「ネガティブに捉える」

②:学級の状況が「本人に合わない」

③:先生に「専門スキルがない」

④:在籍校に「支援学級がない」

⑤:「受験の選択肢」が減る


本人がネガティブに捉える

「皆と違うクラスにいく」

「自分だけ違う教室で授業を受ける」

これらの事実をネガテイブに捉えることがあります。

普通学級⇨支援学級に移る場合は、特にネガティブな反応が増えやすいです。

実際に「みんなと離れたくない」「自分はバカじゃない」と言う子も少なくありません。

学級の状況が本人に合わない

支援学級のはずが、中身は特別支援教育から離れた内容になっている場合です。

よくあるのは、学習が簡単すぎて、本人には合ってない(プリントを渡されて終わり)、落ち着かない子がいて、学級自体が騒がしいなどです。

学級の状況によっては、個々に合わせた指導を受けることが難しい場合があります。

【関連記事】

【現場でよくある事例】支援級(情緒級)を選んで後悔する3つのパターン/対策

先生に専門スキルがない

「支援学級の先生」いっても、先生に専門的な知識やスキルがあるとは限りません。

中には、発達障害や特性への理解がなく、叱責や指摘を中心とした指導をする先生もいます(以前よりは減りましたが)。

支援学級に入ったのに、担任の誤った認識・指導で、辛い思いをしてるお子さんや親御さんは、少なくありません。


【合わせて読みたい記事】

【支援学級】担任と合わない時はどうする?2つの対策/注意点

在籍校に支援学級がない

学校によっては、支援学級自体がない場合があります。

その場合は、近隣の学校まで通う必要があります。

法の改正もあり、以前と比べ支援学級や通級が設置されてる学校は増えましたが、まだまだ環境が整っていない学校が存在しているのが、現状です。

受験の選択肢が減る

支援学級に在籍するということは、内申点がつかないことが多いです。

つまり、内申点が影響する公立高校の受験は厳しくなるということです。

私立高校の受験や通信制の学校など、選択肢が一部減る可能性が高まります。
(詳しくは、在籍校の先生への確認をお勧めします)

【支援級勧められたけど普通級に行った】まとめ

記事のポイントになります。



✅支援級を勧められる子の
 「2つの特徴」

・授業に支障を出す行動が出る子
・授業に全くついていけてない子

✅支援級を勧められた時に
 「したいこと」

・勧める理由の子供の具体的な言動を聞く
・各学級の情報を集める
・各学級の見学にいく

✅学級選びの
 「ポイント」

・子供が必要な配慮を受けられるか
・子供がどの学級を望んでるか
・第3者からどの学級を勧められてるか

✅支援学級に通う
 「3つのメリット」

・本人の特性に合った指導、環境
・居場所(安心・自己肯定感)になる
・普通学級の子と交流できる

✅支援学級に通う
 「5つのデメリット」
・本人がネガティブに捉える
・学級の状況が本人に合わない
・先生に「専門スキルがない」
・在籍校に支援学級がない
・受験の選択肢が減る

✅支援級を検討されてる子に
 「必要なもの」

・本人の特性の把握
・必要な配慮/環境の把握
・学校側への相談
 (本人の特性を把握して)


以上になります。

本記事が、お役に立てれば幸いです。

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