ADHDの子の勉強で悩まれてる方「うちの子、もう高校生なんだけど、勉強ができない。ADHDの子の勉強方法が知りたい」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅ADHDの中/高校生
「勉強できない理由」
✅ADHDの中/高校生
「3つの特性に合わせた勉強法」
✅それでも
「勉強できない時の対策」
※本記事はプロモーションを含みます
「もう中/高校生なのに勉強できない…。やる気もなくて…進路が心配…」
「ADHDだから勉強できないの?子どもの特性に合った勉強法が知りたい」
お子さんの勉強で悩まれる方は多いですが、
特にADHDの特性を持つお子さんの場合、良い勉強法が見つからず、途方に暮れている方が少なくありません。
そこで本記事では、ADHDを3つの特性に分けて、
「ADHDの子(中/高校生)が勉強しやすくなる方法」をお伝えします。
困り事は、本人と環境との間で生じます。
そのため、本記事では、「本人の特性」と「環境」の2つの視点でまとめています。
この記事を執筆してる私は、療育/学習支援を15年以上しています。
その支援経験を元に、実際に上手くいった方法をまとめています。
参考になれば幸いです。
学習面に困りがある子は「まるぐらんど」
✔発達障害の専門家監修のタブレット学習
✔特性チェックテストを元にPGMの自動提案
✔専門講師のオンライン個別指導
✔保護者様サポート
(発達のプロのカウンセリング)
\今なら、初月受講費20%オフ!/
リンク先
https://www.benesse.co.jp/marug/home/
体験授業(500円)無料優待クーポンコード「ZZB007」
※ 掲載の内容は2024年11月時点の情報です。キャンペーンの名称、内容は変わることがあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
“タブレット学習のみ” が良い子は「すらら」
✔発達障害の専門家監修のタブレット学習
✔紙での学習が苦手な子も学びやすい
✔タブレットで完全に完結
✔多様な特性に合わせた学び方
(アニメーション/音声学習)
\特別支援学級でも導入中/
ADHDの中学生/高校生が「勉強できない理由」~特性~
ADHDの中/高校生が「勉強できない理由(本人の特性)」は、3つの特性からきます。
①:「多動性」がある
②:「衝動性」が高い
③:「不注意性」がある
①:「多動性」がある
落ち着きがなく、何かに熱中している時以外は、常に体を動かしてるイメージになります。
座っていても体を揺らしたり、席を何度も立ったり、歩き回ったりします。
動きたくなる欲求(感覚探究)が強く、勉強に取り組める時間が限られてる為、
勉強に支障が出る場合が多いです。
②:「衝動性」が高い
“何か気になるもの” があると、体が反応してしまう為、勉強以外に注意が向きます。
物や音、人の動きなど、お子さんの特性によって様々になります。
また、衝動的に問題を解くこともある為、問題文をあまり読まずに自分で解釈して解いたり、
できる計算問題でも、早く終えようと適当に解いてしまうこともあります。
問題を解くのは早いけど、ケアレスミスが多いなどの問題に繋がりやすいです。
③:「不注意性」がある
勉強に支障が出やすい「注意の特性」は、2種類あります。
✅注意が “散りやすい”(転動性が高い)
“他の刺激” に、注意が引かれやすい特徴になります。
個人差がありますが、下の様な刺激が多いです。
・音(聴覚)
(ex.テレビ・スマホ・人の声・外の音)
・視界に入るモノ(視覚)
(ex.人の動き・手先でイジれる物・好きな物)
本人にとって “気になるもの” になります。
✅注意が「続かない」(持続性)
“集中できる時間” が限られている特徴になります。
取り組める時間を設けても、集中力に上限がある為、十分な勉強が難しい場合が多いです。
✅ “注意を向けづらい不注意性” もある
優先順位が高いものに、注意が向けづらい特性(選択性)があります。
よくあるのは、授業中の先生の話よりも、周りの音・動き等が気になってしまい、
優先度が高い情報(先生の説明など)を聞き逃してしまうことです。
授業に参加していても、聞き漏れが多く、結果として勉強の遅れに繋がりやすくなります。
私たちは、色んな刺激(音・視界に入るもの)の中で、無意識に優先順位をつけて、意識(注意)を向けています。
例えば、部屋で人の話を聞いている時は、周囲の人、エアコンの音、外の車の音など、様々な刺激があります。
私たちは、無意識に話をしてる人に優先的に意識を向けています。
このコントロールの難しさが、”注意が向けづらい不注意性” と言われるものであり、
よく言われる “集中力が低い、先生の話を聞いてない子” に繋がっていきます。
ADHDの中学生/高校生が「勉強できない理由」~環境~
ADHDの中/高校生が「勉強できない理由(環境)」は、2つあります。
細かく言うと、たくさんありますが、
ここでは、”学習の場面でよくある2つ” を紹介したいと思います。
①:「気になる刺激」が多い
②:「見通し」がない
①:「気になる刺激」が多い
本人にとって “気になるモノ” が多い環境になります。
気になるモノとは、本人を取り巻く全てのものになります。
例えば、人、物、音、場所、匂い、温度などあらゆるモノです。
勉強においては、人、物、音、場所の影響が高いです。
頭ではなく、体が反応してしまう “勉強中に思わず触ってしまうもの、気になってしまうもの” が多い状況になります。
②:「見通し」がない
