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【療育支援員がおすすめ】自閉症の子が遊べるおもちゃ【厳選26選】

投稿日:2020年6月3日 更新日:

自閉症の子のオモチャ選びで悩まれてる方「子どもの成長に繋がる・楽しく遊べるオモチャが知りたい。おすすめのオモチャを教えてほしい」

このようなお悩みに、お応えします。

☑本記事の内容



✅自閉症の子に
 「おすすめオモチャ」


✅成長に繋がるオモチャの
 「活用法」


✅自閉症の子のオモチャの
 「選び方」


「子どもがオモチャに興味がなくて、どんなオモチャを選べばいいか分からない…」

「遊ぶだけじゃなくて、少しでも子どもの成長(発達を促す)になるオモチャが知りたい…」

お子さんに合ったオモチャ選びは、とっても難しいですよね。

この記事を執筆している私は、療育支援員を10年以上しており、発達障害のお子さん・親御さんの支援に携わってきました。

その支援経験を元に、本記事では、下記の内容をまとめました。

自閉症の子の「おすすめオモチャ・成長に繋がる遊び方・オモチャの選び方

本記事が参考になれば、幸いです。

※現在は、自閉症ではなく「自閉症スペクトラム(ASD)」と総称されています。本記事では、説明の都合で「自閉症」と表現しています

自閉症の子に「おすすめなオモチャ」

自閉症の子に「おすすめオモチャ」を、26種類紹介していきます。

お子さんが興味をもちそうか、オモチャの特徴も合わせて、一緒に見ていきましょう。

※自閉症といっても様々です。参考程度にご覧ください。

①:圧力ボール

  • 感覚遊びができる
    (視覚/触覚/固有受容覚)
  • ストレス発散になる
  • 外で落ち着く時に使える
  • 握る・ねじる・投げるの練習になる

※固有受容覚:筋力や力の加減を感じる感覚

②:スクイーズボール 【8ピース】 セット

  • 感覚遊びができる
    (視覚/触覚/固有受容覚)
  • ストレス発散になる
  • 落ち着く時に使える
  • 微細運動ができる
    (握る・ねじる・投げる)

③:Impresa Products ストレッチ ストリング フィジェットトイ 5本セット

  • 感覚遊びができる
    (視覚/触覚)
  • ストレス発散になる
  • 落ち着く時に使える

④:TANGLE Jr. Metallic (2パック)

  • 感覚遊びができる
    (視覚/触覚)
  • ストレス発散になる
  • 落ち着く時に使える

⑤:知覚ウォータービーズ

  • 感覚遊びができる
    (視覚・触覚・固有受容覚)
  • 外での待ち場面に使える
  • ストレス/不安の軽減ができる

⑥:Spiky Sensory Ring Fidget Toys(10個パック)

  • 水洗いOK
  • 感覚遊び(触覚)ができる
  • 柔らかい素材で安全
  • 握る・ねじる・投げる・踏む・さする・触るの練習になる

⑦:強力磁石 立体パズル

  • 感覚遊びができる
    (視覚/触覚/固有受容覚)

⑧:Aliciga クリスタル粘土

  • 感覚遊びができる
    (視覚/触覚/固有受容覚)
  • 色の概念理解が促せる
    (混ぜるなど)

⑨:感覚と口腔運動のためのチューイー・チューブ CHEWY TUBES SUPER CHEW KNOBBY (RED)

  • 乳幼児向け
  • 口まわりの筋力、舌の運動になる
  • 口まわりの筋力が弱く、ヨダレが垂れやすい子向き

⑩:Konrev 噛むネックレス

  • 口周りの運動(口腔運動)ができる
  • 口周りの感覚遊びができる
    (触覚/固有受容覚)
  • 口周りの筋力が弱く、ヨダレが垂れやすい子向き

⑪:MarsGeek 3Dピンアート

  • 感覚遊びができる
    (視覚/触覚/聴覚)
  • 独特の感触・音が楽しめる

⑫:スイング物理科学バランスボール

  • 感覚(視覚)遊びができる
  • 落ち着いて過ごしやすい

⑬:Asdays タイマー 砂時計 液体オイル

  • 感覚遊び(視覚)ができる
  • 自閉傾向の子で好きな子が多い

⑭:PITHECUS スクイーズ玩具 プッシュポップ

  • 不安を減らす効果
  • パズルなど知育遊びもできる
  • 押す・握る・ブロック遊びができる

⑮:ひもとおし 紐通しおもちゃ 106個セット

  • 目と手の協調運動ができる
  • 名詞・カテゴリー概念が学べる

⑯:プラスチック マジック レインボー ボール

  • 感覚遊びができる
    (触覚/固有受容覚)
  • 外での待ち時間などで使える
  • 感覚遊び(触覚)~10色以上の色のマッチングの練習ができる

⑰:チップひもとおし

  • 微細運動の練習になる
    (つまむ・穴に通す・ひっぱる)
  • 集中力がつく
    (穴を注視する)

