

出席扱いできる教材が知りたい方「出席扱いになる教材って何があるの?」
現在は社会問題として、不登校問題があり、学校に行きたくても行けず進学に困ったり、将来の選択肢が減るお子さんが増えてます。
一方で、家庭でICT教材を使って学習することで、出席扱いになり、進学に向けた準備ができるケースも増えてます。
今回は、不登校の子が学校に行けなくても、出席扱いできるICT教材について、お伝えします。
私は、発達/不登校の支援員を15年以上しており、現在も不登校/発達障害のお子さん、その親御さんの支援に携わってます。
その経験を元に本記事をまとめており、私が支援してきた子の中にも、出席扱いが通った事例がありますので、合わせてお伝えします。
参考になれば幸いです。
※本記事はプロモーションを含みます
目次
ICT教材を使った出席扱いとは

ICT教材を使った出席扱いとは、一言でいうと、不登校の子がタブレット教材等の学習した分を、出席扱いとしてカウントされる制度になります。
不登校など学校に行けない子が、ICT(PC、タブレット、オンライン教材)を活用した家庭学習、フリースクールを通して、出席扱いとして認められるものです。
制度の目的自体は、学習の遅れを予防したり、学校生活に復帰するためのものです。
ただ、私が支援してきた子たちは、学校に完全復帰することが難しい子も少なくなかった為、どちらかというと、今後の進路の選択肢が狭まらないように、備えとしての学習目的で利用されてる方が多い印象でした。
出席扱いになる条件
条件は、7点あります。
①学校との連携がとれてる | 学校に相談 |
②ICT等で提供される学習活動 | OK |
③適度な対面指導がある | 学校に相談 |
④計画的なプログラムがある | OK |
⑤校長が状況を把握している | 学校に相談 |
⑥学習活動の評価は、学校の教育課程に即してる | 学校に相談 |
⑦学校外で相談/指導を受けられない状態である | 相談窓口に相談 |
②・④は、タブレット学習などICT教材を使うだけで、条件が満たせます。
①・③・⑤~⑦に関しては、学校に相談が必要になります。
具体的な方法は、後ほど説明します。
注意点
「文科省が定める不登校」に該当しないと、制度自体は利用できません。
例えば、病気などが欠席の直接的な理由の場合は「病欠」となり、不登校扱いにはなりません。
文部科学省が示してる 不登校の「定義」は、下記になります。
不登校とは、『何らかの心理的、情緒的、身体的、あるい は社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくてもできない状況にある ために、年間30日間以上欠席した者のうち、病気や経済的理由を除いたもの」 としている。
不登校の現状に関する認識 文部科学省
不登校とは、一言でいうと、「病気や経済的理由以外で年間30日以上欠席した子」になります。
「出席扱い」に該当するケースは、主に以下になります。
・人間関係で悩んでいる
・学校の授業についてけない
・発達障害等の事情で特別支援を利用してる
・起立性調節障害による欠席が続いた影響で授業についていけない
(二次障害扱いになる為)
『出席扱い』の制度は、まだまだ多くの課題があります。
十分に広がっていない為、制度自体を知らない学校もありますし、出席扱いの基準も曖昧です。
そこを踏まえて、保護者から学校に働きかけて、お話を進めることが大切になります。
出席扱いで使える「おすすめのICT教材」

私が支援してきた子の中で、実績として出席扱いになった教材が1つある為、お伝えします。
それは、すらら になります。
「すらら」は、小1〜高3までを対象とした『オンライン教材』です。
国/算/英/社/理の5科目の学習ができます。主な特徴は、こちらになります。
✅「出席扱いの条件」をクリア
✅遡って学習できる「無学年式」
✅AIの学習の課題発見「つまづき診断」
✅本人のレベルに合わせた「難易度の自動調整」
✅発達特性に配慮された「学習PGM」
✅発達障害/不登校の子への「LINEサポート」
✅コーチの「保護者サポート」
不登校に理解があるコーチに相談できるのは、親御さんとしても安心です。
お子さんの状況に合わせて、学習設計もしてもらえます。
詳しくは、こちらの公式サイトをご覧ください。
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支援員の私が実際にすららを使って感じた点もまとめてます。合わせてご覧ください。
【合わせて読みたい記事】
【発達支援員が使った感想】すららの無料体験~長所・短所について~
ICT教材で出席扱いにする「方法」