「何をどこまで解いたら終わりか」が分からない状態になります。
親御さんの中では、何となく「○○まで出来たら、終わりにしようかな」と考えていても、
本人が認識していなかったり、伝わっていない場合もあります。
この状態ですと、お子さんにとっては、ゴールのないマラソンをしてる様な状態になり、
モチベーションが下がり、勉強の成果が出づらくなっていきます。
✅「感覚が満たされてない」場合もある
「環境」ではありませんが、多動の子(常に動いてる子)には「動いて感覚を満たす」も大切になります。
例えば、「勉強の前に10分体を動かす」をするだけで、勉強の集中力が上がる(動きたくなる欲求が多少満たされる)子がいます。
席を立つこと、体を動かすことが減った分、勉強に向かえるようになります。
ADHDの中学生/高校生「3つの特性から考える勉強法」
ADHDの子の「3つの特性から考える勉強法」は、7つあります。
数が多いですが、該当する箇所だけを参考にする形で、問題ありません。
「多動性がある子」の勉強法
“多動性がある子” の勉強法は、3つあります。
①:「ゴール」を示す
勉強を始める前に、その日のゴール(終わり)を決めます。
例えば、「英語のプリント2枚」「数学の文章問題10問」など、誰が見ても分かる様な具体的なイメージになります。
多動の子は、ゴールが具体的ですと、集中力が高まりやすい(早く終えたい為)です。
事前に決めたゴールを本人とすり合わせしてから、その日の勉強を進めるのが理想になります。
中/高校生という年齢を考えると、本人に決めてもらい、
それが難しい場合は、一緒に決めていけると良いと思います。
思春期になると、お子さん自身の意思による影響が大きいこと、
そして自分で決めたことの方が、最後まで取り組める可能性が高い為になります。
②:「細かく」区切る
“1回の勉強時間” を細かく区切る方法になります。
ゴールが遠すぎると、早く終えようと適当に解いたり、
モチベーションが下がったままで、終えるまでに本来の何倍も時間が掛かることがあります。
そうならない為に、“本人の集中力できる時間” に合わせて、勉強時間を区切ると良いです。
例えば、15分が集中できる時間でしたら、
「最初の15分は数学の計算問題2P、1回休憩して、次の15分は漢字プリント2枚」
の様に、“課題” と “集中できる時間” を合わせながら区切るイメージになります。
③:「サポートツール」を活用
勉強への影響が大きい “座る” をサポートするツールになります。
ADHDの特性をもつ子の中には、姿勢の保持が難しかったり、疲れやすい子がいます。
姿勢が崩れる⇨集中が落ちる⇨勉強の質が落ちる
のように、負のサイクルに繋がりやすくなります。
参考例として、2つの “サポートツール” を紹介します。
✅ピントスクール
✅たーとるうぃず 重いひざかけ
「衝動性が高い子」の勉強法
“衝動性が高い子” の勉強法は、2つあります。
①:「余計な刺激」を減らす
勉強から気を逸らす原因になる “本人が気になるモノ” を片付けます。
ご家庭によっては、難しいこともあると思いますが、極力本人の視界に入らない様、工夫をします。
物が動かせない場合は、下のような工夫をする方法もあります。
・布をかぶせる
・パーテーションを立てる
・本人に壁に向いて座ってもらう
取り入れられる方法があれば、試してみるのも1つです。
【合わせて読みたい記事】
【療育指導員が紹介】ADHDの子が過ごしやすくなるグッズ8選
②:やることを「1つに絞る」
今やるべきことを “1つに絞り” 勉強します。
例えば「まず漢字を10個覚える」と決めたら、
それが終わるまでは、漢字の学習に使うモノ以外は、出しません。
他の科目などの本など、目につくモノがあると、注意が逸れる原因になる為、
今の勉強で使わないモノ以外は、視界に入らない環境にしておく、が大切になります。
「不注意性がある子」の勉強法
“不注意性がある子” の勉強法は、2つあります。
①:「集中しやすい環境」を作る
「集中しやすい」とは、“注意を逸らすモノがない環境” という意味になります。
ADHDの子にとって、勉強の妨げになる原因の多くは、視界に入る物・人・音などになります。
外からの刺激が少ない分、注意が逸れにくくなり、
勉強できる時間が増え、成果に繋がりやすくなります。
こちらは、”集中しやすい環境” の例になります。
・音が響きにくい部屋
・机は壁に向け設置
・勉強中は家族も静かに過ごす
・机は窓から離れた位置
(外の音を遠ざける)
②:「一問一答」で取り組む
余計な情報を最小限します。
例えば、プリントやドリルの問題を解く時に、そのまま解くのではなく、
・解く問題以外は、紙で隠す
(折って隠す)
など、“目の前の1問だけに集中できる状態”を作るのが効果的になります。
不注意性がある子は、他の問題に気を取られやすかったり、
どこから解けばいいか混乱したり、他の子より、体力・時間を消耗しやすいです。
そのため、解くべき問題以外は、視界に入らない様にした方が、集中力が落ちづらくなります。
「【勉強できない中学生/高校生】ADHDの特性を活かす~7つの勉強法~」のまとめ
記事のポイントになります。
✅ADHDの中/高校生
「勉強できない理由」
・多動性がある
・衝動性が高い
・不注意性がある
✅多動性がある子の
「勉強法」
・ゴールを決める
・短く区切る
・サポートツールを使う
✅衝動性が高い子の
「勉強法」
・余計なモノをなくす
・やることを1つに絞る
✅不注意性がある子の
「勉強法」
・集中しやすい環境を作る
・問題は1問ずつ出す
以上になります。
本記事が参考になれば幸いです。
【関連記事】