不登校

【不登校になる子とならない子の違い】6つの特徴と対策~親が持ちたい5つの視点~

投稿日:2023年11月3日 更新日:

子どもの不登校で悩まれてる方「不登校になる子とならない子は、どんな違いや特徴があるの?何を気をつければいいか知りたい」

このようなお悩みに、お応えします。

☑本記事の内容



不登校になる子の
 「6つの特徴」

✅不登校にならない為に
 「6つの対策」

✅不登校になりやすい子の
 「親の4つの特徴」

✅不登校にならない為の
 「親の3つの関わり」

不登校になりやすい
 「3つの原因」


不登校の子の
 「親が持ちたい5つの視点」


不登校の子に
 「必要になるもの」

不登校の子が
 「備えてたいこと」


近年は不登校の子が増えており、社会問題にまで発展しています。

これほど不登校の人数が増えてくると、不登校になる子に見られやすい共通点も見えてきます。

全員の子に当てはまるという訳ではありませんが、不登校になりやすい特徴は、いくつかあります。

そこで本記事では「不登校に繋がりやすいお子さん・親御さんの特徴、対策」を紹介します。

この記事を執筆してる私は、不登校・療育支援を10年以上しています。

これまで支援で携わってきた事例を通して、本記事をまとめています。

※あくまで傾向になりますので、参考程度にご覧ください。

不登校になる子の「6つの特徴」

不登校になる子の「特徴」は、

大きく6つあります。



①:「コミュニケーション面」の難しさ
 (発達障害などの特性)

②:「学習面」の難しさ
 (LD傾向あり・学習の失敗体験・拒否感)

③:「過剰適応・HSC」に近い特性

④:「不安(情緒不安定)」が強い

⑤:「完璧主義」で妥協できない

⑥:「無気力・鬱・母親依存」の傾向
 (ex.母子分離ができない)


①:「コミュニケーション面」の難しさ(発達障害などの特性)

お子さん自身に、発達障害・それに近い特性(グレーゾーン)がある場合になります。

その中でも支障が出やすいのが、コミュニケーションになります。

一例になりますが、具体的には下のような様子が見られます。


・人の表情、気持ちの理解が苦手
・一方的に話す
・人の話を聞かない
(興味あること以外)
・認知のズレ
(ex.被害的に捉える、自分と違う考えに嫌悪感を示す)

周囲とコミュニケーションがとりづらいことから、孤独感を感じたり辛い思いをしたり、学校での過ごしにくさに繋がる様子が見られます。

②:「学習面」の難しさ(LD傾向あり・学習の失敗体験・拒否感)

お子さん自身の特性として、学習面の困難さを抱えてる場合になります。

学習障害(LD)であったり、それに近い特性などがあります。

よくあるのは、読み書きの困難さ(もしくはできるけど、人の数倍の時間やエネルギーが必要)になります。

また、過去の学習の失敗体験の積み重ねから、拒否感に繋がり、学習への取り組みが難しい場合も多いです。

結果として、授業や宿題が苦痛になり、不登校に繋がりやすくなります。

③:「過剰適応・HSC」に近い特性

人の感情や周囲の出来事に敏感で、影響を受けやすい特性(HSC)を持っている場合になります。

例えば、学校でクラスメイトが先生に怒られてる様子を見て、自分が怒られてる様に感じて辛くなったり、暗いニュースを見て気持ちが沈むなどです。


私が支援する中で多かったのは、

「先生が怒ってるのが怖い」
(他の子を怒ってても)

「周りのザワザワした音がイヤ」
(ひどく疲れる)

などが、不登校に繋がる要素になっていました。

また、頑張りすぎて心身ともに疲れてしまう(過剰適応)ケースもあります。過剰適応の様子が見られる子も、不登校に繋がることが少なくありません。

④:「不安(情緒不安定)」が強い

言葉にならない不安を抱えてる子になります。

日によって気持ちの波があり、本人も言葉にできないけど、漠然とした不安を抱えてる場合になります。

過去にトラウマになるような経験、学校で辛い思いをした経験がある子も多いですが、

本人自身も理由は分からない(言語化できない)けど、学校に行けない場合もあります。

⑤:「完璧主義」で妥協できない

お子さん本人が、自分へのハードルが高く、完璧以外は、受け入れづらいタイプの場合になります。

例えば、宿題で、

・1問でも間違えたら癇癪を起こす
・人に教わるのを嫌う
・宿題を終えるのに、人の数倍時間がかかる
・字が書けていても、何度も消してやり直す
 (完璧な字を求めて)

