

発達障害・グレーゾーンの子の理解を深めたい方「発達障害・グレーゾーンの子への理解・関わり方が知りたい。おすすめな本を教えてほしい」
このようなお悩みに、お応えします。
☑本記事の内容
✅発達障害・グレーゾーンの
「おすすめな本」
✅本の知識を活かす
「8つの活用法」
「子どもの発達が気になる…。周りの子と何かが違う…」
そんな不安の中、ネットで情報を検索して調べた結果、不安がより強くなった…
という方も、少なくないのではないでしょうか。
この記事を執筆している私は、療育・相談支援員を10年以上しています。
これまで多くの発達障害・グレーゾーンのお子さん・親御さんの支援をしてきました。
また私の長男は、いわゆるグレーゾーンで療育に通っていました。
その支援/育児経験を元に、「発達障害・グレーゾーンの子の親御さんにおすすめな本」を紹介したいと思います。
抱えている不安が減ったり、お子さんへの深い理解に繋がったり、本には良い点がたくさんあります。
本記事が “良書を知るキッカケ” となれば、幸いです。
発達障害・グレーゾーンの「おすすめな本」

発達障害・グレーゾーンの「おすすめな本」9冊を紹介していきます。
1冊ずつ、見ていきましょう。
①:もしかして発達障害? 子どものサインに気づく本
- 発達障害の基礎知識が学べる
- 1歳~就学前の子供に特化した内容
- 就園/就学前にすべきことが分かる
- 発達障害のサインの見つけ方がわかる
- 子供の将来に向けて、親がすべきことがわかる
- 日常生活の子供への対応法(身辺自立/衣食住など)が学べる
②:「ウチの子、発達障害かも?」と思ったら最初に読む本
- 発達が気になったら最初に読みたい本
- 親の不安を減らせる1冊
- 親としての心構えが学べる
③:イラスト図解発達障害の子供の心と行動がわかる本
- 子供の気持ちを理解するヒントがある
- イラスト豊富で分かりやすい
- 子供が育てにくいと思っている方にもオススメ
④:発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法
- 楽になる育児法
- 発達障害の子の育児経験者の本
- 育児を楽にするツールつき
⑤:立石流 子供も親も幸せになる 発達障害の子の育て方
- 子供に向き合う視点が学べる
- 親の心構えが学べ、楽になる
- 発達障害の子との生活をストレートに表現
⑥:発達障害&グレーゾーンの小学生の育て方
- 小学校生活で多い困りの解消がテーマ
- すぐに使える豊富な手立てが学べる
- 色んな親の体験談が知れる
⑦:発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換
- ネガティブから、ポジティブに変換した声掛けが学べる
- よくある場面で使える豊富な声掛けが知れる
- 伝わりやすくなり、子育てが楽になる
⑧:生きづらいと思ったら親子で発達障害でした
- 未就学のお子さんの親御さん向け
- 発達障害の子の幼少期のリアルが表現
- 発達障害の親、子供の心情が分かる
- ブログで有名なモンズースーさんが著者
⑨:マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由
- 発達障害の子の苦労/心情が分かる
- 困難を乗り越えるヒントがある
- 子供に関わるスタンスが分かる
- モデル/タレントの栗林類さんの幼少期が描かれている
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本の知識を生活に活かす「8つの活用法」

ここでは、本の知識を生活に活かす「8つの活用法」を解説していきます。
本を読むだけでは、実際の困りを解消することは難しいですよね。
どなたにでも、今日から実践できる方法を、2つの視点(計8つの方法)で見ていきたいと思います。
①:本の知識を「家庭で実践」する方法
②:本にある配慮を「先生にお願い」する方法
①:本の知識を「家庭で実践」する方法
①-1:親の関わりを “具体的行動” で決める

親御さんの “お子さんへの関わり方” を、具体的行動で決めます。
理由は、親御さんが実践できた…?効果があった…?(ポジティブな変化があった?)を、確認する為になります。
“具体的行動” とは、具体的な文言(セリフ)など、親御さんのアクションが回数で数えられる行動になります。
例えば、母親が子どもを褒める場合(寝る前に、オモチャの片付けができた場面)
・ゲームがやめられたら、ほめる:✕
・「○時までにゲームやめられたね!えらい!」と言って、ほめる:○
「ゲームがやめられたら、ほめる」だと、いつ…?どんなほめ方…?など、曖昧な部分が多いです。
ここが曖昧ですと、ほめられずに1日が過ぎたり、お子さんが喜ぶほめ方ができず、形だけになってしまうことがあります。
せっかくの親御さんの頑張り…やるからには、良い結果に繋げたいですよね。
⚠無理は禁物
親御さんが無理をして、家庭での関わりを実践するのは、避けましょう。
例えば、親御さんが下の状態の場合になります。
・ストレスフルで余裕がない
・仕事と育児の両立で精一杯
・下の子が小さく手が取られる
無理を実践して、親御さんのストレスになっては、逆効果になります。
発達障害の子の親御さんは、無理をされたり頑張りすぎる方が多いです。
お気持ちはとても分かるのですが、親御さんの心身の健康があっての育児になりますので…。
もし該当する場合は、まずは親御さんの心身の余裕を作る(休める所で休む)ことに、
専念するのも1つです(実際は、なかなか難しいことも多いですが…)。
①-2:継続できるものにする

