子どもの不登校で悩まれている方「不登校の子は通知表はどうなるの?評価の目安が知りたい」
このような疑問/お悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅不登校の子に多い
「通知表の成績」
✅不登校での
「評定の上げ方」
✅不登校の子に多い
「進路」
✅不登校の子に
「必要なもの」
✅不登校の子が
「備えておきたいこと」
不登校の子を持つ親御さんですと、通知表がどうなるのか、その後の進路が気になる方が多いかと思います。
この記事を執筆している私は、発達/相談支援を11年以上しています。その中には、不登校のお子さんも多くいらっしゃいました。
その経験を通して、本記事では「不登校の子の通知表、評価されやすい成績、進学先」をまとめてみました。
本記事が、参考になれば幸いです。
不登校の子に多い「通知表の成績」
不登校の子で最も多い評価は、
・評定不能
・オール1
・空欄(全斜線)
になります。
ここで言う不登校とは、完全に登校することが難しく、下の状態のことをいいます。
・一切学校に行っていない
・テストを受けていない
・提出物を出していない
・フルースクールなども使っていない
✍評価の基準は学校により違う
学校によっては、成績は良ければ「1以上がつく」場合や、出席日数が全体の20%以下だと「1」になる場合もあります。
『評価の基準』が気になる方は、学校の先生に聞いても見るのが良いです。
不登校での「評定の上げ方」
「評定が下がる」ことで困るのは、効率の高校受験が不利になることです。
公立の高校受験では、内申点が影響するため、そこに直結する「評定」は、行きたい高校が公立高校の場合、大切になってきます。
「評定」を上げる方法は、主に3つあります。
①:定期テストを受ける/提出物を出す
②:保健室登校/早退/遅刻を使う
③:フリースクール/通信制を利用する
①:定期テストを受ける/提出物を出す
下の2つのすることで、通意表の評定が上がる可能性があります。
・テストだけでも受ける
・一部でも提出物を提出する
多くの中学校は、出席点は評定の大きな割合を占めています。
そのため、毎日出席している子と比べると、不利になりやすいです。
②:保健室登校/早退/遅刻を使う
学校によっては、保健室登校が認められる場合があります。
ただ、実際に授業を受けているわけではありませんので、高い評定をもらうことは難しいです。
出席点を計算し、遅刻/早退をして最低限の授業だけ出席という方法もあります。少なくとも出席点は確保できます。
ただ先生からの印象が悪くなる可能性がある、クラスメイトがどう反応するかなど、も考えておく必要があります。
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③:フリースクール/通信制を利用する
不登校でも以下の条件を満たしていると、フリースクール/通信制学校の利用が出席扱いになるようになりました。
・校長先生の許可がある
・登校復帰の意思が認められる
そのため、フリースクール/通信制教育でも内申点の確保ができます。
ただし、高い評価は付きづらいことが多いです。テストで高得点を取らない限り、内申点は良くても3程度に収まることが多いです。
✅私立の高校を目指すのも1つ
自宅や塾で学習ができてるお子さんの場合は、通知表の評定を切り捨てるのも一つの手段になります。
私立高校は内申点は関係ありませんので、通知表の評定を気にする必要はありません。
テストの点数だけを目指す形になりますが、お子さんの気持ちやコンディションに合わせて選ぶのが良いと思います。
✅一番大切なのは「本人の気持ち」
どんなことも、本人の気持ちを確認することが大切になります。
「評定を上げる」のは、本人に合った環境に行くための1つの手段に過ぎません。
本人の気持ちがあるのかを事前に確認し、進めていきましょう。
不登校の子への具体的な声のかけ方を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
不登校の子に多い「進路」
さきほども触れましたが、学校以外にも内申点がつく場所は増えています。
お子さんの気持ちが向いていたり、環境が合っていれば、学校以外の選択肢も1つになると思います。
私が支援してきた不登校のお子さんが選択されてきたもの、下の2つが多いです。
①:フリースクール
②:通信制の学校
あくまで1つの選択肢として、把握して頂ければ幸いです。
①:フリースクール
不登校のお子さんの居場所として、学校の代わりとなる場所になります。
下記のリンクから、フリースクールを探すことができます。
フリースクール一覧:FSNNPO法人フリースクール全国ネットワーク
②:通信制の学校
通信制の学校も、代表的な1つの選択肢です。
詳しくは、【高校卒業資格が取得できる】通信制高校一覧 をご覧ください。
✅不登校の子の相談先
在籍校
在籍校と連絡をとり、今の環境でできる最大限をことを話し合いましょう。まずは担任の先生に相談するのが良いでしょう。
教育委員会が運営する相談窓口
お住まいの地域で「○○県○○区 教育相談窓口」と検索すれば、相談窓口がみつけられます。
種類は、いくつかあります。
・教育センター
・教育相談所
・教育支援センター
厚生労働省によって運営されている施設
地域によって名称が異なりますが、3箇所あります。
・児童相談所
・保健所
・保健福祉センター
詳しくは、お住まいの都道府県・市区町村に「子供の教育相談をしたいです」と問い合わせるを案内を受けられます。
場所によっては、混みあっていて、相談を進めるのに時間がかかる場合があります。
「【不登校の子ども】通知表はどうなる?評価されることの多い成績とは」のまとめ
記事のポイントになります。
✅不登校の子に多い「通知表の成績」
・評定不能
・オール1
・空欄(全斜線)
✅評定の上げ方
・定期テストを受ける
・提出物を出す
・フリースクール/通信制を利用する
✅不登校の子の進路
・フリースクール
・通信制の学校
✅不登校の相談先
・在籍校
・教育センター
・教育相談所
・教育支援センター
・児童相談所
・保健所
・保健福祉センター
以上になります。
本記事が参考になれば幸いです。
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