不登校 家での関わり方/その他

【登校しぶりが治った】4つの対策~不登校になる前に押さえたいコト~

投稿日:2024年1月23日 更新日:

子どもの登校しぶりが心配な方「登校しぶりは、どれぐらいで治るの?登校しぶりが治る方法が知りたい」

このようなお悩みに、お応えします。

☑本記事の内容



✅登校しぶりの
 「4つの原因」

登校しぶりの
 「4つの対策」

✅登校しぶりの子に
 「関わる時の注意点」

それでも
 「登校しぶりが続く時」


登校しぶりが続く子が
 「備えたいこと」


登校前の朝の時間は、親御さんにとって、最も慌ただしい時間帯になります。

そんな中、お子さんの “登校しぶり” があると、一層大変さは増しますよね。

今は、不登校が社会問題になるなど、登校しぶりで悩まれてる方も増えています。

一方で、親御さんの正しい理解/関わりがないと、不登校に発展し、困りが大きくなる子がいるのも事実です。

登校しぶりは “お子さんからのSOS” になります。

本記事では、お子さんからのSOSに合わせた対応、注意点をお伝えしたいと思います。

この記事を執筆してる私は、不登校・療育支援を10年以上しています。

支援をする中で、登校しぶりのお子さんに多く携わってきました。現場を通して、大切だと思った点をまとめています。

参考になれば、幸いです。

登校しぶりの「4つの原因」

登校しぶりの「原因」は、4つあります。



①:「環境」の変化

②:「授業」についていけない

③:「担任orクラスメイト」が嫌

④:原因が「分からない」


①:「環境」の変化

幼・保稚園からの環境の変化がある小学1年生、そして、引っ越し・家族構成の変化等がある子になります。

特に、幼・保育園が自由保育、もしくは少人数で個別対応してもらえた園ですと、環境の変化が大きく、登校しぶりに繋がる場合があります。

例えば、よくあるケースですと、

やりたくないことがあったら、本人のペースで合わせてもらっていたけど、小学校に入って集団に合わせることができなくて、困ってしまうなどです。

また、引っ越し・家族構成の変化など、生活環境の変化を受けてから、登校しぶりが出る子もいます。

②:「授業」についていけない

小学1年2学期~小学4年生が多いです。

授業が分からない、先生の話が分からないなど、本人にとって授業が辛い時間になりやすいです。

私が支援する範囲では、小学1年生は、2学期~登校しぶりが出るケースが多いです。

理由は、2学期~本格的な学習が始まる学校が多い為です(GW明けも多いです)。

「学習についていけない⇨授業が苦痛になる⇨学校が嫌⇨登校しぶり」

このようなサイクルに、なりやすいです。

③:「担任orクラスメイト」が嫌

担任の先生と合わない、クラスメイトで苦手な子がいる子になります。

担任でよくあるのは「先生が怖い」「自分ばっかり怒られる」などを、理由にする子が多いです。

また傾向として、細かい指摘が多い先生だと、登校しぶりが多いです(ex.忘れ物、字の乱れ)。

クラスメイトは「嫌なことを言ってくる子がいる」と、本人が苦手意識を持ってる場合が多いです。

周りから見たら問題はなく、本人が強く反応してる場合もあれば、実際に本人が嫌がらせを受けてる場合があります。

④:原因が「分からない」

「学校に行きたくない理由」が本人にも分からないケースになります。そして親御さん、担任の先生にも、分からないことが多いです。

原因が分からないケースは、一番注意が必要になります。対応を誤ると、不登校に繋がるリスクがある為です。

不登校になりやすい子・家庭の特徴、不登校になる前の対策など、詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【合わせて読みたい記事】

【不登校になる子とならない子の違い】6つの特徴・対策


登校しぶりの「4つの対策」

登校しぶりの「対策」は、4つあります。



①:「スモールステップ」で慣らす
 (原因:環境の変化、原因不明)

②:「担任に相談」+「家庭学習」
 (原因:授業についていけない)

③:「担任or管理職の先生」に相談
 (原因:担任が怖い、クラスメイトが嫌)

④:本人の気持ちを「尊重する」
 (原因:環境の変化・原因不明)


