

通所受給者証について知りたい方「通所受給者証って、どんなデメリットがあるの?子どもの将来が不利になりそうで不安。通所受給者証について詳しく知りたい」
このような疑問に、お応えします。
☑本記事の内容
✅通所受給者証の
「デメリット」
✅通所受給者証の
「メリット」
✅通所受給者証で
「使えるサービス」
✅通所受給者証の
「申請/取得/更新方法」
✅オススメな
「療育の選び方」
✅運動面の発達が気になる子が
「経験しておきたいこと」
✅療育に通うことに「不安がある方」
~学習面の困り~
※記事内にプロモーションを含む場合があります
ネットで調べては見たものの、「色んな手帳があって、よくわからない!」
こんな思いをされた方も、少なくないのではないでしょうか?
本記事では、10年以上療育指導をしている私が、
「通所受給者証の押さえるべきポイント」を紹介していきたいと思います。
本記事だけで、通所受給者証に必要な知識は、十分得られると思います。参考になれば幸いです。
通所受給者証の「デメリット」

まず結論から言いますと、
『通所受給者証を取得すること』に、デメリットはありません。
ただ、私が支援してる親御さんからの声として頂いたことのある、
「通所受給者証のデメリット」を3つ紹介したいと思います。
①:家族の「精神的な負担」
②:混み合ってる
③:手続きに「時間がかかる」
①:家族の「気持ちの負担」

これは人によりますが、「通所受給者証」をネガティブに捉えられる方は、精神的な負担になる場合があります。
「うちの子には障害がある」「レッテルが貼られそうで心配」など、不安に繋がる方がいます。
通所受給者証とは、お子さんに必要な支援が受けられる1つの方法になります。
ただ、お気持ちとして負担になる方は、一定数います。
②:混み合ってる

個人的には、ここが最大のデメリットだと思います。
後ほど詳しく説明しますが、利用料が安いので、その分かなり混み合っています。
数ヶ月~数年待たれる方も、珍しくありません。
すぐに支援を受けたい方は、民間療育など違う方法を並行して探すことも、お勧めします。
③:手続きに「時間がかかる」

自治体によりますが、私が知る限り、「時間がかかる」は、共通しています。
・取得までのステップが多い
・ステップ毎の間隔が1ヶ月ほど空く
このように、時間がかかってきます。
【合わせて読みたい記事】
【療育のデメリット】3つの注意点・メリット・心構え・療育の選び方
通所受給者証の「メリット」

「通所受給者証を取得するメリット」は、3つあります。
①:利用料が「安い」
②:「個別~集団指導まで」経験できる
③:「ママ友」が作れる
①:利用料が「安い」

多くの方には、これが一番のメリットになると思います。
福祉サービスの為、国の助成金を受け、利用ができます。
1割の負担で利用ができ、所得に応じて負担額の上限(3パターン)が決まっています。
下の図に、まとめてみました。
💰利用料(月の上限額)
非課税世帯 | 0円 |
世帯所得900万以下 | 4,600円 |
世帯所得900万以上 | 37,200円 |
1日あたり、10,000円弱の費用が、1,100円弱になります。
②:「個別~集団指導まで」経験できる

事業所や地域により異なりますが、個別・小集団(2~4名程度)・集団(5名以上)など、様々な指導があります。
お子さんに合わせて、『個別→小集団→集団』と、同じ場所でステップアップできます。
療育では、個別で身につけたことを、集団の場や友達に活かすことが、大切になります。
個別で身につけたスキルを実践する場として、集団指導は大切になります。
それが同じ場所で学べるのは、メリットの1つになります。
③:「ママ友」が作れる

ここは、「情報がほしい!」「話せるママ友がほしい」という方には、メリットになります。
逆に、「療育で、ママ友はいらないかな」という方は、読み飛ばしてください。
療育では、集団指導が多くあります。同じグループのママと席が隣になったり、お子さん同士が仲良しになって、話すこともあります。
ママ友ができて、情報交換や同じ境遇だからこそ話せることがあり、交流を活かしてる方も多くいます。
「似た境遇の人と繋がれると、気持ちが楽になる」という方は、実際に多いです。
✍「通所受給者証」と「療育手帳」は別物
端的にいいますと、通所受給者証より、更に手厚いサポートが受けられるのが「療育手帳」になります。
「対象の子」でいうと…
・通所受給者証:「知的障害ない子」も対象
・療育手帳:「知的障害ある」子が対象
もしお子さんに知的障害がある場合は、療育手帳の申請もあった方が良いでしょう。
手当や医療費の控除など、メリットがたくさんあります。
療育手帳については、【療育手帳の2つのデメリット】メリット/活用法 をご覧ください。
通所受給者証で「使えるサービス」

