嘘をついて宿題をしない子で困っている方 「子どもが嘘をついて宿題をしない。何で嘘をつくのか分からない。嘘をつかず宿題をできるようになる方法が知りたい」
こういったお困り、ご要望にお応えします。
「宿題やったよ~(本当はやってない)」
「学校に宿題出したよ~(本当は出してない)」
お子さんが平気で嘘をついたり、宿題をしないと、将来が心配になりますよね。
この記事を執筆してる私は、お子さんの療育/学習指導を15年以上してきました。
宿題に関する相談支援をする中で、特に大切だと思った点をお伝えします。
参考になれば幸いです。
※本記事はプロモーションを含みます
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宿題をしないで嘘をつく原因
お子さんが嘘をつく原因は、4つあります。
①:怒られたくない
②:自分を認めてほしい
③:宿題をするメリットがない
④:難しくてできない
①:怒られたくない
自分を守るため、怒られることを避けるために嘘をつきます。その理由として、普段怒られていることが、多い可能性があります。
「失敗すると怒られる」「できないことがあると叱られる」、この経験が多いと、怒られることを避けるための手段として、嘘をつくようになります。
②:自分を認めてほしい
「自分を良く見せたい」という気持ちからくる、承認欲求です。
自分が何かしたときに「認めてほしい」、「褒めてほしい」という気持ちになります。
この気持ちが強くなりすぎると、虚栄心になり、「過剰な表現」や「嘘をつく」に発展していきます。
③:宿題をするメリットがない
お子さんにとって、宿題をすることの楽しみ(メリット)がない場合です。
宿題をしても「ここできてないよ」などの指摘が続けば、宿題もモチベーションが下がり続けます。
私たち大人も、仕事をするのは、好きなものを買う、趣味に使うお金を貯める、仕事自体が楽しいなど、喜び(メリット)のためにしています。
お子さんも一緒になります。
④:難しくてできない
宿題のやる気はあるのに、「難しくて、どうしてもできない」場合になります。
お子さんは時間を掛けて、頑張って取り組んでいるし、周りも丁寧に教えているのに、どうしても、お子さんが理解することが、難しい状態になります。
宿題をしないで嘘をつく子の対処法
嘘をつくお子さんの対処法は、4つあります。
①:怒らない
(原因:怒られたくない)
②:小さいことをほめる
(原因:自分を認めてほしい)
③:子どものメリットを作る
(原因:宿題をするメリットがない)
④:相談窓口へ連絡
(原因:難しくてできない)
①:怒らない(原因:怒られたくない)
「できなくても怒られなかった(大丈夫だった)」という経験が増えてくると、次第に嘘が減っていきます。
この原因の場合は、「怒られることを避けるための嘘」なので、お子さん自身が怒られないことが分かれば、嘘は減っていきます。
そして「次はどうしたらいいかな?」と、次にやるべき行動を、お子さん自身が考えられるような声掛けが、大切になります。
「指摘」よりも『次どうするかを考えられる声掛け』の方が、自己肯定感が下がらず、継続することができます。
②:小さいことをほめる(原因:自分を認めてほしい)
小さいことを褒めてあげましょう。
例えば、「宿題」でしたら…
・宿題を把握していた
・宿題に必要な物が準備できた
・できる問題に取り組めた
「宿題以外」でしたら…
・食器を片付けられた
・脱いだ服をかごに入れられた
・自分から手を洗えた
など、些細なことで構いません。
承認欲求が強く出ている場合は、「認めてもらえる機会が足りていない」ことが1つの理由として、考えられます。
普段の褒める関わりをすることで、お子さんの「認めてほしい!」という気持ちが満たされ、「嘘をつかなくても、褒めてもらえる」という安心に繋がります。
そしてお子さんが「嘘をつかなくても褒めてもらえる」ことが分かれば、嘘は減っていきます。
『嘘をつく』時以外で、褒められる喜びを味わえる関わりが、大切になります。
③:子どものメリットを作る(原因:宿題をするメリットがない)
お子さんにとって、宿題をすることの楽しみ(メリット)を作ることです。
例えば、「宿題をする楽しみ」ですと、
・ママ/パパが褒めてくれる
・花丸/シールがもらえる
・点数がつく
(前回より点数UPする)
などに、なります。
もちろんお子さんによって、楽しめるものが違ってきます。
このように、その子とって、宿題をする楽しみがあれば、親御さんが怒らなくても、お子さん自身から宿題をするようになります。
④:相談窓口へ連絡(原因:難しくてできない)
お子さん本人や周りがどんなに一生懸命やっても「難しくてできない」場合は、専門機関への相談が1つになります。
もし発達障害などサポートが必要な場合、専門家の力が必要になる為です。
まずは、区の相談窓口を利用されるのが、良いと思います(育児相談は無料でできます)。
参考程度に、相談窓口を載せておきます。他には、子育て支援センターなどもあります。
【関連記事】
宿題をしないで嘘をつく子に接する時の注意点
最後に、注意点を2つお伝えします。
①:人格否定をしない
②:ママ・パパも嘘をつかない
①:人格否定をしない
「嘘をつくなんて最低な子だね!」
「なんで何回言っても、分かんないの?本当にダメな子ね!」
こういった声かけは、お子さんの自己肯定感を下げてしまいます。
自己肯定感が下がれば、自信を失い、自分から物事に取り組む気力が無くなります。
「宿題終わったの?」「提出物本当に出した?」など、質問攻めも同じになります。
『宿題いつやる?』『提出物出せそう?』など、肯定的な関わりが大切になります。
②:ママ・パパも嘘をつかない
お子さんは、大人が考える以上によく見ています。
大人が嘘をついて、平然としているのを見て、「嘘はついていいんだ」と誤った理解に繋がります。
少なくとも、お子さんの見ている前で、嘘をつくのは避けたい点になります。
「【子供が宿題をしない】嘘をつく4つの原因/4つ対策/2つの注意点」のまとめ
記事のポイントになります。
✅宿題しないで嘘をつく原因
・怒られたくない
・自分を認めてほしい
・宿題をするメリットがない
・難しくてできない
✅宿題しないで嘘をつく子の対処法
・怒らない
・小さいことをほめる
・子どものメリットを作る
・相談窓口へ連絡
✅接する時の注意点
・人格否定をしない
・ママ・パパも嘘をつかない
以上になります。
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