

子どもの “わがまま” で困ってる方「子どもがしつこくてイライラする。子どもの “わがまま” には、どう対応すればいい?良い接し方を教えてほしい」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅5歳児の “わがまま” な「原因」
✅ “わがまま” な5歳児の「対処法」
✅親の「イライラ対策」
「子どもが “わがまま” で困ってる」
「ダメだと分かってても、イライラして子どもを怒ってしまう」
お子さんの “わがまま” に、手を焼いている方も少なくないのではないでしょうか。
この記事の執筆者の私は、育児/相談支援を10年以上しており、多くのお子さんと親御さんの支援をしてきました。
その中でも、未就学のお子さんの “わがまま” の相談が特に多かったです。
そこで本記事では「5歳児の “わがまま” の原因/対処法/注意点/親のイライラ対策」をまとめました。
本記事がお役に立てば、幸いです。
5歳児の “わがまま” な「原因」

5歳児の”わがまま” の「原因」は、4つあります。
1つずつ、見ていきましょう。
①:「自立心」の成長
②:親が “わがまま” に「応えてる」
③:気持ちが「満たされてない」
④:幼/保育園で「溜まったストレス」
①:「自立心」の成長

5歳児になると、語彙がかなり増えて、物事を理解する力がつきます。
“物事の矛盾” に気づいたり、”自分で伝える力” も成長してきます。
その成長の為に、できることが増え「自分でやりたい」という気持ちが強まります。
②:親が “わがまま” に「応えてる」

お子さんの “わがまま” に、親御さんが応え続けてる場合になります。
お子さんとしては、「しつこく要求したら要求が通った(やった!)」という経験になり、次もしつこく要求するようになります。
親が “わがまま” に応える
→子どもがしつこく要求をする
(味をしめる)
という流れが、とても多いです。
③:気持ちが「満たされてない」

④:幼/保育園で「溜まったストレス」

お子さんの中には、園では、良い子に過ごせているのに、
家に帰った途端、”わがまま” になる子がいます。
問題なく、園に通ってる様に見えても、「○○やらなきゃ」と力が入っていたり、
行事のときには「間違えたらどうしよう」と、強い不安を抱えてることもあります。
日常生活に支障が出るレベルになると、「過剰適応」と言われる場合もあります。
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“わがまま” な5歳児の「対処法」

5歳児の “わがまま” の「対処法」は、4つあります。
①:”わがまま” に「応えない」
②:「我慢できたこと」をほめる
③:「他の過ごし方」を探してみる
④:「親子で過ごす」時間を作る
1つずつ、一緒に見ていきましょう。
①:”わがまま” に「応えない」

親御さんが “わがまま” に応えないことで、わがままは減っていきます。
お子さんが「何回 言っても、変わんないや…」と思えば、”わがまま” を言う理由がなくなります。
すごくシンプルですが、これが一番効果的になります。
【合わせて読みたい記事】
✍「”わがまま” が出やすい環境」を避けるのも大切
“わがまま” が出やすい環境を、作らないのも1つです。
例えば、お菓子をねだる子の場合…
・買い物の時
「お菓子コーナーは通らない」
・お菓子が買えないことを
「事前に伝える」
このようなイメージになります。
“わがまま” が出ないなら、お子さんにも親御さんにとっても、一番良いですよね。
②:「我慢できたこと」をほめる

“わがまま” が通らず、我慢できたとき、思いっきりほめてあげましょう。
我慢するだけでは、お子さんにとって、嬉しいことは何もありません。
そうなると、お子さんに我慢する理由がないため、
他の方法で “わがまま” を言う可能性が出てきます。
我慢できたことをほめるられると、
「我慢したら、ほめてもらえる!」
「次も頑張って、我慢してみよう!」
と、次の行動に繋がりやすくなります。
(”わがまま” が減ります)
③:「他の過ごし方」を探してみる

“わがまま” を減らすためには、他の楽しく過ごせる遊びを探すことも、1つになります。
『○○してる方が楽しい!』
(“わがまま” を言うより)
と、お子さんが思えれば、”わがまま” は減っていきます。
お子さんが夢中になれる “過ごし方” を探してみましょう。
④:「親子で過ごす」時間を作る