「通所受給者証」は、区の療育を受ける時に、必要になるものです。
利用できるサービスは、大きく2種類あります。
①:障害児通所支援
②:障害児入所支援
障害児通所支援の「児童発達支援・放課後デイ」は、利用される方が多いです。
1:障害児通所支援
1-1:児童発達支援
- 対象:未就学の児童(2才頃~年長)
- 形態:個別/集団指導あり
- 内容:SST/就学準備など
SSTの指導は、コミュニケーション・集団参加・切り替え・ルールの理解など、幅広くあります。
就学準備は、下記の内容など、様々あります。
・運筆
・文字/数字の学習
・机上課題(着席)
・挙手して意見を言う
1-2:放課後デイサービス
- 対象:就学以上の児童(小1~高3)
- 形態:個別/集団指導あり
- 内容:SST/学習など
児童発達支援との大きな違いは、対象年齢になります。
児童発達支援が終わったら、放課後デイを利用される子も、多くいらっしゃいます。
小学生以上ですと、SSTでは、感情のコントロール・他者の表情/気持ち理解・状況理解などがあります。
また、学習支援やお金・時間・物の管理の練習をする子も多いです。
1-3:保育所等訪問支援
- 対象:未就学の児童(2才頃~年長)
- 形態:訪問(園に)
- 内容:現状把握/情報共有/助言など
1-4:医療型発達支援
- 対象:身体機能の障害がある児童
- 内容:発達支援/治療
2:障害児入所支援
2-1:福祉型障害児入所施設
- 福祉サービス(介護)
2-2:医療型障害児入所施設
- 福祉サービス+医療サポート
【合わせて読みたい記事】
【落ちた人も多い?】特別児童扶養手当とは。金額/条件/申込方法
通所受給者証の「申請/取得/更新方法」

「通所受給者証の申請の流れ」は、大きく6つのステップになります。

最初は、お住まいの区の障害福祉課へ連絡し、「通所受給者証(手帳)の手続きをしたい」ことを伝えれば、案内があります。
事業所を利用する前に、親御さんとお子さんで来所し、事業所の担当がヒアリング・お子さんの様子を見ることがあります。
お子さんの様子を見た上で、個別指導or集団指導なのか、判断しながらご案内を受ける形になります。
✍更新は1年ごと
自治体にもよりますが、基本的に1年毎に更新が多いです。「年度毎に更新するイメージ」になります。
必要な持ち物は…
・申請書
・印鑑
・本人確認書類
・通所受給者証
になります。
オススメな「療育の選び方」

ここでは、オススメな「療育の選び方」について説明したいと思います。
“親御さんのタイプ別” に、5つに分けました。
✍「一刻も早く」困りを解消したい

- 民間の療育+民間のペアレントトレーニング
費用も労力かけられる場合は、民間の療育をおすすめします。
理由は「すぐに・お子さんに合った・質の高い」療育が受けられる為になります。
併行して、区の療育の申請も進め、療育の選択肢を増やしておけると安心です。
【合わせて読みたい記事】
✍多少制約があっても「費用を抑えたい」

- 区の療育
- 民間の療育
- 民間のペアレントトレーニング
- 独学(本・ネット)
まず、区の療育の手続きを進めましょう。ただ利用ができるまで、時間がかかります。
その間に、民間の療育で予算に見合う教室を探し、ペアレントトレーニングが受けられると、良いと思います。
親御さんの学習意欲・実践力が高い場合は、有効な方法になります。
緊急性の高い困りではないけど、お子さんの発達が気になる方は、下の記事をご覧ください。
✍「情報収集」したい

- 民間療育の資料請求
- 発達障害関係の本
- 親の会(繋がりを広げたい方)
民間の療育の資料請求をしましょう。施設によってスタンスが違います。
どんなアプローチや施設があるのか、把握しましょう。
具体的な関わりは、網羅的に学べる本が、手軽でおすすめになります。
おすすめの本は、下の記事でまとめています。必要な方は、ご覧ください。
【療育指導員が紹介】療育のおすすめ本!12選~目的別に紹介~
✍「子どもの状態」を知りたい

- 区の療育
- 発達検査を受ける
検査を受け、専門家の意見をもらうことをお勧めします。
✍どうすべきか「わからない」

- 区の相談窓口へ相談
お住まいの相談窓口(障害福祉課)への連絡をお勧めします。
「子どもの発達について相談したいです」とお伝え頂ければ、必要なご案内を受けることができます。
【関連記事】
【療育の後悔】受けないと、子どもの将来はどんな可能性が?事例を元に解説
運動面の発達が気になる子が「経験しておきたいこと」

