タブレット学習

【療育支援員が解説】すららの発達障害の子の評判は?オススメな子の特徴・理由・注意点

投稿日:2021年12月16日 更新日:

すららについて知りたい方「発達障害の子に良いって本当?発達障害の子の親の評判が知りたい。どんな子に良いのか、理由や注意点も教えてほしい」

このようなお悩みに、お応えします。

本記事の内容



✅「すらら」とは

✅発達障害の子が使う「メリット」

障害特性から見る「使うメリット」
(ADHD・自閉スペクトラム症・学習障害)


発達障害の子が使う「デメリット」

すらら「学習の流れ」

実際に使った発達障害の子の「感想」

✅月額費用/その他費用

すらら「こんな人にオススメ」

よくある質問


ここ数年、「授業についていけない」「塾に通っても成果が出ない」と、困っている発達障害のお子さん・親御さんが増えています。

そこで注目されているのが「タブレット学習」。その中でも特に有名な「すらら」。

そのような背景から本記事では、発達障害の子にとっての、「すららを使うメリット・デメリット・オススメな子の特徴・注意点」をまとめてみました。

また、ADHD・自閉スペクトラム症(ASD)・学習障害(LD)の特性に分けて、解説している部分もありますので、必要な箇所をご覧ください。

私は、療育支援員を10年以上しており、多くの発達障害のお子さん・親御さんの支援をしてきました。

また私が支援する子の中には、すららを実際に利用される子が、何人もいらっしゃいました。

私の支援経験と実際に利用されたお子さん・親御さんの感想から、分かったことをまとめています。


お子さんの「学び方」の1つの選択肢として、ご検討いただければ幸いです。

「すらら」とは

「すらら」は、小学校1年〜高校3年生までを対象とした『オンライン教材』です。

簡単に特徴をまとめてみました。



●無学年学習
●国/算/英/社/理の5科目
●飽きにくい工夫(対話型・ゲーム性)
●現役塾講師のサポート
●保護者が確認できる「学習の見える化」
●本人のレベルに合わせた難易度の自動調整
●課題を見つける「つまづき診断」
●発達障害/不登校の子へのサポート充実(LINE)

