授業参観に行きたくない方「うちの子(発達障害)は、周りに迷惑をかけてるかもしれない。子どもに目立つ言動があり、他の親に引け目がある。授業参観を乗り切る方法が知りたい」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅授業参観に行きたくない
「3つの理由」
✅授業参観に行かない
「2つのメリット」
✅授業参観に行かない
「3つのデメリット」
✅授業参観で嫌な思いをしない
「3つの方法」
✅お子さんのことで
「悩まれてる親御さん」へ
我が子の学校生活が見れるのは楽しみ、という反面、
「授業参観には行きたくない…」と、感じている方も、少なくありません。
この記事の執筆者の私は、育児相談/支援を、10年以上しています。私自身2児の親でもあります。
支援をしていく中で、授業参観を苦痛に感じている方が、少なくないことを初めて知りました。
そこで、私の支援/育児経験を元に、本記事では「授業参観を嫌な思いをしない方法」を中心に、まとめてみました。
本記事が参考になれば、幸いです。
発達障害の子の授業参観に行きたくない「3つの理由」
授業参観に行きたくない理由は、3つあります。
①::他の親に「引け目」がある
※子どもに問題行動があり
②:「ママ友との付き合い」が苦手
③「一人ぼっち」で居心地が悪い
①:他の親に「引け目」がある(子どもの言動で)
「我が子に問題行動があり、周囲に迷惑を掛けるから、参観日などの行事に出たくない」という理由になります。
よくあるお子さんの言動としては、
・離席
・暴言/暴力
・突発的な発言
・周囲へのちょっかい
など様々です。
このような言動が多いお子さんですと「◯◯さんのお母さんは、どう考えてるの?」という感じで、
学校にご意見を言ったり、言わずとも冷たい視線を送ったり、過敏に距離をとろうとする方がいます。
そんな中、授業参観に行ったら、他の保護者に何か陰口を言われるのでは…
と不安があり、参観に行きたくても行けない親御さんもいます。
②:「ママ友との付き合い」が苦手
『ママ友同士の付き合い』が、苦手な場合になります。
ママ友によっては、グループがあるので、
グループ内の会話に、合わせたりすることが、疲れてしまう方が多いです(私もこのタイプです…)。
また、お子さんのことを否定したり、干渉してくる方もいるため、表面的なやりとりだけでも、疲れることが多いです。
✅”懇親会” が嫌な場合もある
「懇親会が疲れる」という方も、少なくありません。
特に新年度の最初の保護者会は、これから子どもがお世話になる先生に、挨拶という意味もあって、参加をすることが多いです。
懇親会によっては、一人ずつ順番に自己紹介の時間がある場合があります。
私はこれが苦手で、懇親会にあまり良い思い出がありません…。
③:「一人ぼっち」で居心地が悪い
「学校の中で一人ぼっちになりたくない」
「孤立している様子を、子どもに見られたくない」
という心配が、ある場合になります。
ママ友がいない親御さんですと、授業参観に行った時、話し相手が誰もいないため、一人ぼっちの状態に、なりやすいです。
社交性の高い方ですと、近くの人と話ができたりするのですが、これが苦手な方は、辛くなりやすいです。
お子さんの年齢によっては、子どもの目が気になるので、
親が孤立している様子を見られたくないと思われる方も、少なくありません。
授業参観に行かない「2つのメリット」~発達障害の子の~
「授業参観に行かないメリット」を2つお伝えします。
①:他の親と「顔を合わせなくて済む」
②:「傷つかなくて」済む
①:他の親と「顔を合わせなくて済む」
当たり前ですが、参観日に学校に行かなければ、「他の保護者と顔を合わせなくて済む」というメリットがあります。
ママ友同士の付き合いで、面倒なトラブルに巻き込まれることもないため、距離をおけることに、安心される方も多いです。
②:「傷つかなくて」済む
学校の中で、一人ぼっちになるのが辛いという親御さんですと、
授業参観に行かないことで、「孤独感を感じずにすむ」というメリットもあります。
授業参観に行かない「3つのデメリット」~発達障害の子の~
「授業参観に行かないデメリット」を3つお伝えします。
