習い事

【子供の習い事】自信をつけさせる習い事の選び方。3つのポイントと注意点

投稿日:2021年7月12日 更新日:

子供に自信をつけさせたい方「子供に自信がないのが心配。習い事で自信をつけさせてあげたい。自信に繋がる習い事の選び方、注意点が知りたい」

このようなお悩みに、お応えします。

本記事の内容



子供に自信がない「原因」

✅自信がつく習い事の「選び方」

習い事の「注意点」

自信がつく習い事の「参考例」

✅家でできる「自信をつけさせる声掛け」

✅子供が自信をなくす「NGな関わり」


※記事内にプロモーションを含まれます


ここ最近は、「自己肯定感」など、お子さんの自信に関する意識が、社会的にも高まっています。

「子供に自信をつけさせたいけど、どうすればいいか分からない…」という方も、多いのでないでしょうか?

この記事を執筆している私は、療育/相談支援を15年以上しており、自己肯定感が低いお子さんを支援してきました。

その支援経験を元に、まとめています。参考になれば幸いです。

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1つの学習方法として、参考になれば幸いです。

子供に自信がない「原因」

子供に自信がない「原因」は4つあります。



①:失敗体験が多い

②:成功体験が少ない

③:周りが「上手」ばかり求めてる/ほめてる

④:周囲の子が「できる子」ばかり


①:失敗体験が多い

お子さん自身に「やってみたけど、上手くいかなかった」という失敗体験が、多い場合になります。

「やっても、今までにみたいに、どうせできない」と思えば、自信はなくなり、自分から行動を起こすことは、減っていきます。

②:成功体験が少ない

先ほどの失敗体験に似ていますが、そもそものチャレンジの回数が少ないため、

物事に取り組む良いイメージ(できそう・楽しそう)が、持てない場合になります。

失敗体験とは違い、「物事に取り組んできた経験そのものが少ない」場合になります。

③:周りが「上手」ばかり求めてる/ほめてる

お子さんが「上手にできないから、やらない」と思っている場合です。

これは、周りの大人が『上手な所だけ』を褒めたり、上手なことを求め続けたパターンが、多いです。

そのため、お子さんとしても、物事に取り組む基準が「上手にできるかどうか」になってしまい、自信を失ってしまいます。

④:周囲の子が「できる子」ばかり

環境として、できることが多い子が、身近に多い場合になります。

よくあるのが…

・兄弟姉妹・周りの友達にできる子が多い
・私立の学校で多くの子が勉強が得意

・受験を意識した幼児教室に入ったけれども、他の子のように椅子に座ったり机上課題ができない

このように、過ごす環境によっても、自信を失いやすいこともあります。

お子さんによっては、逆境があることで頑張れる子もいますが、そうでない子は、自信を失ってしまいます。

自信がつく習い事の「選び方」

自信がつく習い事の「選び方」は、ポイントが3つあります。



①:好きorやりたいことか

②:成功体験が積めるか

③:体験をする


①:好きorやりたいことか

お子さん自身が『好き/やりたいこと』かどうかが、一番大切になります。

好奇心/興味は、お子さんの原動力になります。

✍チェックポイント



□子供が興味をもってるか



□子供から「楽しそう!やりたい!」の発言があるか


②:成功体験が積めるか

自信をつけるためには、お子さん自身分がチャレンジした結果、

「できた!」「楽しい!」「またやりたい!」と思えることが、必要になります。

やってみたけど、上手くいかなかったら、モチベーションが下がり、次第に自信を失っていきます。

成功体験が積めれば、積極的に参加でき、楽しみながら、自信がついていきます。

