

子どもの不登校で悩まれてる方「授業を受けないで、部活だけ行くのは良いの?尊重すべきか、止めるべきか分からない」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅部活だけ行く不登校の子
「大切な3つの視点」~大人側の~
✅部活だけ行く不登校の子
「3つの注意点」
✅部活以外も力を入れたい
「学習習慣の定着」
※本記事はプロモーションを含みます
不登校のお子さんは、完全不登校、保健室登校、特定の授業だけ登校、部活だけ登校、など様々な通い方をします。
その中でも「部活だけ登校」は、授業に出ているわけではない為、尊重して良いのか…授業も参加するよう促すべきか…など迷われる方が多いと思います。
結論からお伝えすると、本人の意思があるのなら、部活だけ登校すること自体は問題ありません。
ただ、大人側で持ちたい視点や注意点がありますので、1つずつ本記事でお伝えしたいと思います。
この記事を執筆してる私は、不登校・療育支援を15年以上しています。
その支援経験を元にまとめています。参考になれば幸いです。
部活だけ行く不登校の子「大切な3つの視点」~大人側の~

部活だけ行く不登校の子に関わる上で、
大人側が持ちたい視点は、3つあります。
①:「本人の意思」を尊重する
②:「ポジティブな気持ちで過ごせる時間」を増やす
(学校での)
③:疲れたら「休む」
①:「本人の意思」を尊重する

不登校の子と関わる時に、一番と言っていいほど大事なのが、本人の気持ちを尊重することです。
もちろん、常識的に許容できないことは別ですが、そうでない限りは、本人に選択してもらうことが大切になります。
『部活は行きたい(他はイヤ)』という意思表示があるのなら、尊重する方が良いです。
理由は、この次でお伝えします。
②:「ポジティブな気持ちで過ごせる時間」を増やす(学校での)

不登校の子にとって大切なのは「学校に行く」ではありません。
学校で過ごす時間の中で、
「◯◯が楽しかった」
「思ってたより、大丈夫だった」
「◯◯ができた」
など、ポジティブな感情を持てた経験が大切になります。
この気持ちが持てるなら、部活でも他の活動でも構いません。
学校の時間の中で、ポジティブな経験ができたことは、
「学校ってそんなに嫌じゃないかも」
「◯◯の時間なら、学校行ってみようかな」
と『本人の気持ちと次の行動』にポジティブな変化を与えます。
③:疲れたら「休む」

本人が望んでいることでも、疲れは溜まります。
不登校の子の中には、無理して頑張るタイプの子が一定数います。
自分の限界点が分からなかったり「まだ頑張れる」と、限界点を見誤ってる場合もあります。
本人と話しながら、疲れが溜まってきた時は、遠慮なく休むことが大切になります。
無理をして、その場を乗り切っても、後から反動はきます。
家での癇癪、イライラしやすい、体調を崩す、生活リズムの乱れなど、様々な形で出ます。
“疲れが溜まる前” に休息をとるのがポイントになります。
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【不登校の中学生】一日のスケジュールとは?時間管理で大切な4つのポイント
部活だけ行く不登校の子「3つの注意点」

部活だけ行く不登校の子に関わる時の
「注意点」は3つあります。
①:本人に「無理をさせない」
②:「部活だけ行く=甘え」と捉えない
③:「周囲の人の反応」は把握しておく
(先生・生徒)
①:本人に「無理をさせない」

先ほどの内容に重なりますが、無理をさせない環境作りが大切になります。
普段から周りの大人の方が、「休むこと≠悪いこと」を示し続けることです。
例えば、疲れたら休む大人の姿をあえて見せたり、普段のコミュニケーションで本人の疲れを確認したり、休むかどうか選択する機会を作る、などになります。
親御さんによっては、心の底から思うことは難しいかもしれませんが、親御さんの気持ち(ex.学校に行ってほしい、辛いなら休んでも良い)が、本人にも伝わっています。
特に、不登校の子は周囲の人の気持ち・反応に敏感です。
繰り返しになりますが、本人が「休むことはダメなことじゃないんだ」と思える環境作りが大切になります。
②:「部活だけ行く=甘え」と捉えない

不登校の子にとって、学校に行くことは勇気がいることです。
例え、部活だけだったとしても、それは周囲が認めてあげたい “本人の頑張り” になります。
学校との向き合い方は、お子さんそれぞれの形がありますす。
「部活だけいく=本人のできる頑張り」と捉えることが大切になります。
③:「周囲の人の反応」は把握しておく(先生・生徒)

お子さん本人にとって、部活の時間を過ごせるのは良いことです。
ただ、先生や周囲の生徒はどう思ってるか分かりません。
中には、理解がなかったり、心無いことを言う人もいるかもしれません。
大切なのは、本人にとって辛くならないかです。可能な範囲で、周囲の人の雰囲気など把握できると、必要に応じて本人へのサポートが早くできます。
本人が大きなダメージを受ける前に、早めに介入できると、その後の生活も違ってきます。
例えば、先生と電話や面談をしたり、ママ友との雑談で情報を集めるなどがあります。
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部活以外も力を入れたい「学習習慣の定着」

