タブレット学習 習い事

【療育支援員がおすすめ】発達障害(グレーゾーン)の子向けの習い事~選ぶ時の8つのポイント~

投稿日:2022年3月16日 更新日:

発達障害の子向けの習い事について知りたい方「発達障害の子に合う習い事ってあるの?うちの子に合う習い事が知りたい。選び方や注意点も教えてほしい」

このようなお悩みに、お応えします。

本記事の内容



✅発達障害の子におすすめ

 「ジャンル別の習い事」

✅発達障害の子の習い事
 「選び方」

発達障害の子の習い事
 「注意点」


※記事には一部PRが含まれます

「発達障害の子が楽しめたり、将来の役に立つ習い事ってないかな」

「でも、うちの子に合う習い事ってあるのかな…ちゃんと続けられるかな…」と、

お子さんの習い事について、悩まれる親御さんも少なくないと思います。

私は、療育支援を15年以上しており、多くの発達障害のお子さん・親御さんの支援をしてきました。

その支援経験を元にジャンル別でまとめていますので、お子さんの興味関心が向きそうな項目を参考にご覧ください。

発達障害、グレーゾーン、発達が気になる子向けの学習サポートをお探しの方は、まるぐらんどすららをお勧めします。

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発達障害(グレーゾーン)の子におすすめ「ジャンル別の習い事

発達障害の子に「おすすめな習い事をジャンル別で、まとめました。

どんな習い事があるのか、参考にご覧ください。



:学習系
・タブレット学習
・学習塾/家庭教師

②:運動系
・サッカー
・野球
・バスケ
・水泳
・体操/ダンス

③:マイペースにできる系
・プログラミング
・ピアノ

④:知育系
・書道
・そろばん
・その他


「学習系」の習い事

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【合わせて読みたい記事】

【発達支援員が使った感想】すららの無料体験~長所・短所について~

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【合わせて読みたい記事】

【リタリコジュニア】療育支援員がおすすめする理由

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詳しくは、下記からご覧ください。

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「運動系」の習い事

へやすぽアシスト(オンライン運動)

  • 運動全般が苦手な子向け
  • 体をの使い方を楽しく学びたい子向け


詳しくは、へやすぽアシスト 公式サイト をご覧ください。

コナミスポーツクラブ(水泳)

  • 習い事の定番
  • レベル分けがあり、成果が見えやすい
  • 未就学~小学生まで幅広い子が利用


詳しくは、【コナミスポーツクラブ】 公式サイト をご覧ください。

ティップネス・キッズ

  • 未就学~小学校低学年の子が多い
  • 学校の授業で役に立つ
    (ダンスが必修科目)


詳しくは、【ティップネス・キッズ】 公式サイト をご覧ください。

「マイペースにできる系」の習い事

LITALICOワンダー(プログラミング)

  • 母体がLITALICO(療育の最大手)
  • 発達障害の子も多数通塾
  • 発達支援の経験ある先生も在籍
  • LITALICO内で発達相談もできる

詳しくは、【LITALICOワンダー】 公式サイト をご覧ください。


【合わせて読みたい記事】

【療育支援員が解説】リタリコワンダーは発達障害の子に合う?オススメな子の特徴・理由・注意点

椿音楽教室(ピアノ)

  • 担当制
  • 実績ある先生の指導
  • 個別に合わせたカリキュラム
  • オンラインレッスンあり

詳しくは、【椿音楽教室】 公式サイト をご覧ください。

✅シアーミュージックスクール
(ピアノ)

  • 子どもに自信をつけてほしい
  • 子どもに合った講師を指名したい
  • 選択肢が多い方がいい(コース)
  • 好きな日時が選べる


詳しくは、【シアーミュージックスクール】 公式サイト をご覧ください。


【合わせて読みたい記事】

【ピアノは効果あり?】発達性協調運動障害の子への効果とは


「知育系」の習い事

✅オンラインそろばん

  • 個人のペース合わせらる
  • オンライン
  • 振替自由

詳しくは、【よみかきそろばんくらぶ】 公式サイト をご覧ください。

自宅でやりたい方は、くもん出版の玉ろそばんをご覧ください。

ティップネス・キッズ(書道・そろばん・その他)

  • 特別興味のあるものがない子向け
  • 幅広い選択肢から選べる


詳しくは、【ティップネス・キッズ】 公式サイト をご覧ください。

発達障害(グレーゾーン)の子の習い事「選び方

発達障害の子の習い事「選び方」で大切なことは、8つあります。



①:子どもの「好き・興味」がある

②:子どもの「特性の理解」がある

③:「ポジティブ」な関わり

④:「苦手」をなるべく避ける

⑤:「自由度」が合ってる

⑥:「体験」ができる

⑦:「環境の変化」が少ない時期に始める

⑧:習い事の「目的」に合ってるか


①:子どもの「好き・興味」がある

当たり前のお話ですが、

お子さんが”好き興味があること” が、前提になります。

習い事では、お子さんが…

できた!⇨楽しい!⇨またやりたい!

