子どもの習い事で悩まれている方「子どもの発達障害が理由で習い事を断られた。何か対策ってあるのかな」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅発達障害を理由に
「習い事が断られる”前”の対処法」
✅発達障害を理由に
「習い事が断られた”後”の対処法」
✅発達障害の子におすすめ
「断られにくい習い事」
✅発達障害の子の習い事
「注意点」
※記事内にプロモーションを含みます
かわいい我が子に習い事をさせたい。こんな想いは、親であれば誰しもあると思います。
ただ、発達障害の子の場合、習い事先に断られてしまうことがあります。
生まれ持った特性を理由に、習い事の機会が失われることは、とても悲しいですよね。
この記事を執筆している私は、療育・相談支援を15年以上しております。
これまで多くの発達障害の子、親御さんの支援をしてきました。
支援する中で、習い事に関するご相談を受けることも多く、悩まれてる方が多くいらっしゃいました。
そこで、私の支援経験を元に、本記事をまとてみました。
記事の後半では、私が支援してきた子が、嫌な思いせず通えた習い事を紹介してます。
本記事が、参考になれば幸いです。
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発達障害を理由に「習い事が断られる”前”の対処法」
発達障害を理由に「習い事を断られる”前”の対処法」は、1つになります。
それは、習い事の先生に『子どもの特性+配慮』をセットで伝える、方法になります。
とは言っても、具体的な説明がないと、イメージが湧きづらいですよね。
ここからは、私が実際に支援してきた子の事例を紹介したいと思います。
“習い事先に断られやすい子” の典型例になります。
あくまで一例になりますので、参考程度にご覧ください。
①:「多動」の子
②:「指示が聞けない」子
③:「指示理解が難しい」子
④:「不安が強い」子
①:「多動」の子
習い事で断られることが、最も多いタイプになります。
離席をしたり、集団行動から外れてしまう言動を繰り返す、多動タイプの子になります。
集団から外れる理由にもよりますが、多動タイプの子には、例えば下記の配慮がお願いできます。
・見通しを伝える
・細かくほめる
・やるべきことを絵カードで示す
・気になる物が視界に入らない様にする
“やるべきこと・ゴール” を前もって明確に伝えることで、着席してる時間が伸びたり、
集団に参加できる場面を、増やすことができます。
お子さんの特性+配慮をセットで伝えられると、習い事の先生も協力してくださる可能性がグッと高まります。
②:「指示が聞けない」子
注意散漫で、指示が聞きづらいタイプの子になります。
・名前を読んで目が合ったら指示を伝える
・教室全体を静かにした後、説明を始める
・”気になるもの” の元を断つ
友達の動きや周りの音など、気になるものがあることで注意が散りやすい場合は、
気になるものを極力減らしていく工夫が必要になります。
③:「指示理解が難しい」子
発達障害の特性の中には、指示理解の困難さがあります。
その理由は、下記の3つが多いです。
・全体指示
・長い指示
・複数指示
そして、配慮法として、こちらがお願いできます。
・個別で指示を出す
・短い指示を出す
・1つずつ指示を出す
難しいことではないので、丁寧に向き合ってくれる先生でしたら、協力してもらえる可能性があります。
④:「不安が強い」子
不安が強い子は、集団活動を支障をきたす言動は、ほとんどない為、断られることは多くありません。
“習い事の先生に伝えられる配慮” としては、下記になります。
・無理強いしない
・本人のペースに合わせてくれる
・本人が決められる
(参加するタイミング等)
このような配慮を事前に伝えられると、お子さんも安心して過ごしやすいです。
✅「環境作り」も大事
お子さんの特性によっては、 “環境作り” も大切になります。
よくある「環境作り」は、下記になります。
・席を先生の目の前にする
・手元にいじれる物を置かない
・一緒にふざけてしまう友達と席を離す
お子さんの特性によって、必要性がありそうでしたら、習い事の先生に相談してみましょう。
発達障害を理由に「習い事が断られた”後”の対処法」
発達障害を理由に「習い事を断られた”後”の対処法」は、2つあります。
①:「民間療育」に相談する
②:習い事を「変更」する
①:「民間療育」に相談する
お子さんが療育に通われてる場合は、通われてる療育の先生に相談が一番になります。
「○○の習い事で断られてしまって…子どもの特性と配慮を伝えたいんですけど、どう伝えればいいでしょうか?」
のようなイメージになります。
また、お子さんによっては、今その習い事に通うことが最適でない場合もあります。
よくあるのは、多動性があり、待つことが困難な子が体操教室で列に並んで待つことを求められ、待つことができず、叱責を受けるケースです。
お子さんの失敗体験になっている場合は、習い事のタイミングを見るのも1つになります。
療育に通われていない方は「民間療育」への相談をお勧めします。
療育とは、お子さん自身にスキルを身に着けてもらい、親も関わりを学ぶ場所になります。
療育を利用することで、日常生活の困りが軽減できたり、対処できる状態になる家庭がたくさんいらっしゃいます。
療育は、福祉サービスと民間療育の2つに分かれるのですが、福祉サービスは、通所受給者証が必要になり、混み合っている上手続きに時間がかかるので、今困ってる方にはお勧めしにくいです(数か月~数年待ちが多い)。