一度このサイクルができたら、自分からドンドンチャレンジして、より多くのことを学べるようになります。

失敗が悔しくて、逆境に立ち向かえるお子さんを除いて、『習い事に成功体験は重要』になります。

✍チェックポイント



□子供に合った難易度か



□子供に合わせた柔軟な対応か
※難易度調整・ペースなど


✍「先生の方針」も大切

お子さんが、成功体験を積むためには、習い事の先生のスタンスも、大切になります。

お子さんが成功体験を積むためには、先生の下記の関わりが、大切になっていきます。

□子供の気持ちに寄り添った声掛けがあるか
□子供が困ったら、声を掛けてくれるか

□感情的に怒られる/否定されることはないか
□子供に合わせてフォローしてくれるか


習い事の先生が、お子さんに合っているかは、ここのチェック項目で確認頂けると、目安になると思います。

③:体験をする

これまでの『選ぶポイント』が押さえられたら、あとは実際に体験するのが、良いです。

最終的には、お子さんが体験し、「またやりたい!」と思えるかが、一番大切になります。

体験後に、また来たいか、感想を聞いてみましょう。

⚠体験する際の注意点

未就学のお子さんの体験の場合ですが、母子分離があるのかどうか、確認しましょう。

お子さんが楽しめる内容でも、母子分離が上手く行かず、嫌な体験だけして終わることもあります・・。

母子分離が難しいときは、『親も同伴でOKなのか』、お子さんが安心できる環境なのか、事前に確認することをお勧めします。

習い事の「注意点」

ここでは、習い事に関する3つの注意点を、説明していきます。

⚠「得意」だけで選ばない

習い事を選ぶときに、『お子さんが得意という理由だけ』で、選ばないようにしましょう。

得意なことでも、お子さんが好き(やりたい)とは限りません。

お子さんが「やってみたい!」と、興味のもてることが、大切になります。

⚠「続ける」を目的にしない

習い事を始めてみて、「やっぱり合わなかった…」ということもあります。

『ここでやめさせたら、やめ癖になる・・!』と、思われる親御さんが多いのですが、お子さんが嫌々通うのは、避けるべきです。

そんな状態で通っても、お子さんにとっては、学ぶどころか、やらされているストレスが溜まり…、ネガティブな経験になってしまいます。

「やる気がない→上手くいかない→自信を失う→やる気が更になくなる」というように、負のサイクルになります。習い事の目的を具体的にすることが、大切になります

個人的には、習い事をやめることは、必ずしもネガティブだとは、思いません。

やってみたからこそ、分かったこともあったかと思います。お子さんと話をし、お子さん自身が「○○だから辞める」と、理由が確認できていれば大丈夫です。

『お子さんが体験して、本当に夢中になれるものを探せる機会を作る』ことが、親御さんができる大切なことだと、思います。

⚠叱責される経験になっていないか

習い事の教室のスタンスが、「叱って伸ばす!などの体育会系」に近い場合、注意が必要です。

「叱って伸ばすスタンス」自体が悪いわけではありません。負けず嫌いや競争心が強い子には、合っていると思います。

ただ自信がない子に関しては、逆効果になる可能性が、高いです。ただでさえ自信がないのに、

「○○ができてない!」など、否定されれば「やっぱりダメなんだ。もうやりたくない」と、心が折れてしまいます。

習い事をすることで、お子さんが叱責される経験が増えている場合は、習い事の見直しが必要になります。

自信がつく習い事の「参考例」

ここでは、私が支援していたお子さんで実際に通われて、評判の良かった習い事を、3つ紹介したいと思います。

具体例があると考えやすいと思いますので、1つの目安として、参考にご覧ください。

①:へやすぽアシスト(オンライン運動)