“わがまま” の原因が、お子さんが満たされてないという場合は、
我慢を求めることは、お子さんにとって、ハードルが高い可能性があります。
先ほどの説明と重なりますが、「満たされてる気持ち(愛着)」がベースにあることで、
我慢したり、一人で過ごすことができるようになります。
そこで『親子の時間を作る』が、大事になってきます。
時間の過ごし方は、お子さんはもちろん、親御さんも “なるべく楽しめるもの” がいいです。
理由は続かなくなる為です。
親御さんの我慢が続くと、物理的に一緒にいるだけで、お子さんの気持ちは満たされにくくなります。
✍「甘え」と「甘やかし」は違う
パパ・ママに甘えることは、お子さんの成長には必要になります。
“甘やかし” とは、意味が違ってきます。
「甘え」とは…
・親子でスキンシップをたくさん取る
・「抱っこ」と言って、抱っこしてもらう
・受け止めてもらうことで「自分は愛されてる」と安心できる
「甘やかし」とは…
・子どもの無理な要求もすべて受け入れる
・子どもの “わがまま” が増える可能性あり
この区別が、しっかりできていれば「甘やかしになるから、やめておこう」と、
お子さんに “今必要な接し方” が、判断しやすくなります。
どうしても「対応が難しい」場合
ここまでの内容を実践されても、”わがまま” が減る気配がない場合は、
お子さん自身に特性があるのかもしれません。
診断がつかなくても、接し方に工夫が必要な子は多くいます。
よく “グレーゾーン” と言われる子です。
グレーゾーンの子への関わり方は、下記の記事にまとめています。
必要な方はご覧ください。
【療育支援員がオススメ】グレーゾーンの子供が理解できる本・厳選3冊
親の「イライラ対策」

癇癪って親もストレスが溜まりますよね。
頭で分かっていても「しまった!怒っちゃった!」と、後から反省する方も少なくないと思います。
育児で最も大切なことは、『親のストレスを溜めない』です。
親御さんの状態が良くないと、お子さんに必ず影響が出ます。
お子さんの為にも、親御さん自身の為にも、まだされてない方は、ぜひ試してみてください。
その①:人に話を「聞いてもらう」
その②:親の「息抜き」の時間を作る
その①:人に話を「聞いてもらう」

家族でも友人でも、身近に「話を聞いてくれる人がいる」のは、大切になります。
解決できなくても、話を聞いてもらえるだけで、気持ちを軽くなることも多いです。
身近に話せる方がいない場合は、SNSでも良いと思います。同じ境遇の方を知るだけで、気持ちが楽になるものです。
ちなみに、当サイトの発達マップも、Twitter(@hattatu map)で、育児に悩める多くの方と繋がっています。
その②:親の「息抜き」の時間を作る

お子さんの “わがまま” は、ストレス溜まりますよね。私も親なので、お気持ちすごく分かります。
人によっては、時間自体を作ることが難しいかもしれませんが、
1日15分でも読書・ゲーム・散歩など、”自分だけの時間” を作るのが、お勧めです。
もし「近くに頼れる人なんていないよ!」という方は、お子さんにTVや動画を見てもらうのも1つです(安全を確保した上で)。
少し離れて、好きな音楽を聴く・コーヒーを一杯飲むなど、心を落ち着かせるのもいいでしょう。何もやらないより、ずっと良いです。
ときには、”親を優先する日” が合っても良いと思います。親の状態が良いと、それが巡り巡って、お子さんに繋がっていきますので。
【合わせて読みたい記事】
【ワンオペ育児】今より楽になる!休日の過ごし方とは。5つの方法
「【わがまま…しつこい5歳児】これで解決!4つの原因と対処法」のまとめ

記事のポイントをまとめます。
✅5歳児の “わがまま” の原因
・自立心の成長
・親が “わがまま” に応えてる
・気持ちが満たされてない
・幼/保育園で溜まったストレス
✅5歳児の “わがまま” の対処法
・”わがまま” に応えない
・我慢できたことをほめる
・他の過ごし方を探してみる
・親子で過ごす時間を作る
✅親のイライラ対策
・人に話を聞いてもらう
・息抜きの時間を作る
以上になります。
本記事がお役に立てば、幸いです。
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