などの様子が見られます。

また、学校で失敗するのがイヤ、人に見られたくないという気持ちが強く、苦手な授業がある日は、学校を休み始める様になり、次第に不登校になっていきます。

⑥:「無気力・鬱・母親依存」の傾向(ex.母子分離ができない)

外に出たり、人と関わるエネルギーが、極端に少ない子になります。

気持ちが落ち込んでいたり、何かをする気力がなく、自分の殻に閉じこもる傾向が見られます。

中には、母親と離れることへの不安が強く、母子登校をしていたり、家の中でも常に母親の傍にいたがる子もいます。

【関連記事】

【不登校の小学生】家での過ごし方は何が大事?4つのポイント・注意点

不登校にならない為に「6つの対策」

不登校にならない為に「対策」は、

6つあります。



①:「不登校の全体像」を把握する

②:本人の「ストレスの元」を減らす

③:本人に合う「関わり・環境作り」をする

④:「療育・支援」を受ける
 (居場所・繋がり・学習法・成功体験)

⑤:母と離れた時の「成功体験」を作る

⑥:「安心できる時間・場所」を増やす
 (ex.児童精神科)


①:「不登校の全体像」を把握する

最初に必要になるのが「不登校の全体像」を把握することです。

不登校のお子さんの気持ち、不登校の段階、不登校の子にしてはいけない関わりを知ることが、大切になります。

その上で、目の前のお子さん、家庭の状況に合わせて、方向性などを考えることが重要になります。

不登校の全体像など詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

【よく寝るのは問題?】不登校の回復期のサイン・関わり方・注意点

②:本人の「ストレスの元」を減らす

本人がストレスを感じる時間を、なるべく減らします。

不登校の子は、ストレスや不安を抱えてます。周りの人の言動にも敏感になってる子も多いです。

減らせる要素であれば、極力減らしていきます。

例えば、

・学校の話
・苦手な授業
・登校班での登校
・給食、宿題、行事

など、本人の負担になっているモノを避けていきます。

本人の負荷を減らさないと、今後のことを考えたり、決断したり、行動するエネルギーが湧きづらくなります。

③:本人に合う「関わり・環境作り」をする

本人に必要な周囲の人との関わり、環境作りを考えます。

例えば「関わり」でしたら、

・大人から「学校」のことを話題にしない
・本人のできたことを褒める
・本人が選ぶ機会を作る
・本人と遊んでリフレッシュする


などがあります。

「環境作り」でしたら、

・担任に本人の状態を理解してもらう
・本人に合った通い方を考える

(ex.別室登校、放課後だけ登校)
・宿題や課題を調節する
 (本人の希望、レベルに合わせて)

④:「療育・支援」を受ける(居場所・繋がり・学習法・成功体験)

家庭と学校だけで難しい場合は、支援が必要になります。

お子さんの状態、気持ち、家庭の状況によって変わりますが、

・学校の代わりとなる居場所作り
・家族以外とのコミュニケーションの機会
・学習面のフォロー
・自己肯定感を上げる

など、目的に合った支援を受けることが大切になります。

支援の1つの選択肢として、療育があります。

療育とは、お子さんの困りに対して、必要なスキルの獲得を促す場になります。

療育に関する詳しい内容は、こちらの記事をご覧ください。

【療育のデメリット】3つの注意点・メリット・心構え・療育の選び方

⑤:母と離れた時の「成功体験」を作る

母子分離に不安がある子に対しては「母と離れても大丈夫だった(思ったより平気だった)」という経験を作っていく必要があります。

日常の中で、”家の中でできること” を作っていきます。

私が支援してきた子(小学校高学年)の例ですと、自宅のトイレに行く時に、母と一緒でないと難しい子がいましたが、


リビングに母がいる状態で、声だけ確認できる環境を作り、一人でトイレに行ける様なサポートをしました。

最初の頃は、不安で何回も母の場所を確認する様子が見られましたが、1ヶ月経つ頃には、家の中で母がいることが確認できれば、離れることができる状態にまでなりました。

もし、家の中で離れることも困難な場合は、児童精神科など、医療機関と繋がるのも1つです(本人が拒否しなければ)。

療育的なアプローチ(行動療法・環境調整)だけでは、解決が困難な可能性がある為です。

⑥:本人が「安心できる時間・場所」を増やす(ex.児童精神科)

