

子どもの不登校で悩まれてる方「不登校の子は放置していいの?どう関わっていいか分からない」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅不登校の子に必要なのは
「手助け と 見守り 」~放置は避けたい~
✅放置と見守りの
「4つの違い」
✅見守る時の
「4つのポイント」
✅見守る時の落とし穴
「学習対策」
※本記事はプロモーションを含みます
不登校の子への関わり方は、多くの親御さんが悩まれる難しい問題になります。
何も言わず距離をとった方がいいのか、それとも介入して促していった方がいいのか…難しいが判断です。実際にお子様の状態、家や学校の環境によっても、必要な対応は変わってきます。
結論からお伝えすると、不登校の子には放置は避け、手助けと見守りのバランスをとることが大切になります。
本記事では、手助けと見守りの判断基準、具体的な関わり方をお伝えしたいと思います。
この記事を執筆してる私は、不登校・療育支援を15年以上しています。
多くの不登校のお子さん、親御さんの支援に携わってきた中で、特に大事だと思った内容をまとめています。参考になれば幸いです。
不登校の子に必要なのは「手助け と 見守り 」~放置は避けたい~

不登校の子に必要なのは、
「手助け と 見守り」になります。
大切なのは、お子さんの気持ち、状態(不登校の段階)、コンディション、環境(家庭・学校の状況)に合わせて、手助けと見守りをすることです。
一人ひとり状況が違う為、全員共通という形でのお伝えは難しいですが、ある程度多くの子に共通する視点、具体的な関わり方を把握することは大切になります。
基本的な視点、関わり方を把握した上で、目の前のお子さんに合わせて変えていきます。
具体的な内容は、次でお伝えします。
放置と見守りの「4つの違い」

“放置” と “見守り” の違いは、4つあります。
①:「子どもの状態」を把握してるか
②:本人を「サポートできる準備」ができてるか
③:「本人の状態に関わらず」放ったらかしにしてないか
④:見守りを「意図的にしてるか」
①:「子どもの状態」を把握してるか

放置とは、お子さんの状態を把握せず、放ったらかしにすることです。
見守りとは、適切に距離をとった状態でも、お子さんの状態を把握してることです。
状態が把握できてれば、必要に応じてすぐ手助けができる為、状態把握はとても重要になります。
②:本人を「サポートできる準備」ができてるか

放置は、サポートできる準備ができていません。
見守りは、必要に応じて手助けができるように、サポートの準備ができています。
「今は見守ってるけど、困ったら教えてね。いつでもサポートできるからね」というスタンスが大切になります。
③:「本人の状態に関わらず」放ったらかしにしてないか

放置とは、本人がどんな状態でも放ったらかしにすることです。
繰り返しになりますが、手助けと見守りの両方が大切な為、本人の状態に合わせて、どちらの関わりが良いのか判断することが大切になります。
④:見守りを「意図的にしてるか」

見守る基準を持ち、その基準を元に意図的に見守っているか、が大切になります。
本人が自分で選べる機会を作る為に見守ったり、一人では負担が大きいから家族が手助けをするなど、本人に今必要な関わりを考えた上で、見守るのかを判断することが重要です。
放置ですと、その場の流れ、感覚的に関わることも多い為、人(特にご家族)によって関わり方が違ってきます。日によって対応の仕方が変わると、本人の混乱や不満に繋がりかねません。
【関連記事】
【不登校の小学生】家での過ごし方は何が大事?4つのポイント・注意点
不登校の子を見守る時の「4つのポイント」

不登校の子を見守る時の「ポイント」は、
4つあります。
①:本人の「状態」を把握する
②:本人の「不登校の段階」に合わせ関わる
③:「休息が必要な時」は見守る
④:本人の「考える・選ぶ・決める」は見守る
①:本人の「状態」を把握する

まずは、本人の状態を把握します。
見守りつつ、本人の様子を伺います。
・気持ち(願い、困り)
・体調
・不安、ストレス
・興味あること
・生活リズム
把握しやすい所で大丈夫ですので、本人の様子が分かると良いです。
お子さんの状態に合わせて、見守りなのか、手助けなのか、具体的にどんな関わり方なのか、が変わってきます。そこの判断をする大切な材料になります。
②:本人の「不登校の段階」に合わせ関わる

不登校の子と関わる上で大切なのは、不登校の全体像を知り、お子さんがどこの段階に当てはまるのか、把握することです(見守りつつ)。
不登校の段階によって、手助けなのか見守りなのか、必要なサポートは変わってきます。
また不登校の全体像が分かるだけで、親御さんの気持ち的にも、一部見通しが立つ部分もある為、精神的な負担も違ってくると思います。
またご家族の精神的な負担が少しでも軽くなると、お子さんへの関わりにもゆとりができ、お子さんにとっても良い影響があります。
不登校の段階、各段階の関わり方など、詳しく内容は、こちらの記事をご覧ください。
【よく寝るのは問題?】不登校の回復期のサイン・関わり方・注意点
③:「休息が必要な時」は見守る

不登校の子には「休息が必要な時期」があります。
もし、お子さんに休息が必要な状態の場合は、見守る形をとり、十分な休息をとってもらうことが大切になります。
翌日にも疲れが残っていたり、周りから見て明らかに疲れが溜まっていそうな場合は、本人と話して休んでもらいます。
よくある様子としては、
・イライラしやすい
・気持ちの波が大きくなる
・生活リズムが乱れる
(特に起床時間)
・家に帰ったら倒れる様に寝る
(他に何もできない)
などがあります。
休息が必要な時期・休息のとり方など、詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
【よく寝るのは問題?】不登校の回復期のサイン・関わり方・注意点
④:本人の「考える・選ぶ・決める」は見守る

