学校への欠席連絡で悩まれてる方「不登校で休む場合、欠席の理由はどう伝えるべき?不登校のご家庭は、皆どう伝えてるの?」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅不登校でよくある
「欠席理由」
✅不登校の欠席連絡が
「辛いときの対策」
✅不登校の欠席連絡をする時に
「大切なこと」
✅不登校の子に
「必要なもの」
✅不登校の子の
「学習対策」
不登校問題で、よくある悩みの1つが「不登校の欠席理由(伝え方)」になります。
学校への連絡だけでも負担なのに、理由を考えるのは、親御さんをより悩ませます。
そこで今回は「不登校の欠席連絡」 に関する情報をまとめています。
また本記事では、欠席の連絡をする時に、大切な点もお伝えします。
欠席理由・辛い時の対策は、あくまで短期的な対策になります。ただ不登校問題は、中長期的な問題になる場合が多いです。
そこを見据えて、中長期的に大切な視点・具体的な準備も、お伝えできればと思っています。
この記事の執筆者の私は、相談・療育支援を10年以上しており、不登校のお子さん・ご家族の支援にも数多く携わってきました。
その支援経験を元にまとめています。参考になれば幸いです。
不登校でよくある「欠席理由」
不登校でよくある、
「欠席理由」は2つあります。
①:本人の「体調不良」
②:本人の「行きしぶり」
①:本人の「体調不良」
実際に体調不良な時も、そうでない時も「体調不良」と伝えます。
頭痛、腹痛、吐き気など、実際に体調が悪くなる子もいます。
単純に本人が嫌がってる(元気ではある)場合でも、「体調不良」と言っておけば、学校側からそれ以上干渉されることは、少なくなります。
あまり干渉されずに、話を大きくしたくない方(様子を見たい)には、一番良い伝え方になります。
②:本人の「行きしぶり」
本人の様子を、そのまま伝える形になります。
「本人が学校に行きたくないと言ってるので、今日は休ませたいと思います」とお伝えするイメージになります。
「お子さんの気持ち・状態」を先生に把握してほしい場合は、率直に伝える形が良いと思います。
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不登校の欠席連絡が「辛いときの対策」
学校への「欠席連絡が辛いときの対策」は、3つあります。
学校への欠席連絡は、本当に辛いものです。親御さんの大きな負担になります。
その負担を少しでも減らす対策として、参考にしていただけますと幸いです。
①:「出席する時だけ」連絡する
②:「メール・LINE」で伝える
③:「1時間目の授業中」に連絡する
①:「出席する時だけ」連絡する
「とにかく親の負担が大きい。欠席の電話もしんどい..」という方向けになります。
事前に、担任の先生に相談が必要にはなりますが、親御さんの負担が一番軽い方法になります。
私が支援する中でも、実際にこの方法をされてる方は多いです。私の肌感覚になりますが、多くの担任の先生が了承してます。
ただ、学校や担任の方針によっては、
「週1回は連絡をとります」
「放課後にプリントだけ取りに来て下さい」
など、お話があることもあります。
親御さんが無理しない範囲で、繋がりを持てれば良いと思います。
理由は、今後相談する際に、円滑にお話が進みやすくなるためです(ex.再登校、別室登校、テスト、進路相談)。
②:「メール・LINE」で伝える
「欠席の連絡はちゃんとしたい。でも電話は負担が…」という方向けになります。
学校によっては、メールで欠席フォームを送ったり、LINEで伝えるなど、ツールがあります。
このようなツールを使う方が楽という方は、積極的に活用する方が良いと思います。
③:「1時間目の授業中」に連絡する
「欠席の連絡はちゃんとしたいけど、メールとか苦手だし…担任に直接伝えるのも負担…」という方向けになります。
対策として、1時間目の授業中に連絡する方法があります。
授業中の時間でしたら、基本的に担任の先生は電話に出れません。
他の先生に伝言を残す形であれば、気まずい思いをしなくて済むと思います。
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不登校の欠席連絡をする時に「大切なこと」
不登校の欠席連絡をする時に、
「大切なこと」は4つあります。
①:「主語」を親にする
②:担任と「共通認識」をもつ
③:学校への連絡時に「謝らない」
④:「学校との繋がり」のイメージをもつ
①:「主語」を親にする
本来、不登校問題は、お子さんを主語にして考えますが(別記事で詳しくまとめています)、
今回の欠席連絡の件は、親御さんに直接関わりますので、親御さんを主語にします。
例えば、欠席の連絡をする時に「先生に迷惑かかるかな..」「学校側がどう思うかな..」など、先生や学校を主語にして考えてしまうことがあります。
悪いことではないのですが、主語が先生や学校にすると、親御さんが無理をする形になり、結果的に負担が大きくなります。
そういった理由から、欠席連絡の場合は「親の気持ち」を軸に考え、
どういう形での連絡方法が、一番負担がなく継続できるのか、を考えることが大切になってきます。
連絡を最小限にしたい!という方は「欠席の時だけ連絡」が良いと思いますし、
「欠席連絡はメールで良いけど、定期的に先生と連絡をとらないと、親自身が不安になる」でしたら、
「欠席連絡はメール。週に1回電話で先生に話す」が1つだと思います。
“親御さんの気持ち” を主語にして、一番良い連絡方法を考えることをお勧めします。
②:担任と「共通認識」をもつ
親御さんにとって、一番良い形の連絡方法が考えられたら、担任の先生に相談します。
先生と共通認識が持てれば、問題ないのですが、
中には「何とか学校に来るよう促して下さい」と、頻度多く連絡をとりたがる先生もいます。
先生の対応で困ってる方は、こちらの記事をご覧ください。
③:学校への連絡時に「謝らない」
欠席の連絡をする時は、謝らないことです。
特に注意が必要なのは、本人が聞いてる場合です。
本人からしたら、自分が学校を休んだことで家族が謝っていたら、
「皆に迷惑かけてる。自分はやっぱりダメなんだ」と自分を責めてしまいます。
ただ、本記事の前半で紹介した対策をすれば、そもそも電話で謝る場面は最小限にできると思います。
“謝る” ことは、親御さんの心の負担を大きくするものです。
親御さん自身を守るという点でも、”意識的に謝まる場面を減らす” が大切になります。
④:「学校との繋がり」のイメージをもつ
「学校とのやりとり=学校との繋がりを維持するため」と考えると、気持ちが少し軽くなる方もいらっしゃると思います。
単純な学校のやりとりは、負担になりますが、今後 “学校と連携して子どもをサポートする時の土台作り” だと考えられると、
同じ学校とのやりとりでも、気持ちが違ってくることもあると思います。
【合わせて読みたい記事】
【不登校】学校とのやりとりで大切な3つのポイント・2つの注意点
「【欠席理由はどう伝える?】不登校の欠席連絡・電話が辛い時の対策」のまとめ
記事のポイントになります。
✅不登校でよくある
「欠席理由」
・本人の体調不良
・本人の行きしぶり
✅不登校の欠席連絡が
「辛いときの対策」
・出席する時だけ連絡する
・メール・LINEで伝える
・1時間目の授業中に連絡する
✅不登校の欠席連絡をする時に
「大切なこと」
・主語を親にする
・担任と共通認識をもつ
・学校への連絡時に謝らない
・学校との繋がりのイメージをもつ
以上になります。
本記事が、参考になれば幸いです。
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