漠然とした不安がある子に対しては、とにかく安心できる場所、時間、活動を増やします。

不安を言葉にできる子でしたら、不安の元になってるモノを確認し、減らしていけると良いです。

不安を言葉にしづらい子は、反応の見ながら試すのも1つです(本人が嫌がらなければ)。

不安が強い子は、安心と不安のバランスが崩れています。私たちが日常生活を問題なく送れてるのは、安心がベースにあるので、多少不安なことがあっても、生活が送れます(個人差はありますが)。

不安が強い子の場合は、このバランスが崩れてる状態になります。

家庭でできることに限界がある場合は、児童精神科など、医療機関に繋がるのも1つです。

本人が拒否してる場合は、一旦親御さんだけ繋がる形でも大丈夫です。

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【学校をまた休む..】不登校の復帰後の4つのポイント・注意点

不登校になりやすい子の「親の4つの特徴」

不登校になりやすい子の「親の特徴」は、

大きく4つあります。



①:「過干渉」タイプ

②:「放置」タイプ

③:「無理解」タイプ

④:「過度な教育熱心」タイプ


①:「過干渉」タイプ

お子さんに対して「失敗しない様に、困らない様に」という思いが強い親御さんが多いです。

結果として、先回りしてサポートする為、干渉の割合が高めになっています。


中には、親御さん自身の不安を解消する為に、過干渉に繋がってるケースもあります。

②:「放置」タイプ

家事や仕事に追われ「問題なく一人でできてるから大丈夫」という考えから、子どもの優先順位が下がってる場合になります。

また父親ですと、育児にあまり関心がなく、母親に任せっきりというパターンもあります。

結果として、不登校が本格化するまで気付かず、「あの時もっと見てあげれば良かった」と後悔するケースが少なくありません。

③:「無理解」タイプ

本人の特性に対して、理解がない場合になります。

「何でできないの?何で何回言ってもやらないの?」と疑問や苛立ちに変わってきます。

そもそも特性というものがあることを知らず、一生懸命関わった結果、後から「努力不足でなく、特性の問題で難しかったんだ」と気付く親御さんも多いです。

④:「過度な教育熱心」タイプ

お子さんの特性や状態ではなく、親御さんの “理想の教育像” が強い場合になります。

「大学は出ないとダメ」
「通信なんて、行っても意味がない」

などの発言もあります。

家庭内でも意見が割れて、お子さんに必要な支援や配慮が受けづらくなる特徴もあります。

【関連記事】

【不登校の母親】今より気持ちを軽くする4つの過ごし方・5つの視点

不登校にならない為の「親の3つの関わり」

不登校にならない為の「親の関わり」は、

3つあります。



①:本人の「安心感・休息」の確保をする

②:本人と「コミュニケーション」をとる

③:「相談できる人・場所」と繋がる


①:本人の「安心感・休息」の確保をする

不登校の子には、まず安心できる環境で、しっかり休むことが大切になります。

不登校の子はストレスや不安など、コップの水が溢れ出そうな状態です。

まずは、コップの水(ストレス・不安)を減らしていかないと、これから必要なものを入れることは難しいです。

何かをするというより、本人が好きなコトをして過ごすことが大切になります。

②:本人と「コミュニケーション」をとる

家庭の中で、コミュニケーションをとっていきます。

好きなアニメ、動画、ゲームなど、内容は何でも構いません。

雑談などをする中で、本人が自分の居場所を確認できたり、家族と関わる中で安心感を持ちます。

ただ、お子さんの様子、関係性によっては「家族と話したくない」という場合もあります。

その場合は、見守るスタンスで、本人から話しかけてくるのを待つのも1つです(必要なことを家族から話すのはOK)