詳しくは、こちらの公式サイトをご覧ください。

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リンク先:https://surala.jp



こちらの記事には、発達支援員の私が、実際にすららを使って感じた点をまとめています。

【合わせて読みたい記事】

【発達支援員が使った感想】すららの無料体験~長所・短所について~

発達障害の子が使う「メリット」

発達障害の子が、すららを使う「メリット」は、5つあります。



①: 「一人ひとりに合わせた」カリキュラム

②:「飽きさせない」工夫

③:「つまづきの原因」から学習できる

④:「現役塾講師」のアドバイスがもらえる

⑤:保護者が進捗を「確認できる」


①:「一人ひとりに合わせた」カリキュラム

発達障害の子は、できること・できないことが、年相応でないことが多いです。

例えば、小学校では、小学2年生で掛け算をするのが当たり前でも、

発達障害の子は、覚えることが難しかったり、取り組むこと自体を拒否し、学びに支障が出ることもあります。

そういったことから、すららの「無学年学習」は、発達障害の子にとっては、必須の特徴となります。

②:「飽きさせない」工夫

発達障害の子は、学習を拒否することが多いです。その1つの原因が「つまらないから」です。

問題を解いても、本人にとって楽しいことはないので、次第に飽きてきます。

ただ、すららの場合は、「飽きない工夫」がたくさん詰められています。

例えば、「ゲーム性」です。問題を解いていくと、ポイントが貯まり、アバターをゲットできたり、

パートナー(ポケモンの様なイメージ)を育成したり、アイテムをゲットしたり、友達と交換できたりと、ゲーム要素がとにかく満載です。

「勉強」という感覚を、とにかく減らしています。問題を解いた先に、子どもの「楽しい!またやりたい!」があります。

通常の学習ですと、解いたら答え合わせをして、次の問題に移ります。これで出来る子は良いのですが、

発達障害の子には、『勉強』というイメージから離れ、いかに楽しみながらできるのか、が重要になります。

これは療育の指導などでも、全く同じになります。療育の学習支援もお子さんの「好き・楽しい」に紐づけて、指導していきます。

すららは、遠隔での療育の学習支援をしているイメージに近いです。

③:「つまづきの原因」から学習できる

発達障害の子の「つまづきの原因」は、前の学習に遡らないと、原因が分からないことが多いです。

例えば、連立方程式の問題を解くためには、割り算ができる必要があります。

その場合は、割り算まで遡って学習する必要がでてきます。

“表面的なつまづき”ではなく、その”根本のつまづき”を見つけ、アプローチすることが、

特に発達障害の子の学習では、大切になってきます。

④:「現役塾講師」のアドバイスがもらえる

家庭学習をしていると、「この進め方で良いのかな…」「この問題、どう教えればいいのかな…」と、疑問が出ていることがあると思います。

すららでは、そんな時にすぐ「塾講師」に相談ができます。気軽なことでも、いつでも相談ができます。

私が知っている親御さんは、「学習科目の優先順位」について、相談をされていました。

相談できたおかげで、受験に向け、効率的に進めることが出来ていました。

『何か困ったらすぐにプロに相談できる』は、親御さんの安心感に繋がります。

⑤:保護者が進捗を「確認できる」

すららは、お子さん一人で学習ができます。

とは言っても「ちゃんと勉強してるかな?」「ペースは順調かな?」と気になるものです。

そこで、保護者がスマホで、”いつでもどこでも”、『解いた単元数、学習時間』などが確認できます。

お子さんの日頃の努力をほめたり、必要に応じてフォローできる心強い機能になります。

障害特性から見る「使うメリット」(ADHD・自閉スペクトラム症・学習障害)