①:「学校生活の様子」が見れない
②:子どもが「残念がる」
③:本人の「困り」を見落とす可能性がある
①:「学校生活の様子」が見れない
『学校生活の様子が見られない』という、デメリットがあります。
普段、親御さんは、学校生活を見る機会はありません。お子さんからの話を聞いていても、実際に見るのとでは、違います。
そういう意味で授業参観は、学校生活の様子が直接見られる、貴重な機会になります。
・我が子が学校を楽しめているのか
・授業についていけているか
・クラスメイトと上手く関われているか
など、様々な心配事や疑問を解消する為にも、参加しておくことは、安心になります。
②:子どもが「残念がる」
多くの子にとって授業参観は、お母さんやお父さんが見に来てくれる、楽しみな日です。
周りの子の親が来ている中、自分の親がいないとなると、残念な気持ちになります。
授業参観が、寂しかった思い出になる可能性があります。親としては、避けたい所ではあります。
③:本人の「困り」を見落とす可能性がある
学校生活には、担任の先生・本人も気付いていない、困りがある場合があります。
先生の場合は、30~40名の集団を見ているので、お子さんの細かい部分までは、把握が難しいです。
よくある例は、
・困ったときに助けを求められない
・授業態度は良いけど内容が理解できてない
など、周囲のフォローが入るのが、遅れてしまうことがあります。
お子さん自身は困りと感じていなかったり、言葉で親御さんに説明することが難しい場合もあるため、
周囲が気づくことが、遅れる場合があります。
【関連記事】
授業参観で嫌な思いをしない「3つの方法」~発達障害の子の~
「授業参観で嫌な思いをしない方法」を3つお伝えします。
①:授業参観が「始まってから」教室に入る
②:授業参観が「終わる前に」教室を出る
③:「家族・親族」に協力してもらう
①:授業参観が「始まってから」教室に入る
『授業参観が始まってから』教室へ入ります。
話をしているママはいないので、気まずい思いをしなくて済みます。
シンプルですが、効果は抜群になります。
②:授業参観が「終わる前に」教室を出る
授業が終わる前に、教室を出ます。
また、学校によってはアンケート(感想)があるので、記入する時間を計算して、教室を出ましょう。
個人的には、『教室に入る前に、アンケートを持っておき、参観中に書いておく』ことが、お勧めになります。
✅①②について子どもに「事前に伝えておく」
お子さんに、『途中から教室に入ること・出ること』を伝えておきましょう。
お子さんによっては、授業開始時に親御さんがいないと、途中で親御さんが入ってきても、そのまま気づかない場合もあります。
それですと、お子さんが寂しい思いをするので、事前に伝えて置けると安心です。
③「家族・親族」の協力を得る
どうしても一人が辛いという方は、奥の手として、
旦那さんやお母さん(おばあちゃん)、親族と一緒に行く方法があります。
心許せる人と話ができれば、時間はあっという間に過ぎますので…。
私が今まで参加した授業参観ですと、クラスに1,2組ぐらい見かけます。
数は少ないですが、一人の孤独感の方が辛いという方には、良い方法だと思います。
もし、頼れる方がいない場合は、
・スマホをいじる
・学校からの手紙を読む
・廊下や壁に貼ってある作品を眺める
などの方法があります。
(私はよく、1つずつ作品をじっくり見ています…)
【関連記事】
【授業参観の感想の例文】たった1つ!書き方のコツとは?注意点もあり
お子さんのことで「悩まれてる親御さん」へ
ここでは、発達障害など特性ある子のことで「悩まれてる親御さん」に向けて、大切なことをお伝えしたいと思います。
お子さんの言動が理由で、授業参観が嫌ということは、学校生活の中で、本人が困ったり、周囲が困っている状況があることが多いと思います。
そして、学校から電話や呼び出しがあったり、学校でのトラブルで他の保護者さんに謝罪をしたりと、親御さん自身の困りも大きいと思います。
親御さんが授業参観に行きたくない気持ちになるというのは、生活上困りの部分が強くあるのだと思います。
もし、
・支援先に繋がってない
・今の療育だけでは不十分
・家での関わりを本人に合わせてもっとしていきたい