出席扱いにする上で、大切になる4つのポイントについて、お伝えします。
①:「学校と連携」する
②:「対面指導」の機会を作る
③:「校長先生」とコンタクトをとる
④:「相談窓口」に相談しておく
学校と連携する

まず始めに、担任の先生に “自宅でのタブレット学習を出席扱いにできるか” の相談をします。
「出席扱い」等の学校としての判断は、基本的に校長先生などの管理職に権限があります。
最初に担任の先生に話を通しておくことで、校長先生などの管理職の先生と面談する場を設けてもらえたり、担任の先生から返答がもらえて、スムーズに話が進みやすいです。
対面指導の機会を作る

文科省は、明確に回数などで示していませんが、定期的に学校の先生と面談する必要があります。
ただ、お子さんの状態によっては、すぐには難しい場合もあると思います。
お子さんに『話してもいいかなって思える先生って、いる?(いる場合、話ができる時間も)』と聞いてみて、
本人の意思を確認した上で、選んでもらうことが、大切になります。
もし、直接が難しい場合は、オンラインも1つになります。
本人が全てを拒否して話が進まない場合は、まず家での休息が必要になります。
該当する方は、こちらの記事をご覧ください。
【よく寝るのは問題?】不登校の回復期のサイン/関わり方/注意点
校長先生とコンタクトをとる

担任/対面指導の先生が、校長先生に報告してれば、校長先生に直接コンタクトをとる必要はありません。
ただ、校長先生に報告ができているかは、先生に任せる形になります。
先生も人間ですので、万が一があります。
個人的には月に1回、校長先生に直接コンタクトをとることをお勧めします。
やりとりが中長期的に続くことも多いため、面談・電話・オンラインなど、現実的に継続できる方法を検討するのが一番になります。
相談窓口に相談しておく

お子さんの不登校は、学校内で相談できる人と繋がっておくことが、大切になります。
具体的には、担任の先生・スクールカウンセラー・特別支援コーディネーターなどになります。
必要な相談窓口を紹介してもらったり、家族でできることを相談できると良いです。
もし、学校内での相談(解決)が難しい場合は、こちらの相談窓口もあります。
・教育相談所
・児童相談所
・教育センター
・教育支援センター
・保健福祉センター
親御さんができる範囲のことをしきった上での、”出席扱いの相談” ですと、学校側の印象も変わってきます。
残念ながら学校によっては、不登校の問題を軽く見られてしまったり、親の教育不足と捉えられてしまうこともあります。
親御さんの方で、「相談窓口に相談した上で、自宅学習が一番良いという結論になりました」と伝えられると学校側の対応(捉え方)が変わる可能性があります。
相談窓口の方の発言であれば、その発言をそのまま伝えると、説得力が高まりやすいです。
私が支援してきた中でも、実際に学校の対応が変わった事例はいくつもありました。
出席扱いで「大切なこと」

ここでは、出席扱いのお話を進める上で「大切なこと」についてお伝えします。
出席扱いという制度はとても素敵なものですが、制度を使うことが適切なのかは、その子と家庭状況によって、大きく変わります。
特に、こちらの3点が大切になります。
①:本人に「意思」がある
②:本人の「生活リズム」が整ってる
③:「家族のサポート」がある状態
本人に意思がある

お子さん本人に「自宅で頑張りたい(学習を)気持ち」があるかという点です。
不登校の子は、「何やっても上手くいかない」「もう何もやりたくない」と、自信を失っていたり、心を閉ざしてる場合があります。
もしお子さんが、
・興味のあること
・将来やりたいこと
・進学したい学校
などがあれば、それを実現する為にタブレット学習という方法があるよ、と伝えるのが良いと思います。
本人にやる気がないのに、周りが強引に進めてしまうと、「無理やりやらされた」「もうやりたくない」と、他の物事に取り組むことも拒否する様になり、逆効果になります。
本人の生活リズムが整ってる