⑱:モンテッソーリ 円柱さし

  • 感覚過敏の子も使いやすい
    (手触りが滑らか)
  • 数・大/小の概念理解が促せる
  • 手先が不器用な子向け
    (掴みやすい作り)

⑲:○×ピンポンブー

  • 感覚遊びができる
    (聴覚/固有受容覚)
  • この音が好きな自閉症の子が多い
  • 良い/悪いを伝える時に活用できる

⑳:光るチャートシール(ステッカー)1300枚パック

  • 感覚遊びができる
    (視覚/触覚/固有受容覚)
  • 微細運動の練習になる
    (つまむ・はがす・つける)
  • 場所選ばずできる
    (シール貼り)

㉑:えらんで きめて つたえるゲーム

  • 自己選択の練習になる
    (選択する)
  • 自己決定の練習になる
    (自分で決める)
  • 自己表出をの練習になる
    (自分の意志を伝える)

㉒:Jasonwell 108pcs マグネットブロック

  • 目で変化を楽しめる
    (くっつく・外れる)
  • 微細運動になる
    (つける・外す)
  • 組み立てやすい
    (手先が不器用でも)
  • ブロック遊びの導入向き
    (興味のキッカケになる)

㉓:AISFA 積み木 ドミノ倒し

  • 自閉症の子が好む「並べる・崩す」遊びができる

㉔:山善 トランポリン 92/102cm 安全ゴムバンド式用

  • 体幹が鍛えられる
  • 家庭でもストレス発散ができる
  • 全身の感覚が満たせる(感覚探求)
  • 家庭内で落ち着きやすくなる
    ※感覚が満たされる為

㉕:TOYMYTOY 子供テント トンネルテント

  • 粗大運動の練習になる
    (かがむ・くぐる)

㉖:LUDNEEバランスストーン

  • 感覚遊びができる
    (触覚/固有受容覚/平衡感覚)
  • ソフト素材で安全
  • バランス感覚が養える
  • 色の概念理解も促せる

※平衡感覚=バランス感覚、体の傾きを感じる感覚

【合わせて読みたい記事】

【療育指導員がおすすめ】療育の現場でよく使うおもちゃ【厳選22選】

成長に繋がるオモチャの「活用法」

ここでは、成長に繋がるオモチャの「活用法」を見ていきたいと思います。

親御さんがオモチャを買うのは…

・子どもに楽しんでほしい
・子どもに成長してほしい


という想いからくるものが、ほとんどだと思います。

お子さんが楽しめるのはもちろん、遊びの中で、成長にも繋げていきたいですよね。

ここでは、私が実際に療育支援で使用して、効果的だった4つの活用法を紹介します。



その①:「感覚」をたくさん使う

その②:「目で理解できる」遊びを増やす

その③:「アイコンタクト」→オモチャを渡す

その④:「大人から」オモチャを渡す


その①:「感覚」をたくさん使う

自閉症の子は、個人差がありますが、発達がゆっくりな傾向があります。

特に感覚遊びを好む自閉症の子の場合、成長の後押しをする為には、『感覚遊び』が大切になってきます。

本来なら、時間をとって「感覚遊びの時間」が毎日とれるといいのですが、

育児・家事・仕事など…大忙しのママ/パパには、なかなか現実的ではありません。

生活全体のバランスを考えると、

『日常生活の中』に、いかに感覚遊びを入れられるかが、大切になります。

例えば、下記のような工夫方法があります。



・散歩は凹凸のある芝生、傾斜ある道でする

・オモチャ以外の物に触れる機会を作る

・夏は水遊び、冬はお風呂で遊ぶ時間を作る

・公園の遊具で遊ぶ
(一人でできなくて可)

・家でボールプール、トランポリンを取り入れる

・粘土、スライム、お絵描きなど、感覚遊びを取り入れる


このように、日常生活の中で、『過ごす場所・使う物・遊び方』を工夫し、『感覚を使う』機会を、増やすことが大切になります。

その②:「目で理解できる」遊びを増やす

自閉症の子は、「目に見えないもの」を理解することが、苦手なことが多いです。

そのため、遊びも「目で変化を感じつつ楽しめるオモチャ」が良いです。

例えば…



・くるくるチャイム

・自動販売機のオモチャ

・ぺぐさしのオモチャ

・積み木崩し(壊すことがメイン)