というサイクルで、習い事の意欲が高まり、楽しめることで、結果的に成長に繋がります。

意外と多いのが、「小さい頃、私も○○習ってたから、子どもにも習わせたくて」というパターンです。

お子さんが嫌がらなければ、キッカケとしては良いと思いますが、

お子さんの気持ちが乗っていない場合は、興味が向く時期を待つ方が良いと思います。

②:子どもの「特性の理解」がある

習い事の先生が “お子さんの特性” を理解してることです。

「特性を理解している」というのは、例えば…

不安が強い子に対しては、
“何をするのか事前に見通しを伝える” 、


ルールを忘れやすい子に対しては、
“見える所にルールが確認できるモノを貼っておく”

などになります。

習い事によって、「できる・できないこと」がありますので、ここは先生と相談できると安心です。


✅「サポートブック」を使うのも1つ

サポートブックとは、“お子さんの特性・配慮がほしい点を記載したノート” になります。

以前話題になった、NHKの「わたしのトリセツ」に近いイメージになります。

習い事に限らず新しい環境でも使える、便利なツールになります。

③:「ポジティブ」な関わり

発達障害の子は、自己肯定感が低い子が多いです。

特性ゆえに叱責されたり、自信を失って傷つく経験が、他の子より多い為です。

そのため、”根性論のような指導” は、逆効果になります。

そういった背景から「ポジティブな関わり」が必要になります。

例えば、お子さんに歩いてほしい場面で、

下のどちらの声掛けの方が、お子さんの気持ちとしては、受け止めやすいでしょうか?

