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発達障害 習い事

【習い事でふざける子は発達障害?】5つの理由・対処法・習い事の選び方

投稿日:2021年11月5日 更新日:

子どもの習い事で悩まれている方「子どもが習い事でふざけちゃって困ってる。発達障害だからなの?教室にも迷惑になってるし、周りの視線を気になっちゃう。対処法が知りたい」

このようなお悩みに、お応えします。

本記事の内容



発達障害とふざける行動の「関連性」


習い事でふざける「理由」


・ふざける時の「対処法」
 ~先生に相談~


・ふざける時の「対処法」
 ~親御さんの関わり~


・発達障害の子の習い事の「選び方」


オススメの習い事(参考例)


発達障害の子に合う習い事は、探すのも大変ですが、始まってから大変なことも多いですよね。

この記事を執筆している私は、療育・相談支援を10年以上してきました。

発達障害、グレーゾーン、発達ゆっくりな、お子さん・その親御さんの支援をしてきました。

支援する中で、習い事の相談を受けることも多く、あるいくつかの共通点が見えてきました。

そこで、私の支援経験を元に、本記事では、発達障害・グレーゾーン・発達ゆっくりのお子さんの

「習い事でふざけてしまう理由・発達障害との関連性・対処法・習い事の選び方」をまとめました。

記事の後半では、参考例として、オススメの習い事の記事を紹介しています。

参考になれば幸いです。

発達障害とふざける行動の「関連性」

発達障害は生まれ持った特性(気質に近いもの)です。

その特性ゆえに、ふざける行動が出やすくなる場合があります。

ただ、ふざける行動には、必ず原因があり、一方的に叱責をするだけでは、逆効果になります。


発達障害の特性から、極端に「できる」「できない」ことがあり、苦手なことは、本人の努力だけでは、どうにもならない場合があります。

その上で、発達障害の特性が出て困りに繋がりやすい、”習い事の場面”を紹介したいと思います。

実際に、私が支援してきた子の多くに、共通するポイントになります。

“やるべき事”より”やりたい事”を優先する

・自制が難しい
・自分の興味のあるものに意識が向く

相手の気持ち・状況把握が苦手

・相手の表情・反応から察することが難しい
・相手が嫌がっていても気付かない

✍強いこだわりがある

・自分ルールがあり、融通がききづらい

予測がつかない状況が苦手

・新しいことが苦手
・見通しがないと落ち着かない

口頭での指示が理解しにくい

・「やるべき事」が伝わりづらい

読み書きが極端に苦手

・頑張っているのに、読み書きが難しい

不器用

・力加減が苦手
・手先が極端に不器用
・体の使い方がぎこちない


私の経験上ですが、習い事でよく困ってしまう子の発達障害で多いのは、ADHD(多動・衝動型)になります。

どうしても行動に出やすいため、集団活動にも影響が出やすいからです。

下の記事に、特徴だけ把握できる様にまとめていますので、特徴・接し方を把握されたい方は、ご覧ください。


【合わせて読みたい記事】

【ADHDの子ども】うちの子は何タイプ?3つの症状(タイプ)と7つの接し方

習い事でふざける「理由」

習い事でふざける「理由」は、5つあります。

1つずつ見ていきましょう。



①:注目されたい

②:話を聞いてない

③:何をしていいか分からない

④:やりたくない

⑤:環境(先生・子ども)


①:注目されたい

周囲の注目を自分に集めたいときに、ふざける場合があります。

先生や友達に見てもらう為に、気を引く行動をして、周りから声を掛けてもらったり、反応してもらうことで、喜びます。

中には、先生に注意されることを、わざとする場合もあります。

基本的な対応は、下記の2つになります。

・周囲の人が反応しない(注目を与えない)
・”注目を集める”より、楽しいことを見出す

簡単なことではありませんが、この2つを押さえられると、ふざける行動は減っていきます。

②:話を聞いてない

“先生の指示”自体を、聞いていない場合になります。

「自分の興味のあること・やりたいこと」を優先して夢中になり、指示が入っていない状態になります。

先生が『お子さんの注意を一度引いてから、指示を出す』が、必要になります。

ex.注意を引く=目を合わせる

③:何をしていいか分からない

発達障害の特性ゆえに、指示の理解の難しさがあることが、多いです。

・全体指示
・長い指示
・複数指示

逆にいうと、下記の工夫ですと伝わりやすくなります。

個別の指示
短い指示
1つずつの指示

習い事の先生が、指示を出し方を少し工夫するたけでも、伝わりやすさは、グッと上がります。

④:やりたくない

単純に「やりたくない」と思って、ふざける場合になります。

“やりたくない”と、考える理由は…

・単純に興味がない

・見通しが立たない

(初めてのことなど)

・苦手意識が強い
(過去に失敗体験がある)

苦手意識については、下の2つが原因の場合が多いです。

・過去に失敗体験がある
・過去に成功体験少なく、イメージが湧いてない

⑤:環境(先生・子ども)