ここでは、発達障害を「ADHD・自閉スペクトラム症・学習障害」に分け、「すららを使うメリット」を見ていきたいと思います。

その前に、1点だけ注意点があります。あくまで参考程度にご覧くださいませ。

先ほどの説明に重なりますが、発達障害は、一人ひとりお子さんの特性が違ってきます。

例えば、ADHDと言っても、「衝動的に動く(衝動性)」もあれば、「注意が散りやすい(注意散漫)」の特性もあります。

診断名は、お子さんの1つの面(特徴)に過ぎません。ここでは “共通する方が多いケース” 中心に、まとめてみました。



①: 「ADHD」の子が使うメリット

②:「自閉スペクトラム症」の子が使うメリット

③:「学習障害」の子が使うメリット


①:ADHDの子が使う「メリット」

ADHDは「多動性・衝動性・不注意」の3つのタイプがあります。

お子さんによって、いくつかのタイプを併せ持つこともあります。

詳しく知りたい方は、【ADHDの子ども】うちの子は何タイプ?3つの症状(タイプ)と7つの接し方 をご覧ください。

では、1つずつ見ていきましょう。

✍多動性

多動性は、「常に動いてる(動きたい)子」です。じっと座っていたり、待つことが苦手です。

すららは、家庭学習になります。家の中を自由に歩き回れるので、先生に注意されて学習のモチベーションが下がることはありません。

こまめに休憩時間をとって、動ける時間を作ったり、

最初にある程度動いてもらった後(動きたい欲求・感覚を満たす)に取り組むなど、工夫次第で、集中力を高めることができます。

当たり前ですが、学習塾の場合は、席にずっと座らなければいけません。

ただ、多動の子にとっては、これがストレスになります。

このストレスが集中力を削り、学習の成果が出づらい状況になるのです。

✍衝動性

衝動性は、「気になるものがあると、頭より先に、体が反応する子」です。

すららは、自分のペースでどんどん進められます。

1問解いたら、すぐに次の問題が出てくるので、衝動性を活かして、進めることができます。

問題を解くと、すぐに画面が変わるので、衝動性の高い子は、取り組める子が多いです。

ただし、お子さんがすららのゲーム性などに、興味を示していることが前提になります。

✍不注意性

不注意性は、「色んなモノに注意が向いてしまい、集中しづらい子」です。

すららは、やるべきこと(課題)が、色・音など、お子さんの注意を引く工夫がされています。

不注意性の高い子でも、注意を向けやすいです。

不注意性は、”やるべきことが目の前に明確にある”と、集中力を保ちやすい特徴があります。

お子さんの興味を引く課題が、目の前にある「すららのタブレット学習」なら、安心です。

②:「自閉スペクトラム症」の子が使うメリット

自閉スペクトラム症の子に多い特徴の1つとして、「パターン学習が得意」があります。


一定の規則性を覚え、それを繰り返していくことをいいます。

ただ、これは逆にいうと「応用がきかない」ともいえます。

療育でよくあるのは、”問題が少し変わると解けなくなる”子です。

これは、パターンで覚えている為、少しでも問題が変わると対応できなくなります。

この問題にアプローチできるのが、すららの「つまづき診断・オーダーメイドの問題」です。

お子さんの課題、それに合わせた問題を繰り返すことで、『パターンで覚える→本質的に理解できる』に、繋がりやすくなります。

ドリルやプリント学習ですと、問題数が限られるので、パターンで覚えても、”その場ではできる”、は多いです。

でも、時間が経つと、”できない・テストで点数がとれない”等の問題が出てきます。

そういった問題に、アプローチできる機能になります。

私は療育指導をする際、この問題にいつも難しさを感じています。定着したり、テストの点数につなげることの難しさを痛感していました。

その点、つまづきの原因が『早く・正確にわかる』、『必要な課題が色んなパターンで学習できる』は、画期的です。

これは、どんなに優れた療育支援員でも、簡単にはできないことだと思います。

【合わせて読みたい記事】

【自閉スペクトラム症の子供の症状】4つの特徴と7つの接し方

③:「学習障害」の子が使うメリット

すららは、家庭学習のタブレットなので、学習障害の子が苦手とする「読む、書く」は必要ありません。

また、「見る、聞く」で学ぶことができます。お子さんによって「目で覚える」「耳で理解する」など、得意は様々です。

すららは、どちらの子にも使えるようになっています。目が得意な子(視覚優位)は、図解や色分けなど、レクチャー中心に見ることができます。

耳が得意(聴覚優位)な子は、音声学習を中心に学習するのが良いでしょう。

ちなみに、すららの音声は、声優さんが担当しているので、「ゆっくり・はっきり」とした聞きやすい声になっています。

✍不登校の子は「出席扱い」になるケースもある

不登校の子は、すららで学習することで”出席扱い”になる場合があります。

いくつか条件があるので、学校との相談が必要になりますが、

学習のフォローもできて、出席扱いになるなら、

不登校のお子さんや親御さんにとって、とても心強いツールになります。


お子さんが不登校の場合は、下の記事をご覧ください。

【相談員が解説】すららで不登校を出席扱いにする方法!7つの条件

発達障害の子が使う「デメリット」

発達障害の子がすららを使う「デメリット」は、3つあります。

③は、お子さんが発達障害に関わらずですが、大事な点ですので、触れていきたいと思います。



①:本人の「納得感」がないと効果が薄い

②:「他のアプリ」を見る可能性がある
 ※(You Tube等)