③:「相談できる人・場所」と繋がる

不登校問題は、本人はもちろん、ご家族の方の心身の負担も大きいです。

家族だけで抱えるには、とても重い問題になります。

相談できる第3者(特に支援者)との繋がりは、支えになります。不登校問題に向き合う上での方向性なども相談できると、今後の生活においても心強いものです。

【関連記事】

【担任が何もしない】不登校の子が困らない為に。3つの対策・大切なポイント

不登校になりやすい「3つの原因」

不登校になりやすい「原因」は、

3つあります。



①:「本人の特性」と「学校環境」の摩擦

②:「家庭内」の不和

③:環境の「変化」


①:「本人の特性」と「学校環境」の摩擦

“本人が持つ特性” と “学校の環境” が合わない場合になります。

例えば、感受性が高くて人の感情に敏感な子が、怒鳴る担任のクラスにいることは、本人にとって辛いことです。


嫌でも苦手な場面になる為、心身の消耗を避けられません。

このように、お子さんの特性と環境(怒鳴る担任)が合わない問題があります。

私が支援してきた範囲ですと、特性と環境のミスマッチは、不登校に繋がりやすい一番の要因になります。

【関連記事】

【不登校】学校とのやりとりで大切な3つのポイント・2つの注意点

②:「家庭内」の不和

家庭内の不和によって、本人が家庭で安心して過ごせない状態になります。

家族関係が悪かったり、離婚など同居する家族の変化が多かったり、親御さんが鬱で良好な親子関係の構築が難しいなどがあります。

③:環境の「変化」

引っ越し、同居する家族が変わるなど、環境の変化がキッカケになる場合もあります。

中には、海外から日本に引っ越してたものの、本人が環境に馴染めず、次第に不登校になるケースもあります。

不登校の子の「親が持ちたい5つの視点」

不登校の子の「親が持ちたい視点」は、

5つあります。



①:「不登校=甘え」ではない

②:本人の気持ちを「傾聴・尊重」する

③:本人の「安心要素」を作る

④:本人の「不安要素」を減らす

⑤:「本人の状態」に合わせて関わる


①:「不登校=甘え」ではない

親御さんが、まず最初に持ちたい視点になります。

不登校は甘えではない、ということです。

学校を休む=本人自身を守る為のモノ』という認識が大切になります。この認識がないと、お子さんが家庭でも追い詰められてしまう可能性があります。

不登校の子は、頭では学校に行かなきゃと分かっていても、行けないことに葛藤を感じ、自己肯定感が下がり、辛い思いをしてます。

その状態のお子さんに対して、周囲の大人が学校に行けないのを良くないと思っていると、本人からしたら、味方や居場所がない状態になります。

つまり、お子さんが追い詰められ、状況は一層悪化していきます。

周囲の大人が、”不登校” の捉え方を、本人視点で持つことが大切になります。

②:本人の気持ちを「傾聴・尊重」する

本人が、今の生活をどう感じてるのか、困ってるのか、何か望みがあるのか、気持ちを聞きます。

誘導ではなく「◯◯なんだね」「◯◯は嫌だよね」など共感しつつ、話を聞くことが大切になります。

また、本人の気持ちを尊重する形をとり、学校に行きたくない、◯◯の授業は受けたくない、などあれば、尊重していきます。

本人の自己選択のスキルにも繋がりますし、「家族はちゃんと自分の話を聞いてくれる、分かってくれる。味方なんだ」と安心感にも繋がります。

③:本人の「安心要素」を作る

不登校の子には、安心感が決定的に足りていない場合が多いです。

生活の中で、本人が安心できる、リラックスできる要素を作ります。

・絵を描く
・工作をする

・友達と話す
・好きな本を読む
・ゲームをする
・家族と買い物に行く

・習い事に行く


など、本人にとって心地よいモノであれば、それが一番になります。

安心感は全ての土台になるため、とても大事な要素になります。

④:本人の「不安要素」を減らす

先ほどの「安心要素」と同じ考え方になります。

本人にとって、ネガティブな感情を抱く要素は、極力減らしていきます。

・教室に登校
・苦手な授業の参加
・本人にとって難しい宿題


本人が、何にストレスを感じているのかを聞いて、見つけ、減らせるものを調整していきます。

⑤:「本人の状態」に合わせて関わる

繰り返しになりますが、不登校には、段階があります。

お子さんの特性、気持ち、感じ方、コンディションに合った関わりが大切になります。

本人に必要な関わり方、学校との向き合い方(ex.通い方)、配慮、環境作りを見つけ、関わる大人の中で、共通認識を持つことが重要になります。

【関連記事】

【別室登校の過ごし方】メリット・デメリット・教室へ復帰する5つのポイント

不登校の子に「必要になるもの」

ここでは、不登校の子に「必要になるもの」をお伝えしたいと思います。

不登校といっても、別室登校、五月雨登校、完全不登校など、お子さんによって様々になります。

原因も様々で、理由が明確な場合もあれば、本人にさえ分からない場合もあります。

ただ、どの子にも共通して言えるのは、本人の状態・状況が、1~2か月以上、進展が見られない場合は、こちらの4つの必要性が高くなるという点になります。

・家族以外との社会的繋がり
・家/学校以外の居場所
・本人の特性/対処法の把握
・不登校の相談先
(家/学校の過ごし方/家族の関わり)
(今後の方向性)