不登校の子が、部活に行けてることは、とてもポジティブなことです。
家族以外で関われる人と繋がること、社会的繋がりがあることは、今後の生活において欠かせないものになる為です。
一方で、部活だけに行く生活を続けても、その先がどうなるのか不透明です。
お子さんがどんな進路を選ぶのか、何を望み、何を嫌がるのかは、今すぐ分かる方は、少ないと思います。
そこを踏まえて、大切になることは、将来の選択肢を減らさないための “学習習慣の定着” です。
中学卒業後、どんな進路に進むにしても、
・勉強をする
・課題に取り組む
・レポート作成、提出
・テスト勉強
など、避けては通れないことが、いくつもあります。
お子さんの将来の選択肢を減らさない為にも、まずは、短い時間からで大丈夫ですので、学習習慣をつけ、備えておく必要があります。
学習習慣が身に付けば、学習時間が確保でき、必要最低限の学力、本人が希望する進路に進むために必要な学力がつけやすくなります。
その為の1つの方法として、自宅で一人でできる “タブレット学習” をお伝えします。
✅学習習慣、最低限の学力は「タブレット学習」
不登校の子が学習をする際に、困りになりやすいポイントが4つあります。
タブレット学習では、その4つの困りにアプローチできるため、1つずつお伝えしていきます。
①:学習の苦手意識
不登校の子は、授業を受ける時間が少ないのもあり、学習時間が少ないです。
そのため、学習の失敗体験が多く、苦手意識を持ちやすいです。
お子さんによっては、学校の先生や家族に、学習のことを言われ、アレルギーのように拒絶反応が出る子もいます。
拒否感が出る子には、プリント学習や机上課題は、拒否感が出やすいため、本人が勉強感を感じにくい学習方法で進める必要があります。
タブレット学習は、問題を解く毎にポイントが貯まり、アイテムを交換でき、コレクションを完成させるなど、ゲーム性があるため「(自分の嫌いな)勉強をしてる」という実感が少ないです。
このように、まずは拒否感が出ないよう、勉強をする中で「この問題解けた!」「思ったより嫌じゃないかも」という本人の実感を積み重ねることで、学習の苦手意識が減り、学習時間が増えていきます。
②:不規則な生活リズム
不登校の子は、昼夜逆転など、生活リズムが乱れやすいです。
一般的には、生活リズムが安定しないと、学習時間を確保することが難しいです。親御さんが約束をして時間を決めても、時間通りには進まないことも多いです。
その点タブレット学習は、その日の決められた課題が提示され、その日中に解ければ、タイミングは自由です。
午前中でもお昼でも夕方でも、本人の気持ち・タイミングに合わせる形で問題ありません。
特に思春期の子は、自分で決めて、行動する(自己決定スキル)ことが大切です。
親御さんに言われてその場でやっても、本人が決めてるわけではない為、続きにくいです。
本人が自分で選択して、自分で解くことで、継続し、学習習慣の定着に繋がった結果として、必要な学力が身に付きます。
親御さんが「今日の勉強やったの?」「今日はいつ勉強やるの?」という声掛けも少なくなり、親御さんの負担を減らすこともできます。
③:特性からの学びにくさ
勉強の苦手さの1つとして、本人の特性ゆえの学びにくさがあります。
厳密にいうと、本人の特性(学びやすさ)と学習方法が合っていない場合になります。
例えば、学校の授業や学習塾、市販教材などで勉強しても、定着しない子は、学習方法が本人に合っていない可能性が高いです(本人がやる気がないパターンを除いて)。
そのため、本人の特性に合った学び方が必要になります。
タブレット学習ですと、様々な特性に考慮された学習PGMが豊富になります。
例えば、文字/イラストの様なペーパー教材でイメージが湧きにくい子には、アニメーション解説があります。
目から情報が入りやすい子(視覚優位)は、色、動き、情報の調整(不要な情報は排除)がされることで、学びやすさが向上します。
耳から情報が入りやすい子(聴覚優位)は、音声、効果音、語呂合わせなどが効果的です。
タブレット学習では、どちらのタイプの子も学べるように、学習PGMに組み込まれています。
④:学習内容のズレ
不登校の子は、学校を休んでる分、学習の遅れが学年を超えることもあります。
どこから学習を進めればいいのか、判断が難しいです。私が支援してきた子の中にも、本人が自宅学習してる内容と、本人に必要な課題がズレていることが多かったです。
実際、親御さんが、本人のレベル・理解力に合わせて、必要な課題を判断することは、かなり難易度が高いと思います。
タブレット学習ですと、本人の解答結果を自動分析し、本人に必要な課題が提示されます。
本人に必要な学習課題だけに集中できるため、効率的に学習もできます。
✅タブレット学習の活用で「出席扱い」できる場合もあり
文部科学省が不登校のお子さんに対し『IT等を活用した自宅学習=出席扱い』という方針を定めました。
在籍校の校長先生次第になりますが、お子さんの進路に向けて確実に追い風になる要素です。
学習準備、進路準備でタブレット学習を活用できると、本人、家族によってとても心強いツールになると思います。
出席扱いできる・できないなど、タブレット学習によって特徴がそれぞれあります。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
発達障害のあるなしに関わらず、不登校の子、学習面で心配な子向けの内容になります。
1つの学習方法として、参考になれば幸いです。
「【不登校】部活だけ行くのは良いの?~大切な3つの視点・注意点とは~」のまとめ

記事のポイントになります。
✅部活だけ行く不登校の子
「大切な3つの視点」~大人側の視点~
・本人の意思を尊重する
・疲れたら休む
・ポジティブな気持ちで過ごす時間を増やす
(学校での)
✅部活だけ行く不登校の子
「3つの注意点」
・本人に無理をさせない
・部活だけ行く=甘え” と捉えない
・先生・生徒の反応を把握する
✅部活以外も力を入れたい
「学習習慣の定着」
・学習の成功体験を作る
・学習の苦手意識を減らす
・学習習慣の定着化
・出席扱いできるか確認する
・タブレット学習
以上になります。
本記事が参考になれば幸いです。
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