③:「月謝」が高い


①:本人の「納得感」がないと効果が薄い

「すらら」に限らずですが、お子さんの納得感がないと、効果が薄いです。

タブレットの家庭学習は、気軽に始められますが、肝心な本人の気持ちがなければ、形だけの作業になってしまいます。

理想は、本人が「やりたい!」と言ってもらえることですが、学習に抵抗感がある場合は、一度やっているのを見てもらい、

「少しやってみてもいいかな」と反応があれば、使ってみるのが良いと思います。

お子さんに選んでもらうことが、長期的に見て、成果に繋がっていきます。

②:「他のアプリ(You Tube等)」を見る可能性がある

「すらら」で使うタブレットは、他のアプリを見ることができます。

お子さんによっては、「気付いたらユーチューブを見てて勉強してない!」ということもあります。

ここは、お子さんと事前に学習時間と自由時間を決めておいたり、その日の学習のゴールを決めておく等の約束が必要になります。

どんなに優れたものでも、使い方が伴わないと効果がでないように、『すらら』においても、事前の約束が大切になってきます。

また、すららには「保護者の見守りシステム」があります。

学習時間や解いた単元数などが確認できるので、仕事で忙しい親御さんも遠隔で把握ができます。

③:「月謝」が高い

後ほど詳しく説明しますが、すららの月額の費用は、8,000~10,000円程になります。

他のタブレット学習に比べると、高いです。

その理由は、サポートの塾講師がついていることが大きいです。

これは、個人がここに価値を感じるかどうかによって、変わってくる所だと思います。

⚠視覚過敏の子には合わない場合がある

色や光など、視覚からの刺激を強く受けやすい子には、タブレット学習が合わないことがあります。

疲労が溜まりやすかったり、情報がたくさん入ることで、混乱する場合があります。

ここに関しては、プリント学習など他の学習方法の検討が、必要になると思います。

すらら「学習の流れ」

すらら「学習の流れ」は、3つのステップになります。

基本的に学習とは、インプット(覚える・理解する)→アウトプット(説明する・問題を解く)→テスト(点数で成果を確認)の流れになります。

すららは、この学習の流れを忠実に再現しています。要点だけ、下記にまとめました。

詳しく知りたい方は、【すらら】 公式サイト をご覧ください。



①:レクチャー(インプット)

②:ドリル(アウトプット)

③:テスト(実践)


①:レクチャー(インプット)

概念を理解したり、記憶する学習になります(武器を身につけるイメージ)。

下の写真の様なイメージになります。(我が家で使った時のものです)


発達障害の子は、このインプットの時間が必要な子が多いです。

例えば、足し算や引き算など計算自体はできるのに、文章題になると、どっちの計算をしていいか分からなくなったり、

漢字を覚えることが苦手で、繰り返し練習しても定着しづらかったり。

一般的な “数をこなす反復練習” などは、発達障害の子には、合わないことが多いです。

ただ、すららの場合は、「読む・書く・見る・聞く・話す」など、学習の基礎となる、あらゆる感覚を使った教材になります。

例えば、話しながら一緒に進める学習が得意な子は、「キャラクターによる対話型レクチャー」が合うでしょう。

どこでつまづいているか分からない!という方は、「つまづき診断」で、遡って学習をするのが良いでしょう。

このように、一般的な学習で定着しにくい子にも、取り組みやすい学習方法になります。

②:ドリル(アウトプット)

概念を理解したり、記憶ができたら、次はアウトプット(武器の使い方を覚えるイメージ)です。

レクチャーが終わったら、すぐにドリルが始まります。

下の写真の様なイメージになります。


ドリル問題を間違えたら、その場で添削され、

システムが『何が・どのように間違えたのか』のつまずきを診断・解説し、知識が身につくよう、サポートしてくれます。

発達障害の子は、即時の学習が大切になります。間違えたら、その場で原因と必要な知識が身につくフォローが必要になります。

ここの時間が空いてしまうと、「何で間違えたんだっけ?」「結局何が分からないのか分からない」となり、次に活かせません。

問題を解いたすぐ後に、間違った原因・必要な解説(つまづき診断)があるのは、発達障害の子にとって、学びやすいシステムになります。

また、すららのドリル問題には「難易度コントロール機能」があります。

お子さんのレベルに合わせて、難易度が自動調整されます。

お子さんの過去の問題の正答率、得意・不得意の単元などから、抽出されるため、使えば使うほど、精度が上がってきます。

自分に合った問題が出るということは、「問題が解きやすい」「達成感を感じやすい」に繋がります。

1問1問解くごとに、『できた!』『解けるようになってきた!』と実感ができるのは、

発達障害の子の学習においては、とても重要になります。

③:テスト(実践)

すららのテストには、2種類あります。「小テスト」と「学力診断テスト」になります。

「小テスト」は、絞られた単元の確認テスト(10分程度)です。

集中力が限られている子にも、取り組みやすい時間になっています。

テストが終わったら、間違えた部分を復習できる様に、必要な単元がすぐに抽出されます。

つまり、何の勉強が足りなかったのか、課題が一目でわかるので、

『テストを受けて終わり(定着しない)』には、なりづらいです。

「採点・課題の絞り込み・必要な学習の単元の抽出」が自動でできるのは、すららのタブレット学習の強みだと思います。

また、範囲を指定して、テストを受けられるので、効率的に学習を進めることができます。

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リンク先:https://surala.jp

実際に使った発達障害の子の「感想」(口コミ)