前提として、本人の安心感がベースになります。

自分の思ってること、好きなもの、疑問、不満など、日頃感じてる心の内を、リラックスして話せる人の存在が必要になります。

気持ちを受け止めてくれる人の存在は、本人の安心感に繋がり、行動を起こす活力になります。

そんな “信頼できる人との繋がり” ができたら、

・本人が抱えてること
(今の気持ち、困り事の相談)

・今後したいこと
(家の過ごし方/学校生活/進路)

・自分の特性/対処法を知る
(自身の得意/苦手/思考の癖/対処法を知る)

など、本人が “自分自身に向き合う機会” が必要になります。

その最初の入口が、自分の話を否定せず聞いて共感してくれて、同じ目線で考えてくれる大人の存在になります。

そして、この大人の存在は、家族以外の第三者でないと難しい場合が多いです。
(親子間だと感情が入り、深い話になりにくい為)

不登校問題は、本人の安心感をベースに、本人の気持ちを引き出し、1つ1つの気持ち(意思や不安)に寄り添いながら、丁寧に進めることが大切になります。

最初は、本人が “この人と話してると、気持ちが落ち着く” と感じられれば十分ですが、

問題の根本解決を考えると、本人の特性を理解し、本人の過ごしやすさに繋がる『視点/考え方/対処法』を示してくれる、専門スキルをもつ先生が必要になります。

例えば「学校で不安を感じると、周囲に言えず限界まで我慢する子(体調を崩すまで)」の場合、

授業中辛くなったら、机に置いてるヘルプカード(裏面に「保健室に行きたいです」と記載)をめくり、先生が確認したら、保健室に行く流れを作ります。

本人の精神的な負担を考慮し、一般的な “言葉で伝える方法” は避け、カードをめくる意思表示に変えることで、本人の “ヘルプ発信力(周囲に助けを求める力)” を高める意図があります。

事前に学校に説明しておき、本人が発信したら、すぐにフォローしてもらえる様に、環境を整えておきます。

「辛くなっても、カードをめくれば保健室で休める」という本人の安心感が、結果的に学校で過ごせる時間の長さに繋がっていきます。

そして、”ちゃんと伝えれば、分かってもらえるんだ” という本人の成功体験になり、新しい環境に進む際も、本人が行動(ヘルプ発信)しやすくなります。

これは生きる上で、最も重要なスキルの1つになります。

このように、本人の特性、学校の環境、今後の生活を踏まえて、長期的な視点で、具体的な対処法が示せる相談先が必要になります。

家族の関わり、学校との連携方法など、本人以外のサポート要素も重要になります。

本人が身近な人に心を開いて話せていたら、それはとても素晴らしいことですが、根本的な問題に進展が見られない場合は、本人に必要な要素が、まだ足りてないということになります。

その場合は、具体的な対処法が示してくれる、不登校支援の経験がある先生が必要です。

✅不登校の相談は「リタリコジュニア

リタリコジュニア とは、療育/不登校支援の教室になります。

お子さんの “年齢/特性/困り事/気持ち” によっても、変わりますが、

・コミュニケーション
(会話のキャッチボール/物事の捉え方)

・学習
(特性に合う学習方法/学習計画)

自己管理
(家の過ごし方/体調/時間/物)

困り事の相談

学校連携
(ex.学校の過ごし方/進路)

など、本人、ご家庭の状況に合ったサポートが受けられます。

小学校中学年以下の子でしたら、好きな遊び(ex.ボードゲーム、カードゲーム、工作)を中心に、

小学校高学年以降(思春期)の子は、本人の興味関心がある話など、対話ベースで進めることが多いです。

リタリコジュニアが良い理由は、大きく5つあります。

・療育の最大手
(実績/信頼/豊富な知見)

・自己肯定感を高める指導
(安心感/楽しさ/居場所)

・学校/学級の相談
(学校の過ごし方/進路)

・家での関わりサポート
(具体的な親の関わり方)
(ペアレントトレーニング)

・応用行動分析
(エビデンスに基づく指導)