こちらも「リベルタサッカースクール」と 同じ運営元(リーフラス株式会社) の教室になります。

☑こんな方におすすめ

  • 運動が苦手な子向け
  • 体の使い方を楽しく学びたい子向け

詳しくは、こちらをご覧ください。

へやすぽアシスト 公式サイト

②:スポーツ家庭教師ファースト

本人の発達、特性、ペースに合わせて、個別指導が受けられます。

本人に合った方法で進めてくれる為、スポーツの楽しさを知ったり、自信をつけるのに良い習い事になります。

集団の習い事にチャレンジする前のステップの習い事の1つになります。

☑こんな方におすすめ

・個別指導がいい
・本人のペースで指導受けたい
・自信をつけてほしい
・スポーツの楽しさを知ってほしい

詳しくは、こちらをご覧ください。

スポーツ家庭教師ファースト 公式サイト

③:LITALICOワンダー教室

母体の(株)LITALICOが運営するプログラミング教室になります。

未就園~高校生までのお子さんの発達支援、成人の就労支援をしている会社です。

お子さんの自己肯定感、自立心を大事にしている教室で、お子さんの安心感・自信をベースにおいたプラグラムになっています。

また発達/進路の相談なども、系列の『LITALICOジュニア教室/LITALICOライフ』にすることができます。

☑こんな方におすすめ

・モノづくりが好き
・得意を伸ばしてあげたい
・子供の発達が少し心配
・プログラミングを通して自信をつけてほしい

詳しくはこちらをご覧ください。

✅LITALICOワンダー 公式サイト

家でできる「自信をつけさせる声掛け」

家でできる「自信をつけさせる声掛け」は、5つあります。



①:ハードルを下げる

②:過程をほめる

③:親も一緒にやる

④:やってあげる<やり方を教える

⑤:失敗する前にフォローする


①:ハードルを下げる

自信がない子は、「○○できなきゃ」と思い込んでいることが、多いです。

そのため、そのハードルを、お子さんができるハードルに下げましょう。

例えば、逆上がりができない子でしたら、



両手でぶら下がれる⇨膝を上げられる⇨お腹を鉄棒につけられる⇨・・・


など、お子さんが、ちょっと頑張ればできるハードルに合わせることが、必要になります。

少しでも、できている実感を積み上げることで、少しずつ自信に繋がっていきます。

②:過程をほめる

「できたorできない」の結果だけではなく、頑張って取り組んでいる過程を褒めることも、大切になります。

例えば、プリント3枚の宿題でしたら、3枚全部できたら褒めるのではなく、

・宿題の準備ができた
・約束の時間に宿題が始められた
・プリント1枚終わった
・分かる問題は全部解けた


など、「宿題3枚全部終わった」という結果にいくまでの、過程をお子さんに合わせて褒めることが、大切になります。

例えば、私たち大人がマラソンをするとき、20キロ先のゴールより、5キロ毎に褒められた方が、自信になって、やる気が出るものではないでしょうか?