ここでは、私が支援してきた子の中で、 “実際に利用された発達障害の子・親御さんの感想 を紹介していきます。

良い感想、悪い感想を合わせて載せていますので、参考にご覧ください。


小学2年 ADHD 男の子👦 20代お母さん👩



息子は、小学校の授業がつまらなかったようで、ひらがなの読み書きや計算も拒否することが多く、授業でも遅れていました。

幼稚園では、文字の読み書きを練習する時間がなかったので、余計に親の方が焦ってしまいました。

ただ、子どもに勉強するように言っても「やりたくない!」の一点張り。親ができることに限界を感じていました。

そんなときに、「すらら」を見つけ、試しに使ってみることにしました。

もともと息子は、タブレットでアプリのゲームをするのが好きだったので、すぐに興味を示しました。

息子には、1問解くごとに、光ったり音が出るのが嬉しいようで、親からの促しがなくても、進んでするようになりました。

「タブレットで出来るなら、プリントもできそうじゃない?」と促しをすることで、

今ではプリント学習にもだいぶ取り組めるようになり、授業に大きな遅れが出ることもなくなりました。

タブレットに興味がない子でしたら、難しいと思いますが、興味を示す子なら、学習のキッカケにも良いと思います。

小学5年 自閉スペクトラム症 女の子👧 30代お母さん👩



娘の学習の遅れが気になったのは、小学4年生の2学期でした。

まだ親が教えられる範囲だったので、学校から帰ってきたら、親と一緒に宿題に取り組むようにしました。

ただ、何度教えても定着が難しく、その場で出来るようになったと思うと、少し違う問題に変わると、途端に難しくなりました。

もっと根本的な原因があると思い、「すらら」に頼ることにしました。

「つまづき診断」では、再学習が必要な単元が抽出され、何を学習しなければいけないのか、すぐに分かりました。

親としても「このままのやり方でいいのかな…もっと前に遡ったほうがいいのかな…」と不安があったので、救われました。

また、親としても仕事を調整しながら、宿題を見ていたので、時間の点でも、とても助かりました。

1つ心配な点は、娘が一人で学習できるようになった分、ユーチューブなどを見ないかという点です。

今の所問題はありませんが、「見守り機能」を活用しながら、娘を支えていけたらと考えています。

中学2年生 学習障害 女の子👧 30代お母さん👩



娘は元々勉強が苦手な方で、小学校の勉強は何とか乗り切ってきました(テストの点数は良くなかったですが)。

ただ中学に入ると、正と負の数やXとYなど、娘に「理解できるスピード」と「学校の授業のペース」が合いませんでした。

学習塾にも通ったのですが、成果はでず、むしろ娘の苦手意識を強めてしまいました。

ただ娘は、「勉強をがんばりたい」という気持ちがあったので、タブレット学習をすることにしました。

娘には、「図解」「色分け」「単元の繋がりから学習できる」などのポイントが合っていたようで、

以前よりも、学習した単元は、テストの点数がとれるようになりました。

ただ、短期間で大幅に点数が上がるというよりは、日々積み重ねてきた結果、点数に繋がるなと思いました。

高校2年生 ADHD 男の子👦 30代お母さん👩


学校や学習塾でも、使われているということ。家庭教師などは、息子との相性の良い先生が見つからなかったので、すららを選びました。

中学の学習範囲を学び直したいと考えていたので、学年外の学習内容には助けられました。

特に息子は、周囲の目を気にするタイプだったので、自分だけ中学校の勉強をしてることを恥ずかしく思い、周囲に知られたくない気持ちが強かったです。

そういう意味でも、周囲を気にせず自分に必要な学年の学習ができたのは、大きかったと思います。


【合わせて読みたい記事】

【発達支援員が使った感想】すららの無料体験~長所・短所について~

「月額費用/その他費用」

すららの費用(月額・初期・その他費用)を見ていきましょう。

早見表としてご覧ください。

毎月支払いコース4ヶ月継続コース入塾金
小中高の3~4教科8,800円8,228円 11,000円
小中高の5教科10,978円10,428円 7,700円

※初月の費用:申込日から日割り計算

4ヶ月継続コースが一番費用が抑えられます。

詳しくは、こちらの公式サイトをご覧ください。

