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【不登校】しつこい先生にはどう対応すべき?3つの対策を説明します。

投稿日:2021年6月7日 更新日:

不登校の子の担任がしつこくて困っている方「学校の先生が登校するよう連絡がしつこい。登校させるべき?でも子どもは登校を嫌がっているし…。親としてどうすべきか分からない」

このような疑問/お悩みに、お応えします。

☑本記事の内容



先生がしつこい「理由」


しつこい先生の「対策」


先生がしつこい時の「注意点」


お子さんが不登校ですと、先生との「登校するのか、休むのか、これからどうしていくのか」等の、やりとりが出てきます。

このやりとりで悩まれている方が、今増えています。

この記事を執筆している私は、発達・相談支援を11年以上しています。不登校のお子さんの支援も多くしてきました。

その経験を通して、本記事ではお子さんが不登校のときの「しつこい先生の理由/対策/注意点」をまとめました。

本記事が、参考になれば幸いです。

先生がしつこい「理由」

不登校の子に対して、先生がしつこい理由は、主に2つあります。



①:専門知識がなく、熱心なため


②:学校の評価を気にしているため


1つ1つ見ていきましょう。

①:専門知識がなく、熱心なため

不登校のお子さんに対する専門的な知識があまりなく、熱意でお子さんに関わっているタイプの先生の場合になります。

先生の特徴として多いのは…

・経験が浅め
・子ども想い
・「とりあえず学校に来ちゃえば大丈夫です」等の発言がある

などの様子が見られ、経験や知識を持ち合わせていない場合が多いです。

✍無理解な先生の場合もある

最近はだいぶ減ってきましたが、「不登校は甘えだ!親の育て方が甘い!」というスタンスの先生です。

他の視点を受け入れず、登校を強めに求める先生です。支援をしていると、先生だけではなく、親御さんの中にもこのタイプの方がいらっしゃいます。

②:学校の評価を気にしているため

学校は、不登校児童を出した場合、外部機関にその数や理由など報告する必要があります。

不登校には、欠席日数が何日以上などの基準があり、この不登校児童の数が多いと、学校の信用に関わってきます。

ここを気にしているのは、主に学校の管理職(校長や教頭先生)になりますが、

管理職の指導で担任の先生が学校の評判を守るため、登校するよう必死に電話をしてくる、ということが、残念ながらあります。

⚠「登校する=不登校の解決」と思っている先生

登校することが、不登校の解決と思っている先生は、悪気なく子どもを登校させようとします。

先生にとっては「登校する=解決のゴール」になっているためです。

もし担任がこのタイプの先生でしたら、注意が必要です。次の項目で対策を解説しますので、お子さんの為にも、一緒に見ていきましょう。

しつこい先生の「対策」

「しつこい先生の対策」は、3つあります。

私が実際に支援してきて、効果的だった方法になります。



①:登校は、「子どもと家族」で決める


②:先生との「連絡のタイミング、頻度」を決める



③:学校側で「信用できる先生」と繋がる


1つずつ、一緒に見ていきましょう。

①:登校は、「子どもと家族」で決める

先生の連絡がしつこいと、プレッシャーを感じ、「子どもは嫌がっているけど、学校に行かせたほうがいいかな…」と、心が揺れる方がいます。

ただ不登校で大切なのは、「本人の意思の尊重」です。

先生がしつこいからという理由で学校に行っても、お子さんが辛い思いをし逆効果になります。

登校するかどうかは、「本人と家族で話をして一緒に決める」ということを、軸に置くことが必要になります。

そして、このスタンスを先生に明確に伝えることが大切になります。『登校は、子どもと親で相談して決めたいと思います』と、伝えるイメージになります。

不登校のお子さんだけでも、神経を使うなか、先生がしつこいと、本当に疲弊されると思います。

ただお子さんのことを考えると、ここの軸を持つことは、とても大切なことになります。

【合わせて読みたい記事】

【不登校ですっと寝てる子】3つの原因・対処法を解説。3つの注意点あり

②:先生との「連絡のタイミング、頻度」を決めておく

「完全不登校の子の毎日連絡」「不登校ぎみで当日の朝まで休むか分からない場合の連絡」は、親御さんの大きな心身の負担になります。

仕事をされている親御さんの場合は、朝は尚更忙しいため、朝の電話連絡が大変です。

そこで、担任の先生と事前に『連絡をとるタイミング、頻度を決めておく』ことが、対策としてあります。

例えば…

・登校するときだけ連絡する
(完全不登校)
・毎週月曜と金曜の朝だけ先生に連絡する
(不登校ぎみ)