“習い事の先生・友達との相性の問題”になります。

よくあるのは、「みんな平等」というスタンスで、叱責する先生が苦手で、指示を聞かずふざけてしまう場合があります。

また、友達の場合は、ふざけてしまう子がいると、それにつられてふざけてしまい歯止めが効かず、

集団活動から外れた言動をとってしまう、などがあります。

少しふざけてしまう子はいると思いますが、発達障害の子は、”どこまでふざけていいのか”の判断が、難しいことがあります。

そのため、周りの子がふざけることをやめても、楽しくなってしまい、周囲に迷惑がかかっても、ふざけ続けることがあります。

ふざける時の「対処法」~先生に相談~

ふざける時の対処法は、大きく2つに分かれます。

・習い事の先生に相談(お願い)するもの
親御さん自身がするもの

まずは、“習い事の先生に協力してもらえたら良いこと”を、見ていきましょう。

習い事ですので、先生にどこまで相談できるか難しい部分もあると思いますが、

可能な範囲で協力してもらえると、お子さんの習い事が今よりもっと充実すると思います。

全部で5つになります。



①:「適切な注目引き」だけに応える
  (理由①:注目を引きたい)

②:「目が合ってる」を確認して伝える
  (理由②:聞いてない)

③:「短く・具体的・視覚的」に伝える
  (理由③:何をしていいか分からない)

④:「先生に相談」⇨習い事の見直し
  (理由④:やりたくない)

⑤:環境(先生・子ども)を変える
  (理由⑤:環境)


①:「適切な注目引き」だけに応える(理由①:注目を引きたい)

お子さんの不適切な注目引き(ふざけて注目を引こうとする行動)は、

無反応(注目を与えない)が、基本的な対応になります。

逆に「先生!(挙手をしながら)」と言葉で言って、適切に注目を引けていたら、応えてもらいましょう。

『適切な注目引きなら、聞いてくれる』という実感が持てれば、不適切な注目引きが減っていきます。

②:「目が合ってる」を確認して伝える(理由②:聞いてない)

先生が指示を出す前に「お子さんと先生の目が合っているか」を確認することが、大切になります。

目が合っているのを確認できれば、お子さんの「聞く準備は万全!」ということです。

指示の前に目が合っているかの確認。シンプルですが、意外と抜けていることが多いです。

③:「短く・具体的・視覚的」に伝える(理由③:何をしていいか分からない)

指示は『短く・具体的に・視覚的に』だと、伝わりやすいです。

例えば、「片付けをして」よりも、「黄色い箱にボールを入れて」の方が、良いです。

「カバンから鉛筆とノートを出して、○○を書いてください」よりも、

「カバンから鉛筆を出して」→「カバンからノートを出して」→「○○を書いて」の方が伝わりやすいです。

指示を細かくして、1つずつ終わるのを確認できることが、理想になります。

④:「先生に相談」⇨習い事の見直し(理由④:やりたくない)

もし先生の裁量で、内容に変更できる(お子さんが興味のある要素を入れる)場合は、先生に相談するのをお勧めします。

ただ、それが難しいとなると、習い事そのものを見直す必要があると思います。

お子さんに「色んなことを経験させてあげたい」という気持ちもあると思いますが、

習い事は、お子さんの興味のあるものから選ぶことが、一番だと思います。

私は支援する中で、お子さんが興味がない・合わない習い事に通い続けて、途中で行けなくなり、

習い事そのものが嫌になってしまうケースを、いくつも見てきました。

お子さんの『興味あるモノの中から、経験や学びを増やしていく』ことが、お子さんの自信になったり、意欲に繋がりやすいです。

⑤:環境(先生・子ども)を変える(理由⑤:環境)

