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【療育支援員がおすすめ】発語を促す絵本12選!読み聞かせの3つのコツ

投稿日:2022年5月30日 更新日:

子どもに合う絵本を探してる「子どもの発語を増やしたい。発語が促せるオススメな絵本が知りたい」

このようなお悩みに、お応えします。

☑本記事の内容



発語を促す
 「おすすめな絵本」

✅発語を促す時の
 「読み聞かせのコツ」

発語を促す時に
 「大切なこと」~読み聞かせをする上で~


お子さんの言葉の発達で悩まれてる方は、少なくないと思います。

特に、言葉が急激に発達する2才以降は、周りの子も言葉が伸びる時期ですので、

親御さんは、一層不安になりやすいと思います。

そんな不安を抱えながら “発語が促せる絵本” を探されてる方向けに、本記事をまとめました。

この記事の執筆者の私は、療育支援・発達相談員を10年以上しており、

発達障害・発達がゆっくりなお子さん・親御さんの支援に携わってきました。

その支援経験を元に、本記事では下記を紹介します。

発語を促す「おすすめな絵本」~言葉が遅い子向け~

発語を促せる「オススメな絵本を12冊紹介します。

①:アンパンマン はじめてのことばえほん ぐんぐん

  • 豊富な種類の言葉が学べる
  • 言葉を覚える最初の1冊にオススメ

    ※発語は名詞から覚えるのが一般的

②:アンパンマン はじめてのことばえほん すくすく

  • “動詞・挨拶” などの言葉が学べる
  • 身近な名詞を覚えてる子にオススメ

    ※動詞を覚える⇨知ってる名詞と組み合わせる⇨2語文

③:しましまぐるぐる

  • イラストが興味を引きやすい
  • 発しやすい繰り返し言葉が多い

    ※繰り返す言葉は発しやすい

④:どこかなどこかな?

  • 探しながら楽しめる
  • 自然な流れで発語の練習ができる
    見つけたものを、教えてもらう)

⑤:はじめてずかん これ、な~に?650

  • 食べ物・乗り物など種類が豊富
  • 単語を発する機会が作りやすい

⑥:はじめてのずかん みぢかないきもの (講談社の動く図鑑MOVE)

  • 動物好きな子にオススメ
  • 文字と一緒に言葉が覚えられる

⑦:タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき ([バラエティ])

  • 絵本に興味持ちづらい子にオススメ
  • 音に合わせ、発語の練習がしやすい

⑧:いないいないばあ(松谷みよ子 あかちゃんの本)

  • 動作と一緒に言葉を覚えやすい
  • シンプルな構成
    (1ページに1キャラクター)

⑨:ぼうし とったら (PETIT POOKA)

  • 興味を引きやすい構成
  • 文章で話す練習ができる

    ex.「帽子をとったら頭の上は、どうなってた?」⇨「○○がいた!」

⑩:かぜビューン (PETIT POOKA)

  • 効果音/絵で興味を引きやすい
  • 集中力が短い子も聞きやすい
  • テンポに合わせ単文を発する練習ができる

⑪:やさいさん (PETIT POOKA) 

  • 効果音が多く、発語を促しやすい
  • 文字が少なく、真似しやすいフレーズが多い

⑫:どうぞのいす

  • 単語~2語文の練習がしやすい
  • 「誰が・何をした」など応答の練習がしやすい

【合わせて読みたい記事】

【療育支援員が紹介】発語を促すおもちゃ12選

発語を促す時の「読み聞かせのコツ」~言葉が遅い子向け~

読み聞かせの「コツ」は、3つあります。

これから紹介する内容は、療育の現場でも実践されてる内容になります。



①:「ゆっくり・はっきり」読む

②:「興味」を引く

③:「指差し」をする


①:「ゆっくり・はっきり」読む

当たり前ですが、言葉を覚えるのにはまず、

“言葉を聞く” から入ります。

そのため、そもそも「言葉を聞いていない・聞き取れてない」と、

なかなか言葉の成長には、繋がりづらいです。

そのため、しっかり聞き取ってもらう為に、

・ゆっくり
・はっきり


読み聞かせをすることが、大切になります。

もし、お子さんの集中力が限られていて、あまりゆっくりが読めない…という場合は、

“覚えてほしい言葉だけ” ゆっくり・はっきり読むのも、1つになります。

②:「興味」を引く

絵本は、まず「見る・聞く」がベースになり、大切になります。

そのためには、まず絵本に興味を持ってもらう必要があります。

絵本に限らずですが、お子さんの成長には

「できた!楽しい!やりたい!」という気持ちが大切になります。

療育の現場でも、お子さんの興味・関心がベースに考えられます。

では絵本で、具体的にどう工夫するのかというと…下の工夫があります。


・ 声の強弱・抑揚
・スピードの強弱
・ページのめくり方の強弱
・スキンシップを入れる


変化をつけて読むことで、興味が引きやすくなります。

これは、私が支援の現場でも、実践する方法になります。

もう少し具体的に知りたい方は、下の記事をご覧ください。

【発達相談員がおすすめ】発達障害の子が楽しめる絵本~厳選10冊の紹介~

後半部分に、具体的な方法をまとめています。

③:「指差し」をする

読み上げるだけでは、言葉を覚えづらい…という子には、

指差しをしながら、読み聞かせすることをお勧めします。

読み上げてるものを指差しすることで、音・イラストのセットで、覚えやすくなります。

物の名前、登場人物の動きなど、指差しをしながら読むことで、学びの手助けをすることができます。

✅子どもが「絵本に全く興味ない」場合はどうする?