お子さんなら、尚更になります。

③:親も一緒にやる

親御さんも一緒に取り組むのも、効果的です。

例えば、スポーツの練習をするときに、親御さんも一緒に取り組み、「これ難しいね!」と、一緒に試行錯誤しながら、取り組む方法になります。

お子さんとしては、自信のないことを一人でやるより、一緒に横並びで頑張ってくれる人がいれば、

頑張れて、結果い的に、小さなできたことを積み重ねることで自信に繋がっていきます。

④:やってあげる<やり方を教える

よくある例えですが、お子さんに「魚を釣ってあげるのではなく、釣り方を教えてあげること」ということです。

お子さんが一人でもできる力(自立)に、いかに繋げられるか、を考えることが必要になります。

いざ、一人で魚を釣る状況になったとき、一番困ってしまうのは、お子さん本人ですので…。

⑤:失敗する前にフォローする

明らかに失敗しそう!という場合は、成功できるよう、フォローを入れてあげましょう。

失敗して自信を失うより、手伝って成功出来たほうが、お子さんの自信に繋がります。

理想は、お子さんがちょっと背伸びしてできる範囲が良いのですが、その見極めは凄く難しいです。

そういった場合は、途中でフォローを入れる!が、大事になってきます。

✍自信がつく声掛け

お子さんによりますが、自信がつきやすい声掛けを紹介します。

・楽しいね
・ありがとう
・助かるよ
・すごいね
・できたね
・頑張ったね
・○○ができるようになったね
・お兄ちゃん(姉)だね
・さすがだね
・頼りになるよ


お子さんが喜びそうな声掛けがありましたら、ぜひ声を掛けてみて下さい。

子供が自信をなくす「NGな関わり」

子供が自信をなくす「NGな関わり」は、4つあります。



①:子供を「否定」する

②:子供の「先回り」をする

③:「良い結果だけ」ほめる

④:「他人と比較」する


①:子供を「否定」する

「○○ができてない!」「もっと自信を持ちなさい!」など、否定や指摘、頭ごなしに叱る事です。

誰でもそうですが、一方的に否定や指摘され続ければ、「自分はダメなんだ…」と、自信を失うと思います。

②:子供の「先回り」をする

子供の自信=成功体験とお話してきましたが、親が子供の行動を先回りして細かく指示したり、

答えを全部渡していると、いつまでも「自分で考えて行動する」ことができません。

そうなると、親がいない環境のときに、失敗し、自信を失うキッカケになってしまいます。

親の先回りの行動が多すぎると、『子供の自立心』を奪ってしまいます。

もし、親としてどうすべきか分からないという方は、

まず、いくつかの選択肢を提示し、お子さん自身に選んでもらう機会作りを、お勧めします。

③:「良い結果だけ」ほめる

「とにかく褒めれば大丈夫!」という親御さんが、いらっしゃいます。

お子さんを褒めること自体は、とても素敵なことです。ただ「結果だけ」を褒めていくと、お子さんが…

・良い結果を出さなきゃ
・○○をしなきゃ
・失敗したらダメだ


と、自分を追い込んでしまい、上手くいかず自己肯定感が下がっていきます。

そういった理由から、取り組んでる行動自体も褒めることが、良いと思います。

「頑張っていること自体」が褒められれば、お子さんも気持ちが全然違います。

例えば、料理の味を褒められるのだけではなく、

・仕事があり忙しい中でも作ってくれたこと
・家族の好きな献立を考えてくれたこと
・野菜など栄養バランスも考えてくれたこと


など、頑張っている過程を褒めてもらえるだけで、全然違いますよね。

自分のやっていることが、人に認めてもらえたり、できてることを具体的に言葉で褒めてもらえることで、

お子さんの自信や自己肯定感は、大きく変わっていきます。

④:「他人と比較」する

周りの子と比べることになります。

中には、比べるだけではなく、言葉に出して言ってしまう場合もあります。

・お姉ちゃんのときは、もうできてたのに

・2年生は、みんな○○ができなきゃいけないんだよ


・クラスの○○ちゃんは、逆上がりができるんだって?

・隣の家の○○君は、全部のテストで90点とれるんだって?

などの言葉がけです。

年齢や周りの子を基準に、お子さんに求めることは、お子さんに不安や焦りを与え、自己固定感を下げることになります。

「子ども一人一人違うもの」ということを、親御さんが軸として持ち、関わることが、大事になります。

「【子供の習い事】自信をつけさせる習い事の選び方。3つのポイントと注意点」のまとめ

記事のポイントになります。



✅子供に自信がない原因
・失敗体験が多い
・成功体験が少ない
・周りが「上手」ばかり求めてる/ほめてる
・周囲の子が「できる子」ばかり

✅自信がつく習い事の選び方
・好きorやりたいことか
・成功体験が積めるか
・体験をする

✅習い事の注意点
・「得意」だけで選ばない
・「続ける」を目的にしない
・叱責される経験になっていないか

✅自信がつく習い事の参考例
へやすぽアシスト
スポーツ家庭教師ファースト
LITALICOワンダー

家でできる自信をつけさせる声掛け
・ハードルを下げる
・過程をほめる
・親も一緒にやる
・やってあげる<やり方を教える
・失敗する前にフォローする

子供が自信をなくすNGな関わり
・子供を「否定」する
・子供の「先回り」をする
・「良い結果だけ」ほめる
・「他人と比較」する

以上になります。

本記事が、お子さんに合った習い事が見つかる、キッカケになれば幸いです。


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