当たり前ですが、先生や子ども自体を変えることはできません。

相性の問題がある場合は、違うクラスなど、環境を変えることも、1つだと思います。

お子さん本人がどんなに頑張っても、周りの人が良くない影響を与える場合は、解決が難しいことも多いです。

ふざける時の「対処法」~親御さんの関わり~

ふざける時の対処法(親御さんの関わり)は、2つあります。

1つずつ見ていきましょう。



①:「できたこと」をほめる

②:「できなかったこと」に触れない


①:「できたこと」をほめる

その日の習い事で、お子さんができたことをほめましょう。

ふざけることが多いと「ほめる所なんてないよ…」と思われる方も、いるかもしれません。

ただ、短い時間でも「できたこと(頑張ったこと)」はあると思います。

・列に並べた
・返事ができた
・順番が守れた


など、できたこと(ふざけてない時)をほめることで、

お子さんが「次も頑張ろう!(ほめられたことを)」となり、自然にふざけることが減っていきます。

ふざけることを注意しても、お子さんに頑張るメリット(お子さんが感じる喜び)がなければ、ふざけることを繰り返してしまいます。

「ふざけるよりも、頑張ってほめてもらえたほうが嬉しい!」という気持ちになるよう、日頃の「できた」をほめることが、大切になります。

②:「できなかったこと」に触れない

よほどの危険な行動(自分や周りの子がケガをする等)がない限りは、”できなかったこと(ふざけたこと)”は、触れないようにしましょう。

できなかったことに対して、指摘・叱責が続くと、自信を失い、習い事そのものへのモチベーションが下がる可能性があります。

お子さんが習い事に行って、否定されることが続けば、「習い事にいく=否定される」という印象になり、習い事自体への拒否感に繋がります。


【合わせて読みたい記事】

【発達障害の子がサッカーするのは迷惑?】親がしてあげたい2つのこと

✍「良い行動」が増えれば、「困った行動」は減る

「良い行動」と「困った行動」は、コインの表と裏の関係です。

ふざける行動(コインの裏が出る)が増えれば、適切な行動(コインの表が出る)が減ります。

逆にいうと、適切な行動が増えれば、ふざける行動は減っていきます。

叱責は、一時的に落ち着いたように見えるだけで、根本的な解決にはなりません(叱責されなければ、また繰り返す)。

適切な行動(ふざけない)をほめて、お子さんが適切な行動自体をすることに、喜びを感じるような関わりをすることが、根本的な解決になります。

先ほどの説明のように、適切な行動ができたら、ほめられる。という嬉しいことがあれば、自ずとふざける行動は減っていきます。

習い事の選び方

習い事でふざけてしまう子に合った、習い事の選び方を見ていきましょう。

4つあるので、1つずつ見ていきましょう。



①:好きor興味があるか


②:子供の特性に配慮してくれるか


③:成功体験を積めるか


④:体験をする


①:好きor興味があるか

当たり前になりますが、お子さん自身が「好き/興味のあること」を選びましょう。

好奇心/興味は、お子さんの原動力になります。

✍チェックポイント



□子供の興味があるか



□子供から「楽しそう!やりたい!」の発言があるか


②:子供の特性に配慮してくれるか

発達障害のお子さんは、周囲の理解や配慮が必要になることが多いです。

例えば、ADHDの多動傾向の子の場合、体操などで、ある程度自由に動ける環境ですと、

興味の赴くままにフラフラして、指示の聞き逃しに繋がりやすくなります。

逆に、先生が事前に見通しを伝えたり、やることを具体的に伝えることができれば、上手く参加できることもあります。

習い事で最低限求められることとが、お子さんができるのか、

もしそれが難しかった時に、個別でフォローがあるのか?を確認することが、大切になります。

✍チェックポイント



□子供の気持ちに寄り添った声掛けがあるか



□感情的に怒られる、否定されることはないか



□子供が困ったら、手伝ってくれるか



□子供の様子に合わせて柔軟に対応してくれるか


③:成功体験が積めるか

自分でやってみて、「○○ができた!もっとやりたい!」になれば、自ずと「ふざける」行動は減っていきます。

理由は、ふざけるよりも、成功体験を積むことが楽しいからです。

発達障害の子の習い事で、特に大事なのは、『楽しめる・自信になる経験を積む』ことになります。

✍チェックポイント



□子供に合った難易度か



□子供に合わせたペースか


④:体験をする

事前に選ぶポイントが押さえられたら、あとは実際に、体験するのが良いでしょう。

最終的には、お子さんが体験し、お子さんが「またやりたい!」と思うのか、聞いてみましょう。

オススメの習い事(参考例)

ここでは、私が支援していたお子さんで実際に通われて、上手く言った習い事を紹介したいと思います。

具体的な習い事の例があると、イメージ湧きやすいと思いますので。

重複する内容もありますが、ADHDの子、自信がない子に向けた習い事についてまとめています。


【関連記事】

【失敗しない!】ADHDの子供に合うサッカースクールの選び方

【子供の習い事】自信をつけさせる習い事の選び方。3つのポイントと注意点

「【習い事でふざける子は発達障害?】5つの理由・対処法・習い事の選び方」のまとめ

記事のポイントをまとめます。



【発達障害とふざける行動の関連性】
関連性があることは多い
・”やるべき事”より”やりたい事”を優先する
・相手の気持ち・状況把握が苦手
・予測がつかない状況が苦手
・口頭での指示が理解しにくい
・読み書きが極端に苦手
・不器用


【習い事でふざける理由】

・注目されたい
・話を聞いてない
・何をしていいか分からない
・やりたくない
・環境(先生子ども)


【対処法(先生に相談)】
・”適切な注目引き”だけに応える
・”目が合った後”に伝える
・短く・具体的・視覚的に伝える
・習い事の見直し
・環境(先生子ども)を変える

【対処法(親御さんの関わり)】
・”できたこと”をほめる
・”できなかったこと”に触れない

習い事の選び方】
・好きor興味あるか
・子供の特性に配慮してくれるか
・成功体験を積めるか
・体験をする

オススメの習い事(参考例)
・関連記事2つを参照


以上になります。

本記事がお子さんに合った習い事が、見つかるキッカケになれば、幸いです。


【合わせて読みたい記事】

【発達性協調運動障害】運動が苦手な子どもに合う習い事とは。選ぶポイントとは

【発達障害の子の家庭学習】天神がおすすめ!内容・料金・効果・口コミ・退会

-発達障害, 習い事

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