不登校の子の支援は、本人の安心感、家族の関わり、学校への向き合い方が、最も重要になります。

特に、本人と、”家/学校の過ごし方” が合ってないことで、状況が悪化してるケースは多い為「本人の自己肯定感の回復/家族の関わり/学校サポート」は欠かせません。

「〇〇の話(本人が好きなモノ)ができる先生がいるんだけど、試しに1回話に行ってみる?」ぐらいの、良い意味で軽い気持ちで、実際に先生と関われると良いと思います。

もし、本人がまた話したい思えば、通うこともできますし、気持ちが向かなければ、1回限りで終えることもできます。

「本人の特性/家族の関わり/家、学校の過ごし方」など、1回の指導の中で、専門の先生から助言をもらうことができます。

そして、不登校の支援経験がある先生から、他の子の事例(成功/失敗)も具体的に聞けると、

本人への関わり方、学校との向き合い方、進路など、今後の方向性を考える上で参考にすることができます。

特に不登校ケースは、避けるべき関わり/環境などが多くある為、その部分だけ聞くだけでも、活かせる部分が多いです。

その他、メリット・デメリットなど詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

【リタリコジュニア】療育支援員がおすすめする理由

思春期のお子さんの場合、本人が嫌がることは少なくないですが、本人への伝え方から、教室に相談ができます。

お子さんの気持ち/様子、家庭の状況に合わせて、活用していただければ幸いです。

不登校の子が「備えたいこと」

ここでは、中長期的な視点で、不登校の子が備えたいことをお伝えします。

不登校問題は、◯ヶ月後に解決できる、など見通しがありません。私が支援してきた子たちも、1ヶ月、2ヶ月で問題が解決したというケースは、ほとんどありません。

つまり、中長期的な問題になりやすいです。

そのため、本記事でお伝えした内容を踏まえて、早い段階で今後の準備を並行して進めることが大切になります。

中長期的に不登校の子が抱える問題の1つが、 “学習の遅れ” になります。

不登校の時間が長ければ長いほど、学習の遅れは大きくなり、進学・将来の選択肢に影響が出てきます。

不登校が長期化した時にも備え、学習対策の準備が大切になります。

✅学習対策は「タブレット学習」

不登校の子にとって、タブレット学習が良い理由は、4つあります。

・自分のペースでできる
(コンディションに合わせられる)

・安心して過ごせる環境

(環境の変化がない)

・分かりやすい勉強

(学習の意欲が上がる)

成功体験が積める
(自己肯定感の向上)

本人の解答結果をAI分析し、その子に合う課題が自動で表示されます。

表示される問題を解くだけなので、問題を探す手間もなく、“問題を解く・解説を聞くことだけ” に集中できます。

不登校の子の自宅学習でよくある、その日の学習内容を選ぶ段階でやる気がなくなったり、

集中力が下がって形だけの学習になる、などが避けられます。

また、アニメーション/音声解説がある為、文字の読み書き、参考書・ドリルでの学習が苦手な子にも、取り組みやすいです。

自分に合った学習方法が見つかれば、

「◯◯でやれば、自分にもできる!」
(自分に合った方法を知る)

「◯点とれた!次は◯点を目指してみよう」
(成功体験⇨学習意欲の向上)

など、学習の成功体験の積み重ねから、自分に合った学習方法を理解し、学習の苦手意識を減らしやすくなります。

そして、学習時間が増えることにも繋がります。

タブレット学習の、その他のメリット・デメリット等は、こちらの記事をご覧ください。

【療育支援員がおすすめ】発達障害の子に良い タブレット学習

発達障害の有無に関わらず、不登校の子にも、共通する内容になっています。

1つの学習方法として、参考になれば幸いです。

「【不登校になる子とならない子の違い】7つの特徴と対策~親が持ちたい5つの視点~」のまとめ

記事のポイントになります。


不登校になる子の
 「6つの特徴」

・コミュニケーション面の難しさ
(発達障害などの特性)

・学習面の難しさ
 (ex.LD傾向・学習の失敗体験・拒否感)

・過剰適応・HSCに近い特性

・不安(情緒不安定)が強い

・完璧主義で妥協できない

・無気力・鬱・母親依存の傾向
 (ex.母子分離ができない)

不登校にならない為に
 「6つの対策」

・不登校の全体像を把握する

・本人のストレスの元を減らす

・本人に合う関わり・環境作りをする

・療育・支援を受ける
 (居場所・繋がり・学習法・成功体験)

