発達障害の子の育児が疲れた方「育児に疲れた。育児をやめたいを思うぐらい辛い」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅発達障害の子の育児は
「親の負担が重すぎる」
~見えない心身の負担が無数にある~
✅親の負担を軽くする
「4つの方法」
~育児をやめたいと思ったら~
“育児は大変” 育児をされてる親御さんのほとんどの方が、同意見になる育児の負担。
その中でも「発達障害の子の育児」は、育児の当たり前が通じないことが多く、大変さの質が違ってきます。
一般的な育児では考えられない苦労、負担、ストレス、孤独感など、発達障害の子を育てないと分からない辛さがあります。
「育児をやめたい」と思う親御さんも珍しくありません。
そんな親御さんの負担を軽くする為に、本記事では「育児の負担を軽くする為の方法」をお伝えしたいと思います。
この記事の執筆者の私は、発達障害の子、家族の療育支援を10年以上しています。
また私自身も、療育に通っていた息子(言語発達遅滞/発達性協調運動障害)の育児経験もある為、
支援と育児の経験の中で、特に効果的だった4つの方法について、具体的にお伝えします。
今、育児が苦しいと感じてる親御さんの、お役に立てば幸いです。
発達障害の子の育児は「親の負担が重すぎる」
まず大前提としてお伝えしたいのは、発達障害の子の育児は「親の負担が重すぎる」ということです。
こちらは、以前私がポストした投稿になります。
多くの方に反応いただけた分、それだけ、育児で大変な思いをされてる方が多いのが伺えます。
一般的な育児も大変ですが、発達障害の子の育児となると、さらに負担が重くのしかかってきます。
・一人で背負ってる孤独感
・周囲の無理解
・育児否定
・子どもの対応
これらは、母親を追い詰め、育児が辛く感じる状態になっていきます。
よくあるのは、父親や祖父母、親族など、身近な人の理解が得られないことです。
「子どもなんて、そんなもんでしょ」
「俺が子どもの頃も同じだったから大丈夫」
「育て方が悪い。しつけがなってない」
など、味方になるどころか、否定され、孤独感で苦しくなってしまいます。
そして、学校や園の先生、同じクラスの保護者からも
「親が甘い」
「本人のやる気がない」
「一人だけ特別扱いできません」
など、理解が得られないことも多いです。
そして発達障害の子の特性上、癇癪、きりかえの難しさ、多動・衝動性の高さ、自傷・他害など、
家でも外でも対応に追われ、外でトラブルに発展した時は、謝罪をしたり、一方的に責められたりと、辛い思いをします。
一般的な育児では考えられない苦労が、無数にあるのが、発達障害の子の育児になります。
親の負担を軽くする「4つの方法」~育児をやめたいと思ったら~
親の負担を軽くする方法を、4つお伝えします。
最優先は、親御さんの心身の余裕を作ること。発達障害の子の育児はコップの水がギリギリの状態で、些細なことがあれば、コップの水はすぐに溢れてしまいます。
そのため、まず親御さんのコップの水を減らすことがまず必要になります。
そのために①②③の方法が、すぐに実践できて、効果的になります。
④は、①②③で親御さんが動ける余裕ができたら、実践していきたい所です。
①:家族/親族に「預ける」
(子どもと離れる時間の確保)
②:家事を「時短」する
③:「タブレット学習」の活用
(親が勉強を教える負担を減らす)
④:「療育」を受ける
(困りごとの根本的なアプローチ)
①:家族/親族に「預ける」(子どもと離れる時間の確保)
現実的に難しいという方も少なくないと思いますが、大切な点になります。
大切なのは、子どもと離れる時間を作るということです。
これは、親が能動的に動いて作らないと、難しいことが多いです。
家族、親族に預け、その間、家から離れて一人の時間を過ごします。物理的に離れるだけでも、気持ち的に変わってきます。
他にも、習い事の間、親はカフェで休んだりと、短い時間でも、離れる時間を作っていきます。
ちょっとでも休憩があるのと、全くないのとでは、全然違ってきます。
まずは、10分など短い時間からで大丈夫なので、現実的に作れる時間を見つけることが重要になってきます。
②:家事を「時短」する
家事を時短して、余った時間で、自分のリフレッシュの時間に使います。
家事自体の負担を軽くすると同時に「自分のために使える時間」を確保して、日常の心身の疲れを減らしていきます。
家事を家族にお願いするのも1つですが、難しい家庭も多いと思います。
そこで1つの方法として、家事代行があります。言うまでもなく、日々の家事が減るだけで、その分親御さんの負担も軽くなります。
家事代行を詳しく知りたい方は、こちらを参考にご覧ください。
私が支援する中で、利用されていた方が多かった家事代行になります。
③:「タブレット学習」の活用(親が勉強を教える負担を減らす)
発達障害の子の育児の大きな負担の1つが、宿題になります。
子どもの特性によっては、授業だけでは理解が追いつかず、親が家で教える必要があることもあります。
そして、宿題では、子ども一人では難しいため、親が毎日教えながら、提出できる状態までサポートします。
ただ、子どもが分からず癇癪を起こし、親もイライラして怒るなど、負担がかかることが多い場面にもなります。
今のタブレット学習は、発達障害など特性に合わせた学習PGMが充実しています。
根本的な学習の理解があると、宿題の負担も軽くなる為、家で気軽にできるタブレット学習は、心強い選択肢になります。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
学習サポートの1つの選択肢として、参考になれば幸いです。
④:「療育」を受ける(困りごとの根本的なアプローチ)
療育とは、お子さん自身にスキルを身に着けてもらい、親も子どもへの関わりを学ぶ場所になります。
療育を利用することで、日常生活の困りが軽減できたり、問題に対処できる状態になる家庭がたくさんいらっしゃいます。
・癇癪が激しい
・意思疎通ができない
・多動/衝動性の高い
・感情コントロールが難しい
など、家庭内でお子さんの対応に困ってる親御さんには、療育が助けになります。
療育には、”通所受給者証を使う福祉サービス” と “民間療育” がありますが、ここでは民間療育をお勧めします。
福祉サービスは、通所受給者証の申請が必要で、混み合ってる上に手続きに時間がかかる為、今の困りを解決する方法にはなりにくい為です(数か月~数年待ちが多い)。
一方で、民間療育は、すぐに利用できて、1回だけの指導の中で、お子さんの様子を見てもらいアドバイスがもらえるので、
待ち時間なく、複雑な手続きがなく、1回の受講で、必要な情報だけ把握できます。
「【発達障害の子の育児をやめたい】親の負担を軽くする4つの方法」のまとめ
記事のポイントになります。
✅発達障害の子の育児は
「親の負担が重すぎる」
・一人で背負ってる孤独感
・周囲の無理解
・育児の否定
・子どもの対応
✅親の負担を軽くする
「4つの方法」~育児をやめたいと思ったら~
・家族/親族に「預ける」
(子どもと離れる時間の確保)
・家事を「時短」する
(家事の負担を減らす)
・「タブレット学習」の活用
(学習面の負担を減らす)
・「療育」を受ける
(リタリコジュニア)
以上になります。
本記事が、お役に立てば幸いです。
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