子どもの不登校で悩まれてる方「不登校の子の母親は、どんな過ごし方をしてるの?今より気持ちが楽になる過ごし方が知りたい」
☑本記事の内容
✅不登校の子の母親
「一人での過ごし方」
✅不登校の子の母親
「子どもとの過ごし方」
✅不登校の子の母親
「子どもと生活への向き合い方」
✅それでも
「状況が進展しない時」
不登校の子の親御さんは、
「いつまで、この生活が続くの?」
「子どもの将来が心配で仕方ない…」
「家で何をして過ごせばいいの?」
様々な不安と戦いながら、生活をされています。
親御さんの負担は、とても大きいものです。
そこで本記事では、親御さんの気持ちを今より軽くする様な
「不登校の子の親の過ごし方・子どもと生活への向き合い方」」を紹介したいと思います。
この記事を執筆している私は、発達・相談支援を10年以上しています。
今まで、多くの不登校の子・親御さんへの支援をさせて頂きました。
その経験を元に、本記事をまとめています。
不登校の子の親御さんは、精神的に追い詰められる方が少なくありません。
そんな方たちへの支援をしてきて思うのは、過ごし方よりも、気持ちの持ち方(向き合い方)が大事だということ。
気持ちの持ち方が変われば、過ごし方も変わります。
本記事では、過ごし方だけでなく、気持ちの持ち方も参考にしていただけますと幸いです。
目次
不登校の子の母親「一人での過ごし方」
ここでは、不登校の子の母親の「一人での過ごし方」を紹介します。
私が支援をしてきた親御さんが、実際にされていた過ごし方になります。
・家事
・TV/スマホ
・友人と食事
・庭園
・カフェ
・買い物
・好きな食べ物を食べる
・夜にお酒を飲む
ここで大切なことは「自分の好きなこと・没頭できること」になります。
生活から離れて無心になったり、夢中になれる時間は、心の静養に繋がります。
ご自身が何をしてる時間が、一番心が休まるのか、見つけていくことが大切になります。
不登校の子の母親「子どもとの過ごし方」
不登校の子の母親の「子どもとの過ごし方」を紹介します。
ここのポイントは、お子さんは勿論ですが、
母親も楽しめる、少なくとも “母親のストレスにならない過ごし方” であることが大事になります。
以下は、参考例になります。
・料理/お菓子作り
・ゲーム
・公園で遊ぶ
・買い物
・ショッピングモールに行く
・習い事+外食
・映画
・友達親子と遊ぶ
親子で楽しめるのが理想的ですが、親も子も違う人間ですので、好みや楽しめるものも違ってきます。
母親が無理なく、一緒に過ごせる方法を見つけることが大切になります。
母親が無理をすると、形だけになり、大人側もストレスですし、結果的にお子さんも満たされません。
不登校の子の母親「子どもと生活への向き合い方」
ここでは、不登校の子の母親の「子ども・生活への向き合い方」を5つ紹介します。
冒頭でも触れましたが、過ごし方だけでなく、その根本となる “気持ちの持ち方(向き合い方)” が大切になります。
ただ、”向き合い方を変える” ことは、とても難しいことですので、
「これなら取り入れられそう」と思えるものがあれば、参考にしていただければと思います。
①:不登校の「全体像」を知る
②:「ハードル」を下げる
③:「自分(母親)の為の時間」を作る
④:「相談できる人」と繋がっておく
⑤:学習は「タブレット学習」に頼る
①:不登校の「全体像」を知る
最初に、“不登校の子の状態” を把握することが大切になります。
不登校には、いくつか段階があります。その段階によって “お子さんに必要な関わり・配慮” は、変わってきます。
ここの把握が難しいと、見通しが全く立たないので、
「いつまでこの生活が続くの?」「いつ学校行ける様になるの?」と親御さんの焦りや強い不安に繋がります。
そして親御さんが不安になれば、それはお子さんにも伝わります。
「家族に迷惑かけてる」「自分だ本当に駄目だ」と、お子さんが自分を責めてしまい、ネガティブな影響が出てきます。
そういった理由から、親御さんが “不登校の全体像” を把握することが大切になります。
全体像を把握できることで「今は○○の時期なんだね。こういう関わりが必要なんだね」と気持ちに少し余裕を作りやすくなります。
不登校の全体像については、下の記事にまとめてます。
「不登校ってどんな状態?何をしてあげればいいの?」という方は、ご覧ください。
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②:「ハードル」を下げる
不登校の子の親御さんは、とにかく焦りますし、不安を抱えやすくなります。
その為、お子さんにも、自身(母親)にも、ハードルを下げる必要があります。
ここでは、2つのポイントを見ていきます。
✍「○○しなくちゃ」を減らす
不登校は、”できていないこと” に、どうしても目が行きやすくなる為、
常に「○○しなくちゃ」と考えやすくなる方が多いです。
「○○しなくちゃ」を、
「○○してもいい(できなくてもいい)」ぐらいに軽く考えることが、心の負担を軽くできます。