一方で、民間療育の場合は、通所受給者証もいらず、数か月単位の待ち時間もない為、今困っている方にはお勧めになります。
また、1回だけの相談(指導)もできますので、お子さんの特性、どんな習い事が合うのか、そもそも習い事を今やるのは適切なのか、などアドバイスがもらえます。
②:習い事を「変更」する
個人的には、習い事を断られた場合は、これが一番だと思います。
“習い事先が受け入れを断る” というのは、主に下記の理由になります。
・お子さんの対応ができない
・特性ある子と関わった経験がない
・受け入れられる体制・環境ではない
・そもそも発達障害への理解がない
事前にお子さんの特性・配慮を伝えた上でも、習い事先の反応が良くない場合は、習い事を変えることをお勧めします。
受け入れてもらえたとしても、必要な配慮をしてもらえず、お子さんが辛い思いをする可能性がある為になります。
「参加してみないと分からない!」という方は、一度お試しでやってみて、お子さんが楽しめそうか、見極めるのも1つです。
ただ、失敗体験になってお子さんが他の習い事も嫌にならない様に、注意する必要はあります。
発達障害の子におすすめな「断られにくい習い事」
発達障害の子におすすめな「断られにくい習い事」を見ていきましょう。
これから紹介する習い事は、私が知る限り、”発達障害が理由で断られた” ことがない習い事になります。
私が実際に支援してきて、断られることがなかった習い事に絞っていますので、数は少ないです。
断られるのが0とは言い切れませんが、他の習い事と比べて、
発達障害に理解があったり、様々な子を受け入れてる実績がある習い事には違いありません。
また前提として、お子さんが「好きなもの・興味のあるもの」という点が大切になります。
①:コミュニケーション&学習系
②:マイペースにできる系
②:学習系
学校の授業についていけない、そもそも勉強をやりたがらない、日々の宿題が大変…
など、お子さんの学習で悩まれている方も多いと思います。
今は色んな方法で学べます。お子さんに合った学び方があるのか、探してみましょう。
✍メリット
・授業が理解しやすい
・宿題がスムーズになる
・学習の楽しさに気付ける
・自分に合った学び方が見つけられる
✍デメリット
・本人に強い拒否があると難しい
・成果が出るのに時間が掛かりやすい
・合わないと、勉強嫌いが強まる可能性あり
✍具体的な習い事
✅LITALICOジュニア(SST/学習)
✅ファースト(家庭教師)
✅すらら (タブレット学習)
【合わせて読みたい記事】
③:マイペースにできる系
自分のペースで淡々とできる、習い事になります。
種類だけなら、楽器系・絵画系など、たくさんあるのですが、
“断られにくい習い事” では、私の知る範囲では、1つしか紹介ができません(すみません…)。
他に条件が合う習い事が見つかれば、追記していきたいと思います。
✍メリット
・自分のペースでできる
・好きに没頭できる
・得意を伸ばせる
・安心できる居場所になる
✍デメリット
・他児との交流が少ない
・すぐ実生活に活かせる場面は少ない
✍具体的な習い事
✅LITALICOワンダー
(プログラミング)
✅よみかきそろばんくらぶ
(そろばん)
【合わせて読みたい記事】
【療育支援員が解説】リタリコワンダーは発達障害の子に合う?オススメな子の特徴・理由・注意点
✅「発達障害の子の習い事」の詳しい解説について
発達障害の子の習い事について、もう少し詳しく把握されたい方は、こちらの記事をご覧ください。
1つの選択肢として、参考になれば幸いです。
発達障害の子の習い事の「注意点」
発達障害の子の習い事の「注意点」は、2つあります。
①:子どもの発達障害を「隠さない」
②:子どもに、通う理由を「○○ができないから」と言わない
①:子どもの発達障害を「隠さない」
これは習い事に限らず、学校や園などにも共通しています。
先ほどの項目でも触れた様に、お子さんの特性は、必要な配慮と一緒に伝えていきます。
習い事の先生が、お子さんの特性を知らぬままですと、必要な配慮が受けられず、お子さん本人が辛い思いする可能性があります。
習い事先の先生に、最初から把握・理解してもらうことで、
本当の意味で、お子さんが習い事を安心・楽しく過ごすことができます。
②:子どもに、通う理由を「○○ができないから」と言わない
習い事先に通う理由を、下記のようにお子さんに伝えるのは、避けるべきです。
「○○ができないから、通うんだよ」
「みんなはもう○○できてるでしょ」
お子さんの自己肯定感は下がりますし、習い事のモチベーションにもなりません。
「自分はダメなんだ。おかしいから治す為に行くんだ」と思ってしまい、自分を責めるようになります。
「○○ができる教室があるんだって!ちょっと見に行ってみる?」など、
お子さんの気持ちを否定せず、尊重するような声掛けが望ましいです。
「【発達障害を理由に習い事を断られたら?】3つの対処法・2つの注意点」のまとめ
記事のポイントになります。
✅発達障害を理由に
「習い事が断られる”前”の対処法」
・「子どもの特性+配慮」をセットで伝える
✅発達障害を理由に
「習い事が断られた”後”の対処法」
・民間療育に相談する
・習い事を変更する
✅発達障害の子におすすめ
「断られにくい習い事」
・学習系
・マイペースにできる系
✅発達障害の子の習い事
「注意点」
・子どもの発達障害を「隠さない」
・子どもに、通う理由を「○○ができないから」と言わない
以上になります。
本記事が、習い事探しのお役に立てば幸いです。
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