発達障害の子の口に物を入れる癖に困ってる方「子どもが口に物を入れる時の対策が知りたい。止めるべきか見守るべきか、どう関わっていいか分からない」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅発達障害の子の
「口に物を入れる時の対策」
✅発達障害の子が
「口に物を入れる原因」
✅口に物を入れる子に関わる時に
「大切な視点」
発達障害のお子さんの中には、何でも口に入れる子がいます。
年齢が上がっても、何でも口に入れる子に対して、止めるべきか…尊重すべきか…悩まれてる方は多いと思います。
そこで本記事では、発達障害の子が口に物を入れる時の対策を紹介したいと思います。
この記事の執筆者の私は、相談支援を10年以上しており、
これまで、多くの発達障害のお子さん・親御さんの支援に携わってきました。
その支援経験を元に、本記事をまとめています。
また本記事では「発達障害の子が口に物を入れる原因・大切な視点」もまとめています。
対策をする上で必要な知識になりますので、合わせて参考にしていただければ幸いです。
参考になれば幸いです。
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※本記事は、グレーゾーン、発達が気になる子にも、参考になる内容になります。
発達障害の子の「口に物を入れる時の対策」
発達障害の子の「口に物を入れる時の対策」を紹介します。
結論から言うと、“口に物を入れる” 代わりの行動(代替行動)を促します。
具体的には「口の感覚を満たせるグッズ」を使います。噛み癖グッズを使う理由については、後述します。
ここでは、9つのグッズを紹介します。
①:チューイー・チューブ
②:Chewy Tube
③:噛むおもちゃ
④:シリコン チューイング スティック
⑤: 鉛筆トッパー
⑥:フィジェットトイ
⑦:チュアブルネックレス
⑧:カラープラスチックパイプ
⑨:ペンシルトッパー
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発達障害の子が「口に物を入れる原因」
発達障害の子が「口に物を入れる原因」は、
2つあります。
①:「感覚刺激」を求めてる
(感覚探求)
②:発達の「緩やかさ」
①:「感覚刺激」を求めてる(感覚探求)
発達障害のお子さんは「感覚の偏り」から、口に物を入れて確認したり、感覚を満たしたり、遊んだりします。
想像したり、相手とのやりとりを理解して楽しんだり、細かい手先の動きを使って遊ぶよりも、感覚的な刺激を好む(ex.光、音、手触り等)場合があります。
“感覚探求” といって、足りない感覚を満たす為の行動をとっています。
②:発達の「緩やかさ」
発達障害の子の中には、発達が緩やかな子が多くいます。その緩やかさが理由で、口に物を入れる行動に繋がってる場合があります。
乳児の子が口に物を入れて確かめる様に、発達の緩やかさ故に、幼児以降になっても、口に物を入れることを好む子がいます。
ただ口に物を入れる自体が悪いというわけではなく、その子の「今の発達/感覚の段階」という認識を持つことが大切になります。
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口に物を入れる子に関わる時に「大切な視点」
口に物を入れる子に関わる時に、
「大切な視点」は3つあります。
①:欲してる感覚を「満たす」
②:「自他に影響が少ない方法」にシフト
③:「感覚が満たせる方法」を増やす
①:欲してる感覚を「満たす」
お子さんが求めてる感覚(感覚探求)を、満たすことが大切になります。
下の点だけ避けられれば、基本的には感覚を満たしてくことが必要になります。
・衛生的に問題がある
・自他に怪我の恐れがある
・周囲に著しく迷惑を掛ける
お子さん本人の感覚を満たしつつ、過ごす環境と、折り合いがつく方法を見つけていきます。
✍”発達の成長” “興味/関心の広がり” が キーポイント
“遊び” には、段階があり「口に物を入れて感覚を満たす」というのは、感覚遊びの1つになります。
感覚遊びとは、遊びの一番土台となる部分になります。発達の成長と共に、見立て遊びやごっこ遊びなど、想像力・認知力(理解する力)などを必要とする遊びに発展していきます。
今のお子さんの発達段階に合った遊びの機会を作り、成長を見守ることが大切になります。
またお子さんの興味/関心が広いほど、遊び方(遊べるもの)は広がるので、成長にも繋がりやすいです。
注意点としては、興味/関心は無理に広げるものではないという点です。
お子さん自身が楽しめない遊びを求められるのは、嫌な経験に繋がりかねない為です。
新しいオモチャに触れられる環境を作ったり、大人が遊んでる姿を見せるなど、
お子さんが望めばいつでも遊べる様な環境にしておくことが大切になります。
②:「自他に影響が少ない方法」にシフトする
「口に物を入れる」という行動は、物や場所によっては、困りの程度は変わってきます。
衛生的に問題があったり、誤飲の恐れがあるものは、とてもリスクがあります。
そのため、本人にとって安全で、周りにも影響が少ない(周囲の人が困らない)方法をとる必要があります。
例えば、何でも口に入れて安全面に配慮が必要な子でしたら、お気に入りのグッズを持たせ、常に口の感覚を満たせる状況を作っておく、などの方法があります。
生活の中ですと、なかなか難しいことも多いですが、少しでも本人・周囲への影響を小さくできる方法が見つけられると過ごしやすくなります。
③:「感覚が満たせる方法」を増やす
1つでも満たせる方法が見つかったら、その方法を広げていきます。
1つのグッズよりも、2つのグッズで満たせる方が良いです。
1つの方法よりも、2つの方法で満たせた方が良いです。
満たせる手段が多いということは、環境や場所が変わっても対処できる可能性を高められるため、過ごしやすさに繋がります。
ただお子さんによっては、方法を広げることが難しいこともあります。
広げることが難しい場合は、無理に広げず、満たせる方法を色んな場所で使える様にサポートをする形でも十分になります。
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「【口に物を入れる】発達障害の子向けの対策」のまとめ
記事のポイントをまとめます。
✅発達障害の子の
「口に物を入れる時の対策」
・チューイー・チューブ
・Chewy Tube
・噛むおもちゃ
・シリコン チューイング スティック
・鉛筆トッパーセット
・フィジェットトイ
・チュアブルネックレス
・カラープラスチックパイプ
・ペンシルトッパー
✅発達障害の子が
「口に物を入れる原因」
・感覚刺激を求めてる
・発達の緩やかさ
✅口に物を入れる子に関わる時に
「大切な視点」
・欲してる感覚を満たす
・自他に影響が少ない方法にシフト
・感覚が満たせる方法を増やす
以上になります。
本記事が参考になれば幸いです。
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