「走らない!」
「歩こう」


恐らくほとんどの方が、「歩こう」の方を選ばれたと思います。

同じことを伝えるのでも、肯定的or否定的な表現かで、受け手の印象はガラリと変わります。

このようなポジティブな関わりの先生ですと、お子さんの安心感・自己肯定感が上がりやすいです。

④:「苦手」をなるべく避ける

発達障害の子は、得意・不得意がハッキリしてることが多いです。

苦手なことは極力避け『できること』を増やすのが、大切になります。

例えば、手が汚れるのが苦手な
“感覚過敏の子” が、のりを使う時は、

・近くにタオルを置いておく
・スティックのりを使う
・ホチキスで代用


などの方法があります。

のりを使うことより、
違う方法で苦手(手が汚れる)を避け、

その分、工作を楽しめた方が、お子さんが得られるものは大きいと思います。

習い事でも、同じことが言えます。

⑤:「自由度」が合ってる

習い事の「自由度」が、お子さんに合ってるか?も大事なポイントになります。

例えば、ADHDの多動タイプの子でしたら、じっと座っていたり、待つ時間が長いのは辛いです。

ある程度、自由度が高い方が合っています。

逆に自由度が高いと不安になる子は、カリキュラムの様な、やることが明確な方が合っています。

“自由時間に何をしていいか分からない・休み時間が不安になる子” などが、該当しやすいです。

⑥:「体験」ができる

発達障害の子は、何が “嫌のキッカケ” になるか分かりません。

例えば、感覚過敏の子は、その場所の “音・ニオイ・人がザワザワしている雰囲気” が、原因になることがあります。

人に指摘されるのが嫌な子は、先生のちょっとした言動で、「もう行かない!」になることもあります。

逆に、体感してみないと、お子さん自身が楽しめるか、想像が難しいこともあると思います。

お子さんが嫌がる様子がなければ、一度体験をして、

“お子さんがどう感じたのかを確認する” が、一番だと思います。

⑦:「環境の変化」が少ない時期に始める

お子さんにとって習い事とは「新しい環境」になります。

私達が思ってる以上に、お子さんの心身には負担がかかります。

感覚過敏だったり、気持ちを言葉にしづらいなど、周りからは見えづらくても、本人に負担がかかっていることは良くあります。

そのため、習い事を始める時期は「環境の変化が少ない時期」を勧めています。

今の慣れてる生活サイクルに、追加するイメージで習い事があると、お子さんも安心ですし、負担が少ないです。

個人的には、3~5月前半までは新しい習い事を増やすのは、慎重になった方が良いと思います。

今の生活を優先にしつつ、慣れてきたら新しい習い事を検討するのが、安心です。

⑧:習い事の「目的」に合ってるか

習い事の「目的」を明確にしましょう。

発達障害の子は、療育(支援)を受けていることが多いと思います。

その場合、”療育と習い事のバランス” が大切になります。

習い事の目的が曖昧だと、優先度の高い療育の頻度を減らしたり、

辞めてしまって、新しい習い事を始める場合があります。

もちろん、療育が必要ないぐらいお子さんが成長されていれば、喜ばしいでことですし、

習い事を広げていくのは、素敵なことだと思います。

ただそうでない限りは、基本的には療育をベースにしつつ、習い事を検討されるのが良いです。

よくある習い事の “目的” の例になります。

・自信をつけてほしい
・得意/良さを伸ばしたい
・好きなものを見つけてほしい

など、様々あると思います。

読者さんは、お子さんに何を得てほしいですか…?

ここが明確ですと、習い事の優先順位がつき、お子さんに本当に必要なものが見えてきます。

発達障害(グレーゾーン)の子の習い事「注意点」

発達障害の子の習い事「注意点」は、3つあります。



①:「苦手の克服」という視点を持たない

②:「続ける」を目的にしない

③:「本人の気持ち・成長」を見る


①:「苦手の克服」という視点を持たない

発達障害の子の “苦手さ” は、特性ゆえに、努力してもなかなか難しい場合が多いです。

そのため「苦手を克服」の視点で、習い事に通うと、

親御さんが、自然と、

「もう皆は○○できるよ」
「早く○○できるようにならないとね」

などの声掛けが、無意識に増えやすいです。

そうなると、お子さんからすると、「やっぱり自分はダメなんだ」と自己肯定感が下がってきます。

②:「続ける」が目的にしない

習い事をしていれば、お子さんが行き渋ったり、辞めたがることもあると思います。

ここでよくあるのが、お子さんが明らかに辞めたがっている場合でも、

「○が合格したらね」
「辞めグセがつくから」

など、お子さんが納得していなくても、続けさせようとすることです。

お気持ちは、とっても分かります。

ただ、やらされてる感のお子さんが習い事に通っても、成果は出づらいですし、

お子さんも「もうやりたくないのに」と、不満やストレスが溜まってきます。

それなら、興味の持てる習い事を一緒に探がす方が良いと思います。

私は、習い事を辞めることは、ネガティブだと思いません。

チャレンジしたからこそ、「合わなかった」「もう十分やった(と思える)」が分かったのだと思います。

お子さんがチャレンジできたことをほめて、” 今のお子さん” に合う、次の習い事を見つけるのが、一番ではないでしょうか。

③:「本人の気持ち・成長」を見る

習い事の目的は、何かしらお子さんに、”成長してほしい・経験してほしい” と思う方が、ほとんどだと思います。

大切なのは、目的としてる成長・経験が積み重なっているのか、という視点になります。

週1回のペースでしたら、3ヶ月単位ぐらいで見て、確認していきましょう。

お子さんがあまり楽しめていなかったり、ポジティブな経験が積み重なっていないなら、

“新しい習い事を検討するタイミング” だと思います。

「【療育支援員がおすすめ】発達障害(グレーゾーン)の子向けの習い事」のまとめ

記事のポイントになります。




学習系
すらら(タブレット学習)
リタリコジュニア(学習塾)
ファースト(家庭教師)

運動系
へやすぽアシスト(運動全般) 
コナミスポーツクラブ(水泳)
ティップネス・キッズ(体操、ダンス)

✅マイペースにできる系
LITALICOワンダー(プログラミング)
椿音楽教室(ピアノ)
・シアーミュージックスクール(ピアノ)
よみかきそろばんくらぶ(そろばん)

✅知育系
ティップネス・キッズ(書道・そろばん・その他)

習い事の選び方
・子どもの好き・興味がある
・子どもの特性の理解がある
・ポジティブな関わり
・苦手をなるべく避ける
・自由度が子どもに合ってる
・体験ができる
・環境の変化が少ない時期に始める
・習い事の目的に合ってるか


✅習い事の注意点
・”苦手の克服” の視点を持たない
・”続ける” を目的にしない
・本人の気持ち・成長を見る


以上になります。

本記事が、参考になれば幸いです。

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