これまで紹介した工夫をしても、興味を持つ様子が全くない場合は、

一旦絵本を促すのは、やめて良いと思います。

興味のないことを無理にさせても、お子さんの拒否感が強まり、逆効果こともある為です。

代わりに、生活の中でできる “言葉の促し方” を2つお伝えします。

1つ目は、生活の中で、大人が「○○だね」と、言葉することです。

お子さんが見た時、触れた時、大人から受け取る時など、タイミングを見て、言葉で繋げてあげましょう(ex.リンゴだね 車だね)。

大人が言葉にして、お子さんに聞いてもらうことで、

言葉を認識する(実際の物と言葉の繋がり)機会を作るイメージになります。

2つ目は、歌絵本を使うことです。本記事でも⑩~⑫で紹介してます。

私が支援してきた子の中には、絵本に興味がなくても、

音絵本に興味を持つ子は、一定数いらっしゃいました。

自分でタッチペンを操作し、音が出ることを楽しみ、言葉に興味を持ち始めました。

発語を促す時に「大切なこと」~読み聞かせをする時~

発語に繋げる「読み聞かせのコツは、3つあります。

これから紹介する内容は、療育の現場でも実践されてる内容になります。



①:「発語するメリット」を考える

②:発語した後⇨「メリットを実感」してもらう

③:②ができる絵本を増やしてく


①:「発語するメリット」を考える

お子さんが “発語した後に得られるメリット” を考えましょう。

何故かと言いますと、人はメリットがあれば行動がしやすい為です。

例えば、今あなたがこの記事を読まれているのは、

・勉強になる
・知りたい情報が知れる


など、本記事を読むことで得られる “何かしらのメリット” を感じている為です。

お子さんも一緒になりますす。

発語をすることで…

・欲しいものがもらえた
・オモチャを出してもらえた
・笑顔でほめてくれた

(嬉しい反応があった)


など、お子さんが得られるメリットがあることで、発語に繋がりやすくなります。

お子さんが喜ぶ関わりは、どんなものがあるでしょうか…?

なかなか出ない方は、これを機会に、ぜひ考えてみてください。

ちなみに療育では、お子さんが発語を通して要求ができたら…

・ほめてもらえる
・スキンシップ

(ex.ハイタッチ・高い高い)
・好きなオモチャを出してもらえる

など、お子さんの喜び(メリット)を作っています。

②:発語した後⇨「メリットを実感」してもらう

先ほど説明した、お子さんの喜び(メリット)が考えられたら、実際に関わってみましょう。

お子さんから発語が出たら、“メリットが実感できる関わり” を、すぐにしましょう。

例えば、おやつの時間にお菓子が食べたくて発語で要求できたら、要求してるお菓子をすぐにあげるイメージです。

1回の発語で1袋ではなく、なるべく1口サイズで渡しましょう。

そうすれば、”発語を促す機会” がたくさん作れます。

✅”今の子どもができる発語” を促していく

お子さんに求める”発語” は、「お子さんが少し頑張ってできるレベル」にしましょう。

単語が時々出る子に対して、2語文(ex.○○ちょうだい)を促すのは、ハードルが高いです。

まずは、お子さんができそうな要求語(発語)を決めましょう。

目安としては、生活の中で8割以上できるなら、次の段階を求めても大丈夫です。

例えば、「10回機会があれば、8回以上は単語で要求できてる」なら、

今度は、2語文で促しをしてみる。というイメージになります。

③:②ができる絵本を増やしてく

先ほど触れた、”②の促しができる絵本” を用意しましょう。

お子さんが興味を持って楽しめるなら、絵本の種類は、多い方が良いです。

種類が多いほうが、楽しめる機会も増え、発語を促すチャンスも増える為になります。

「【療育支援員がおすすめ】発語を促す絵本12選!読み聞かせの3つのコツ」のまとめ

記事のポイントになります。



発語を促せる「オススメな絵本」
・アンパンマン はじめてのことばえほん
・しましまぐるぐる
・どこかなどこかな?
・はじめてずかん これ、な~に?650
・はじめてのずかん みぢかないきもの
・タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん
・いないいないばあ
・ぼうし とったら
・かぜビューン
・やさいさん
・どうぞのいす

読み聞かせの工夫ポイント
・ゆっくり読む
・はっきり読む
・興味を引く
・指差しをする

✅発語に繋げる「読み聞かせのコツ」
・発語するメリットを考える
・発語する⇨メリットを実感してもらう
・②ができる絵本を増やしてく



以上になります。

本記事が参考になれば幸いです。

【関連記事】

【保育園に療育を勧められたら】やるべきこと・注意点・事例を元に解説

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発達障害/グレーゾーン/場面緘黙/不登校のお子さんとご家族の支援を、日々行っております。◇療育指導員◇相談支援員◇発達支援10年◇ブログ【週2回更新】◇twitter【毎日発信】◇長男が療育通所中◇

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