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リンク先:https://surala.jp



【合わせて読みたい記事】

【すららの料金は高い?】3社のタブレット教材と徹底比較!注意点あり

すらら 「こんな人にオススメ」

すららが「オススメな人の特徴」は、5つあります。

「タブレットを使う」に抵抗感がないことを前提とした特徴になります。



①:「プリント学習」が合わない子

②:「集中力が低い」子

③:「すぐ飽きる」子

④:「今の学習の進度」が合わない子

⑤:「どこから学習すればいいか」分からない子


①:「プリント学習」が合わない子

発達障害の子は、学習に興味が持ちづらかったり、学びにくかったり、強い拒否感を示すことがあります。

特に「プリント」には、拒否感を示し、学習に取り組むことが、難しいことも多いです。

そんな子の、勉強の雰囲気(拒否感)を取り除くために、タブレットが有効です。

タブレットは、ユーチューブ・アプリゲームなどの印象から、”勉強”のイメージを離しやすいです。

タブレットを使うことで、拒否感が減ることもありますし、使ってみたら「楽しい!」となりやすいです。

1問1問に反応が返ってくるので、ゲームをクリアして進めている感覚に近くなります。

✍タブレット学習は今後広がっていく

「ICT教育」という言葉をご存知でしょうか??タブレットなどの情報通信機器を使った教育になります。

近年、公教育で広がっており、タブレットなどを使った学習は、より身近なモノになっていきます。

私の息子の学校の宿題は、全てタブレットで取り組む形になっています。

②:「集中力が低い」子

ADHDの子に多いと言われる、集中力が限られている子。

集中力が限られている子には、療育ではよく、下の手立てを使います。



・短く区切る
・細かく褒める

1問ごとにFBがある(正解・不正解など)
・見通しを伝える(どこまで解くのか)

「すらら」には、これらの要素が詰まっており、短い集中力でも取り組める工夫がされています。

問題数や単元が絞れたり、1問毎に正解などの反応が光や音であったり、

どこまで進めるのかも、決めやすいよう単元ごとに区切りが明確になっています。

療育の『学習支援をする際の工夫ポイント』が、タブレット1台に詰まっています。

③:「すぐ飽きる」子

発達障害の子で、すぐ飽きてしまう子は、”学習を続けるメリット”が、足りないことが多いです。

ここで言う”メリット”とは、例えば、「問題を解くことで楽しい(嬉しい)ことがある」ということです。

飽きやすい子には、学習をする動機が必要になります。

「問題を解いたら、褒めてもらえる」、「1問解いたらポイントが貯まる」、

「この単元をクリアすると、アイテムがゲットできる」など、お子さんにとって嬉しいこと(メリット)が必要になります。

「勉強でそんなことできないよ…」と思われるかもしれませんが、

まず勉強に取り組むことが難しいと、その先には、なかなか進みづらいです。

発達障害の子の中でも、特に学習に拒否感がある子には、大切なことになります。

④:「今の学習の進度」が合わない子

発達障害の子は、学習に取り組めていても、学校の授業についていけないことがあります。

ご本人が頑張っているのに、どうしても難しいことがあります。

ご本人や周りの努力で解消が難しい場合などは、「すらら」が手助けの選択肢に入ると思います。

ご本人の理解しやすいペースに合わせられる「すらら」が、効果的になります。

⑤:「どこから学習すればいいか」分からない子

学習の遅れている期間が長いほど、「どこから始めて良いかわからない」となります。

遡るだけでも大変ですし、果たして今やっている学習内容が合っているのかも、不安になると思います。

そういう時に、「つまづき診断」で、本人の解いた問題を根拠に、必要な学習を見つけていくことが、大切になります。

本人の解いた問題から、今必要な学習内容が抽出されているので、安心です。

また遡るのは、労力と時間がかかります。そこをタブレットに任せられるのは、親の負担も軽くなります。

よくある質問

ここでは、よくある5つの質問を「Q&A方式」でまとめてみました。

参考にご覧ください。

Q.合わない時にすぐ退会はできますか?