・母と離れた時の成功体験を作る

・本人が安心できる時間・場所を増やす
 (ex.児童精神科)


不登校になりやすい子の
 「親の4つの特徴」
・過干渉タイプ
・放置タイプ
・無理解タイプ
・過度な教育熱心タイプ

不登校にならない為の
 「親の3つの関わり」

・本人の安心感・休息の確保をする
・本人とコミュニケーションをとる
・相談できる人・場所と繋がる

不登校になりやすい
 「3つの原因」

・”本人の特性” と “学校環境” の摩擦
・家庭内の不和
・環境の変化

不登校の子の
 「親が持ちたい5つの視点」

・”不登校=甘え” ではない
・本人の気持ちを傾聴・尊重する
・本人の安心要素を作る
・本人の不安要素を減らす
・本人の状態に合わせて関わる

不登校の子に
 「必要になるもの」

・家族以外との社会的繋がり
・学校以外の居場所
・本人の特性/対処法の把握
・不登校の相談先
(家族の関わり/学校の向き合い方)
(今後の方向性)

不登校の子が「備えたいこと」
・早めの学習フォロー
・本人に合う学習方法の把握
・失敗体験の予防
・タブレット学習


以上になります。

本記事が参考になれば幸いです。

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発達障害/グレーゾーン/場面緘黙/不登校のお子さんとご家族の支援を、日々行っております。◇療育指導員◇相談支援員◇発達支援10年◇ブログ【週2回更新】◇twitter【毎日発信】◇長男が療育通所中◇

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【学校をまた休む】不登校の復帰後の4つのポイント~再不登校の予防法~

2023/08/04

【よく寝るのは問題?】不登校の回復期のサイン・関わり方・注意点とは

2023/08/01

【療育のデメリット】3つの注意点・メリット・心構え・療育の選び方とは

2023/07/04

【不登校】学校とのやりとりで大切な3つのポイント・2つの注意点とは

2023/05/11

【療育支援員が紹介】不登校の子にオススメな習い事。4つの選ぶポイント・注意点とは

2023/03/23

【発達障害の子と担任が合わない時】3つの大切なポイント・対処法とは

2023/02/22

【通級は恥ずかしい?】通級のメリット・デメリット・通う基準について

2022/10/12

【発達障害の子向け】噛み癖に役立つグッズ5選!支援員が使う時のポイントを解説

2022/06/16

【発達障害】落ち着くグッズ20選~自閉症の子がクールダウンする時のポイント~

2022/04/27

【発達支援員が使った感想】すららの無料体験~5つの長所、4つの短所~

2022/04/06

【宿題でいつも癇癪…】発達障害の子がスムーズにできる6つの対処法

2022/03/16

【療育支援員がおすすめ】発達障害(グレーゾーン)の子向けの習い事~選ぶ時の8つのポイント~

2022/01/12

【2024年 支援員がおすすめ】発達障害の子向けタブレット学習~ADHD/自閉症の子に必要な4つの特徴~

2021/10/21

【支援級勧められたけど普通級に行った!】学級選びで大切な3つのポイント

2021/06/30

【保育園に療育を勧められたら】やるべきこと・注意点・事例を元に解説

2021/06/18

【療育支援員が紹介】発達障害の子におすすめな椅子5選!補助グッズも解説

2021/06/16

【療育に行かなかったら後悔する?】よくある5つの事例~早期療育はどの子にも良い~

2021/02/24

【特別支援学級】子どもへの説明~2つのポイント~良い/悪い7つの具体例~

2021/01/15

【療育辞めてよかった!】辞めるタイミングは4つ!事例・注意点も解説します

2020/12/07

【場面緘黙の子供】なんで挨拶が苦手なの?3つの理由・5つの接し方とは

2020/07/27

【発達障害】逆さバイバイはいつまであるの?原因と接し方について解説します

2020/06/03

【自閉症の子が夢中になる!】人気おもちゃ26選~療育支援員が紹介~

2020/05/21

【子どもの癇癪】3つの原因から考える!クールダウンの方法とは

2022/06/02

【発達相談員が紹介】発語を促すおもちゃ12選~言葉が遅い子の4つの遊び方のコツ~

2023/05/25

【発達障害の子にプレゼント】おすすめ28選!支援員が紹介する自閉症・ADHDの子が好きなオモチャ

2022/11/14

【発達障害の子向け】おすすめゲーム7選~自閉症、ADHDの子が楽しく学べる~

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2023/08/26

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