具体的な行動で決められても、継続できなければ、あまり効果は期待できません。
必ず、”無理なく継続できるもの” にしましょう。
例えば、朝の場面は、実践・継続の難易度が上がります。
時間に追われていて、親御さんもイライラしやすいですし、お子さんのペースを尊重するのにも限界があります。
逆に夕食後や就寝前でしたら、朝よりは、余裕を持って関わりやすいことが多いです。
このように、実生活の中で「ここなら少しならできそう」という時間帯を見つけてみましょう。
①-3:日常生活の中で、できることにする

親御さんは、育児・お仕事で多忙な毎日を、送っているかと思います。
最初は、張り切って頑張れますが、だんだん失速することが多くなります。
そこで対策として、”日常生活の中でできること” を見つけるのが、オススメです。
例えばお子さんが、宿題を見せにきてくれた時の声掛けを
「あとで見ておくね→プリント3枚自分でできたの?!凄いじゃん!」
に変換する様な、イメージになります。
普段の関わりの中で、1つ工夫をすると、親御さんの負担を減らすことができます。
①-4:振り返る

工夫した関わりに効果に、お子さんのポジティブな変化があったか、確認することが大切になります。
振り返りの回数は、多いに越したことはないですが、3日1回、2週間に1回など、
無理なく継続できる回数を決められるのが、一番だと思います。
お子さんの変化を、他の家族・親族などに聞いてみるのも、オススメになります。
ポジティブな変化があれば、継続し、数週間やっても変化がなければ、
関わり方を考える必要があると思います。
②:本にある配慮を「先生にお願い」する方法
②-1:まず、先生のスタンスを把握する

お願いをする前に、 “先生のスタンス” を確認しましょう。
お願いしたいことがあっても、先生が協力してくれなければ、意味はありません。
残念なことですが、先生によっては、お願いしたことで関係性が悪化し、
その後のやりとりがしづらくなった親御さんも、実際にいらっしゃいます。
先生が協力してくれる可能性があるのか…?もしくは難しいのか…?ここの確認が大事になります。
私の経験上ですが、傾向としては、経験の浅い若い先生は協力的な方が多めで、
ベテランの先生は、柔軟な対応がむずかしい場合が多いです。
これは先生によりますので、必ず先生と直接に相談し、見極めてみましょう。
もし、”先輩ママ” と繋がりがあれば、事前に聞いてもおくのも1つになります。
②-2:先生がどう感じているか、把握する

先生自身が必要性を感じないと、なかな協力は得られません。
先生が必要性を感じていない場合は、協力をお願いする前に、
子どもが何で困っているのか、具体的な場面で伝えていく必要があります。
②-3:先生のメリットを示して、お願いする

親御さんが一方的にお願いする形では、難しいことも多いです。
先生も多忙ですし、余裕がなかったり、必要性を感じていない場合もある為、
お願いする場合は、必ず “先生のメリットになる伝え方” をしましょう。
例えば…
「当日に時間割が変わる場合は、事前に何が変わるのか個別に本人に伝えていただけると、癇癪にならず、先生が対応する場面が減ると思います」
など、先生が協力することで、先生自身の負担が軽くなる(先生のメリット)ことを、
具体的に伝えらえると、協力が得られる可能性が上がります。
✍「スクールカウンセラー」に相談も1つ
もし担任の先生に相談しづらい・相談しても話が進まないなどの場合は、
『スクールカウンセラー』に、相談してみましょう。
学校によりますが、週に1~2日ほど学校に配置されていることが多いです。
②-4:具体的な行動でお願いする

先ほどの親御さんの関わりと、全く同じになります。
先生にお願いする場合も、「誰が、いつ、どこで、何をする」のか具体的に伝えられると、安心です。
これは先生が、実践しやすくする為になります。
熱心でスキルがある先生であれば、具体的な表現でなくても大丈夫です。
ただ、そうでない場合は、流されてしまうことも多いです。
「【療育支援員がおすすめ】発達障害・グレーゾーンが理解できる本~厳選9冊~」まとめ

記事のポイントをまとめます。
✅発達障害の基礎的な知識を得たい
・もしかして発達障害? 子どものサインに気づく本
・「ウチの子、発達障害かも?」と思ったら最初に読む本
・イラスト図解発達障害の子供の心と行動がわかる本
✅育児のヒントを得たい
・3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法
・立石流 子供も親も幸せになる 発達障害の子の育て方
・発達障害&グレーゾーンの小学生の育て方
・発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換
✅当事者の気持ちが知りたい
・生きづらいと思ったら親子で発達障害でした
・マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由
✅本の知識を “家庭で実践する方法”
・具体的な行動で決める
・継続できるものにする
・日常生活の中で、できることにする
・振り返る
✅本にある配慮を “先生にお願いする方法”
・先生のスタンスを把握する
・先生がどう感じているか、把握する
・先生のメリットを示して、お願いする
・具体的な行動でお願いする
以上になります。
今回は、発達障害・グレーゾーンに関する本を紹介させて頂きました。
知るだけで、気持ちが楽になること、不安が減ること、たくさんあると思います。(私もそうだったので…)
ぜひ時間の許す限り、読んでみてくださいませ。
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