①:「スモールステップ」で慣らす(原因:環境の変化、原因不明)

頑張るステップを分けて、進めていきます。

例えば、『登校の方法』でしたら、

「母子登校⇨登校班+親が同行⇨登校班で行く」

のように、段階を踏みます。

これが『学校に行く』場合は、

「身支度する⇨玄関まで行く⇨校門まで行く⇨学校に行く」

など、お子さんの状態に合わせて、ステップを細かくします。

大切なのは、

・お子さんが成功体験を積める
・無理なく頑張れるラインを守る

になります。

ハードルが高すぎると、

「今日もできなかった」
「どうせ上手くいかない」

となり、気持ち・行動が前に向かない状態になります。

そして、不登校に繋がっていきます。

②:「担任に相談」+「家庭学習」(原因:授業についていけない)

学習面に関しては、担任に相談しつつ、家庭学習でフォローがあると良いです。

担任の先生には、

・本人の様子を気にかけてもらう
・個別で声かけしてもらう

などが可能か、相談をします。

家庭では、親御さんが教えることで学習フォローができますが、仕事や家事など忙しいですし、我が子ですとイライラしてお互い感情的になって進めないこともあります。

もし、親御さんが学習を教えることが難しい場合は、タブレット学習、家庭教師、学習塾などに頼るのも1つです。

お子さん、家庭に合ってる方法が一番になります。試しながら、取捨選択していきたい点になります。

③:「担任or管理職の先生」に相談(原因:担任が怖い、クラスメイトが嫌)

本人が担任の先生を怖がっている場合、本人への関わり方を工夫してもらえるか、担任に相談してみます。

ただ、先生がスタンスを崩さない場合は、管理職の先生(校長・教頭先生など)に相談する方が良いです。

管理職の先生が入ることで、担任が指導方法を改める事例は、いくつもあります(逆に、変化が見られないケースもあります)。

担任の先生自体が、どうしても合わない場合は、

年度変わり目で、担任を変える
クラスを変える

これらの対策しかない為、早めの学校への相談が必要になります。

相談がどこまで考慮されたかは不明ですが、相談した結果、先生やクラスメイトなど、年度の変わり目で本人に配慮してもらえた様なケースは、いくつもあります。

④:本人の気持ちを「尊重する」(原因:環境の変化・原因不明)