※プットイン=入れる

全て、自分の行動(物を入れる→物が入ったor違う物が出てきた)によって、結果が目で確認できるオモチャです。

その子が行動を起こしたことで、「光る・音が出る・物が動く」など、変化を感じられるのがポイントになります。

その③:「アイコンタクト」→オモチャを渡す

ここでいう「アイコンタクト」とは、目を合わせるという意味です。

目を合わすことが難しい子は、オモチャを使って、コミュニケーションスキルを上げられる可能性があります。

自閉症の子は、アイコンタクトをとることが、苦手な子が多いです。

大きな理由は、他者意識が低い・人への関心が薄いためです。アイコンタクトは、コミュニケーションの入口になります。

よく言葉が遅れている=発語の訓練、と思われがちですが、そもそもアイコンタクトがとれていないと、

言葉を覚えても、人に向けて使うことができません。つまり、コミュニケーションとして活かすことが、難しいです。

そのため療育の現場では、アイコンタクトが未定着の子は、『アイコンタクトの獲得から始める』ことが多いです。

オモチャを使って、アイコンタクトを促せると、お子さんのコミュニケーションスキルの土台を、作ることができます。

大好きなオモチャであれば、お子さんからの要求がかなり出やすい為、コミュニケーションスキルを上げるチャンスです。

とは言っても、具体的に何をすればいいのか、難しいですよね。

ここからは、具体的なやりとりの流れを見ていきましょう。

親御さんがお子さんの好きなオモチャを持って、お子さんの目の前にいる場面を作ります。



オモチャを持っている(親)
      ↓
オモチャを取ろうとする(子)
      ↓
オモチャを親の顔に近づけ、子供と目が合うようにする(親)
      ↓
親と目が合う(子)
      ↓
オモチャを渡す(親)


※一瞬でも目が合えば、オモチャを渡してOKです。


イメージ湧きますでしょうか…??

あくまで参考例ですが、大事なことは「親御さんと目が合ったら、お子さんにオモチャを渡す」を徹底することがポイントになります。

これを1日5~10回程度、毎日続けていければ、個人差はありますが、目が合う回数に変化が見えてくると思います。

もし増えない場合は、関わり方がズレているか、違う要因が考えられます。

その④:「大人から」オモチャを渡す

アイコンタクト同様に、ここでは、おもちゃを使って「他者意識」に繋げる関わりを解説していきます。

「他者意識」とは、人への興味です。

『人への興味』は、コミュニケーションの原動力です。人に伝えたいという欲求があって、初めてコミュニケーションは成り立ちます。

そのため、人と関わったことで、その子にとってのメリット(楽しかったと感じる)を作っていく必要があります。

メリット(人と関わったことで)が増えれば、少しずつ人への興味が湧きます。

自閉症の子は、一人遊びが好きな子が多いです。特性上、興味の幅がせまいため、オモチャがあれば、ずっと一人で過ごせることも珍しくありません。

ただ、それですと、将来的にお子さんが困ってしまう可能性があります。大好きなオモチャを使って、強い要求を活かせれば、他者意識を上げることができます。

ここでは、お子さんが自動販売機のオモチャで遊ぶときの具体例で解説します。

親御さんは、「お子さんが持ってるコイン1枚以外」を全部持っている状態で始めます。



自動販売機(本体+コイン1枚だけ)を渡す(親)
      ↓
コイン1枚入れる(子)
      ↓
コインを1枚手渡しする(親)
      ↓
コイン1枚入れる(子)
     ↓
    繰り返す 
     