などの方には、3つ必要になることがあります。
・本人の特性把握
・親の関わり
・学校での配慮/環境
本人の特性が分かると、家で必要な家族の関わりも見えてきます。
学校生活で困りがある場合は、担任の理解と協力も大切になります。
先生の関わり、学校側の配慮があることで、困り感を減らすこともできます。
そのため、本人の特性、家/学校の関わり方、学校の配慮などを、専門の先生からアドバイスがもらえると良いです。
例えば、全体指示を聞くのが苦手な子の場合、
・指示を聞いてない
・指示を理解してない
・指示に従いたくない
の3つの原因が考えられます。
どの原因になるかで、必要な先生の関わり方は変わってきます。
✅指示を聞いてない
・一度名前を呼び注意を引いてから伝える
・クラスを静かにさせてから、指示を出す
✅指示を理解してない
・1つずつ伝える
・ゆっくり伝える
・図などの視覚情報も使う
✅指示に従いたくない
・課題の難易度を下げる
・選択肢の中から選んでもらう
このように「指示を聞いてない」という一見同じ様に見える行動でも、原因によって関わり方が変わってきます。
困っているお子さんの言動の原因を明確にすることで、対処法が見えてきます。
✅お子さんの相談は「リタリコジュニア」
リタリコジュニア とは、療育/発達支援の教室になります。
発達障害、グレーゾーン、発達ゆっくりなど、診断のあるなしに関わらず、困りを抱えてる子の相談ができます。
お子さんの年齢/特性/困り事によっても、変わりますが、
・コミュニケーション
(気持ちを言葉で伝える/説明スキル)
・集団参加
(集団活動の参加/全体指示を行動に移す)
・学習
(特性に合う学習方法/家庭学習)
・園/学校連携
(ex.学校での配慮/担任との連携)
など、お子さん/親御さんに必要なアドバイス/サポートが、幅広く受けられます。
療育先の中で、リタリコジュニアが良い理由は、大きく5つあります。
・療育の最大手
(実績/信頼/豊富なノウハウ)
・自己肯定感を高める指導
(安心感/楽しさ/成功体験)
・家での関わりサポート
(具体的な親の関わり方)
(ペアレントトレーニング)
・学校/学級の相談
(担任とのやりとり/学級の相談)
・応用行動分析
(エビデンスに基づく指導)
一度の指導の中で、お子さんの特性、家での関わり方、集団生活で必要な配慮など、必要なことが把握できます。
もちろん、お子さん自身にスキルを身に着けてほしいという場合は、継続的な支援を受けることもできます。
様々なタイプの子の支援経験がある先生から、他の子の事例も具体的に聞けると、今後の参考になると思います。
お子さんによっては、教室に行きたがらないこともありますが、事前に教室に電話で相談することもできます。
その他、メリット・デメリットなど詳細は、こちらの記事をご覧ください。
私の息子が療育に通っていた経験、私自身の支援経験を元にお伝えしています。
特性に関わらず、困りを抱えた子にとって共通する内容になります。
1つの選択肢として、参考になれば幸いです。
「【発達障害の子の授業参観に行きたくない】参観で嫌な思いをしない~3つの方法~」のまとめ
記事のポイントになります。
✅授業参観に行きたくない
「3つの理由」
・親同士の人付き合いが苦手
・一人ぼっちで居心地が悪い
・他の親に引け目がある
✅授業参観に行かない
「2つのメリット」
・他の親と顔を合わせなくて済む
・傷つかなくて済む
✅授業参観に行かない
「3つのデメリット」
・学校生活の様子が見れない
・子どもが残念がる
・本人の困りを見落とす可能性がある
✅授業参観で嫌な思いをしない
「3つの方法」
・授業参観が始まってから教室に入る
・授業参観が終わる前に教室を出る
・家族・親族の協力を得る
✅お子さんのことで
「悩まれてる親御さん」へ
・本人の特性の把握
・親の関わり方を知る
・集団生活の配慮点の把握
・民間療育への相談
・リタリコジュニア の活用
以上になります。
本記事が参考になれば、幸いです。
【合わせて読みたい記事】
[…] 【授業参観に行きたくない】参観で嫌な思いをしない!3つの方法 […]
[…] 【授業参観に行きたくない】参観で嫌な思いをしない!3つの方法をご覧ください。 […]