本人の気持ちを確認し、尊重する関わりをします。

学校に行く、学校を休むなど、本人に選んでもらいます。

大切なのは、本人の意思を聞くこと、応えることです。

また、登校しぶりの原因が分からない子は、漠然とした不安を抱えてる場合もあります。

その場合は、本人が安心できる要素を増やしたり、逆に、不安になる要素を減らす必要があります。

例えば、授業中の先生からの個別の声かけが安心感に繋がる子は、担任から声かけが増やせるか、相談をします。

登校班で行くのが不安という子は、親御さんと登校する様にします。

このように、安心感が感じられる機会を増やし、逆に不安になる機会を減らす工夫が大切になります。

登校しぶりの子に「関わる時の注意点」

登校しぶりの子に「関わる時の注意点」は、

3つあります。



①:本人に「無理させない」


②:懸念がある時は「控えるor対策の用意」


③:学校側との「関係性の悪化」は避ける


①:本人に「無理させない」

一番大切なのは、本人に無理をさせないことです。頑張りすぎて、後から反動が出るのを避ける為です。

反動とは、学校を休む、体調不良、家での癇癪などになります。

無理をさせ続け、不登校、引きこもり、鬱など、問題の深刻化を避けることが重要になります。

また、普段の関わりで、本人へのストレスやプレッシャーになる声かけは、避ける必要があります。

具体的な声かけは、こちらの記事にまとめています。

不登校がテーマになりますが、登校しぶりの子の声かけにも共通しますので、必要な方は、参考にご覧ください。

【禁句】不登校の子に言ってはいけない言葉~8つの言葉・NGな理由~

②:懸念がある時は「控えるor対策の用意」

学校に行かせるべきか、休ませるべきかなど、日常生活の中では、判断に迷うことが沢山あると思います。

親御さんの中で、懸念点がある場合は『無理しない方を選ぶ』が良いです。

理由は、もし本人にとって無理をする選択だった場合、本人の失敗体験になり、不登校に繋がるリスクが上がる為です。

簡単に休ませると、休みグセがつくことを心配になるかもしれませんが、無理をさせ心に傷を作る方が、本人にとって、大きなリスクになります。

もし、少しで学校で過ごして欲しいという場合は、対策を用意するのも1つです。

例えば、事前に担任の先生に相談しておき、本人が辛くなったら、いつでも保健室に行ける状態を作っておくなどです。

懸念されることに対して、対策が用意できてれば、本人の失敗体験は避けやすくなります。

もし、対策が用意できない場合は、休ませた方が良いと思います。

③:学校側との「関係性の悪化」は避ける

登校しぶりの子の状態によっては、学校・担任の先生に相談した方が良いですが、

学校や先生によっては、理解してもらえなかったり、場合によっては、理解ない対応をされることもあります。

親御さんとして、感情的になりそうな場面もあると思います。ただ、そんな時でも、学校との関係性の悪化だけは避けたい所です。

少なくとも、対立のような悪い状態は避けるべきです。学校の関係性の悪化は、結果的に学校で過ごす本人に影響がある為です。

腫れ物扱いされたり、色眼鏡で見られたり、協力どころか、本人の学校での過ごしにくさが増す可能性もあります。

学校と、どうしても衝突してしまう場合は、距離をとったり、スクールカウンセラーなど中立の立場の先生に相談することが、望ましいです。

「【登校しぶりが治った】4つの対策~不登校になる前に押さえたいコト~」のまとめ

記事のポイントになります。


✅登校しぶりの
 「4つの原因」
・環境の変化
・授業についていけない
・担任orクラスメイトが嫌
・原因が分からない

登校しぶりの
 「4つの対策」

・スモールステップで慣らす
 (原因:環境の変化、原因不明)

・担任に相談+家庭学習
 (原因:授業についていけない)

担任or管理職の先生に相談
(原因:担任が怖い、クラスメイトが嫌)

・本人の気持ちを尊重する
 (原因:環境の変化、原因不明)


✅登校しぶりの子に
 「関わる時の注意点」
・本人に無理させない
・懸念がある時は控えるor対策の用意
・学校側との関係性の悪化は避ける


以上になります。

本記事が、お役に立てば幸いです。

【関連記事】

【登校班で行かない】4つの原因と対策~子どものタイプ別に考える~

-不登校, 家での関わり方/その他

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

【親も子もイライラ】発達障害の子の勉強がスムーズになる4つの対処法

発達障害の子の勉強で悩まれている方「子どもが勉強してる時、あまりに進みが悪くてイライラしちゃう。子どももイラついてる。今より上手くいく勉強方法が知りたい」 このようなお悩みに、お応えします。 &#x2 …

【物の管理】子供が物をなくすのにイライラ!3つの原因と対処法について

すぐ物をなくす子にイライラしてる方「子どもがよく物をなくすのにイライラする。物が管理できる方法が知りたい」 このようなお悩みにお応えします。 ☑本記事の内容 ✅子どもが物を …

【発達障害の子におすすめ】漢字支援グッズ14選~使う時の4つのポイント~

発達障害の子に合う支援グッズを探してる方「発達障害の子におすすめな漢字支援グッズが知りたい」 このようなお悩みに、お応えします。 ☑本記事の内容 ✅発達障害の子におすすめ  …

【発達障害の子の授業参観に行きたくない】参観で嫌な思いをしない~3つの方法~

授業参観に行きたくない方「うちの子(発達障害)は、周りに迷惑をかけてるかもしれない。子どもに目立つ言動があり、他の親に引け目がある。授業参観を乗り切る方法が知りたい」 このようなお悩みに、お応えします …

【癇癪持ちの夫】我慢は解決方法ではない!4つの原因と妻の接し方とは

癇癪持ちの夫で悩まれている方「夫の癇癪に疲れた。このまま我慢するのも限界。夫にどう接していけばいいか教えてほしい」 このようなお悩みに、お応えします。 ☑本記事の内容 ✅癇 …