※コインがなくなったら、すぐに親が全部回収し、1枚ずつ渡す

※余裕がある場合は、1枚渡すときに、アイコンタクトを促す


一人で成立する遊びも、他者が入ることで、他者を意識せざるえない環境を作ります。

お子さんが流れを理解してきたら、親御さんは手の上でコインを置いて待ち、お子さんに取ってもらうのも良いでしょう。

また親御さんの手の位置をズラして、1回1回親御さんの手の位置を確認する機会を作ることで、効果が高まります。

✍注意点

ここでお伝えしたいのは、お子さんに「絶対」はないということです。自閉症(スペクトラム)と診断されたから、○○という考え方は避けましょう。

私は、これまで多くの発達障害の子を見てきましたが、同じ診断名でも、同じ特徴の子は1人もいませんでした。

例えば、自閉症(スペクトラム)と言っても、「こだわりがある・ない」や「言葉が出る・出ない」など、全く違います。

あくまで、お子さんに合った関わりを検討する、1つの材料だと思うことが大切になります。

自閉症の子のオモチャの「選び方」

ここでは、自閉症の子のオモチャの「選び方」を見ていきたいと思います。

「選び方」を解説する理由は、この記事でオモチャが把握できたとしても、それは一時的なことになるためです。

お子さんは成長し、「興味がある・必要になるオモチャ」が変わっていきます。

そんなときにオモチャの選び方を知らないと、先々親御さんもお子さんも困ってしまうためです。

選び方(本質)が理解できれば、今後のオモチャで困ることは、かなり減るはずです。

自閉症の子には、特性があります。

この特性を理解しないとオモチャを買っても「遊んでくれない!どのオモチャが良いのか分からない!」という状態になりやすいです。

特性を把握して、お子さんに合う条件のオモチャを見つけていきましょう。



その①:感覚に「偏り」がある

その②:「想像する」が苦手

その③:「手先/全身運動」が苦手

その④:「人への興味・関心」が薄い


1つずつ見ていきましょう。

その①:感覚に「偏り」がある

自閉症の子は、感覚が過敏/鈍い子が多いです。専門的にいうと、「感覚過敏/感覚鈍麻」といわれるものです。

ここでは詳しく触れませんが、過敏な子は、苦手な感覚(刺激)を極力避けることが大切になります。

オモチャ選びにおいては、苦手なおもちゃは買わなければ問題ありません。

感覚の鈍さの方は、説明が必要なので、詳しく解説していきますね。

本来満たされるはずの感覚が、”鈍さ” ゆえに満たされにくい状態が多いです。

例えば、オモチャの動く電車のタイヤをじっと見続けたり、グルグル回ったり、

常にウロウロして動き回ってる行動も、感覚を満たすための、典型的な行動の可能性が高いです。

この感覚が満たせるということが、自閉症の子の成長となり、その子の楽しみに繋がっていきます。

お子さんの『好きな感覚を満たせる』オモチャを、探していきましょう。

その②:「想像する」が苦手

特性上、目に見えない物を理解したり、関連付けたりすることが難しいです。

見立て/ごっこ遊びを前提にしたオモチャ選びは、あまりお勧めできません(ただ、お子さんが興味を示してるなら遊ばせてあげて下さい)。

目で理解することが得意という点を活かして、『目で楽しめる・変化を感じられる』オモチャを選ぶのが、おすすめになります。

その③:「手先/全身運動」が苦手

自閉症の子は、手先が不器用・全身運動が苦手なことが多いです。

具体的には…

・ジャンプが苦手
・筆圧が弱い/強すぎる
・スプーン/フォーク/お箸が苦手
・走り方がぎこちない/よく転ぶ
・ボールをまっすぐ投げられない

など、様々あります。

全身から指先までの「力加減・体の位置感覚・バランス感覚」になります。専門的にいうと「固有受容覚」「平衡感覚」といわれるものです。

療育を受けている方なら、聞いたことがある方も多いと思います。

道具を操作する(食べる、書く)、基本的運動は、生活で非常に大切になります。

手先~全身までの運動は、繰り返すことが大切です。手先も全身の動きも、全て運動になります。

お子さんが楽しめる範囲で、興味がもてるオモチャを探していきましょう。

その④:「人への興味・関心」が薄い

自閉症の子は、興味の幅がせまいことが多いです。一人遊びが多いのも、そういった特性が理由の1つになります。

お子さんが楽しむだけなら、一人遊びで完結してもいいのですが、

お子さんの将来を考えると、人との交流を意図的に作っていく必要があります。

その手段として、オモチャを選ぶのが良いです。

児童館やお店のオモチャコーナーで、お子さんが『よく触るオモチャを見つける』のが、おすすめになります。

【合わせて読みたい記事】

自閉症スペクトラムの子どもの症状とは?【4つの特徴と7つの接し方】

「【療育支援員がおすすめ】自閉症の子が遊べるおもちゃ【厳選26選】」のまとめ

記事のポイントをまとめます。



おすすめオモチャ
・本記事を参照

✅成長に繋がるオモチャの「活用法」
・「感覚」をたくさん使う
・「目で理解できる」遊びを増やす
・「アイコンタクト」→オモチャを渡す
・「大人から」オモチャを渡す

オモチャの選び方
・好きな感覚を満たせるもの
・目で変化を楽しめるもの
・手先/全身運動ができるもの
・外でよく触るオモチャを見つける


以上になります。

参考になるオモチャ/活用法がありましたら、お子さんとたくさん遊んでみて下さいませ。

お子さんの「できた!楽しい!」に繋がれば、幸いです。

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