不登校の子の中には、昼夜逆転/ゲーム依存気味などで、生活リズムが崩れてる子もいます。
もしお子さんが、日中ずっと寝てる状態でしたら、まずは、生活リズムを整える必要があります。
該当する子は、【不登校ですっと寝てる子】3つの原因/対処法 をご覧ください。
タブレット学習は、あくまで自宅でできる学習ツールです。
どんな便利なツールも、それを活かせるお子さんの状態、生活環境がまず必要になってきます。
✅生活リズムの整え→「起床時間の統一」が効果的
遅い時間に寝ても、起床時間を統一すると、少しずつ規則的な生活に近づきやすくなります。
最初は眠たくて起きるのも辛いですが、起床時間が安定すると、就寝時間も連動して、安定しやすくなります。
もし、医療機関に通院されてる場合は、お医者さんの指示を仰ぐのが一番良いです。
もちろんここでも、本人が納得した上で話を進めることが、大切になります。
家族のサポートがある状態

不登校の子の自宅でのタブレット学習は、「家族の理解/協力」が必要不可欠になります。
家族間の認識がズレてると、周りの家族が「学校行けるんじゃない?行ってみる?」など、方向性が違う関わりをして、お子さんにネガティブな影響を与えてしまうケースがあります。
「自宅学習で出席扱いにし、内申点を取って、公立校受験ができる状態にする(本人も希望していて)」など、家族間で “目的のすり合わせ” をしておくことが大切になります。
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出席扱いの「注意点」

出席扱いの「注意点」は、2つあります。
私が今まで見てきて、出席扱いにならなかったパターンは、大きく2つあります。
この2つがクリアできると、出席扱いの実現性が高まると思います。
①:「学校/担任」の理解がない
②:出席扱いが学校に「浸透してない」
学校/担任の理解がない

学校側が「子ども/親の努力不足」と捉え、「登校」を求めてる場合になります。
学校が努力不足とは、真正面から言うことはあまりないですが、
お子さん本人への理解が浅く「頑張ればどうにかなる」としか思っていない先生は実際にいます。
先生や学校の理解がなく、登校を求められて苦しんでるお子さん・親御さんは少なくありません(それでも、以前よりは減ってますが)。
担任に相談しても難しい場合は、スクールカウンセラーの先生への相談をお勧めします。
常駐してない場合も多いですが、立ち位置としても、親御さんと学校の間に立つ、中立の立場の先生ですので、頼りやすいです。
もちろん、校長先生などの管理職の方が相談しやすい場合は、他の先生でも大丈夫です。
出席扱いが学校に浸透してない

学校側が『出席扱い』の制度自体を、把握してない場合になります。
先ほども少し触れましたが、この制度自体は、まだ十分に浸透してません。
もし学校側に相談しても、「そんな制度はありませんので…」と話が進まない場合は、教育委員会に相談するのも1つだと思います。
校長先生など、管理職の先生でも話が進まない場合の最終手段として、把握できると良いです。
【ICT教材で出席扱い 不登校の子向け】まとめ

記事のポイントになります。
✅ICT教材を使った出席扱いとは
・不登校の子向けのタブレット教材等の学習を
出席扱いとしてカウントする制度
✅出席扱いになる条件
・学校との連携がとれてる
・ICT等で提供される学習活動
・適度な対面指導がある
・計画的なプログラムがある
・校長が状況を把握している
・学習活動の評価は、学校の教育課程に即してる
・学校外で相談/指導を受けられない状態である
✅出席扱いの
「注意点」
・学校、担任の理解がない
・出席扱いが学校に浸透してない
✅出席扱いで使える「おすすめのICT教材」
・すらら
✅ICT教材で出席扱いにする「方法」
・学校と連携する
・対面指導の機会を作る
・校長先生とコンタクトをとる
・相談窓口に相談しておく
✅出席扱いで「大切なこと」
・本人に意思がある
・本人の生活リズムが整ってる
・家族のサポートがある状態
以上になります。
本記事が、参考になれば幸いです。
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発達支援員の私が実際にすららを使って感じた点もまとめてます。合わせてご覧ください。
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