家での関わり方/その他

【ADHDの子ども】うちの子は何タイプ?3つの症状(タイプ)と7つの接し方とは

投稿日:2020年2月29日 更新日:

ADHDの子どもへの対応方法を知りたい方「ADHDの診断を受けたけど、そもそもADHDって何?ADHDって具体的に何に困るの?親としてどう関わっていくべきか知りたい」

このような疑問、お困りにお応えします。

ADHDは「親のしつけ」が原因ではありません。子供も悪気があるわけではありません。

お子さん自身、コントロールができなくて困っているのです。

まずは親がADHDの症状、困りを把握し、子どもに合った日々の接し方の工夫をしていくことが大切になります。

この記事を執筆している私は、療育指導/発達相談を11年程しています。

その経験を元に、「ADHDの子の症状接し方」をまとめてみました。

参考になれば幸いです。

ADHDの子供の3つの症状

次の3点が大きな症状です。



その①:多動性タイプ



その②:衝動性タイプ



その③:不注意タイプ


※厳密には混在している子もいます。ここでは説明の便宜上、分けて見ていきます。

その①:多動性タイプ

  • 常に動き回っている
  • 常にしゃべっている
  • 異常に活発的

※男の子に多い傾向あり

その②:衝動性タイプ

  • 我慢できない
  • 後先考えず危険な行動をする
  • 欲求をすぐに満たそうとする

その③:不注意タイプ

  • 注意がそれやすい
  • 集中力が低い
  • 忍耐力がない

※女の子に多い傾向あり

各症状の子供の困り

次に、それぞれの症状から具体的な困りを見ていきましょう。私が支援してきたADHDの子も、下記のいずれかの困りに該当しています。

その①:多動性タイプ

  • 静かに作業する、遊ぶことができない
  • 人の話を最後まで聞けない
  • 集団生活の中で離席が多い

その②:衝動性タイプ

  • 順番が待てない
  • 思いついたことを唐突に発言する
  • 気になれば人の物でも勝手に触る
  • 事前に約束をし理解していても、自制が難しい

その③:不注意タイプ

  • 1つの課題に集中しにくい、注意が散りやすい
  • 物の管理苦手(失くす、忘れるが多い)
  • 人の話を聞いていないことが多い
  • 興味のあるものは切り替えが難しい

ADHDの子供の7つの対応方法

対応方法は大きく6つあります。

その①:気になるものをなくす

目・耳から入ってくる情報(気になるもの)の刺激を強く受けやすい症状のため、やるべきことが阻害されやすいです。

つまり、子どもの気になるものが目・耳から入ってこなければ、その分適切な行動をしやすくなります。受験勉強を図書館でする、なども1つの典型例ですね。

例:食事のときは、テーブル上は食事に使う物以外は片付けておく。オモチャなど気になるものも目に触れないようにする 。

その②:視覚的に示す

「待つ」ことが難しい原因の1つは、ゴールが分からないからです。

例えば、大人の私達でもゴールが分からないマラソンは、辛いですよね。事前に「ゴールが3キロ先」と伝わっていると、頑張りやすさが変わっていきます。「○○が終われば自由(待たなくて良い)」を事前に伝えましょう。

例:帰宅したら、最初に「やることリスト」を使ってやるべきこと(手洗い・宿題など)を一緒に確認する。事前に全部終わったら遊んでいいことを伝える

その③:簡潔に伝える

ADHDの子は、集中力が限られています。そのため、指示は「短く、ゆっくり、1つずつ」伝えることが効果的です。

例えば、「手を洗って、カバンからプリントと筆箱だして、宿題しといて」より「手を洗って(できたら次)→カバンからプリント出して(できたら次)→筆箱だして(できたら次)→宿題やろう」の方が、指示が通りやすいです。

その④: 環境を整える

ADHDの特性上、探す(複数の場所を見る)こと、覚えておくことが、むずかしい症状があります。

つまり「思い出せる状態」にしておけば、探したり、覚えたりする必要を減らすことができます。

大人の方でも、自分は忘れやすいからメモをとる習慣にされている方がいますよね。

この例も、覚える必要がない状態(思い出せる状態)を作っています。

例:箱にテプラで物の名前を貼り、「物の場所」を決め、管理する

その⑤:ハーネスやGPSを使う

外出時の飛び出しなど危険行動がある場合に使用します。まずは、子どもの安全第一が、最優先になります。

例:外出時にはハーネスを使用。安全管理ができたら一緒に外出する。大人1人しかいないなど安全管理に不安がある場合は、外出先や道を選ぶことも1つです。

その⑥: 事前に約束をする

気持ちのコントロールが難しいため、「やるべきこと」<「やりたいこと」になりやすいのが症状です。

遊ぶ前に約束をし「本人が理解・納得」できていることを確認することがポイントになります。

視覚的に約束を示すと更に効果的です。

例:子どもが公園で遊ぶ前に事前に約束をする(公園で遊ぶ直前に)子どもにもよりますが、1~2つの最低限の約束が適切です。

その⑦:できていることを褒める

頑張って行動した結果、親に褒められれば、お子さんは「また頑張ろう!」という前向きな気持ちになります。

前向きな気持ちは、子どもの自発的な行動に繋がる可能性がグッと上がります。褒めることで、このサイクルを作ることが、大切になります。

例:子どもが頑張ってできた後に「○○できて凄いね!」など、子どもの喜ぶ言葉を掛けて褒めましょう。

【関連記事】

【発達障害】幼稚園から指摘された時、親はどうするべき?2つの考え方とやるべきこと

「【ADHDの子ども】うちの子は何タイプ?3つの症状(タイプ)と7つの接し方とは」のまとめ

記事のポイントをまとめます。



ADHDの症状
・多動
・衝動
・不注意

代表的な困り
・集団活動に参加できない
・友達とのトラブルが多い
・友達ができづらい
・怪我などに繋がる恐れがある

ADHDの子どもへの接し方
・見通しを視覚的に示す
・事前約束する
・気になる物はなくす
・物の場所を決める
・ハーネスやGPSを使う
・できていることを褒める


以上になります。

ADHDは、子どもの一面に過ぎません。

その一面を踏まえ、子どもの幸せにつなげるため、家族として、どのように関わっていくか、が大切になります。

本記事がお役に立てれば幸いです。

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