家での関わり方/その他

【字が汚い】ADHDの子の字が今よりきれいになる!5つの方法を紹介!

投稿日:2022年7月11日 更新日:

ADHDの子の字で悩まれてる方「子どもの字が汚くて困ってる。ADHDの子の字がきれいになる方法が知りたい」

このようなお悩みに、お応えします。

☑本記事の内容



✅ADHDの子の
 「字が汚い理由」

✅ADHDの子の字をきれいにする時に
 「一番大切なこと」

✅ADHDの子の
 「字をきれいにする方法」

✅それでも
 「字が改善されない」の場合


「何回言っても、子どもの字が汚い…」

「本当はできてるのに、字が汚くて、テストでバツになってる所がある…」

ADHDのお子さんの字で、悩まれてる親御さんは、少なくないと思います。

そこで本記事では、「ADHDの子の字が、今よりきれいになる5つの方法」をまとめました。

この記事の執筆者の私は、お子さんの療育/学習支援を10年以上してます。

その支援経験を元に、実際に上手くいった方法・大事な視点を解説してます。

本記事が参考になれば、幸いです。

ADHDの子の「字が汚い理由」

ADHDの子の「字が汚い理由」は、3つあります。



①:「丁寧に取り組む」が苦手

②:「集中力」が限られてる

③:「協調運動」の苦手さ
  (ex.目と手を同時に動かす)


①:「丁寧に取り組む」が苦手

ADHDの特徴の1つとして、多動・衝動性の高さがあります。

その為、「興味のないことは、多少荒くても、早く終えようとする」様子があります。

勉強や宿題を、早く終わらせたいので、丁寧に書くより、早く終わらせることを優先します。

これは、ADHDの特性でもあるので、本人は無意識の場合が多いです。

周りから見ると、『適当にやってる』と見られますが、お子さんに悪気はありません。

②:「集中力」が限られてる

ADHDは、集中力が短い・ムラがある、など、集中力に特徴があります。

これは、注意特性ともいいます。

この注意特性の中には、

・集中力が続きづらい
・他のものに注意が散りやすい


というものがあります。

この特性が原因で、字が荒くなることも多いです。

③:「協調運動」の苦手さ(ex.目と手を同時に動かす)

これは、ADHDに限りませんが、字のバランス・枠の使い方が、苦手な場合があります。

・部首が離れる
・枠から、はみ出る
・枠の端っこに書く

(枠の大半が空いてる)
・字の1部分だけ、大きい
(または、小さい)

など、字・枠のバランスで、苦手さが見えることがあります。

✅「目の見え方の偏り」もある

目の見え方に偏りがある子もいます。読み飛ばし、他の子より疲れやすい、見方に偏りがあるなど、様々な様子があります。

気になる方は、眼科で目の検査を受けることをお勧めします(目自体に原因があるかないかで、対策も変わる為)