このように、お子さんの状態に合わせて、先生と相談し、決めておけると毎朝の「今日の連絡は…」というストレスが減らせます。

減らせる負担は工夫し、お子さんに向き合える時間を作っていくことが、大切になります。

③:学校側で「信用できる先生」と繋がっておく

残念ながら、担任の先生が信用できるとは限りません。

こちらがどんなに工夫しても、向き合ってくれなかったり、信用できない先生はいます。

ただその状態ですと、お子さんが、いざ「学校に行きたい」といったときに、お子さんが安心して登校する環境を作ることは、難しいです。

そのために、学校側の「信用できる先生」が必要になります。

例えば、

・校長先生
・教頭先生
・スクールカウンセラー
・通級の先生


などになります。特にスクールカウンセラーの先生は、学校と親御さんの中立の立場に当たる方になります。

学校側に伝えにくいことなども相談し、どうすべきか、助言をもらうことができます。

このような「学校との繋がり」を早めに作っておくことが、大切になります。

先生がしつこい時の「注意点」

先生がしつこい時に、やりがちな注意点が2つあります。

ここが避けられるだけでも、現状を悪化させる可能性を下げることができます。



①:焦らせて登校させない


②:先生に謝らない


1つずつ見ていきましょう。

①:焦らせて登校させない

先ほどの説明を重なりますが、先生のプレッシャーに押されて、登校させるのは逆効果になります。

「無理やり行かされた」「誰も自分の気持ちを分かってない」「やっぱり学校は嫌だ」となります。

お子さんの気持ちに合わせて、進めていくことが必要になります。

とは言っても「勉強についていけなくなる…子どもの将来が心配…」という方も、いらっしゃると思います。

不登校の子の学習で悩まれている方は、【不登校の子は勉強追いつくの?】学習支援でも実践してる6つの勉強法 をご覧ください。

②:先生に謝らない

欠席の電話をするとき、「今日は欠席させて頂きます。すみません…」と伝えることが多いと思います。

ただ欠席の連絡は、お子さんが近くにいるときは、注意が必要です。

自分が学校休んで、自分の親が電話で先生に、「すみません」と言っていたら、

お子さんとしては「学校休むことはそんなに悪いことなんだ」「家族にも先生にも迷惑掛けちゃってる」と、自己肯定感が下がったり、罪悪感が強まります。

そういったことを避けるために、「すみません⇨ありがとうございました」にすることで、ある程度解消ができます。

こちらが参考例になります。



「今日は欠席させて頂きます。すみません」


        ⇩


「今日は欠席させて頂きます。電話のお時間ありがとうございました。」


お子さんの状況や先生のタイプに合わせて、参考にしてみてください。

それでも、「先生に迷惑は掛けているから、お詫びの一言は伝えたい..」という方は、

お子さんのいない所で、電話をするようにしましょう。

「【不登校】しつこい先生にはどう対応すべき?3つの対策」のまとめ

記事のポイントをまとめます。



先生がしつこい理由
専門知識がなく、熱心なため
・学校の評価を気にしているため


しつこい先生の対策
・登校は、「子どもと家族」で決める
・先生との連絡のタイミング、頻度を決める
・学校側で「信用できる先生」と繋がる


先生がしつこい時の「注意点」
・焦らせて登校させない
・先生に謝らない




以上になります。

本記事の内容を読まれても、お子さんへの関わり方、学校とのやりとりで悩まれている方、

もしくは、専門機関に十分な相談ができていない(できる見込みがない)という方には、

私(発達マップ)の方で、ZOOM相談をしております。

有料になりますが、頼る先がなくお困りの方には、1つの選択肢になるかと思います。

ご興味のある方は【個別相談について】 をご覧ください。


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【子どもの不登校が辛い】今より少しだけ。心が軽くなる情報

-学級・進路

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発達障害/グレーゾーン/場面緘黙/不登校のお子さんとご家族の支援を、日々行っております。◇療育指導員◇相談支援員◇発達支援10年◇ブログ【週2回更新】◇twitter【毎日発信】◇長男が療育通所中◇

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