見守りをする理由の1つは、自立に繋げる為です。
「自分で考える・選ぶ・決める」というのは、今後生活する中で、大切なスキルになってきます。
ただ不登校の子の中には、自信のなさ・不安の強さから、自身で行動することが難しい(親に依存することも)場合があります。
日常的な小さなコトで大丈夫ですので、自分で行動する機会を作っていくことが大切になります。
【関連記事】
【不登校の中学生】一日のスケジュールとは?時間管理で大切な4つのポイント
見守る時の落とし穴「学習対策」

ここでまで、不登校の子には “見守る” ことの大切さをお伝えしてきました。
ただ、見守る際の注意点として学習対策があります。
見守ることを重視するあまり、学習をずっとしない状態が続くと、学校への復帰や他の場所に通うことになった時、行き渋りの理由になりやすいです。
また、不登校期間の長さに比例して、学習機会が減っていくと、その分進路の選択肢が減ることに繋がります。
私は不登校の子に周りの子と全く同じように学習する必要はないと思っています。ただ、以下の2つの学習要素はどのお子さんにも、必要になると思っています。
①最低限の学力
(読み、書き、計算、文章題など)
②本人が望む進路に必要な学力
(本人から希望あれば)
①は生きる上で、社会に出て自立する上で、必須になる学力になります。
②は本人が興味関心が向く分野、学校などがあれば、必要な学力がつけられることで、本人が望む将来に近づけます。
「不登校だから見守る。見守ってる間は勉強も本人任せでいい」というわけではない為、注意が必要な点になります。
では、具体的に不登校の子にどんな学習方法があるのでしょうか。
私は1つの方法として、タブレット学習をお勧めします。
✅不登校の子も取り組みやすい「タブレット学習」
不登校の子の学習で壁になりやすいのが、3点あります。
①:学習の苦手意識
②:生活リズムに合わない
③:勉強やっても分からない
この3つに対して、タブレット学習はどんなサポートをしてくれるのか、お伝えします。
①:学習の苦手意識
学習の失敗体験の多さから、苦手意識があり、”学習への取り組みにくさ” がある場合になります。
“取り組みにくさ” に関しては、問題を解く毎にポイントが貯まり、ポイントをアイテムと交換し、コレクションを完成させるゲーム要素が効果的です。
“勉強感” が薄まる為、苦手意識がある子にも、取り組みやすいです。また、キャラクターが話を進めてくれる対話型学習のため、良い意味でゲーム感覚で進めることができます。
②:生活リズムに合わない
不登校の子は、昼夜逆転など不規則な生活をしていることが多いです。
そのため、習い事や決めた時間通りに学習をすることが難しい場合が多いです。
ただ、タブレット学習の場合は、その日の課題さえ解けばOKです。解くタイミングは自由な為、調子が良ければ午前中に終わらせてもいいですし、遅くに起きた日は、夕方や夜に解いても問題ありません。
本人の気分やコンディションに合わせて、自由に取り組めるため、不規則な生活の中でも、学習機会の確保ができる点が良さになります。
③:勉強やっても分からない
不登校の中には、勉強を頑張ってるけど結果が出ない子もいます。他の子よりも時間をかけてるのに、なかなか定着しない子が少なくありません。
理由の1つとして、本人の特性と学習方法が合っていない場合があります。
市販教材や家族に教えてもらう形での学習で成果が出ない場合は、タブレット学習の、その子の特性に合わせた学習PGMが効果が出やすいです。
視覚優位(目から情報が入りやすい)、聴覚優位(耳から情報が入りやすい覚)の子に合わせて、アニメーション解説があり、市販教材(平面の文字と図)では、理解しにくい子の手助けになります。
また、勉強しても成果が出ない理由の1つに、本人のレベルと解いてる問題が合っていない場合もあります。
タブレット学習ですと、本人の解答結果を自動分析し、本人に合った問題を抽出してくれます。
本人に必要な学習内容を分析・選択してもらえる為、本人に合った学習だけに集中でき、効率的な学習+成果が出やすくなります。
以上、3つの理由から、タブレット学習は1つの学習方法として把握しておけると良いと思います。
その他メリット、デメリットなど、詳しい情報は、こちらの記事をご覧ください。
発達障害の有無に関わらず、学習に困りを抱えた子に役立つ内容になっています。
1つの学習方法として、参考になれば幸いです。
「【不登校の子は放置していい?】見守る時の4つのポイント・注意点」のまとめ

記事のポイントになります。
✅不登校の子に必要なのは
「手助け と 見守り 」
・放置は避ける
・手助けと見守りのバランスが大切
・手助けと見守る時の基準を決める
✅放置と見守りの
「4つの違い」
・子どもの状態を把握してるか
・本人をサポートできる準備ができてるか
・本人の状態に関わらず放ったらかしてるか
・見守りを意図的にしてるか
✅見守る時の
「4つのポイント」
・本人の状態を把握する
・本人の不登校の段階に合わせ関わる
・休息が必要な時は見守る
・本人の”考える・選ぶ・決める”は見守る
✅見守る時の落とし穴
「学習対策」
・学習を本人任せにしない
・学習機会の確保
・学習の取り組みやすさを作る
・学習の意欲の向上
・タブレット学習
以上になります。
本記事が、参考になれば幸いです。
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