ADHDの子の字をきれいにする時の「一番大切なこと」

ここでは、お子さんの字をきれいにする時に「一番大切なこと」を、2つ見ていきます。

字がきれいになる方法が分かっても、下の2点の視点がないと、効果が出づらくなる為です。

それでは、見ていきましょう。



①:「字が書けた=本人のメリット」を作る

②:「成功体験」を作る


①:「字が書けた=本人のメリット」を作る

お子さんが「字がきれいになるのが嬉しい」と思えないと、

字がきれいになるのは、なかなか難しいです。

いくら大人から「きれいに書きなさい」と言っても、

お子さんにきれいに書くメリットがなければ、その場だけ頑張れたとしても、長続きしません。

その為、まず始めに、字をきれいに書く動機(本人のメリット)を作る必要があります。

きれいに書く動機(本人のメリット)を作る⇨字をきれいに書く方法の実践

このような流れになります。

では、動機(メリット)は、どの様に作るのでしょうか。

それは、「お子さんの喜びを具体的にする」ことです。

・ほめられること
・花丸をつけてもらう
・点数が上がること
・終わったらご褒美


など、お子さんによって様々になります。

「終わったらご褒美」は、ゲーム・好きな本を読むなど、お子さんの好きなモノになります。

『字をきれいに書くのが早ければ早いほど、自分の好きなコトの時間が増える』

お子さんが実感できれば、字を書くのも、頑張りやすくなります。

②:「成功体験」を作る

「字をきれいに書く動機(メリット)」ができたら、実際に字を書いてみて、成功体験を作ってきます。

動機があっても、上手くいかなかったら、モチベーションが下がってしまいます。

お子さんが、「ちょっと上手く書けたかも」「上手く書けて嬉しい」と、

“実感できるような手助け” をしていきましょう。

次の項では、その手助けの「具体的な方法」を解説していきます。

ADHDの子の「字をきれいにする方法

ADHDの子の「字をきれいにする方法は、5つあります。



①:「集中できる環境」を作る

②:「ゴール」を事前に伝える

③:「書きやすいサイズ」を用意する

④:「書きやすい文字から」始める

⑤:具体的に「ほめる」


①:「集中できる環境」を作る

お子さんが「字をきれいに書く」だけに、集中できる様に、環境を作ります。

・気になる物は片付ける
・物/音が少ない場所にする
・家族にも静かに過ごしてもらう
・机は壁に向ける


など、お子さんが気になるものが “視界・耳に入らない様に” 環境を作ります。

ご家庭によって、難しいこともありますので、できる範囲で試してみましょう。

またお子さんによって、気になるものも違います。

音が気になる子もいれば、兄弟の言動が気になる子もいます。

何が気になるのか?を具体的にした後に、環境作りをしていきましょう。

【合わせて読みたい記事】

【療育指導員が紹介】ADHDの子が過ごしやすくなるグッズ8選


②:「ゴール」を事前に伝える

その日のゴールを、事前に伝えます。

よく療育では、「見通し」と言われるものです。

集中できる時間が限られていたり、早く終えたい!という気持ちが強い子には、この見通しが効果的です。

「何をすれば終わりか」が具体的にわかると、ゴールを目指して、頑張りやすくなります。

例えば、試験勉強でいうと、試験日がゴールになります。

試験日(ゴール)が決まってないまま、ただ試験勉強だけするのは、辛いですよね。

少なくとも、モチベーションは上がりづらいと思います。

こういった理由から、「字をきれいに書く」時には、“その日のゴール” を、事前に伝えることが大切です。

③:「書きやすいサイズ」を用意する

お子さんの「字が書きやすいサイズ」から始めてみましょう。

基本的には、大きいサイズの方が書きやすいです。

例えば、マス目を、縦横5センチずつ⇨4センチ⇨3センチのように、段階的に、小さくしていきます。

まず、きれいに書くイメージをつけることが大切になります。

④:「書きやすい文字から」始める

『お子さんが書きやすい文字・好きな文字』から、練習をしてみます。

・画数が少ない文字
・自分の名前の文字
・好きなキャラクターの文字


など、書きやすい。馴染みのある文字からだと、モチベーションも上がりやすいです。

生活で見聞きする文字の方が、きれいに書くことの意味を実感しやすいので、お勧めになります。

⑤:具体的に「ほめる」

お子さんが前よりも、少しでもきれいに書けたら、具体的にほめてみましょう。

「1回1回止めて、ゆっくり書けたね!」

「マスの中に書けたね!はみ出ないの凄い!」

など、お子さんの課題となる部分が、前回よりも頑張れていたら、ほめるイメージになります。

✅「違う道具」で書く

「字をきれいに書く」は、多くの子にとっては、楽しいことではありません。

ただモチベーションが高い方が、字はきれいになりやすいです(練習量が増やせる為)。

そこで、モチベーションが下がりづらくなる方法として「色んな道具」を使って書いてみます。

・色鉛筆
・色ペン
・ボールペン

モチベーションが下がりそうな時は、気分転換として、道具を変えてみるのも1つです。

✅「ゲーム性」を入れるのも1つ

「大人が絵を書いて、子どもが文字を書いて答える」

「大人がジェスチャーをして、子どもが文字を書いて答える」

など、ゲームっぽくして、字を書く練習法もあります


【関連記事】

【漢字が覚えられない】ADHDの子が覚えられる!4つの方法

それでも「字が改善されない」の場合

もし、ここまでの方法を試したことがあったり、実践しても難しい場合は、

“専門家・専門的なツール” に頼ることをお勧めします。

字が汚いことで、本人が困っていたり、これから困る可能性がある場合は、必要だと思います。

また、私の経験上ですと、ADHDの特性から、字が汚くなってしまう子の中には、学習で困る子もいます。

そこも想定した上での具体的な対策は、4つあります。



①:タブレット学習

②:学習塾

③:家庭教師

④:民間療育


①:タブレット学習

一番手間・費用がかからず、家でできる方法として、タブレット学習があります。

書きの練習ができたり、ゲーム性があり楽しみながら学べます。

メリット、デメリットなど、タブレット学習の詳細は、こちらの記事をご覧ください。

【発達障害の子向け】タブレット学習~ADHD/自閉症の子に合う4つの特徴~

②:学習塾

個別で、お子さんの特性・ペースに配慮してくれる様な、学習塾になります。

数が少ないですが、まずは通える範囲の塾で、配慮してくる教室があるか探してみましょう。

候補が見つかったら、見学・体験をしてみるのが良いと思います。

③:家庭教師

“発達障害を専門とした家庭教師” も選択肢の1つです。

ここ最近増えてますが、まだまだ数は少ないです。

ただ、お子さんとの相性が良ければ、大変心強いです。

参考程度に私が支援してた子が、実際に利用していた家庭教師を載せておきますね。

オンラインも可能になりますので、お子さんが嫌じゃなければ、体験してもらい、感想を聞くのが一番だと思います。

オンラインも可能で、実際の先生が無料体験をしますので、先生との相性も気軽に確認できます。

家庭教師ファースト 公式サイト

「【字が汚い】ADHDの子の字が今よりきれいになる!5つの方法」のまとめ

記事のポイントになります。



ADHDの子の
 字が汚い理由
・丁寧に取り組むのが苦手
・集中力が限られてる
・「協調運動」の苦手さ
(ex.目と手を同時に動かす)

字をきれいにする時
 「一番大切なこと」
・字が書けた=本人のメリット、を作る
・成功体験を作る


ADHDの子の
 「字をきれいにする方法」
・集中できる環境を作る
・ゴールを事前に伝える
・書きやすいサイズを用意する
・書きやすい文字から始める
・具体的にほめる


それでも
 字が汚いまま」の場合
・タブレット学習
・学習塾
・家庭教師
・民間療育


以上になります。

本記事が参考になれば、幸いです。

【関連記事】

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発達障害/グレーゾーン/場面緘黙/不登校のお子さんとご家族の支援を、日々行っております。◇療育指導員◇相談支援員◇発達支援10年◇ブログ【週2回更新】◇twitter【毎日発信】◇長男が療育通所中◇

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