サイト作成者プロフィール

Image

発達障害/グレーゾーン/場面緘黙/不登校のお子さんとご家族の支援を、日々行っております。◇療育指導員◇相談支援員◇発達支援10年◇ブログ【週2回更新】◇twitter【毎日発信】◇長男が療育通所中◇

2023/12/18

【不登校の平均期間は?】短くなる時、長くなる時の違い(特徴)~期間より大切な7つのコト~

2023/12/14

【禁句】不登校の子に言ってはいけない言葉~8つの言葉・NGな理由~

2023/12/03

【療育に通うまでの流れ】6つのステップ、3つの注意点~目的に合った療育を選ぶ~

2023/10/24

【療育に通う基準】3つのポイント~療育を始める方が多い4つの時期~

2023/10/04

【保健室登校(別室)】成績はどうなる?よくある2つの事例と5つの対策

2023/10/03

【口に物を入れる】発達障害の子向けの対策~関わる上で大切な3つの視点~

2023/09/12

【発達障害だけど普通学級で貫き通します】事例の紹介~学級選びのポイント~

2023/09/01

【発達ゆっくりな子のその後は?】療育の現場の事例紹介~今、家族に出来ること~

2023/08/17

【学校をまた休む】不登校の復帰後の4つのポイント~再不登校の予防法~

2023/08/04

【よく寝るのは問題?】不登校の回復期のサイン・関わり方・注意点とは

2023/08/01

【療育のデメリット】3つの注意点・メリット・心構え・療育の選び方とは

2023/07/04

【不登校】学校とのやりとりで大切な3つのポイント・2つの注意点とは

2023/05/11

【療育支援員が紹介】不登校の子にオススメな習い事。4つの選ぶポイント・注意点とは

2023/03/23

【発達障害の子と担任が合わない時】3つの大切なポイント・対処法とは

2023/02/22

【通級は恥ずかしい?】通級のメリット・デメリット・通う基準について

2022/10/12

【発達障害の子向け】噛み癖に役立つグッズ5選!支援員が使う時のポイントを解説

2022/06/16

【発達障害】落ち着くグッズ20選~自閉症の子がクールダウンする時のポイント~

2022/04/27

【発達支援員が使った感想】すららの無料体験~5つの長所、4つの短所~

2022/04/06

【宿題でいつも癇癪…】発達障害の子がスムーズにできる6つの対処法

2022/03/16

【療育支援員がおすすめ】発達障害(グレーゾーン)の子向けの習い事~選ぶ時の8つのポイント~

2022/01/12

【2024年 支援員がおすすめ】発達障害の子向けタブレット学習~ADHD/自閉症の子に必要な4つの特徴~

2021/10/21

【支援級勧められたけど普通級に行った!】学級選びで大切な3つのポイント

2021/06/30

【保育園に療育を勧められたら】やるべきこと・注意点・事例を元に解説

2021/06/18

【療育支援員が紹介】発達障害の子におすすめな椅子5選!補助グッズも解説

2021/06/16

【療育に行かなかったら後悔する?】よくある5つの事例~早期療育はどの子にも良い~

2021/02/24

【特別支援学級】子どもへの説明~2つのポイント~良い/悪い7つの具体例~

2021/01/15

【療育辞めてよかった!】辞めるタイミングは4つ!事例・注意点も解説します

2020/12/07

【場面緘黙の子供】なんで挨拶が苦手なの?3つの理由・5つの接し方とは

2020/07/27

【発達障害】逆さバイバイはいつまであるの?原因と接し方について解説します

2020/06/03

【自閉症の子が夢中になる!】人気おもちゃ26選~療育支援員が紹介~

2020/05/21

【子どもの癇癪】3つの原因から考える!クールダウンの方法~自閉症の子にも有効~

2024/02/17

【学習障害】親ができること~家庭できる4つのコト・外でできる2つのコト

2024/02/16

【字を書くのが嫌いな子】4つの理由・対策~予防しておきたい注意点~

2024/02/07

【普通学級に通った】軽度知的障害の子の5つのパターン~2つの困るポイント~

2024/02/06

【母子登校】発達障害の子どもへできる5つのコト~大切な3つの視点~

2024/02/05

【発達障害の子の育児をやめたい】親の負担を軽くする4つの方法~一人で抱え込まない為に~