ここでは、運動面の発達が気になる子が、
「経験しておきたいこと」をお伝えします。
まず、運動面の発達が気になるというのは、
・字を書くのが苦手
・縄跳び、跳び箱が苦手
・何もない所で転びやすい
・体の動かし方がぎこちない
・階段の上り下りがぎこちない
・手足を同時に動かすのが苦手
・ボールがまっすぐ投げられない
・手先が不器用
(ex.はさみ・お箸・ボタン)
など、個人差があり様々になります。
大人と同じで運動の得意、不得意は誰にもあります。ただ明らかに運動(体の使い方)に苦手さがあり、
・自信を失う
・運動の苦手意識がつく
などの心配がある場合は、なるべく早い段階で、お子さんに必要な経験を積ませてあげたいです。
必要な経験とは、2つあります。
・体を動かす楽しさ
・体の動かし方を知る
そして、周りの家族や先生にほめられることで、自信がつき、その子の自己肯定感が上がります。
運動が苦手で必ず困りに繋がるというわけでありません。ただ、一定数困りに繋がる子はいて、その多くは、周りの子と比べて自信を失ったり、集団生活で運動をする時に辛い思いをします。
そんなネガテイブな経験を避ける為に、早い段階で「その子の発達に合った運動サポート」が大切になります。
また、「運動」というと、走る、跳ぶ、スポーツなどのイメージが強いですが、書字、道具の操作(スプーン、ファスナー、お箸)、工作など、指先の運動も含まれます。
運動は、大きい運動(ex.走る、跳ぶなどの粗大運動)⇨小さい運動(ex.書く、ちぎるなどの微細運動)になるにつれて、難しくなります。
小学校以降は、困りに繋がる可能性も出やすい為、早めのサポートがあると安心です。
✅運動面のフォローは「へやすぽ」
発達が気になる時に、療育なども選択肢になりますが、療育は通所受給者証がいりますし、手続きに時間もかかります。
そもそも支援を受けるほどの必要性があるのか、判断が難しいお子さんも少なくありません。
そういった背景も考えると、オンラインでの運動サポートが1つの選択肢になります。
・気軽にできる
(自宅でオンラインでできる)
・個別の発達に合わせたプログラム
(アセスメント結果を元に)
・畳2畳分で実施可能
(どこの場所でもできる)
・ゲーム性があり、楽しめる演出
(苦手意識がある子も参加しやすい)
発達障害・グレーゾーン・発達が気になる子にとって、大切な要素が含まれてます。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
療育に通うことに「不安がある方」~学習面の困り~

そもそも療育の必要性があるのか疑問に感じている…
そしてお子さんが、”学習面で困りを抱えてる(困るかも)” という方は、参考にご覧ください。
療育に通う程ではない(迷ってる)けど、学習のサポートをしてあげたい場合は、1つの方法として「タブレット学習」があります。
個人的には療育を検討する程気になることがあれば、療育に繋がることをお勧めしますが、様々な事情で療育に繋がれない場合も多いです。
・料金、距離
・親の負担
・家族の反対
・本人の拒否感
・必要性に疑問がある
(様子を見る)
ただ、療育について調べていたり、この記事を読まれてるということは、お子さんの何かしらで心配事を感じていらっしゃると思います。
今回は学習面のお話になりますが、学習の遅れは、大きくなればなるほど、取り返すまでに時間と労力が必要になります。
そして、失敗体験が増えるほどに、自信を失ったり、学習への苦手意識が強まってきます。自己肯定感が下がり、生活全体への影響が出る場合もあります。
そうなる前に、お子さんに合う学習サポートが大切になります。
小学3~4年生頃から、学習面で困りが表面化する子が多いため、困りが大きくなる前にフォローができると理想的です。
未就学の子は、小学校入学前までに「学習(文字・数字)は嫌なものじゃない」と思えてる状態だと安心です。
小1・2は、学習姿勢の定着が大切ですので、苦手さがあったり、既に苦手意識がある場合は、早めのフォローがあると良いと思います。
✅学習フォローは「タブレット学習」
お子さんに特性があり、取り組み・学び方に工夫が必要な場合は、心強い学習方法の1つになります。
・集中力が途切れにくいテンポの良さ
・アニメーション/音声解説
・苦手な課題の自動抽出
・ゲーム性があり、飽きない演出
発達障害・グレーゾーンの子にとって、学習に必要な機能が豊富になります。
メリット、デメリットなど、詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
発達障害とありますが、”発達が気になる子・グレーゾーン” にも、共通する内容になっています。
「【通所受給者証のデメリット】3つの注意点・メリット・申請方法」のまとめ

記事のポイントをまとめます 。
✅通所受給者証の
「デメリット」
・家族の気持ちの負担
・混み合ってる
・手続きに時間がかかる
✅通所受給者証の
「メリット」
・利用料が安い
・個別~集団まで経験できる
・ママ友が作れる
✅通所受給者証で
「使えるサービス」
・障害児通所支援
・障害児入所支援
✅通所受給者証の
「申請/取得/更新方法」
・区の障害福祉課へ連絡
・申請書の提出
・面接調査
(家族へのヒアリング等)
・受給者証の交付
・事業との契約
・利用開始
✅オススメな療育の選び方
・急いでる:民間療育
・費用抑えたい:療育+民間ペアトレ
・情報収集した:資料請求/本
・子どもの状態が知りたい:検査予約
・判断迷う:地域の障害福祉課へ連絡
✅運動発達が気になる子が
「経験しておきたいこと」
・体を動かすことの楽しさ
・体の動かし方を知る
・発達に合った運動サポート
・へやすぽ
✅療育に通うことに「不安がある方」
~学習面の困り~
・早めの学習フォロー
・学習の失敗体験の予防
・本人に合う学習方法の把握
・タブレット学習
以上になります。
本記事が参考になれば幸いです。
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[…] 詳しくは、【受給者証のデメリット】3つの注意点・メリット・申請方法 をご覧ください。 […]
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