A.可能です。すららの解約手続きは、Web上から簡単にできます。

退会を希望する月の月末までに、カスタマーセンターに連絡し、手続きをすれば、いつでも退会できます。

4ヶ月コースの場合は、受講4ヶ月以内の退会には、契約解除料金が解約日に応じてかかります。

Q.数ヶ月だけ休むことはできますか

A.可能です。「休止」というお手続きになります。

「1ヶ月だけ休みたい」「また利用するかもしれないから」という方に、使っていただくお手続きになります。

Q.すららコーチと子どもが直接話すことはありますか?

A.すららコーチとお子さんが直接話すことはありません。コーチとのやり取りは、電話・メール・LINEを使って、保護者が行います。

お子さんからは、すららの “学習画面の質問フォーム” を通して、やり取りができます。

Q.小学生の英語はありますか?

A.ありません。ただし、中学生の英語を先取りすることができます。無学年方式のため、「中学生の英語の先取り」という形で、学習することが可能になります。

Q.兄弟で共有できますか?

A.兼用自体はできますが、オススメはしていません。

すららは、解いた問題の正答率・傾向に合わせて、課題を抽出するシステムになります。

使う子が変わることで、抽出される課題がズレたり、成果がはかりづらくなります。

「【療育支援員が解説】すららの発達障害の子の評判は?オススメな子の特徴・理由・注意点」のまとめ

記事のポイントをまとめます。



すららとは
・小学校1年〜高校3年生までを対象
・無学年学習
・オンライン学習教材
・国/算/英/社/理の5科目
・現役塾講師のサポート
・発達障害/不登校の子へのサポート充実
・保護者が確認できる「学習の見える化」
・飽きさせない工夫(対話型・ゲーム性)
・本人のレベルに合わせた難易度の自動調整
・どこの学習が足りないのか見つける「つまづき診断」

✅発達障害の子が使うメリット
・一人ひとりに合わせたカリキュラム
・飽きさせない工夫
・つまづきの原因から学習できる
・現役塾講師のアドバイスがもらえる
・保護者が進捗を確認できる

✅障害特性から見る使うメリット
・ADHD(多動):ストレスが最小限
・ADHD(衝動):自分ペースで進められる
・ADHD(不注意):集中力が維持しやすい
・自閉スペクトラム:パターン学習で学べる
・学習障害: “読み・書き” せずに学べる

✅発達障害の子が使うデメリット
・本人の納得感が必要
・You Tube等を見る可能性がある
・先生との相性が良くない可能性がある
・月謝が高い
・視覚過敏の子に合わないことがある


✅すらら 学習の流れ
・レクチャー(インプット)
・ドリル(アウトプット)
・テスト(実践)

✅通塾された発達障害の子の「感想」
・本記事参照

月額費用/その他費用
・入塾金:7,700~11,000円
・月額(毎月支払い):8,800~10,978円
・月額(4ヶ月継続):8,228~10,428円

✅すらら こんな人にオススメ
・プリント学習が合わない子
・集中力が低い子
・すぐ飽きる子
・今の学習の進度が合わない子
・どこから学習すればいいか分からない子

よくある質問
本記事参照


以上になります。

本記事が、参考になれば幸いです。

\特別支援学級でも導入中/


リンク先:https://surala.jp

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【発達支援員が使った感想】すららの無料体験~長所・短所について~

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【発達支援員が使った感想】すららの無料体験~5つの長所、4つの短所~

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サイト作成者プロフィール

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発達障害/グレーゾーン/場面緘黙/不登校のお子さんとご家族の支援を、日々行っております。◇療育指導員◇相談支援員◇発達支援10年◇ブログ【週2回更新】◇twitter【毎日発信】◇長男が療育通所中◇

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