✅「60点」でOKにする
1つ1つのやることに対して「100点」でなくても、そこそこ出来ていればOKにするイメージになります。
例えば、朝登校できた子が、3時間目に早退したとします。
この時に「3時間目に早退した」ではなく、「2時間目まで授業が受けられた」とハードルを下げるイメージになります。
60点は例ですので、お子さんによってこれが、20点でも30点になることもあります。
“できなかったこと” より、”できたこと” に目を向けることが大切になります。
③:「自分(母親)の為の時間」を作る
「自分(母親)だけの為の時間」を作ります。
不登校の子の母親は、とにかく子ども優先で生活される方が多いです。真面目な方ほど、無理をされます。
そのため、“自分(母親)の為だけの時間” を意図的に作ることをお勧めします。
意識して作らないと、真面目でお子さん思いの親御さんは、自身のことを後回しにされます。
焦る気持ちはとても分かります。ただ、お子さんの支えとなる母親のコンディションが悪くなれば、お子さんにも影響が出ます。
逆に母親(親御さん)が安定していると、お子さんも安心しやすくなります(個人差がありますが)。
これは、今まで不登校支援をしてきて、実感している点になります。
不登校の子からしたら、家族のコンディションや雰囲気は、”家の過ごしやすさに直結する大切な要素” になります。
④:「相談できる人」と繋がっておく
「話を聞いてもらえる」「分かってくれる人がいる」というのは、
不登校で悩む親御さんの “大きな支え” になります。
知り合いでも親戚でも、支援者でも、信頼できる人なら大丈夫です。
一人でも繋がりができると、お気持ちが違ってきます。
⑤:学習は「タブレット学習」に頼る
不登校問題で、親御さんの大きな心労の1つが「学習の遅れ」です。
授業に参加できない⇨学習が遅れる⇨進路の選択肢が減る
という心配が、常にありますよね。
家で勉強するにしても、親御さんが日中仕事で、様子が見れなかったり、
そもそもお子さんに勉強のやる気がない場合も多いです。
家庭内で対策が難しく、親御さんの心配は強まるばかりです。
お子さんの学習サポート・親御さんの負担の軽減を考えて私がお勧めしているのは、「タブレット学習」になります。
「塾に通わせたいけど、本人が嫌がってる」
「家庭内で勉強を教えるのが難しい」
「学習の遅れが心配(ストレス)」
不登校の子の学習は、困りや悩みがたくさんありますよね。
タブレット学習には、不登校の子が “学習をする際のハードルを解消できる特徴” が備わっています。
・家庭内で出来る
・一人で出来る
(親が働ける)
・遠隔で親が把握できる
(勉強時間・解いた課題・正答率)
・出席扱いになる場合がある
詳しく知りたい方は、こちらを記事をご覧ください。
発達障害の有無に関わらず、不登校の子にも、共通する内容になります。
それでも「状況が進展しない時」
ここでは、家庭でも、学校でも、試行錯誤しても、状況が進展しない時の対策をお伝えします。
私は不登校そのものが悪いことだとは思っていませんが、不登校になることで、
本人の自己肯定感が下がっていたり、学びや経験の機会損失になっていたり、辛い思いに繋がってる場合は、少しでも早く支援に繋がるべきだと思っています。
不登校の状態が続いていくと「どうせ自分はバカだから」「自分なんていなければいいんだ」といったネガティブな発言が増え、心を閉ざすようになります。
本人の失敗体験、辛い経験が積み重なる前に、介入が難しくなってしまう前に、本人の安心感を作り、自己肯定感を高めて、本人に必要な選択(ex.学校、フリースクール、進学)ができる状態を作る必要があります。
そのためには、不登校支援の経験がある先生に一度見てもらい、以下のアドバイスがもらえると、今後の生活が違ってくると思います。
・本人の特性/対処法の把握
(辛い原因/対処法)
・家の過ごし方/学校の向き合い方
・今後の方向性
(進学先/フリースクール等)
大前提として、本人の安心感がベースになります。
自分の思ってること、好きなこと、疑問、不安など、日頃感じてる心の内を、リラックスして話せる人の存在が、まず必要になります。
否定せずに、話を聞いてくれる人の存在は、本人の安心感に繋がり、行動を起こす活力に繋がります。
「この人話しやすいかも」「話してるの結構楽しい」
と本人が感じられたら、
・本人が抱えてること
(今の気持ち、困り事の相談)
・今後したいこと
(家の過ごし方/学校生活/進路)
・自分の特性/対処法を知る
(得意/苦手/思考の癖/対処法を知る)
など、本人が “自分自身に向き合う機会” が必要になります。
その最初の入口が、自分の話に共感してくれて、一緒に考えてくれる大人の存在になります。
そして、この大人の存在は、家族以外の第三者でないと難しいことが多いです。
(親子間だと感情が入り、深いお話までになりにくい為)
不登校問題は、本人の安心感をベースに、本人の気持ちを引き出し、1つ1つの気持ち(意思や不安)に寄り添いながら、丁寧に進めることが大事になります。
最初は、本人が “この人と話してると楽しいな” と思えれば十分ですが、
問題の根本解決を見据えると、本人の特性を理解し、本人の過ごしやすさに繋がる『視点/考え方/対処法』を示してくれる、専門スキルがある先生が必要になります。
例えば「学校で不安を感じると、周囲に言えず限界まで我慢する子(体調を崩すまで)」の場合、
授業中辛くなったら、机に置いてるヘルプカード(裏面に「保健室に行きたいです」と記載)をめくり、先生が確認したら、保健室に行く流れを作ります。
本人の精神的な負担を考慮し、一般的な “言葉で伝える方法” は避け、カードをめくる意思表示に変えることで、本人が “ヘルプ発信(周囲に助けを求める)” しやすくする意図があります。
事前に学校に説明しておき、本人が発信したら、すぐにフォローしてもらえる環境は作っておきます。
「辛くなっても、カードをめくれば保健室で休める」という本人の安心感が、結果的に学校で過ごせる時間の長さに繋がっていきます。
そして、”ちゃんと伝えれば、助けてもらえる” という本人の成功体験になり、この先新しい環境に進む際も、本人が行動(発信)しやすくなります。
このように、本人の特性、学校の環境、今後の生活を踏まえて、長期的な視点で、具体的な対処法が示せる相談先が必要になります。
✅不登校の相談は「リタリコジュニア」
リタリコジュニア とは、療育/不登校支援の教室になります。
お子さんの “年齢/特性/困り事/気持ち” によっても、変わりますが、
・コミュニケーション
(家族以外との会話の機会)
・学習
(特性に合う学習法/学習計画)
・自己管理
(特性の把握/対処法/生活リズム)
・困り事の相談
(話を聞いてもらう時間/居場所)
・学校連携
(ex.学校の通い方/進路)
など、生活面、学習面、学校生活、家族関係、進路など、本人に必要な支援が幅広く受けられます。
小学校中学年以下の子でしたら、好きな遊び(ex.ボードゲーム、カードゲーム、工作)を中心に、
小学校高学年以降(思春期)の子は、本人の興味関心がある話など、対話ベースで進めることが多いです。
リタリコジュニアが良い理由は、大きく5つあります。
・療育の最大手
(実績/信頼/豊富な事例)
・自己肯定感を高める指導
(安心感/楽しさ/居場所)
・学校/学級の相談
(学校の過ごし方/進路)
・ペアレントトレーニング
(家での過ごし方)
(具体的な家庭での関わり方)
・応用行動分析
(エビデンスに基づく指導)
不登校の子の支援は、本人の安心感、家族の関わり、学校への向き合い方が、最も重要になります。
特に、本人と、”家/学校の過ごし方” が合ってないことで、状況が悪化してるケースは多い為「本人の自己肯定感の回復/家族の関わり/学校連携」のサポートは必要不可欠になります。
「〇〇の話(本人が好きなモノ)ができる先生がいるんだけど、試しに1回行ってみる?」ぐらいの、良い意味での軽い気持ちで、実際に先生と関われると良いと思います。
もし、本人がまた来たい思えば、通うこともできますし、気持ちが向かなければ、1回限りで終えることもできます。
「本人の特性/家族の関わり/家、学校の過ごし方」など、1回の指導の中で、専門の先生から助言をもらえることは、親御さんとして心強いと思います。
そして、不登校の支援経験がある先生から、他の子の事例(成功/失敗)も聞けると、
学校との向き合い方、進路など、今後の方向性を具体的に考える上で参考になります。
その他、メリット・デメリットなど詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
思春期の年齢ですと、本人が嫌がることもありますが、本人への伝え方から、教室に事前相談ができます。
お子さんの気持ち/様子、家庭の状況に合わせて、活用いただければ幸いです。
「【不登校の母親】今より気持ちを軽くする4つの過ごし方・5つの視点」のまとめ
記事のポイントになります。
✅不登校の子の母親
「一人での過ごし方」
・家事
・TV/スマホ
・庭園
・カフェ
・買い物
・好きな食べ物を食べる
・お酒を飲む
✅不登校の子の母親
「子どもとの過ごし方」
・料理/お菓子作り
・ゲーム
・公園で遊ぶ
・買い物
・ショッピングモールに行く
・習い事+外食
・映画
・友達親子と遊ぶ
✅不登校の子の母親
「子ども・生活への向き合い方」
・不登校の全体像を知る
・ハードルを下げる
・自分(母親)の為の時間を作る
・相談できる人と繋がっておく
・学習はタブレット学習に頼る
✅それでも
「状況が進展しない時」
・専門の先生に一度見てもらう
・本人の特性/対処法の把握
・不登校の相談先
(家の過ごし方/学校の向き合い方)
(今後の方向性)
以上になります。
本記事が、参考になれば幸いです。
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